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【2025年】予備校の相場費用を比較!料金はコースや浪人生かで変わる

【2025年】予備校の相場費用を比較!料金はコースや浪人生かで変わるの画像
予備校の年間費用は、大まかにいえば「入学金+授業料+講習代」などで構成されています。費用の大半を占める「授業料」は、受講期間の長さや各予備校が提供するサービスなどによって金額に大きな差が出るのが特徴です。

そこで今回は、予備校に通う際に発生する費用の内訳を紹介するとともに、全国に校舎を置く河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナール・東進ハイスクール・四谷学院の授業料および費用をご紹介します。

これから入校を検討している方に向けて、現役高校生と浪人生別に費用や利用できる特待生(スカラシップ)制度、寮の費用などについても解説。この記事で各予備校の費用面をしっかりと把握できるはずです。 

大学受験に向けて予備校を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
  1. 予備校の相場費用は?現役高校生と浪人生で比較 
  2. 現役高3生向けの国公立・私立コース予備校費用
  3. 浪人生(高卒生)向けの国公立・私立コース予備校費用
  4. 大学受験者は必見!予備校費用の内訳
  5. 入学金・入塾金   
  6. 授業料
  7. 教材費・テキスト代  
  8. 模試代
  9. 特別講習費
  10. 設備費・施設費・維持費
  11. 交通費
  12. コースや浪人生かで費用が変わる!授業料金を比較
  13. 河合塾の費用は?高校グリーンコース&高卒生コースなど紹介
  14. 駿台予備校の費用は?現役高校生向け&高卒クラスなど紹介
  15. 代々木ゼミナールの費用は?高校生コース&大学受験科など紹介  
  16. 東進ハイスクールの費用は?現役クラス&高卒本科など紹介
  17. 四谷学院の費用は?高3コース&高卒生コースなど紹介
  18. 予備校年間費用の支払い方法を解説
  19. 一括払い
  20. 月額(分割)払い
  21. 大手ほど必須!予備校費用を抑えるコツ
  22. 複数の予備校を比較する
  23. キャンペーンを利用する
  24. 各予備校のスカラシップ制度や特待生制度を比較!
  25. 河合塾のスカラシップ制度は現役生と高卒生が対象
  26. 駿台予備校に通う浪人生は成績によっては授業料全額免除も
  27. 代々木ゼミナールは浪人生を対象にしたスカラシップ制度と優待を用意
  28. 東進ハイスクールは模試の結果次第で授業料免除の特待生になれる 
  29. 大手予備校の寮にかかる費用を比較
  30. 各校の費用と授業料を比較しながら予備校を選ぼう

予備校の相場費用は?現役高校生と浪人生で比較 

ここでは予備校の相場費用を、現役高校生と浪人生(高卒生)の2パターンに分けてご紹介します。

予備校の相場費用
  • 現役高3生向けの国公立・私立コース予備校費用
  • 浪人生(高卒生)向けの国公立・私立コースの予備校費用

現役高3生向けの国公立・私立コース予備校費用

河合塾、四谷学院、東進ハイスクールの「現役高3生向けの国公立・私立コース」の費用をリサーチしたところ、国公立受験だと902,237円、私立受験は698,257円が相場であることが判明しました。


【現役高校生向けの国公立・私立コース予備校費用】

予備校予備校費用の概算内訳
河合塾(※1)国公立:1,240,460円
私立:896,480円
入学金:33,000円
国公立授業料:917,280円
私立授業料:573,300円
夏期講習:106,000円
冬期講習:98,500円
諸経費:85,680円
四谷学院(※2)国公立:612,100円
私立:557,540円
入学金:11,000円
国公立授業料:373,120円
私立授業料:318,560円
夏期講習:95,000円
冬期講習:92,500円
諸経費:40,480円
東進ハイスクール(※3)国公立:854,150円
私立:640,750円
入学金:33,000円
国公立授業料:590,700円
私立授業料:377,300円
夏期講習:104,500円
冬期講習:96,250円
担任指導費:77,000円

※1 4~12月のみ受講、国公立は8科目受講、私立は5科目受講の場合
※2 国公立は4単位受講、私立は2.5単位受講、支払方法は全納
※3国公立はユニット8、私立はユニット5の場合
※参考資料:河合塾|授業料(高1年委:2025年4月~12月/高2・3生:2025年1月~12月) (2025年7月11日時点)
※参考資料:四谷学院|高3生コース 学費・料金のご案内(2025年度) (2025年7月11日時点)
※参考資料:東進ハイスクール|東進|料金|授業料|諸費用について (2025年7月11日時点)


上記は模試費用を含めておらず、夏期講習・冬期講習はともに5講座と想定した、年間費用のシミュレーション結果です。模試を数回受ける、特別講習をそれぞれ増やす場合、150,000円前後プラスになることが推測されます。

仮に各相場費用に150,000円プラスした場合、国公立志望だと1,052,237円、848,257円が最終費用になります。そのため、模試や特別講習をしっかり受けると仮定した場合、現役高校生の予備校費用は100万円前後が1つの目安と言えるでしょう。

ただし、上表はあくまで概算値です。正確な費用を把握したい方は、各予備校から公式資料を問い寄せてください。より正確で確実な情報を手に入れられます。その資料に基づき、どの予備校に入るかを決めるとよいでしょう。

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浪人生(高卒生)向けの国公立・私立コース予備校費用

河合塾、駿台予備校、代々木ゼミナール、四谷学院、東進ハイスクールの「浪人生(高卒生)向け国公立・私立コース」の費用を調べたところ、国公立だと1,166,137円、私立は1,088,412円が相場であることが判明しました。


【浪人生(高卒生)向けの国公立・私立コース予備校費用】

予備校予備校費用の概算内訳
河合塾
(※)9月からの入塾した場合の費用
国公立:954,180円
私立:898,180円
入学金:70,000円
国公立授業料(※1):594,000円
私立授業料(※2):538,000円
夏期講習:106,000円
冬期講習:98,500円
塾生サポート料:85,680円
駿台予備校国公立:1,595,500円
私立:1,495,500円
入学金:100,000円
国公立授業料(※3):1,080,000円
私立授業料(※4):980,000円
夏期講習:179,000円
冬期講習:176,500円
システムサポート料:60,000円
代々木ゼミナール国公立:961,900円
私立:897,000円
入学金:88,000円
国公立授業料(※5):713,900円
私立授業料(※6):649,000円
夏期講習:80,000円
冬期講習:80,000円
四谷学院国公立:1,167,980円
私立:1,077,980円
入学金:50,000円
国公立授業料(※7):890,000円
私立授業料(※8):800,000円
夏期講習:95,000円
冬期講習:92,500円
諸経費:40,480円
東進ハイスクール国公立:1,151,125円
私立:1,073,400円
入学金:101,200円
国公立授業料(※9):819,475円
私立授業料(※10):741,750円
夏期講習:104,500円
冬期講習:96,250円
担任指導費:77,000円

