個別指導塾の料金相場は?内訳や料金を抑える方法などについて解説

個別指導塾の料金相場は?内訳や料金を抑える方法などについて解説の画像

子どもを塾に通わせたいと思っている保護者のなかには、個別指導の塾を中心に検討している方もいるでしょう。

個別指導塾には多くのメリットがありますが、一般的に集団授業の塾に比べてより費用がかかります。そのため、子どもを個別指導の塾に通わせるにあたって、おおよその相場を把握しておきたい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、個別指導塾の料金相場や料金の内訳、料金を抑える方法、おすすめの個別指導塾などについて説明します。個別指導塾を検討中の方は、この記事で料金相場を確認し、ぜひ今後の塾選びの参考にしてください。

  1. 個別指導塾の学年別の料金相場
  2. 個別指導塾と集団塾の料金相場を比較
  3. 個別指導塾の料金内訳
    1. 入会金
    2. 授業料
    3. 教材費
    4. 諸経費
  4. 塾の料金に違いが生まれる理由
  5. 個別指導塾の料金を抑える方法
  6. 個別指導塾で注意して確認すべき料金
    1. 季節講習や特別講習の料金
    2. 退塾費用
    3. 模試代
  7. 個別指導塾はどんな人におすすめ?
  8. おすすめの個別指導塾を紹介
    1. 個別指導の明光義塾
    2. 個別指導 スクールIE
    3. 個別教室のトライ
    4. 東京個別指導学院(ベネッセグループ)
    5. ナビ個別指導学院
  9. 塾選びに迷ったらテラコヤプラスを活用しよう
  10. 個別指導塾の料金相場や料金を抑える方法を把握しておこう

個別指導塾の学年別の料金相場

個別指導をする画像

個別指導塾の料金相場は、学年によって異なります。たとえば毎週2回塾に通う場合の料金相場は、小学生・中学生・高校生でそれぞれおおよそ以下のとおりです。

学年 料金相場
小学生 15,000~25,000円
中学生 20,000~40,000円
高校生 30,000~50,000円


学年が上がるにつれて授業内容も高度になるため、料金が徐々に高くなっていきます。

個別指導塾と集団塾の料金相場を比較

塾の費用を計算する画像

それでは、個別指導塾と集団塾ではどの程度費用に差があるのでしょうか。

以下は高校生が毎週2回塾に通う場合の、個別指導塾と集団塾の料金相場です。

指導形式 料金相場
個別指導 30,000~50,000円
集団授業 20,000~40,000円


個別指導塾と集団塾を比較すると、個別指導塾のほうが1万円ほど高くなっています。

これは、個別指導塾と集団塾では一人の講師が教えられる生徒の数が異なるためです。

生徒一人ひとりにあわせたカリキュラムを組んで指導する個別指導塾は、集団塾よりも人件費がかかります。おそらくこの点が料金の違いに関係しているでしょう。

個別指導塾の料金内訳

文房具とコインの画像

個別指導塾に通うにあたって必要な費用の内訳は、おおむね以下のとおりです。

  • 入会金
  • 授業料
  • 教材費
  • 諸経費

それぞれの費用について、詳しく説明します。

入会金

入会金は、入塾する際に必要なお金です。個別指導塾によっては入会金が必要ない場合もあります

また、兄弟姉妹や友人の在籍によって入会金が免除されるケースや、入塾時期によって割引がある塾などもあります。

授業料

授業料は、1コマいくらという形で設定されるのが一般的です。一般的には学年が上がるごとに授業料も高くなる傾向があります。

また、補習や追加で授業を受ける場合に別料金が発生するケースもあります。振替授業に対応している場合は、別途費用がかかるかどうかを注意して確認しましょう。

教材費

教材費は、授業に使用する教材の購入にかかった実費を支払うのが一般的。教材購入のタイミングは塾によって異なるため、教材費が発生するタイミングはまちまちです。

ちなみに、学校のカリキュラムに沿って進める補習塾では、生徒が普段利用している教材を使って授業する場合もあります。このケースでは教材費はほぼ必要ありません。

諸経費

上述した費用以外に発生する費用としては、夏期講習や冬期講習などの特別講習にかかる費用や教室維持費などが挙げられます。

夏期講習や冬期講習時は、通常の授業料の代わりに講習専用の料金体系が設けられるため、講習を受けるボリュームによって必要な費用が異なる点に注意しましょう。

教室維持費は、教室の清掃を外部業者に委託するための費用などに充てられます。

塾の料金に違いが生まれる理由

月謝袋の画像

塾の料金に違いが生まれる理由としては、主に以下のようなことが挙げられます。

  • 校舎の立地
  • 1コマの長さの違い
  • 受講する授業の数
  • 施設の設備

立地がよいところにある塾は通いやすいですが、地価やテナント料金の高さと塾の料金はある程度相関関係にあります。

そのため、都心部に位置する塾と郊外に位置する塾では、料金に大きく差が出ることが多いです。

また、塾によって1コマの長さには違いがありますが、授業時間が長くなるにつれて料金も高くなる傾向があります。

ほかにも、自習室や食事室といった塾の設備の有無によって、料金に違いが生じる可能性も考えられるでしょう。

塾は高ければその分よい指導が受けられると思ってしまいがちですが、実際はそうとも限りません。さまざまな観点から料金を比較して、料金設定に納得できる塾を選びましょう。

