塾はどこがいい?【中学受験から大学受験まで】目的や指導形式別に紹介

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塾には、集団指導をおこなう塾から個別指導をおこなう塾まであり、受験に特化した指導や学校の授業サポートをメインに指導する塾など特徴が異なります。

全国各地に教室を構える塾に加えて、最近ではオンライン塾も増えてきました。一体、どの塾がいいのか知りたい方も多いことでしょう。

そこで今回は、どの塾が子どもに最適か目的や授業形式別に紹介します。ぴったりの塾を見つける参考にしてください。

塾はどこがいい?受験など目的によって異なる

塾で勉強している学生の画像

まずは塾に通う目的を明確にしましょう。目的により、塾のカリキュラムや指導方法、サポート体制などが異なり、在籍する講師陣にも違いがあります。

ここでは主な目的別に紹介していきます。

中学受験が目的の場合

中学受験が目的の場合、志望校が私立・国立・公立中高一貫校によって入試の傾向が異なり、志望校に特化した対策が必要になります。

とくに公立中高一貫校の場合は、複数の科目を横断した問題と作文が出題される「適性検査」となるため、学力に加えて、思考力や判断力、表現力など総合な力を身につけなくてはいけません。

また、私立中学校も学校によって問われる学力のポイントが異なるため、志望校の入試傾向に沿った対策が必要です。

そのため、中学受験専門の塾や、志望校に特化したコース・カリキュラムのある塾が望ましいでしょう。尚、志望校がまだ決まっていない場合や、国公立・私立と両方の受験を考えている場合は、両方の受験に対応できるコースを選ぶようにしてください。

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高校受験が目的の場合

高校受験が目的の場合は、志望する高校が公立か私立かで対策が異なります

公立高校の場合、一般入試では5科目の学力検査と内申点をあわせて合否を判断するため、主要科目の学習に加えて、普段から内申点対策をしておく必要があります。

内申点を上げるには定期テストで好成績を修め、授業態度や提出物などもしっかりできていることが重要となるため、定期テスト対策や提出物管理のサポートがある塾が望ましいでしょう。

私立高校の場合は、当日の試験結果のみで合否を判定します。公立高校の入試に比べて受験科目が3科目と少ない分、難易度が上がり、難関校の入試では学校の教科書の理解だけでは太刀打ちできない難問が出題されます。

高校受験では、志望校に特化したコース・カリキュラムのある塾で効果的に対策するようにしましょう。通う予定の校舎から志望校に合格者を輩出している場合は、その高校に合格するノウハウやデータがあるといえるため、合格実績も忘れず確認してください。

また、推薦入試を考えている場合は、面接や作文の添削・指導がある塾を選ぶようにしましょう。

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大学受験が目的の場合

大学受験が目的の場合、まずは塾と予備校、どちらかを選択しましょう

予備校は、大学受験に特化したカリキュラムで指導するため、志望大学にあわせて効果的な対策が可能です。塾と違って講師が講義形式で授業をおこなうため、授業中に講師が生徒へ質問を投げかけたり、生徒からの問いかけに応じることはありません。

質問があるときは、講師室に行って講師に直接確認したり、チューターと呼ばれる専門スタッフに確認するのが一般的です。また、自習室や進路相談などサポート体制が充実しているのもポイント。ただし、塾と比べて年間費用が高額傾向であるため、予算を考慮して検討しましょう。

一方、塾・学習塾は授業中に講師と生徒のコミュニケーションが頻繁におこなわれ、生徒の理解度を図りながら授業が進むため、授業内で疑問点を解消することが可能。講師との距離も近く、生徒の学力に応じた指導が受けられるのがポイント。

いずれの場合も、志望大学が国公立か私立かで対策が異なります

国公立大学の入試は、大学入学共通テストの得点と、各大学が実施する二次試験の得点の合計で合否判定がおこなわれるケースが一般的。大学入学共通テストでは5教科7科目を課す大学がほとんどで、対策すべき科目が多いのが特徴です。

私立大学の入試は各大学がおこなう学力試験のみで合否が決まり、3科目入試がほとんど。国公立大学に比べて入試科目が少ない分、各科目の配点比重も難易度も高くなります。

志望大学が決まっている場合は、その大学に特化したコースのある塾や予備校を選択するのがおすすめですが、併願を考えていたり、受験する大学が決まっていない場合は、国公立・私立大学の両方を対策できる塾や予備校を選びましょう

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予備校について下記の記事で詳しく解説しています。

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学校の授業サポートや苦手科目克服が目的の場合

受験をせず、学校の授業サポートや苦手な科目の克服をしたい場合は、 進学塾ではなく補習塾を選ぶようにしましょう

補習塾は、学校準拠のカリキュラムで授業の予習・復習をおこないます。生徒のペースにあわせて授業が進み、学校の教科書やワークに沿った教材を使用することが多いため、着実な学習理解が図れます。