※1 参考資料:河合塾|高卒生・関東・東大文類アドバンストコースの料金 (2025年7月11日時点)
※2 参考資料:河合塾|高卒生・関東・早慶大文系コースの料金 (2025年7月11日時点)
※3 参考資料:駿台|高卒生・国公立大対策コース・EX東大文系演習・お茶の水校の料金(2025年7月11日時点)
※4 参考資料:駿台|高卒生・私立大対策コース・EX早慶大文系演習・お茶の水校の料金 (2025年7月11日時点)
※5 参考資料:代々木ゼミナール|高卒生コース・代々木ゼミナール本部校・オリジナルカリキュラム[国公立文系]の料金 (2025年7月11日時点)
※6 参考資料:代々木ゼミナール|高卒生コース・代々木ゼミナール本部校・早慶文系の料金 (2025年7月11日時点)
※7 および(※8)参考資料:四谷学院|高卒生コース 学費・料金のご案内 (2025年7月11日時点)
※9 参考資料:東進ハイスクール|高卒生・東大文系・全納の料金(2025年7月11日時点)
※10 参考資料:東進ハイスクール|高卒生・早慶文系・全納の料金(2025年7月11日時点)


上記は模試を受けず、夏期講習・冬期講習は5講座受講すると仮定した場合の、年間費用のシミュレーション結果です。そのため先ほどと同様に、模試をすべて受ける、受講座を増やすとした場合、プラス15万円前後になることが推測されます。

その場合だと、国公立志望は1,316,137円、私立志望だと1,238,412円になります。2つとも現役高校生より予備校費用が割高になっていますが、その理由は以下です。

浪人生(高卒生)の方が費用が高い理由
  • 入学金が現役高校生よりも高くなっている
  • 受講内容がコースで決められている

浪人生(高卒生)の場合だと、入学金が割高に設定されています。理由は各公式サイトで明記されていませんが、浪人生(高卒生)の場合だと、現役高校生よりも生活リズムを整えるなどのスケジュール管理がより必要になります。つまり、ある程度の負担が予備校側に発生することが予想されるため、それが理由で高額なのかもしれません。

また、志望校別でコースが定められており、授業料に関しては固定費のような状態になっています。これも高額の理由の1つです。

いずれにせよ、浪人生(高卒生)の予備校費用は年間100万円を超える可能性が高いでしょう。

なお、上記はあくまで概算値です。正確な情報を知りたい方は、各予備校に問い合わせることを強くおすすめします。

各予備校の夏期冬期講習や模試費用などは後述しています。参考にしてください。

大学受験者は必見!予備校費用の内訳

予備校の教室画像
予備校へ通う場合、発生する費用は授業料だけではありません。まずは、予備校では主にどんな費用がかかるのか、確認していきましょう。

予備校へ通う場合、かかる費用としては主に次の3つです。
予備校で発生する主な費用
  • 入学金
  • 授業料
  • 教材費・テキスト代
  • 模試代
  • 特別講習費
  • 設備費・施設費・維持費
  • 交通費
さらに予備校によっては、サポート費用などが発生することもあります。それぞれがどういった費用なのか、以下の見出しで詳しく見ていくことにしましょう。

入学金・入塾金   

予備校では、入学・入塾するときにかかる費用として、「入学金・入塾金」が発生します。

大手の予備校では、現役生の入学に対し30,000円程度の入学金であることが多いですが、浪人生(高卒生)では100,000円程度と金額が異なります。詳細は以下の通りです。

【各予備校の入学金】
予備校(塾)現役高校生の入学金浪人生(高卒生)の入学金
河合塾33,000円70,000円
駿台予備校33,000円100,000円
代々木ゼミナール33,000円88,000円
東進ハイスクール33,000円101,200円
四谷学院11,000円50,000円
入学金の相場費用28,600円81,840円

※参考資料:河合塾|学費の仕組み・支払方法(2025年7月11日時点)
※参考資料:河合塾|学費・入塾手続き方法 (2025年7月11日時点)
※参考資料:駿台|駿台の高校生クラス 大学受験予備校(2025年7月11日時点)
※参考資料:駿台|駿台の高卒/浪人生クラス 大学受験予備校(2025年7月11日時点)
 ※参考資料:代々木ゼミナール|代ゼミ中学・高校メイト会員について (2025年7月11日時点)
 ※参考資料:代々木ゼミナール|年間学費 (2025年7月11日時点)
 ※参考資料:四谷学院|高卒生コース学費・料金のご案内(2025年7月11日時点)
 ※参考資料:四谷学院|高卒生コース(2025年7月11日時点)
※参考資料:大学受験の東進ドットコム|学費・申込手続(2025年7月11日時点)
 ※参考資料:東進ハイスクール|高卒生 入学案内 (2025年7月11日時点)


上表の通り入学金の平均相場は、現役高校生か浪人生(高卒生)かで、大きく変わります。どの予備校も現役高校生の方が安く、東進ハイスクールに至っては68,200円も開きがあります。

また、予備校や塾によって免除制度や割引制度を取入れているケースもあるので、確認しておきましょう。

授業料

予備校によって授業料は異なります。また、同じ予備校でもよりハイレベルのコースを選択すればするほど、授業料は高額になります。 例えば浪人生(高卒生)の授業料は以下の通りです。


【各予備校の授業料例】

予備校(塾)国公立文系コース国公立理系コース私立文系コース私立理系コース
河合塾(※1)594,000円594,000円538,000円522,000円
駿台予備校(※2)1,080,000円1,080,000円980,000円980,000円
代々木ゼミナール(※3)713,900円713,900649,000円690,800円
四谷学院(※4)890,000円890,000円800,000円800,000円
相場費用819,475円819,475円741,750円748,200円

