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勉強するとイライラする!集中できないときに実践したい対処法5選

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勉強しなくてはいけないことはわかっていても、イライラして集中できないときもあるのではないでしょうか。イライラすると集中力が削がれ、勉強に打ち込めなくなります。

また、イライラが続くと、勉強していないときでも怒りっぽく不機嫌になってしまい、人間関係に好ましくない影響が及ぶこともあるかもしれません。勉強だけでなく生活全般に好循環を生むためにも、イライラの原因や解消法を知っておくことが大切です。

そこで本記事では、勉強する際にイライラする原因をはじめ、イライラして集中できないときに実践したい対処法を紹介します。イライラしないための普段の心がけも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

勉強するとイライラするのはなぜ?よくある原因

机に伏している学生の画像

勉強するとイライラする、という方は少なくありません。よくある原因としては、次のものが挙げられます。

勉強するとイライラする主な原因
  • 思うように勉強がはかどらない
  • 勉強に集中しにくい環境だと感じている
  • 勉強以外にストレスを感じている

イライラの原因がわかると、解消する方法も見つけやすくなります。主な原因別に見ていきましょう。

思うように勉強がはかどらない

思うように勉強がはかどらないときは、ストレスを感じやすくなります。

たとえば、理解できない部分があって勉強が進まないときや、勉強すべきことが多くてスケジュール通りに進んでいないときなどは、ストレスを感じてイライラするかもしれません。

勉強に集中しにくい環境だと感じている

話し声や周りの音が気になり、勉強に集中できないこともあるでしょう。

たとえば、真剣に考えているときに家族の話し声やテレビの音などが聞こえると、イライラするかもしれません。また、次のような環境も集中を妨げることがあります。

勉強に集中しにくい環境
  • 勉強机と椅子の高さがあわない
  • 机が狭く、勉強に必要なものを置けない
  • 椅子の座り心地が悪い
  • 椅子がきしむ、動かすと音がする
  • 部屋の温度・湿度が快適ではない

勉強中に上記のようなことが気になると、イライラして集中できなくなってしまうことがあります。調整できるものは自分が快適な状況になるよう修正し、集中しやすい環境を構築しましょう。

勉強以外にストレスを感じている

勉強が思うようにはかどらないときもストレスを感じてイライラしますが、勉強以外のことでストレスを感じてイライラすることもあるでしょう。

たとえば、次のようなことにストレスを感じ、イライラして勉強に手がつかなくなることもあります。

勉強以外のよくあるストレス
  • 家族から「勉強しろ」「成績が悪い」といわれる
  • 家族や友人とうまくいかない
  • 勉強以外にしたいことがある
  • 学校生活や家庭生活に不安・不満がある

勉強するときは気持ちを切り替えて勉強だけに集中したいものですが、なかなか思うようにはいきません。

勉強以外のストレスが勉強を妨げているときは、ストレスの原因を解消することを優先しましょう。

イライラして勉強に集中できない!実践したい対処法5選

イヤホンをしている学生の画像

イライラして集中できないときは、「勉強しなくてはいけないのに…」と、気持ちが焦ってしまうことがあります。

しかし、焦る気持ちがさらにイライラを増幅させることがあるため、勉強に集中しようと無理に気持ちを切り替えるよりも、先にイライラを解消するほうがよいかもしれません。

イライラにより勉強に集中できないときに試したい対処策としては、次のものが挙げられます。

【イライラ解消におすすめの対処策】

それぞれの対処策について見ていきましょう。

勉強を教えてもらう

理解できない部分があり、勉強がはかどらないことでイライラしている場合は、周りの人に教えてもらいましょう。学校の先生や塾の講師、友人などに尋ねることで理解できるようになり、イライラも解消できるかもしれません。

自分で最後まで考え抜くことは、学力向上のためには必要なことです。しかし、どうしてもわからない場合や、どこから手をつければよいのか見通しがつかない場合は、考える時間が長引いてイライラが増すだけで解決にはつながりません。

ある程度、考えたあとは見切りをつけ、学校の先生や塾の講師などに相談してみてください。理解できるようになると気持ちが晴れ、イライラを解消できるかもしれません。

基礎を見直す

勉強中に「わからない」という体験が続くと、イライラを感じてしまうことがあります。「この問題が解けない」「ここの意味がわからない…」と気持ちが煮詰まり、勉強への熱意を失ってしまうかもしれません。

「わかった」「知っている」という感覚を思い出すためにも、基礎を見直してみるのはいかがでしょう。応用問題に取り組んでいる場合なら、基礎問題に立ち戻ってみてください。

また、基礎を見直すことで、わからない問題が解けるようになる可能性もあります。確固とした学力を身につけるためにも、基礎問題に時間を割くようにしましょう。

勉強する内容を変える

わからない問題にいつまでも取り組んでいると、イライラすることがあります。とくにテスト前で時間に余裕がないときに、わからない問題が立て続けに出てくると、ストレスがかかってイライラすることもあるででしょう。

わからない問題を学校の先生や塾の講師に尋ねたり、基礎を見直したりすることもイライラを解消するための方法のひとつです。しかし、教えてくれそうな人がそばにいない場合や、基礎問題でつまずくこともあるでしょう。そのようなときは、一旦、勉強する内容を変えてみるのもおすすめです。

