教室数No.1(※1) 口コミ数No.1(※2) ※1) 24年10月時点 ※2) 23年1月〜24年9月

転塾を成功させるポイントは?適切なタイミングや塾への伝え方も解説

転塾を成功させるポイントは?適切なタイミングや塾への伝え方も解説の画像

今塾に通っている方のなかには、成績が上がらない、講師との相性が悪いなどの理由で転塾を検討している方もいるのではないでしょうか。

ただし、転塾しても状況が改善するとは限らないことから、二の足を踏んでいる方もいるかもしれません。また、これまでお世話になった塾に転塾する旨を伝えにくいと感じてしまい、決断しきれない方もいるでしょう。

本記事では、転塾のメリット・デメリットや転塾を成功させるための方法を解説します

そのうえで、転塾を成功させるためのポイントや現在通っている塾への伝え方も紹介するので、転塾を検討している方はぜひ参考にしてください。

転塾を考えるきっかけ・理由

転塾を考えるきっかけや理由はそれぞれ異なりますが、以下に挙げるような理由で転塾を考える方が多いのではないでしょうか。

  • 成績が上がらないため
  • 塾の雰囲気や講師との相性が悪いため
  • 授業についていけないため
  • サポート体制に不満があるため

それぞれの理由を、詳しく説明します。

成績が上がらないため

塾に通う目的は人それぞれですが、共通しているのは「成績を上げるため」という点でしょう。そのため、塾に通ってしばらくしても成績が上がらない場合は、塾に通う意味がありません

成績が上がらない理由はケースバイケースですが、指導方法やカリキュラムがあっていない可能性があります。

塾の雰囲気や講師との相性が悪いため

塾の雰囲気や講師との相性は、勉強に打ち込めるかどうかを左右する重要な要素です。

教室の雰囲気があわず学習に集中できなかったり、講師やほかの生徒との相性がよくなく通塾のモチベーションが下がってしまったりといった場合は、転塾を検討してみたほうがよいでしょう

授業についていけないため

塾の授業のレベルが高く、今の学力のままではついていけない場合もあります。

自分から積極的に質問できて解決できるのであれば、状況を打破して成績を劇的に伸ばせる可能性はあります。ただし、質問することが苦手であったり委縮したりしてしまう場合は、自分にレベルがあった塾や個別指導塾への転塾も視野に入れたほうがよいでしょう

サポート体制に不満があるため

期待したサポートが受けられないなど、不満がある場合も転塾を考えるきっかけとなりえます

「学校のテスト対策もバッチリ」とうたっている塾でテスト対策にあまり時間を割いてもらえなかったり、日によっては質問受けをしてくれる講師が不在であったりすると、十分なサポートが受けられていないと不満を感じてしまうのも当然です。

より適切なサポートを受けられる塾を見つけるよい機会にしましょう。

転塾のメリット・デメリット│慎重に判断しよう

転塾して環境を変えることには、メリットもあればデメリットもあります。

メリットをより魅力に感じるのであれば、今すぐにでも転塾を検討するべきですが、気になるデメリットが多い場合は今一度考え直してみたほうがよいかもしれません

すぐに転塾して後悔しないために、転塾のメリット・デメリットを詳しく説明します。

転塾のメリット

まずは、転塾するメリットを確認しておきましょう。

転塾のメリット
  • 学習環境が変わりモチベーションが上がる
  • 子どもにあった指導方法に出会える可能性がある
  • 個別対応や進学実績のよい塾へ移籍できる

学習環境が変わりモチベーションが上がる

転塾して学習環境を変えることは、モチベーションアップにつながります。

とくに、あまりあわない塾に通っていた場合は、学習環境が改善されることで通塾・学習に対するモチベーションの向上が期待しやすいでしょう。

モチベーションのアップにより、これまでより積極的に授業を受け、自習室に通うなど自学自習に励み、最終的に成績アップにつながることが理想です。

子どもにあった指導方法に出会える可能性がある

お子さんの性格によって、相性がよい指導方法は異なります

また、周囲の生徒と切磋琢磨しながら学習に励みたい場合は集団授業、疑問点が出てきた際にすぐに質問したい場合は個別指導といったように、指導方法ごとに強みは異なります。

現在通っている塾の指導方法があわず、「塾に通いたくない」「勉強したくない」という気持ちを抱いてしまっている場合でも、ほかの塾の指導であれば楽しく通塾できる可能性は十分にあります。