※2025年7月10日時点
(※1)参考資料:高卒生・関東・東大文類アドバンストコースの料金高卒生・関東・東大理類アドバンストコースの料金高卒生・関東・早慶大文系コースの料金高卒生・関東・早慶大理系コースの料金
(※2)参考資料:高卒生・国公立大対策コース・EX東大文系演習・お茶の水校の料金高卒生・国公立大対策コース・EX東大理系演習・お茶の水校の料金高卒生・私立大対策コース・EX早慶大文系演習・お茶の水校の料金高卒生・私立大対策コース・EX早慶大理系演習・お茶の水校の料金
(※3)参考資料:高卒生コース・代々木ゼミナール本部校・オリジナルカリキュラム[国公立文系]の料金高卒生コース・代々木ゼミナール本部校・オリジナルカリキュラム[国公立理系]の料金高卒生コース・代々木ゼミナール本部校・早慶文系の料金高卒生コース・代々木ゼミナール本部校・オリジナルカリキュラム[私立理系]の料金
(※4)参考資料:高卒生・東大文系・全納の料金高卒生・東大理系・全納の料金高卒生・早慶文系・全納の料金高卒生・早慶理系・全納の料金


入学金と授業料をまとめると、高卒生の予備校相場費用は850,000円~930,000円になります。

ただし、上表における授業料の最低額は「河合塾|高卒生・関東・早慶大理系コース|522,000円」であり、最高額は「駿台|EX東大文系演習&EX東大理系演習|1,080,000円」です。詳細条件が異なるとはいえ、実に2倍以上の差があります。

そのため、「授業料の相場費用は○○円です」と断言するのは難しいのが実情です。もし進路や希望校が決まっているのであれば、各予備校に問い合わせることをおすすめします。より正確な料金情報を得られるでしょう。  

また、年間の授業数であるのか、それとも1週間の授業数に応じての設定なのか、予備校によって授業料が異なるので必ず確認が必要です。 予備校の授業料は、次のような要素によって異なります。 

予備校の授業料設定要素
  • 授業形態
  • 授業の難易度
  • 授業数の考え方

多くの予備校は、授業料にテキスト代などといった教材費が含まれているケースが多いです。

教材費・テキスト代  

予備校費用の内訳として、教材費・テキスト代があります。具体的には以下の通りです。


【教材・テキスト例】

科目テキスト・教材例
英語基礎英文法テキスト
長文読解演習問題集
英単語・熟語マスター帳
数学数学Ⅰ・A問題演習集
数学Ⅱ・B解法トレーニング
数学Ⅲ応用問題集(理系コースのみ)
国語現代文読解テキスト
古文必携フレーズ集
漢文語彙・句法マスター
理科物理公式・例題集
化学反応式演習テキスト
生物図解ノート
社会世界史一問一答集
日本史流れと暗記テキスト
地理用語集&地図帳
情報情報処理演習問題集
模試対策直前対策模試プリント
過去問解説冊子


ただし、上記は以下のように授業料に含まれることが多いです

「授業料」(受験対策講座・目的別講座)は、講座受講費のほかに学習指導費・教材費(※1)などの費用を含みます。 ※1.個別指導講座など一部講座においては、別途有料の副教材を使用する場合があります。
参照元:河合塾|学費の仕組み・支払方法(最終閲覧日2025年7月11日時点)

そのため基本的には気になくてよいのですが、一部講座、例えばオプションのオンデマンド授業を受けることにした場合、専用教材が必要になる可能性があります。

この場合だとオプションということで、最初に支払った授業料とは別に費用が発生する可能生があります。

もし諸事情によって予算が限られているのであれば、このあたりのことは入塾する前に必ず確認しておきましょう。

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模試代

予備校費用として、模試代もかかります。予備校別の模試代をまとめると、以下の通りです。

【各予備校の模試代】

予備校料金
河合塾
(塾生は無料)
公開会場(リスニングあり):8,800円
公開会場(リスニングなし):7,700円
自宅受験:7,100円
駿台予備校7,500円前後
代々木ゼミナール
(大学受験科生、高校メイト会員、Y-SAPIX生は無料)
一般生、講習会・セミナーメイト生、模試メイト生:7,500円
高卒メイト会員:7,000円
東進ハイスクール一般生:6,000円

※参考資料:河合塾|2025年度 全統模試受験料(「個人でお申し込みの方(一般生)」対象)(2025年7月11日時点)
※参考資料:駿台|駿台模試・テストの受験料(2025年7月11日時点)
※参考資料:代々木ゼミナール|SAPIX YOZEMI GROUP模試 受験料について (2025年7月11日時点)
※参考資料:東進ハイスクール|【8/24(日)実施】共通テスト本番レベル模試(2025年7月11日時点)


各予備校の模試代は、受験者によって変化します。例えば河合塾であれば、河合塾に入塾している人であれば無料、そうでない人は費用が発生します。

費用を抑えたい場合は、自分が入塾している予備校が開催している模試を中心に受けるとよいでしょう。

特別講習費

特別講習費とは、夏期講習・冬期講習・直前講習など、入試直前対策や苦手克服、応用力強化を目的として実施される短期集中型の追加講座のことです。この期間は学校が休みであることが多く、勉強に没頭できるため、学力を大きく伸ばすことを期待できます。

ここでは、特別講習の一種である夏期講習と冬期講習の費用を、予備校別でご紹介します。

【各予備校の特別講習費】

予備校夏期講習冬期講習
費用分数費用分数
河合塾21,700円
(塾生21,200円)(※1)
 450分
(90分×5講)
20,200円
(塾生19,700円)(※2)
450分
(90分×5講)
駿台予備校29,300円(※3)600分
(50分×12)講座
28,800円(※4)600分
(50分×12)講座
代々木ゼミナール16,000円(※5)360分
(90分×4回)
16,000円(※6)360分
(90分×4回)
四谷学院19,000円(※7)480分
(80分授業×6コマ)
18,500円(※8)480分
(80分授業×6コマ)
東進ハイスクール20,900円(※9) 450分
(90分授業×5回)
※講座修了判定テスト付
19,250円(※10) 450分
(90分授業×5回) 講座修了判定テスト付

※1 参考資料:河合塾|夏期講習(高校生・高卒生)  (2025年7月11日時点)
※2 参考資料:河合塾|冬期・直前講習(高校生・高卒生)  (2025年7月11日時点)
※3 参考資料:駿台|夏期講習のご案内  (2025年7月11日時点)
※4 参考資料:駿台|冬期講習・直前講習のご案内 (2025年7月11日時点)
※5 参考資料:代々木ゼミナール|2025夏期講習会 (2025年7月11日時点)
※6 参考資料:代々木ゼミナール|2024/2025冬期講習会 (2025年7月11日時点)
※7 参考資料:四谷学院|【夏期講習】高3生・高卒生 (2025年7月11日時点)
※8 参考資料:四谷学院|冬期・直前講座  (2025年7月11日時点)
※9 参考資料:東進ハイスクール|夏期特別招待講習 (2025年7月11日時点)
※10 参考資料:東進ハイスクール|冬期特別招待講習 (2025年7月11日時点)