たとえば、英語で煮詰まったときは数学、確率の問題で煮詰まったときは図形の問題を解く、といったように、教科や単元を変えてみましょう。気持ちがリフレッシュされ、イライラが鎮まることもあります。

休憩時間をとる

集中できないときに無理に勉強しようとすると、さらにイライラが高まることもあります。普段なら簡単に解ける問題に苦戦して、勉強へのやる気を失ってしまうかもしれません。

集中できないときは無理に勉強せず、一度休憩をとるのもおすすめです。15分ほど眠ったり、お菓子を食べたり、少しだけゲームをしたりと、勉強以外のことをしてリフレッシュしてみましょう。

ただし、この方法は、短時間のみ休憩するつもりが、いつの間にか休憩が長引いて、勉強の時間が少なくなってしまう可能性があります。リフレッシュしたら勉強に戻るためにも、時間を決めて休憩するようにしてください。

場所を変える

環境に問題があってイライラしているときは、場所を変えることで集中できるようになることがあります。自室で集中できないときはリビングや別の部屋に移動したり、図書館や自習室などに行ったりしてみるのもおすすめです。

少しざわざわしているほうが落ち着くなら、あえて人がいる場所で勉強するのもよいでしょう。どのような環境が自分にあうのか分析し、落ち着ける場所をいくつか見つけておくようにしてください。

周りの音が気になって集中できないときは、遮音効果の高いイヤホンを装着してみるのもよいかもしれません。また、お気に入りの曲をかけたり聞いたりすると、周囲の音が気にならないことがあります。

イライラせずに勉強するために普段からできること

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イライラするのは、精神衛生上、好ましいことではありません。イライラした気持ちを解消するためにも、次のことを普段から実践してみましょう。

イライラしないために普段から実践したいこと
  • できないことではなく、できたことを評価する
  • 比べないことをモットーにする
  • イライラをポジティブに受け止める

それぞれどのように実践するか、わかりやすく解説します。

できないことではなく、できたことを評価する

「あれもわからない」「これもできていない」と考えるだけで、イライラした気持ちはさらに増幅してしまいます。勉強を積み重ねていくと、わからないことやできないことが増えてしまうのは当然です。

イライラせずに勉強を続けるためにも、普段からできないことではなく、できたことに注目する習慣をつけてみてください。

わからないことがあっても、それ以上にできたことがあるはずです。また、学校生活や自宅学習、塾での勉強などにより、知識や解法は増えていきます。できたことや知ったことが多いと考えれば、イライラしにくくなるかもしれません。

比べないことをモットーにする

「志望校が同じ友人の成績が急に上がり、ひとつ上のレベルの学校を目指すようになった」「予備校や塾での成績が思わしくなく、クラスや座る場所が変わり、友人との間に溝ができた」といった状況では、ストレスが溜まり、イライラするのは当然です。

しかし、他人と比べても、成績は上がりません。自分は自分であることを理解し、人と比べないように心がけてみましょう。人と比べなくなると、イライラすることが減り、穏やかな気持ちを保ちやすくなります。

また、他人と比べる気持ちはなくても、先生や親から他人を引き合いに出して叱責されることがあるかもしれません。「〇〇くんは前回の模擬試験でA判定だったらしい」「〇〇ちゃんは、志望校のランクを上げるように先生からいわれたらしいよ」などと比較されると、勉強のやる気も失ってしまうことがあります。

他人から比べられたときも、「自分は自分」という信念を持つことが大切です。うまくやり過ごせるようになり、イライラしにくくなるでしょう。

イライラをポジティブに受け止める

基本的に、イライラはネガティブな感情です。集中力が低下し、気持ちが乱れ、普段なら簡単にできることもできなくなってしまうことがあります。

しかし、イライラは必ずしも悪い感情とはいえません。イライラした気持ちを向上心に置き換え、勉強のモチベーションを高めるきっかけとして受け止めてみるのもひとつの手です。

たとえば、わからない問題に対してイライラを感じた場合、「勉強ができないときにイライラした自分」=「勉強ができるようになりたい自分」だと評価し、「もっと勉強を頑張ろう」と思考を転換するようにしてみましょう。マインドが変わることで学習意欲が高まり、集中して勉強に取り組めるようになる可能性もあります。

また、ストレス発散の方法のひとつとして、基礎的な勉強を加えてみるのもよいかもしれません。イライラしたときは深い思考が難しくなるため、英単語や漢字などを覚える比較的単純な勉強をしてみてください。一つひとつ暗記していくことで気持ちが落ち着き、イライラを解消できることがあります。

勉強に集中しやすくするためにイライラと上手に付き合おう

勉強している学生の画像

どんなに穏やかな人でも、うまくいかないときや体調が悪いとき、環境に問題があるときなどはイライラするものです。イライラする自分に腹を立てるのではなく、「人は誰しもイライラするもの」と素直に受け止めるようにしましょう。

イライラの原因や対処法を知っておくと、気持ちを短期間で切り替えて、勉強に集中しやすくなりますよ。

イライラした自分を評価して勉強のモチベーションに転換したり、気分転換のひとつとして英単語や漢字などの簡単な反復学習や、歴史などの暗記に取り組むのもおすすめです。

効率的な英語の勉強法を知りたい方や、年号を語呂合わせで暗記したい方は、下記の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。