勉強することに対して強い苦手意識を持ってしまう前にお子さんにあった指導方法に出会えれば、この先また通塾する機会が来たときにも安心です。

個別対応や進学実績のよい塾へ移籍できる

今の塾のサポート体制に不満がある場合、より対応が細やかな塾を選ぶことで満足いく指導を受けられます

また、進学実績や合格実績に対して不安を感じる場合、今よりも実績がよい塾を選ぶための転塾も可能です。「いざ塾に通ってみたら懸念点が浮き彫りになってしまった」という方にとっては、転塾によってお子さんの志望校合格に多少近づくことができるでしょう。

転塾のデメリット

一方で、転塾するデメリットは主に以下のとおりです。

転塾のデメリット
  • 新しい環境への適応が必要
  • 教材や進度の違いで一時的に負担が増える
  • 受験までの学習スケジュールが中断されるリスクがある

それぞれのデメリットを、詳しく説明します。

新しい環境への適応が必要

転塾すると、学習環境ががらりと変わります。

塾の立地が変われば通塾にかかる時間や通塾手段が変わりますし、教室や自習室の雰囲気が変われば慣れるまでは勉強に集中できなくなってしまうかもしれません。子どもによっては、環境の変化がストレスになってしまうことが懸念されるので、その点には注意しましょう

教材や進度の違いで一時的に負担が増える

塾によってカリキュラムや教材、授業の進度は異なります。

転塾のタイミングによっては、元の塾ではまだ習っていない単元の学習についていかなければならない可能性もあるでしょう。また、教材の種類や使い方など、はじめのうちはさまざまな変化に対応するのがストレスになってしまう懸念があります

受験までの学習スケジュールを再度検討する必要がある

現時点で受験までの学習スケジュールを想定している場合は、転塾によって、スケジュールの中断やずれが生じる可能性があります

その場合は再度学習計画を組むべきですが、その時点での学力や志望校の偏差値などを踏まえた最適なスケジュールをお子さんひとりで引くことは難しいでしょう。あわててスケジュールを設計しなおすのではなく、転塾先の講師に相談してみましょう。

転塾を成功させるためのポイント・注意点

別の塾への転塾を考えているものの、「今よりもよい指導が受けられるのだろうか」「今の塾の方が相性が良かったなど、失敗したらどうしよう」など不安を感じている方もいるでしょう。

転塾を成功させるために、主に以下のポイントをおさえて塾を選びましょう

転塾を成功させるためのポイント
  • 現在の塾で状況改善ができないか確認する
  • 適切なタイミングで転塾する
  • 目的を達成できる転塾先か検討する
  • 子どもとしっかりと話し合う
  • さまざまな形態の塾を比較して転塾先を選ぶ
  • 転塾後の費用をチェックする

現在の塾で状況改善ができないか確認する

転塾を検討している理由によっては、現在通っている塾で状況を改善できるかもしれません。

たとえば、「成績が上がらない」という理由であれば、まず講師に相談し、授業の回数を増やしてみたり、自習室を利用する回数を増やしたりと、いくつかの打開策が考えられます。

また、「授業についていけなくなってしまった」という理由であれば、今よりもレベルが低いクラスへの打診を検討することも選択肢にあがります。

まずは「現在通っている塾を最大限に活用する」というつもりで、改善したい点を洗い出し相談してみましょう

適切なタイミングで転塾する

転塾はタイミングが大切です。適切なタイミングを選ぶことで、スケジュールを大きく変更させることなく新しい塾での勉強をスタートさせられます。

ここで、適切なタイミングをチェックしておきましょう。

  • 季節講習が実施されるタイミング
  • 学期が切り替わるタイミング
  • 受験シーズンが終わるタイミング

中学受験対策の塾では、季節講習では復習中心のカリキュラムが組まれることが多いので、学期が切り替わるタイミングは転塾にはぴったりです。ただし、受験学年の冬期講習は受験直前のため避け、できるだけ小学6年生になった時期の春期講習までに転塾を終えましょう。

中学生や高校生の場合も、既存の単元の学習がひととおり終わって復習や受験に向けた演習が増えてくるタイミングで転塾することで、転塾先の進度についていけず焦るという経験をせずに済みます。塾によって進度に差はあるものの、中学生の場合は中2の冬期講習から中3になる前、高校生は高2の冬期講習前後での転塾がおすすめです。

目的を達成できる転塾先か検討する

「志望校合格」や「学校の成績を上げる」など、通塾開始当初から目的にしていることが各々あると思います。

転塾するのであれば、そういった目的を次こそ達成できるよう、実績や指導方針を慎重に確認する必要があるでしょう。塾のホームページや資料、過去に通ったことがある方の口コミなどを確認することで、自分の目的に沿った指導を受けられる塾かどうか判断しやすくなります。