どの予備校も、夏期講習の方が冬期講習よりも費用が高い傾向にあります。

夏期はおよそ1〜2週間(講座日数15〜20日)が一般的なのに対し、冬期は1〜2週間(講座日数7〜10日)と短いため、夏期講習はその分費用が高くなると考えられます。

なお、夏期講習・冬期講習は受講する講座数・時間数によって異なります。例えば河合塾で、塾生が夏期講習を5講座申し込めば、106,000円かかります。

予備校によっては科目によって費用が変化することもあるため、詳しくは各校に問い合わせてみてください。。

設備費・施設費・維持費

予備校費用には設備費・施設費・維持費が含まれています。例として以下のようなものが挙げられます。

【設備費・施設費・維持費の例】

項目具体例
教室
学習環境関連費
机・椅子(生徒用セット)
ホワイトボード
黒板
プロジェクター/スクリーン
IT
通信インフラ費
教室内Wi-Fiルーター
アクセスポイント
PC・タブレット端末
ネット回線利用料
施設維持
光熱費
電気料金
水道
ガス料金
清掃費(外部委託)
設備保守
点検費
空調(エアコン)保守点検
防犯カメラ・セキュリティシステム保守
OA機器(プリンター等)保守
その他共用設備費廊下・トイレ照明電球交換
掲示板・案内サイン作成


各予備校に入ってみるとわかりますが、多種多様な機材が用意されています。予備校には、快適な学習環境を維持するためにさまざまな機材や備品があり、それらの購入・維持にかかる費用が該当します。

ただし、入学金や授業料はこれらを踏まえたうえで請求されているケースがほとんどです。

交通費

自宅から予備校に通う場合、交通費が発生します。例えば、東京都内の北千住から新宿の予備校に通う場合、以下のように交通費が発生します。


【交通費の例】

駅(路線はJR山手線)片道の電車代
西日暮里→新宿210円

※2025年7月9日時点


往復で420円、週5で利用すると仮定すると2,100円、1か月で8400円、12か月だと100,800円かかる計算になります。意外と大きい金額ですよね。

自宅と予備校の距離によってはさらに高額になるケースもあるでしょう。

そのため費用という観点から見ると「レベルが高い都内の予備校に通いたい!」など、よほどの理由がない限りは、自宅から最寄りの予備校に通うのがよいかもしれません。

もちろん人によっては、レベルが高い中で勉強に励んだ方が、学力の向上を期待できる可能性があります。

自分の性格や志望大学のレベルなどを踏まえたうえで、総合的に判断するとよいでしょう。

コースや浪人生かで費用が変わる!授業料金を比較

高校生が勉強している画像

予備校によって料金設定が異なるため、比較するのが難しいという声も多くあります。

また、夏期講習を受講後、後期からの入学を検討している方はどれくらいの費用が発生するのか、気になるところでしょう。

そこでここからは、各予備校の授業料を解説していきます。

河合塾の費用は?高校グリーンコース&高卒生コースなど紹介

河合塾に入塾した場合、現役高校生か浪人生(高卒生)かで、受けるコースが大きく異なります。詳細は以下の通りです。

【現役高校生と浪人生(高卒生)のコース】

対象コース
現役高校生高校グリーンコース 個別指導(対面)
オンライン個別指導講座 総合型
浪人生(高卒生)難関国公立大医進コースなど


河合塾の「高校グリーンコース」は、1講座月単位で費用が発生し、受講する講座数に応じて計算をすることができます。


【高校グリーンコース 個別指導(対面)】

授業分数1講当たりの授業料1~3月:9講4~7月:13講9~12月:13講
180分8,350円75,150円108,550円108,550円
150分7,930円71,370円103,090円103,090円
90分6,460円58,140円83,980円83,980円
60分64,410円-57,330円57,330円
スタート学期
90分
1~2学期
150分
スタート学期
4,360円
1~2学期
7,930円
58,140円103,090円103,090円

※参考資料:河合塾|授業料(高1年委:2025年4月~12月/高2・3生:2025年1月~12月) (2025年7月11日時点)

上表に基づき、かつ「文系の東大志願者が、90分授業のみ4月~12月まで、受験科目すべてを受講する。その他オプションはなし」と仮定しますと、授業料だけで1,511,640円になります。

4~7月の授業料+9~12月の授業料
  • →83,980円×9科目+83,980円×9科目=1,511,640円

【東大を受験する場合の科目】

項目詳細
東大の受験科目(9科目)国語×1
地理歴史・公民×2
数学×2
理科×2
外国語×1
情報×1(2025年度より東大の必須科目)

※参考資料:東京大学|令和7(2025)年度東京大学入学者選抜(一般選抜)における出題教科・科目等について〔予告・補遺〕 (2025年7月14日)

私大を受験する場合、科目数が減るため、先述した費用よりも下がる可能性があります。受験科目は大学によって異なるため、志望大学の受験科目を先に確認することをおすすめします。

また、河合塾のオンライン個別指導講座総合型の費用は以下の通りです。


【オンライン個別指導講座 総合型】

授業分数1講当たりの授業料1~3月:9講4~7月:13講9~12月:13講
90分10,000円90,000円130,000円130,000円

※参考資料:河合塾|授業料(高1年委:2025年4月~12月/高2・3生:2025年1月~12月) (2025年7月11日時点)
※個別指導(対面)は、広島校の高校1~2年生、福岡校の高校1~3年生のみ対象
※オンライン個別指導のみ、1回1,500円の学習プラン作成費がかかります


受講数が増えるほど、加算される体系ということですね。反対に、科目数が国公立よりも少ない私立の場合だと、もう少し費用を抑えることが可能です。

また、浪人生(高卒生)向けコースは、全部でなんと638コースあります(2025年7月8日時点)。以下は、その中から一部抜粋したものです

【浪人生(高卒生)向けコース】

コース名9月入塾時の費用(一括)
難関国公立大医進コース 高卒生 関東586,000円
一橋大アドバンストコース 高卒生 関東586,000円
東京科学大理系アドバンストコース 高卒生 関東586,000円
ハイパー演習東大理類コース 高卒生 関東542,000円
ハイパー演習東大文類コース 高卒生 関東542,000円

※参考資料:河合塾|全コース一覧 (2025年7月14日時点)