また、特定科目の学力を伸ばしたいという目的で塾に通う場合は、その科目に特化した塾を選ぶようにしましょう。

英語や数学など専門の講師が指導をおこない、基礎から応用まで幅広いレベルに対応しています。

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検定対策が目的の場合

小学3年生から英語教育が必修になったこともあり、中学受験の入試科目に「英語」がある学校が徐々に増えてきています。

また、高校・大学受験において、英検や数検などの資格を学科試験に加算する「外部試験優遇制度」を導入している学校数も年々増加傾向にあります。

英検や数検、漢検対策が目的の場合は、進学塾でも対策できますが、各種検定に特化したコースのある塾を選ぶと効果的に学習することが可能。塾のなかには検定対策専門の教材やアプリを使い、隙間時間を利用して学習できる塾もあります。

各検定の級数次第では一般入試はもちろん推薦入試でも有利となるため、普段の学習と並行して対策をおこなうようにしましょう。

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塾はどこがいい?集団指導や個別指導など指導形式によって異なる

塾の教室内画像

どの塾がいいか選ぶ際、目的に加えて塾の指導形式も確認してください。

一般的に、授業形式には1名の講師が10~20名程度の生徒に一斉授業をおこなう集団指導と、講師と生徒が1対1(もしくは1対2)で授業をおこなう個別指導、あらかじめ講師の授業を録画したものを視聴する映像授業をおこなう塾があります。

それぞれの特徴を詳しく説明していきます。

集団指導

集団指導は学校と同じ授業形式で、ひとりの講師が複数の生徒に授業をおこないます。塾独自の教材を使用することが多く、基本的には先取り型の授業となります。

学力別・志望校別にクラス分けをしますが、生徒によっては授業スピードについていけない、逆に物足りないと感じることもあるでしょう。不安な場合は、個別にサポートしてもらえる体制があるか確認しておくと安心です。

また、集団指導の塾は、独自の教材とカリキュラムを使用し、指導経験豊富なプロ講師が授業を担当することが多く、講師と生徒のコミュニケーションが活発におこなわれます。

そのため、集団指導は、ほかの生徒と切磋琢磨しながら学ぶことができる生徒には向いていますが、自分のペースで学びたい生徒には不向きといえるでしょう

Ameba塾探しでは、集団授業の塾をランキングで紹介しています。学年や志望校などで絞り込むことができるので、ぜひ活用してください。

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個別指導

個別指導の塾は、ひとりの講師が生徒1名~3名を、各生徒の学力や目的にあわせて指導します。生徒の理解度にあわせて学習を進めるため、集団指導をおこなう塾に比べて効率的な学習が可能。

カリキュラムはもちろん、スケジュールも生徒の都合にあわせて調整できる塾が多いのが特徴です。生徒の細かなニーズに対応でき、講師に質問しやすいのが個別指導のメリットといえるでしょう。

そのため、部活や習い事と両立したい生徒や、自分のペースで個別に最適化された学習プランで学びたい生徒にはおすすめですが、 集団指導の塾に比べて費用が高い傾向にあるため注意が必要です。

また、個別指導の塾は、講師との相性も大切なポイント。相性のよい講師を選べる塾や、講師の変更に柔軟に対応する塾を選ぶようにしましょう。

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映像授業

映像授業の塾には、大きく分けて、録画済みの講師による授業動画を視聴するタイプと、ライブ配信授業を視聴するタイプがあります。

PCやタブレット、スマートフォンなどで時間や場所を問わず受講でき、理解できない箇所は何度でも繰り返し視聴することが可能。

映像授業はプロ講師がおこなうことが多く、名物講師と呼ばれる講師の質の高い授業を自宅で気軽に受けることができるのが特徴です。

また、映像授業の塾は、集団指導や個別指導の塾に比べてリーズナブルに受講できるため、家計への負担を抑えて学習するこが可能。

最近では映像授業に加えて、オンラインでの学習管理やコーチングのサポートをおこなっている塾も増えてきました。自宅で高品質の授業を受けたい人はもちろん、日々の学習を管理してほしい人にもおすすめです。

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集団指導と個別指導、どちらが向いているか迷っている方は、下記の記事も参考にしてみてくださいね。