たとえば「Ameba塾探し」では、「口コミ・評判一覧」からそれぞれの塾の口コミや評判を確認できます。 事前にこちらで口コミを確認してから転塾先の候補を絞ることで、塾選びで失敗しにくくなるでしょう。

Ameba塾探しに寄せられた口コミはこちら

お子さんとしっかり話し合い意見を尊重する

転塾は子どもの意思を尊重したうえで決断することが大事です。保護者の考えだけで転塾を決めてしまうと、以下のような場合に子どもの思いとすれ違ってしまう可能性があります

  • 今の塾の友だちと離れたくない
  • 成績が上がらない自分が悪いと考えてしまう
  • 新しい環境に変わることへの不安がある

親も子どもも納得したうえで、転塾先を決定しましょう。

さまざまな形態の塾を比較して転塾先を選ぶ

今の塾で感じたことを踏まえて、あらためて子どもにあった授業形態を検討してみる必要があります。

周囲の生徒と一緒に勉強できるほうがよいと思っていたものの、いざそのような環境で授業を受けるとプレッシャーに負けそうになってしまった場合は、個別指導やオンライン授業を提供している塾を転塾先として選ぶほうがよいでしょう。

子どもの性格と授業形態にミスマッチが起きないように、できるだけ体験授業を受けるのがおすすめです。先ほども少し触れましたが、過去に通った方の口コミも授業形態が子どもにあうかどうかの重要な参考情報になります。

転塾後の費用をチェックする

転塾をしたら、あらためて転塾先の入会金や教材費が発生する点にも、注意しなければなりません。

場合によっては、授業料を含めた毎月の費用が高くなる可能性もあります。 キャンペーンや割引制度を用意している塾もあるので、費用を抑えるために利用できるものがないか確認しましょう。

転塾を進める手順

実際に転塾する際の手順は、おおむね以下のとおりです。

転塾の流れ
  • 塾に退塾の相談をする
  • 決められた日までに辞める旨を連絡し、退塾手続きをする
  • 転塾先の入塾手続きを進める
  • 転塾した塾で受験スケジュールや学習計画を再設定する
  • 新しい塾を利用する

転塾においては、何よりも、お子さんのストレスを最小限におさえること、学習スケジュールをなるべく遅らせないようにすることが大切です。

上述した手順を踏み、新しい学習環境へスムーズに移行しましょう。

転塾するのが気まずい?塾への伝え方を紹介

保護者の方やお子さんのなかには、「これまでお世話になった塾から転塾するのが気まずい」と悩む方がいるかもしれません。

しかし、受験までの時間には限りがあります。今の塾ではなかなか解決できない課題や不満がある場合は、なるべく早く転塾を決断し、お子さんにとってよりよい学習環境を与えるほうがよいという点は明白です。

現在通っている塾に転塾する旨を伝える場合、塾が悪いのではなく、「塾と子どもの相性が悪い」ということをメインに伝えれば、必要以上に気まずさを感じることはないでしょう

たとえば、集団授業の塾に対して「子どもには個別指導のほうがあっていると思うので転塾させる」と伝えれば、角も立ちにくいです。また、「今受講しているコースについていけず、少しレベルを下げたい」という場合、その塾により易しいコースがなければ、転塾もやむを得ません。

もちろん、転塾の意向を決定事項として事務的に伝えても問題ありませんが、「礼儀として理由を伝えるべきだ」と考えるのであれば、上述したような形で伝えるとよいでしょう。

理由と目的を整理したら転塾を進めよう!

今の塾がお子さんにあっていないと感じる場合、親子で話し合ったうえで転塾を検討しましょう。

転塾することで学習環境が変わってモチベーションが上がったり、より子どもにあった指導方法と出会えたりするメリットが考えられます。

一方、転塾によってこれまでの学習スケジュールが中断される可能性がある点などは、デメリットとして把握しておくべきでしょう。転塾の目的やタイミングを保護者と子どもで共有したうえで、目的にあった塾を探して、転塾手続きを進めましょう。

転塾先の塾で悩んでいる場合は、複数の塾の特徴を比較できて、それぞれの塾の口コミや評判なども確認できる「Ameba塾探し」の利用がおすすめです。口コミや評判を参考に、お子さんが後悔なく学習に打ち込める塾を見つけましょう。

ぴったり塾診断
問1
学年を教えてください
葉玉 詩帆
この記事を編集した編集者
葉玉 詩帆

Ameba塾探し 編集者

幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て現在に至る。中学受験、大学受験を経験した経験をもとに、「Ameba塾探し」では保護者や学生の方にとって有益な記事づくりを目指しています。