河合塾の高卒生向けコースは、現役高校生向けのように細かく分けられていません。大学や進路系統などによって、コースが設けられています。志望校が決まっている方は、選びやすい体系といえるでしょう。

なお、上記はあくまで9月入塾時の公式データです。4月入塾時に比べると割安になっていますのでご注意ください。

駿台予備校の費用は?現役高校生向け&高卒クラスなど紹介

駿台は、東京大学や京都大学の合格者が多く、医学部や国立理系の大学へ多数の合格者を出す予備校です。

そんな駿台で用意されているコースは以下になります。


【現役高校生と浪人生(高卒生)のコース】

対象コース
現役高校生高校生クラス(対面講座)
浪人生(高卒生)EX東大文系演習など


現役高校生には、河合塾のように1講座月単位で費用が発生し、受講する講座数に応じて増える料金体系になっています。授業例としては、以下があります。


【1講座あたりの授業料】

講座例校舎分数コマ費用
高3難関
英語
首都圏
(9月入学)
50分3コマ(週1)112,000円
高2難関
英語
首都圏
(7月入学)
50分3コマ(週1)188,000円
高1難関
数学ⅠAⅡ
首都圏
(7月入学)
50分3コマ(週1)188,000円

※参考資料:駿台予備校|駿台予備校の高校生クラス 大学受験予備 (2025年7月14日時点)


【浪人生(高卒生)向けコース】

コース名9月入塾時の費用(一括)
EX東大文系演習1,040,000円
EX京大文系演習1,040,000円
難関国公立大文系1,000,000円
阪大文系1,000,000円
EX東大理系演習1,040,000円

※参考資料:駿台予備校|駿台の高卒/浪人生クラス 大学受験予備校/学習塾 (2025年7月14日時点)

現在の駿台予備校公式サイトには、現役高校生向けコースの費用情報は上記しか記載されていません。そのため正確な費用の把握が難しく、パンフレットを直接問い寄せることを強くおすすめします。

しかし、それでも「駿台予備校の予備校費用を、今知りたい!」という方がいるかもしれません。

そこで河合塾の費用例を参考に、駿台予備校で「首都圏・9月入学・週1で50分を3コマ受講」かつ「科目によって費用が変化しない」と仮定した場合の費用をシミュレーションしてみました。結果は約100万円になりました。

駿台予備校の費用シミュレーション
  • 112,000円×9科目=1,008,000円


9月からの入学でこれだけかかるということは、年間だと200万円近くになるかもしれません。また、これは授業料だけの金額です。入学金や季節講習、模試などの費用も含めると、さらに費用が上乗せされます。

 ただし、上記は9教科受講した場合の話です。私立大受験であれば3教科であることが多いため、上記金額の3分の1で済む可能性もあります。

これらはあくまで推測であるため、正確な費用を知りたい方は、問い合わせてみてください。

一方で、駿台予備校の浪人生(高卒生)向けコースは、河合塾同様に志望校別で設けられています。

駿台予備校公式サイトによると「地区・オプションによって費用は異なります」とのことです。やはり問い合わせて確認するのが無難といえます。

代々木ゼミナールの費用は?高校生コース&大学受験科など紹介  

代々木ゼミナール(代ゼミ)の高校3年生のコースは、入試を意識した実践的な内容を学べる受講内容になっています。

そんな代々木ゼミナールでは以下コースが用意されています。


【現役高校生と浪人生(高卒生)のコース】

対象コース
現役高校生学期+講習会パック
単科ゼミ・レベル別対策講座
単科ゼミ・受験対策講座
浪人生(高卒生)大学受験科


学期+講習会パックの料金は以下の通りです。

【学期+講習会パックの料金】

大学受験科納入額区分一括払い10回払い9回払い8回払い7回払い
適用入会月2月~7月2月~4月5月6月7月
1講座コース初回2回目以降 180,000円18,000円18,000円20,000円20,000円22,500円22,500円27,000円25,500円
2講座コース初回2回目以降310,000円31,000円31,000円38,000円38,000円40,500円40,500円46,000円46,000円
3講座コース初回2回目以降425,000円42,500円42,500円49,000円47,000円54,000円53,000円62,000円60,500円

※参考資料:代々木ゼミナール|学期+講習会パック (2025年7月14日時点)

一括払いを選べば入会月を問わず同額を納めることが可能です。

分割払いを利用する場合は、2月から7月まで早い時期に申し込むほど回数を多く設定でき、その分1回あたりの負担が軽減されます。

例えば、10回払いでは1講座コースが毎月18,000円ですが、入会が遅れて回数が7回になると1回あたり27,000円まで上がります。

また、初回納入額は、入会手数料や諸経費を含むため各コースとも若干高めに設定され、2回目以降は均等額となる仕組みです。

単科ゼミ・レベル別対策講座の料金に関しては以下の通りです。


【単科ゼミ・レベル別対策講座の料金】

授業時間×回数第1学期(全12回)第2学期(全12回)第3学期(全5回)
単科ゼミ・レベル別対策
(90分×1回/週)
48,000円48,000円20,000円
単科ゼミ・受験対策
(90分×1回/週)
48,000円48,000円25,000円※
単科ゼミ・受験対策
(90分×1回/週)
78,000円78,000円25,000円※
単科ゼミ・受験対策
(60分×1回/週)
32,400円32,400円25,000円※

※参考資料:代々木ゼミナール|1講座ごとのお申込(単科ゼミ) (2025年7月14日)
※高校生対象「第3学期オプション」。入試本番を想定した実践演習講座などをオプションで自由に申し込めます。
※第3学期オプションのみ、単体でのお申し込みはできません。
※「フリーセレクトプラン」または「学期+講習会パック」を利用中の方は、既に内包されていますので、本オプションへのお申し込みは不要です。


単科ゼミ・レベル別対策講座は、学期ごとに回数が固定された3学期制で提供されているのが大きな特徴です。

第1学期と第2学期はそれぞれ12回の授業が組まれており、長期間をかけて計画的に学習を進められる一方、直前対策に特化した第3学期は全5回と短期集中型になっています。

このように学期区分によって回数と内容が明確に分かれているため、定期的な受講から入試直前の補強まで、自分の学習ニーズに合わせて柔軟に選択できる構成です。


一方で、浪人生(高卒生)向けの大学受験科には以下のようなコースがあります


【浪人生(高卒生)向けコース】

コース費用
オリジナルカリキュラム [国公立理系]570,900円
オリジナルカリキュラム [国公立医系]597,300円

※参考資料:代々木ゼミナール|年間学費 (2025年7月14日)