個別指導塾の料金を抑える方法

費用の画像

個別指導塾に通う際の料金を抑える方法としては、以下のようなことが挙げられます。

  • オンラインコースを検討する
  • 1コマの長さをよく検討する
  • 必要な科目に絞って授業を受ける
  • 不要な設備のない塾を選ぶ
  • 支払い方法や割引特典などがあるか確認する

塾の立地は料金に影響を与える要素のひとつですが、オンラインで授業をおこなう塾の場合はその影響を受けないため、対面形式での塾より料金を抑えられます。

また、塾によって授業1コマの長さは異なりますが、長ければ長いほど成績が上がりやすいとは限りません

集中力
が続く時間にも限度があるため、授業内容を理解するのに十分だと感じられる目安の時間を把握したうえで、授業時間を検討するとよいでしょう。

次に、「得意な教科は授業を受けない」「長期講習は受けない」などと決めて、必要な授業のみを効率よく受けることも大切です。必要な授業のみに絞ることで自学の時間を増やすことができれば、学習効率をアップさせられる可能性もあります。

そして、不要な設備がある塾を選ばないことも個別指導塾の料金を抑えるためのコツです。

たとえば自習室は集中して勉強するのに便利な場所ですが、自分の部屋がある場合などは自習室が必ずしも必要とはいえません。自習室がない教室なら設備費も安く抑えられるでしょう。

なお、塾によっては、一定期間の授業料を一括支払いすることで、割引が受けられる場合があります。

まとまったお金を用意できる場合は、支払い方法の確認とあわせて割引制度がある塾を探して利用するのもよいでしょう。

個別指導塾で注意して確認すべき料金

入塾前に確認すべき料金の画像

個別指導塾に通うにあたっておおむね必要な費用は先述したとおりですが、それ以外にも「季節講習や特別講習の料金」「退塾費用」については注意しましょう。各料金について、以下で詳しく説明します。

季節講習や特別講習の料金

夏期講習や冬期講習といった季節講習や、定期テスト対策講習・受験直前対策講習などの特別講習には、多くの場合で通常の授業料以外の料金が発生します。

料金を抑えるためにはそういった講習を受講しないという選択肢もありますが、特別講習は短期間で学力を向上させる、講習目的が明確という大きなメリットをもつ講習です。

どれくらいの追加費用が発生するかをきちんと確認したうえで、受講を検討するとよいでしょう。

退塾費用

退塾時に費用が発生するかどうかは、個別指導塾によってまちまちです。退塾費用自体は発生しないものの、退塾の申し入れが遅れると翌月分の授業料の支払いが必要になるケースもあります

退塾時に発生する可能性がある費用に関しては、塾の規約などを確認して把握しておきましょう。

模試代

塾で定期的に受けることになる模試代にも注意が必要です。

模試は受験に向けたプレテストとして受験することがほとんどで、その時点の学力状況や志望校の合格判定などがわかります。

模試1回にかかる費用や模試を受ける頻度は塾によって異なりますが定期的に受けることを勧められるはずです。

なかでも、受験を直前に控える小学6年生や中学3年生、大学受験を見据える高校2〜3年生は、模試を受ける頻度が他学年よりも高いと言えるでしょう。

模試は受けないことも可能ですが、受験の練習にもなるため、定期的に受けたほうが子どものためになると考えられます。

事前に何の模試をいつ受けるのかなどを確認しておくと安心です。

個別指導塾はどんな人におすすめ?