塾を選ぶ際の注意点

ノートと教科書が積まれている画像

塾を選ぶときには、目的や指導形式のほかにも気を付けておきたいポイントがあります。ここからは、塾を選ぶ際の注意点を紹介します。

塾のカリキュラムが目的にあっているか

たとえば、小学生を対象にした塾では、4・5年生で小学校6年生までの学習を終えて、6年生は受験に向けた対策をおこなう、基礎の定着を図ることに注力して応用問題などの演習が少ないなど、塾によって独自のカリキュラムを採用していることがあります。

塾に通う目的とカリキュラムが合致していれば問題ありませんが、塾のカリキュラムが子どもにあっていなければ学習効果が得にくく、時間も費用も無駄になってしまう可能性があります。

個別指導の塾は生徒にあわせたオーダーメイドのカリキュラムであることがほとんどであるため、集団指導の塾を選ぶ際に、カリキュラムについて忘れずチェックするようにしましょう。

指導形式は子どもにあっているか

既に集団指導や個別指導など塾の指導形式について紹介しましたが、子どもの性格や目的を考慮して、子どもにあう指導形式の塾を選ぶようにしましょう

競争心のある子どもであれば集団指導の塾でライバルたちと競い合いながら学ぶことができますが、内向的であったり消極的な性格の子どもは集団指導の塾では周りに圧倒されて本来の力を発揮できない可能性があります。

そのような子どもの場合は、生徒に寄り添いながら、細やかなサポートが受けれる個別指導塾のほうあっていることも多々あります。

実際に塾の体験授業に参加すると、子どもにあっているかどうかを見極めることができるため、積極的に活用してみてください。

塾の費用は予算内かどうか

塾の費用は指導形式や学年によって大きく異なります。毎月どれくらい塾に支払うことができるのか予算を決め、家計に無理のない範囲の塾を選ぶようにしましょう。

塾の費用は授業料だけではなく、教材費や季節講習費、テスト・模試代などがかかります。年間でどれくらいの費用がかかるのか事前に把握しておくと安心して通うことができます。

塾の費用について下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください!

講師の質やサポート体制

塾を選ぶ際は、担当する講師が専任のプロ講師なのかアルバイト講師なのか確認しておきましょう

専任のプロ講師は指導経験が豊富なことが多く、アルバイト講師は大学生の割合が多いため、生徒と年齢が近いことから話しやすく、気軽に質問や相談ができるでしょう。

いずれの講師であっても、塾が講師研修を徹底していれば一定のレベル以上の指導の質は担保されます。

また、塾のサポート体制についても確認しておきましょう。たとえば集団指導の塾であっても個別サポートを実施していたり、授業時間外に質問対応をおこなったりと、生徒を手厚くフォローしている塾があります。

なかには無料で補講や定期テスト対策、季節講習をおこなう塾もあります。

自習室などの設備面が整っているか

授業時間以外にも勉強したい場合は、自習室や休憩スペースなども確認しておきましょう。塾によって、専用の自習室を完備しているところもあれば、空き教室を自習室として開放しているところもあります。

また、定期テスト前や受験前になると自習室を利用する生徒が増え、希望の時間に利用できないことがあります。席数は十分あるか、予約制なのかを事前に確認しておきましょう。

尚、受験生の場合は、受験情報や学校情報、過去問が充実しているかどうかもチェックしてください。最新の受験情報が豊富にある塾であれば、受験に向けて有効活用することができます。

Ameba塾探しでは、自習室のみ利用できる塾を紹介しています。自宅より塾で自習したいと教室をお探しの方は、下記をチェックしてみてください。

自習室のみ利用可能の塾・学習塾 ランキング

ぴったりの塾を探すならAmeba塾探しがおすすめ

スマホで塾を検索している学生の画像

全国各地にさまざまな塾があり、どの塾がいいのか迷われている方も多いことでしょう。

Ameba塾探しでは、簡単な質問に答えるだけでぴったりな塾を診断してくれる「ぴったり塾診断」があります。

また、全国にある94,000以上ある教室のなからから条件を絞って複数の塾を比較することができます。簡単に資料請求もできるので、ぜひ活用してみてください。

ぴったり塾診断
問1
学年を教えてください

大学受験や授業サポートなど目的にあわせて複数の塾を比較検討しよう

塾で授業を受けている学生の画像

どの塾がいいかは、受験対策や学校の授業サポートなど塾に通う目的や、子どもの性格・学力によって異なります。

まずは目的を明確にしたうえで、目的に応じたカリキュラムやコースのある塾を選ぶようにしましょう。

最初から1つの塾に絞るのではなく、複数の塾を比較検討し、塾の体験授業を受けてあう・あわないを確認することをおすすめします。

塾のある地域や最寄り駅、学年など、条件を絞って塾を探すことができるAmeba塾探しもぜひご活用ください。

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2024/07/27版
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中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。