あらかじめコースが用意されているため、選びやすいでしょう。

東進ハイスクールの費用は?現役クラス&高卒本科など紹介

東進ハイスクールも現役高校生と浪人生(高卒生)でコースが別に用意されています。


【現役高校生と浪人生(高卒生)のコース】

対象コース
現役高校生通期講座(単科)受講
志望校通期ユニット
浪人生(高卒生)高卒生本科コース


東進ハイスクールの現役高校生向けコースは、さらに2種類に分かれています。1講座ずつ申し込める「通期講座」と、入塾時にまとめて申し込める年間講座「志望校通期ユニット」の2種類です。

まず通期講座(単科)受講と志望校通期ユニットに関してですが、市川八幡校によると、料金は以下の通りです。


【通期講座(単科)受講】

講座数授業料
1講座※82,500円

※参考資料:市川市(本八幡)の東進|東進衛星予備校|市川八幡校|諸費用について (2025年7月11日時点)
※90分×20~27回


【志望校通期ユニット】

ユニット数高速基礎マスター通期講座費用
20~161講座19~15695,200円~382,800円
15~111講座14~10304,700円~113,300円
10~61講座9~597,900円~45,100円

※参考資料:市川市(本八幡)の東進|東進衛星予備校|市川八幡校|諸費用について (2025年7月11日時点)

ユニットとは、複数の通期講座と高速基礎マスター講座をまとめて割安で受講できるコースのことです。

4ユニットまでは定価で割引なしですが、5ユニット以上になると徐々に割引率が上昇します。

20ユニットでは定価1,650,000円に対して特別受講料954,800円と、695,200円もの割引が適用されます。

予備校費用を少しでも抑えたい場合は、ユニットの利用がおすすめです。


その一方で、浪人生(高卒生)向けコースを確認してみると、以下のように大学別でコースが設けられています。


【浪人生(高卒生)向けコース】

コース費用
東大
難関国立
国公立医学部コース
763,400円
早慶
私立医学部コース
742,500円
AI完全修得コース1,173,700円

※参考資料:東進ハイスクール|高卒生 入学案内 (2025年7月14日)

浪人生向けコースは、志望校レベルに応じて「講義ボリューム」「演習・模試」「面談サポート」「AIツール活用」など、パッケージ内容が大きく変わります。

それに伴って費用も数十万〜100万円超まで幅があります。

支払いは一括が最もコストを抑えられますが、早期の資金確保が難しい場合は分割払いも選択可能です。

追加講座を戦略的に組み合わせることで、コース料とオプションのバランスを最適化すると効果的でしょう。

四谷学院の費用は?高3コース&高卒生コースなど紹介

四谷学院は、「科目別能力別授業」と「55階段個別指導」のダブル教育で受験に挑みます。

そんな四谷学院では、現役高校生と浪人生(高卒生)のコースは以下になっています。


【現役高校生と浪人生(高卒生)のコース】

対象コース
現役高校生高3生コース
浪人生(高卒生)高卒生コース


非常にシンプルであり、各コースの詳細も以下のようにわかりやすくなっています。

【高3生コース 学費】

授業単位全納分納
第1回入金第2回入金
0.5~2単位75,680円~271,040円10,340円~34,760円72,380円~243,320円
2.5~4単位318,560円~373,120円40,700円~47,520円284,900円~332,640円
4.5~6単位415,360円~542,080円52,800円~68,640円369,600円~480,480円
諸経費40,480円5,060円35,420円

※参考資料:四谷学院|高3生コース 学費・料金のご案内 (2025年7月11日時点)
※週3.5~6単位は、授業料が20%割引


0.5単位から6.0単位まで、0.5単位刻みで選択できるため、自分の学習量や予算に合わせて無駄なくプランを組めるのが特徴です。

その一方で、浪人生(高卒生)向けコースとして、以下のようなものがあります。

【高卒生コース 学費】

コース全納分納
第1回入金第2回入金
国公立理系4・5教科型89,000円475,000円470,000円
国公立看護医療部89,000円475,000円470,000円
私立医学部80,000円385,000円470,000円

※参考資料:四谷学院|高卒生コース 学費・料金のご案内 (2025年7月11日時点)

四谷学院の高卒生コースは「志望校レベル別の多様なパッケージ」「入学金+前期後期授業料の明瞭設計」「手厚いサポート体制」を兼ね備えています。

これらを踏まえて、自分の志望校・学力状況・予算に応じた最適なコース選択が可能です。

予備校年間費用の支払い方法を解説

ここでは予備校の年間費用の支払い方法を解説します。

予備校費用の主な支払い方法
  • 一括払い
  • 月額(分割)払い

一括払い

予備校の費用支払い方法として挙げられるのが、一括払いです。例えば河合塾の場合だと、入塾金・申し込み講座の授業料・塾生サポート料を一括で支払うことが可能です。

ただし、追加などの変更があった場合、別途支払いが発生する可能性があります。

そして肝心の支払いタイミングなのですが、これは予備校によって異なります。例えば河合塾の公式資料用によりますと、以下のように記載されていました。

<一括で支払うを選択した場合> 当月内に講座の追加・変更申込があった場合、月末時点の申込内容で精算され、一括払いの授業料を翌月27日に口座振替いたします。27日が金融機関の休業日の場合は翌営業日となります。お申し込み内容によっては、別途ご返金が生じる場合があります。
参照元:河合塾|お支払い・ご精算の流れ (最終閲覧日2025年7月11日時点)

期日が明確に決まっているため、事前に必ず用意しておきましょう。万が一支払期限が過ぎてしまったら、「河合塾利用者専用サイト」にログインし、「申し込み履歴一覧 」から「再申し込み」を行ってください。

月額(分割)払い

予備校費用は、一括だけでなく分割で支払うことも可能です。ただし、予備校によっては2回までしか分割できない可能性があります。事実、河合塾の公式サイトには以下が明記されています。

【大学受験科】学費の支払回数は選べますか? 4月入塾では、「一括払い」または「分割払い(2回)」のいずれかを選択できます。 「分割払い(2回)」を選択した場合は、分割手数料として20,000円が初回請求に加算されます。 ただし、オプション講座 /プラス講座の支払方法は、「一括払い」のみとなります。
参照元:河合塾|【大学受験科】学費の支払回数は選べますか?(最終閲覧日2025年7月11日時点)