塾で勉強する学生の画像

個別指導塾は以下のような人におすすめです。

  • 自分のペースで学習したい
  • 苦手な科目・分野を丁寧に学びたい
  • 自分で計画を立てて主体的に学習できる

集団授業と比べてメリットが多いように思われがちな個別指導塾ですが、どちらのタイプが向いているかは子どもの学習スタイルや学力レベルによって異なります。

「自分はどちらに向いているんだろう?」と疑問に感じた場合は、以下の記事に目を通してみてください。

おすすめの個別指導塾を紹介

個別指導塾で学習する学生の画像

ここからは、テラコヤプラスがおすすめする個別指導塾を5つご紹介します。

どの塾も全国に広く展開しているため、個別指導塾を検討中の方は参考にしてみてください。

個別指導の明光義塾

個別指導の明光義塾は、講師との対話を通して「わかった」を確実に身につける指導法が特徴です。

対象は小学生から高卒生まで、内容も学校の補習から受験対策まで、と幅広い生徒に対応できるオーダーメイドのカリキュラムが評判です。

教室は47都道府県すべてに展開しており、その数は1,700教室以上。全国で10万人以上の生徒が通っています。

授業は、講師1名が数名の生徒を受けもち、演習後にマンツーマンで指導するタイプの個別指導です。

自学で進めつつ要点はしっかり教えてもらう学習スタイルのため、間違った部分の解説やピンポイントのアドバイスがほしい方に向いています。

個別指導 スクールIE

「やる気スイッチ」でお馴染みの個別指導 スクールIEは、独自の診断ツールを用いて子どもの性格や学力を分析し、一人ひとりに最適な指導法を導き出すのが特徴です。

完全担任制・性格や学力にあった指導法・オーダーメイドテキストなど、徹底した個別指導で生徒の目標達成をサポートします。

また、授業の曜日・時間帯・科目・回数も自由に設定可能です。「定期テストの点数を上げたい」「学校の授業がわかるようにしたい」「受験に向けて本格的に勉強したい」といった幅広いニーズに対応できるフルオーダーメイド制です。

個別指導 スクールIEは、全国に1,000教室以上を展開しており、どの地域でも通いやすくなっています。

個別教室のトライ

個別教室のトライは、「家庭教師のトライ」で有名なトライグループが運営する個別指導塾です。

登録している33万人以上の講師から厳選された専任講師が一人ひとり丁寧に指導します。

特徴は、トライグループがもつ膨大な指導経験から導き出された「トライ式学習法」を実践していることです。

生徒の理解を深める「ダイアログ学習法」や独自の「習得→習熟→演習 サイクル」など、10の学習法を用いて生徒の学力を伸ばし、希望のゴールまで導きます。

小学生から高卒生まで幅広く指導できるのはもちろん、東大・京大をはじめとする難関大に向けた専用コースも用意しています。どんな方にもおすすめできる個別指導塾です。

東京個別指導学院(ベネッセグループ)

東京個別指導学院は、ベネッセグループが運営する個別指導塾の関東エリア版です。関西エリアには、系列の関西個別指導学院があります。

個別指導一筋35年の実績とベネッセグループの情報力・分析力で、一人ひとりに最適な受験指導や進路指導ができるのが特徴です。

採用率23.4%の厳しい審査を突破した質の高い講師が指導にあたります。コーチングに特化した研修もおこなっており、寄り添った指導で学習をサポートしてもらいたい方におすすめです。

授業は講師1名に対して生徒2名までで指導します。何回か授業を受けて相性のいい講師を選べるので、講師との相性を重視する方はぜひチェックしてみてください。

ナビ個別指導学院

ナビ個別指導学院は、褒める指導と予習型授業で学校の成績アップを目指せる個別指導塾です。

対象は小学生から高校生まで。わかることを増やして勉強を楽しくする指導システムで、自分から前向きに勉強する習慣を育てます。

また、予習型授業で学校の授業内容を先取りできるので、授業でわからないことをなくしたい方にぴったりです。

定期テストでは、生徒の学習状況と各学校の定期テストの傾向を踏まえて、一人ひとりにあわせた対策プランを作成するのも特徴です。約80%の生徒が定期テストの成績アップを実感しています。

学校の成績アップを目的として塾をお探しの方に最適な個別指導塾です。

塾選びに迷ったらテラコヤプラスを活用しよう

参考書やノートがある机の画像

今回は個別指導塾に絞って紹介しましたが、ほかにも集団塾やオンライン塾など、塾にはさまざまな種類があります。

同じ種類のなかにも指導方針やカリキュラムなど、それぞれ異なる特徴をもつ塾があるため、子どもに最適な塾を選ぶのは大変です。

塾・学習塾の検索サイト「テラコヤプラス」を活用すると、塾選びに困っている保護者の方や学生も簡単に最適な塾を見つけられます。

北海道から沖縄まで、日本全国の塾をさまざまな条件で絞って検索可能です。

「自分の住む地域にどんな塾があるかよく知らない」「塾ごとに何が違うのかわからない」という方は、ぜひテラコヤプラスを活用して最適な塾を見つけてみてください。

個別指導塾の料金相場や料金を抑える方法を把握しておこう

個別指導塾で指導を受ける学生の画像

子どもを個別指導塾に通わせることで、成績の向上が期待できます。

塾に通わせるにはさまざまな費用が発生するため、費用に見合った効果を得られるかどうか、子どもにあった塾であるかなどを事前に確認することが大切です。

子どもにあった塾やコースの選択をしたうえで料金を抑える工夫をして、無駄な費用を支払うことのないようにしましょう。