上記は大学受験科の話ですが、2回までしか選べないとのことです。

そのため最終費用によっては、分割といえども1回の支払いが100万円超える可能性があることも視野に入れておきましょう。

大手ほど必須!予備校費用を抑えるコツ

次に、予備校費用を抑えるコツを解説します。

予備校費用を抑えるコツ
  • 複数の予備校を比較する
  • キャンペーンを利用する

複数の予備校を比較する

予備校費用を抑えるために、相見積もりをとることをおすすめします。理由は、同じようなサービス内容でも価格差が大きく、比較することで無駄な出費を防げるからです。

例えば、大手予備校Aと中堅予備校Bが、同じ科目数・同じ授業時間でコースを提供していたとしても、Aは有名講師のブランド料が含まれ月額5万円、Bは地域密着型で月額3万円と、2万円の差が出ることがあります。

このような場合、授業の質を自分で体験した上でBを選べば、年間で24万円も節約できます。

もちろん「比較するのが面倒」と感じることもあるかもしれませんが、その際は1日で数校に電話やメールで問い合わせるだけでも十分です。

予備校費用は100万円を超えることも珍しくないため、相見積もりをとり、慎重に判断すべきです。

キャンペーンを利用する

予備校費用を抑えたい場合、キャンペーン開催時期に入学するのもアリです。なぜなら、入会金無料や授業料割引などの特典が用意されることが多く、通常よりも大幅に費用を節約できるからです。

例えば駿台の場合だと、説明会に参加することで、以下のように入学金を半額に抑えることが可能です。

入学金 事前に会員登録した方は、入学金減額の特典があります。 10万円→ 5万円
参照元:駿台予備校|駿台の高卒/浪人生クラス(最終閲覧日2025年7月11日時点)

5万円も抑えられるのは大きいですよね。少しでも予備校費用を抑えたいのであれば、上記のようなキャンペーンは積極的に活用すべきです。

予備校を探す
2025/08/15版
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高校生、大学受験

各予備校のスカラシップ制度や特待生制度を比較!

勉強途中の机の画像

大手予備校の多くは成績優秀者などに対し、授業料の一部免除などといったスカラシップ制度や特待生制度を設けています。

実施している予備校は以下のとおりです。

【スカラシップ制度・特待生制度を実施している大手予備校】

予備校名

現役生

浪人生

河合塾

駿台予備校

×

代々木ゼミナール

×

東進ハイスクール

残念ながら、四谷学院ではスカラシップ制度や特待生制度を設けていません。しかし、先述したように、交通費補助金や兄弟が入学しているかどうかによって割引を受けられるので、利用していきましょう。

それぞれのスカラシップ制度・特待生制度について解説します。

河合塾のスカラシップ制度は現役生と高卒生が対象

河合塾では、現役生と浪人生に対しスカラシップを取入れていますが、校舎によって異なります。

現役生に対してスカラシップ制度を実施しているのは、以下4校のみです。

スカラシップ制度実施校(現役生)
  • 広島校
  • 福岡校
  • 北九州

入塾後に実施される河合塾の模試の成績や授業への出席状況などを考慮し、スカラシップ制度の対象となるか判断されます。

スカラシップ制度の内容としては、
最優秀賞5万円・優秀賞3万円・敢闘賞1万円もしくは図書カードが授与されます。

浪人生に対しては、地区によってスカラシップ制度の内容が異なります。

【スカラシップ実施地区(浪人生)】

実施地区

内容

北海道地区・東海地区・近畿地区・中国・四国地区

・授業料の一部相当額
・入塾金の一部相当額

東北地区

授業料の全額もしくは一部免除

関東地区

5万円の授与

九州地区

学費の一部免除


いずれも河合塾で実施される模試の成績と、奨学生選考試験成績のどちらかで選考されます。

河合塾の模試の成績で選考される場合、前年度の模試
が対象となります。前年度に河合塾を利用していない場合は、奨学生選考試験での選考となるので注意しましょう。

スカラシップ制度のほかに、塾生の特典として以下のようなものがあります。

【河合塾の塾生特典】

対象

特典

内容

現役生

講習の塾生割引適用

夏期・冬期の講習を塾生割引料金で受講できる

直前講習が無料

入試直前講習を1講座無料で受講可能

浪人生

模試の受験料が無料に

河合塾で実施される模試を無料で受けられる    

通学定期券・長距離学割    

・4、5月入塾者対象
・定期券を学割で購入可能
・受験時など自宅が遠い場合長距離学割が利用できる    

成績優秀者表彰制度(※1)

成績が優秀でほかの塾生の模範となる生徒へ表彰とともに図書カード贈呈

(※1)仙台校のみ実施


スカラシップは成績優秀者など条件が厳しい面がありますが、塾生特典は塾生であれば受けることができる特典であるため、可能なかぎり活用していきましょう。

駿台予備校に通う浪人生は成績によっては授業料全額免除も

駿台予備校には、浪人生を対象にしたスカラシップ制度はありますが、現役生を対象にしたものがありません。

駿台予備校のスカラシップ制度は、
前期と後期それぞれの成績、出席状況などを考慮し、選考します。年に2回チャンスがあるため、努力次第でスカラシップ制度の対象となることも可能です。

駿台予備校のスカラシップ制度では、奨学金・記念品を授与され表彰されます。奨学金は、選考されたランクによって、授業料の
1/2もしくは1/4程度、または入塾金の1/2程度の金額になります。

前期と後期で最優秀ランクになると、
年間で授業料相当の金額の支援を受け取れます。

また、このほかにも経済的に厳しい家庭を対象にした支援制度として、以下のようなものがあります。

【支援制度について】

支援制度

対象(※)

駿台予備校被災者特別奨学制度

2021年4月1日以降に発生した自然災害によって被害を受けた方

経済支援奨学制度Ⅰ

・2023年3月に高校卒業見込み
・出身高校の推薦を受けた
2022年、2021年と世帯所得が218万円以下
・学業成績が優秀である    

経済支援奨学制度Ⅱ

・2023年3月に高校卒業見込み
・国の教育ローンを利用し駿台に入校する予定    

指定寮入寮者学習支援制度

・経済支援奨学制度Ⅰの適用者
・駿台指定寮へ入寮する学生    

※ 審査対象年は毎年変更されるため確認が必要


上記の対象となる方は、入学金や授業料の一部免除を受けられます。具体的にどの程度の経済的支援があるのかは、掲示されていないため各入校校舎の窓口へ確認しましょう。

代々木ゼミナールは浪人生を対象にしたスカラシップ制度と優待を用意

代々木ゼミナールでは成績優秀な浪人生を対象に、以下のようなスカラシップ制度・優待制度・支援制度を実施しています。

浪人生が対象の支援制度
  • スカラシップ制度
  • 授業料一部減額
  • スタートアップシステム(無料)
  • 模試の受験料の免除
  • 単科ゼミを優待価格で受講可能
  • 速習講座や英語4技能試験対策講座を優待価格で受講可能
  • 夏期・冬期講習会の授業料を優待価格で受講可能

ただし、後期入学の場合は、スカラシップ制度の対象外となるうえ、通学定期券の購入もできない点には注意が必要です。

代々木ゼミナールのスカラシップ制度は、入学コース診断テスト
で選考のうえ成績優秀者に対し、授業料免除もしくは一部免除を受けられます。

また、診断テストは2回まで受験できる
ため、チャンスが多いです。ただし、本部校への入学者が対象となるので注意しましょう。

優待制度については、以下を参考にしてください。

【代々木ゼミナールの優待制度】

優待

内容

授業料一部減額

・説明に参加し入校すると5万円の授業料減額
・高校より推薦されると授業料一部減額、入学コース診断テストが免除

スタートアップシステム

1学期が始まる前までの準備期間として対象講座を無料で受講できる

模試の受験料免除

SAPIX YOZEMI GROUP模試や必須模試を無料で受験できる

単科ゼミの優待    

通常の授業料の半額で受講可能    

速習講座や英語4技能試験対策講座の優待

通常の授業料の半額で受講可能    

夏期・冬期講習

優待授業料で受講可能    


このほかにも駿台と同様に、経済的に余裕がない方への支援として以下のようなものがあります。

【経済的支援制度】

支援制度

対象(※)

支援額

被災者特別支援制度

・2022年度に災害救助法が適用されている地域に在住の受験生

25万円

経済支援奨学制度Ⅰ

・2023年3月に高校卒業見込み
・前年度の世帯所得が218万円以下
・学業成績が優秀である

35万円


代々木ゼミナールでは、現役生にはない特典として授業料に対する優待・支援制度が充実しています。

予備校のなかには、入学金に対して割引や一部免除制度を導入しているケース多くあります。

しかし、授業料に対し充実した優待や支援制度を設けている予備校は少ないため、代々木ゼミナールの特徴ともいえます。

東進ハイスクールは模試の結果次第で授業料免除の特待生になれる 

東進ハイスクールでは、基本的にスカラシップ制度や特待生制度といったものがありません。しかし、東大特進コースにのみ特待生制度を設けています

東大特進コースは、毎年開催している短期集中型の東大受験への特別コースなので、通期とは違います。

選考基準は、東進ハイスクールで実施する
東大本番レベル模試センター模試もしくは、駿台や河合塾の模試で受けた東大の判定が対象です。

判定によって、割引になる科目数が異なります。

【東大本番レベル模試・センター模試の判定】

判定

科目数

A判定

5科目

B判定

4科目

C判定

3科目

D判定

2科目


【駿台予備校・河合塾の東大判定】

判定

科目数

A判定

4科目

B判定

3科目

C判定

2科目


この場合の科目は講座数ではなく、国・数・社・理・英といった科目になります。

たとえば、東大現文・東大漢文の講座を受講する場合、この2つの講座は「国語」のなかに入るため、1科目としてカウントされ特待生割引で受講できるということです。

短期間の特別コースではあるものの、
特待生割引を受けることで講座によっては、通常の約1/22の授業料で受講できます。

予備校を探す
2025/08/15版
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高校生、大学受験

大手予備校の寮にかかる費用を比較

予備校の寮の画像

ここまでご紹介した大手予備校では、大学受験に集中するため、浪人生を対象に寮を完備しています。

そこで、寮にかかる費用について、関東地区にある寮を例に以下の表にまとめました。

予備校によって利用できる寮が複数あり、費用も寮によって異なります。また、入寮時期によって費用が変動することも考慮し、あくまで4月入寮の場合の目安として確認しておきましょう。

【各予備校の関東地区寮費の目安】

予備校名

河合塾

駿台予備校

代々木ゼミナール

東進ハイスクール

四谷学院(※1)

入寮費

120,000円

160,000円

468,000円

200,000円

月額寮費

163,900円

149,800円

159,000円

78,400円

94,700円

年間寮費

1,639,000円

1,780,000円

1,749,000円(※2)

862,400円(※2)

1,125,500円

年間水道光熱費

110,000円

(基本料金+使用料金)

保証金

50,000円

50,000円

そのほか

分割の場合 手数料22,000円

通信設備費 月額3,960円

食事代月額23,000円

年間管理費256,000円

※上記の価格は税込みです。
(※1)四谷学院の専属寮は費用が公開されていないため指定寮で表示
(※2)11カ月分で換算


寮によっては、男子寮・女子寮と分かれているものや、ほかの予備校生も利用する指定寮といったものがあります。また、寮によって大きく料金が違うため、確認が必要です。

下記の記事で、予備校の寮や費用について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

各校の費用と授業料を比較しながら予備校を選ぼう

今回は、大手予備校にかかる費用や寮費について解説しました。

予備校にかかる費用としては、主に「入学費・入塾費+授業料+諸経費」があります。

予備校にかかる費用は、決して安いとはいえません。とくに、浪人生を対象にしたコースは50万円以上の費用が必要になります。

そのため、スカラシップ制度や割引優待などを活用できるかどうか確認することも大切です。

説明会へ行く・Webから申込むだけで入学金の一部が免除されるといった優待もあるので、見逃さないようにしましょう。

また、授業料に講習費が含まれているのか、各オプションの内容や費用はどういったものなのかなど、自分の志望校にあわせて検討することが重要になります。

予備校の授業料は、受講する講座数やレベルに応じて料金が変わるため、自分にどんな講座が必要なのか、よく検討して費用を確認するようにしましょう。

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2025/08/15版
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工藤 智也
この記事を執筆した執筆者
工藤 智也

Ameba塾探し 執筆者

「Ameba塾探し」の編集兼ライター。子どものころは勉強が苦手で、好きな教科と嫌いな教科でテストの点数が極端に違ったタイプ。国語が好きで、本ばかり読んでいた学生時代。中学校で塾に通い、その時に初めて塾で勉強すると成績が伸びることを実感。苦手な数学の成績が上がったことは、勉強に対する考え方が変わった良いきっかけに。この経験を活かし、勉強することが苦手な人が、少しでも勉強を好きになり前向きな塾選びができるようなサイトを目指します。