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個別指導塾の選び方│失敗しないための8つのポイントと向いている子どもの特徴

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お子さんの通塾先として個別指導塾を検討している方のなかには、数多く存在する個別指導塾からどのような基準で塾を選べばよいのかわからず悩んでいる方もいるでしょう。

個別指導塾に通うためには、決して安いとは言えない金額の費用がかかります。そのため、できるだけお子さんと塾のミスマッチなどの失敗は避けたいところ。

この記事では、個別指導塾をどのように選べばよいのか悩んでいる保護者の方に向けて、8つのポイントを紹介していきます。後悔のない塾選びのためにぜひお役立てください。

個別指導塾の特徴│メリット・デメリット

個別指導塾とは、講師1人に対して生徒が1人~4人程度で授業を受ける塾のことです。集団授業塾よりも講師と生徒の距離が近い点や、カリキュラムや授業内容に融通が利きやすい点が特徴です。

まずは、塾選びの参考にしたい個別指導塾のメリット・デメリットを解説します。

個別指導塾のメリット

個別指導塾のメリットは、主に以下のとおり です。

個別指導塾のメリット
  • 一人ひとりにあった柔軟なカリキュラム設定が可能
  • 講師に質問しやすい
  • スケジュールを調整しやすい
  • 集団授業塾では難しい内容の指導にも対応

一人ひとりにあった柔軟なカリキュラム設定が可能

集団授業塾の場合、多くの生徒が勉強しやすいように調整されたカリキュラムが組まれますが、お子さんの理解度や学力によっては進度に追いつけない可能性があります。

一方で個別指導塾では、生徒の希望や理解度に応じたカリキュラムを柔軟に設定してもらえるので、理解を深めながら着実に学力を向上させることが可能です。

講師に質問しやすい

集団授業塾では十数人~数十人の生徒が一緒に授業を受けるので、授業中にわからないことがあっても質問しにくいと感じる方もいるでしょう。

そのようなお子さんであっても、個別指導塾であれば不明点や疑問点をすぐに講師に質問しやすい環境が整っています

スケジュールを調整しやすい

集団授業塾では授業がおこなわれる曜日や時間帯が決まっているので、部活の練習の都合で受講したい授業を受けられない可能性もあります。

個別指導塾の場合、生徒の都合にあわせてスケジュールやカリキュラムを組むことができるので、部活や課外活動など両立しやすいでしょう。

集団授業塾では難しい内容の指導にも対応

受験学年のお子さんの塾選びをする場合、塾通いの目的は「志望校合格」になります。学年や受験形式によっては面接試験や小論文試験が課されますが、数十名の生徒に向けて同一カリキュラムで指導をおこなう集団授業塾では個人の能力に焦点をあてた対策を受けられる機会は多くありません。

個別指導塾であれば個人の状況にあわせた指導が可能なので、推薦入試や総合型選抜での受験を検討しているお子さんは、個別指導塾がおすすめです。

個別指導塾のデメリット

一方で、個別指導塾には以下のようなデメリットもあります。

個別指導塾のデメリット
  • 集団授業塾よりも費用が高い傾向がある
  • 切磋琢磨する仲間やライバルがいない
  • 講師との距離感次第では勉強に集中できない可能性もある

個別指導塾では、1人の講師が担当する生徒の数が集団授業塾よりも圧倒的に少ないです。

そのため、人件費が集団授業塾よりも高くなり授業料に影響し費用が高めになる傾向にあります。

また、集団授業塾では十数人~数十人の生徒と一緒に授業を受けることで、ほかの生徒と切磋琢磨することが期待できます。

一方、個別指導塾だと一緒に授業を受ける生徒は多くても2~3人であり、塾によっては生徒同士の席がパーテーションで区切られている場合もあります。そのため、ほかの生徒と刺激を受け合うことによるモチベーションアップは期待しにくいでしょう。

さらに、生徒と講師の距離感の近さは個別指導塾ならではの特徴であり、講師をより身近に感じられることがプラスに働く場合も多いです。ただし、講師と半ば友だちのような関係になってしまい授業に集中できない可能性がある点は考慮しておかなければなりません。

個別指導塾に向いているお子さんの特徴

集団授業塾と個別指導塾はそれぞれメリット・デメリットがありますが、あくまでも「お子さんにあっている塾を選ぶ」という考え方が重要です。

個別指導塾に向いているお子さんの特徴は、主に以下のとおりです。

  • 気になることはすぐに質問したい
  • 自分のペースで学習したい
  • 課外活動や習い事があり決まった時間に塾に通うのが難しい
  • さまざまな科目の授業を受けたい

授業中に不明点や気になる点がある状態では、次に進みたくない・進めないというお子さんもいるでしょう。集団授業塾ではカリキュラムが決まっているので、理解できない部分があっても授業は進んでしまいます。

ほかの生徒がほとんどいない個別指導塾であれば、気になる点をすぐに質問し解消することができます。

きちんと理解できるまで自分のペースで学習したいお子さんにとっては、カリキュラムの柔軟性が高い個別指導塾のほうがあっている可能性が高いです。

また、部活動やほかの習い事をしている場合、練習が長引いて塾の授業時間に間に合わないこともあります。

個別指導塾だと、受講できなかった授業は振替授業という形で受けられることが多いので、部活や課外活動などで忙しいお子さんにもおすすめです。

さらに、個別指導塾は授業内容に対する柔軟性が高いのも特徴です。

「普段は数学を受講しているが学校の定期テスト前には英語の勉強もしたい」「化学と物理の授業を隔週で受けたい」といった要望がある場合は、個別指導塾に通うとよいでしょう。

個別指導塾の選び方│後悔しないための8つのポイント

個別指導塾は数が多く、強みとしている点や指導方針も塾ごとに異なります。

知名度や雰囲気をもとに通う塾をなんとなく決めてしまうと、お子さんにあっていない塾を選んでしまう可能性があります。

個別指導塾を選ぶ際に確認すべきポイントは、主に以下のとおりです。

個別指導塾を選ぶ8つのポイント
  • 塾に通う目的を明確にしておく
  • サポート体制が整っているか
  • お子さんと相性のよさそうな講師がいるか
  • お子さんの性格にあった生徒数か
  • 通いやすい立地・アクセスか
  • 実績や口コミの内容に懸念がないか
  • 費用が家計の負担にならないか
  • 自習室があるか

それぞれのポイントを、詳しく解説します。

塾に通う目的を明確にしておく

個別指導塾の指導方針はさまざまで、学校内容のフォローを中心におこなっているところもあれば、受験対策に力を入れているところもあります

 定期テストの対策を中心にしてほしいのであれば前者の塾に通うべきですし、志望校合格のために偏差値を伸ばしたいのであれば後者の塾に通うべきです。

どのような目的で個別指導塾に通うのかを明確にしたうえで、塾を選びましょう。

サポート体制が整っているか

塾選びにおいては、生徒や保護者に向けたサポート体制の充実度も重要です。

定期的に面談を実施してくれる、塾での勉強の様子を家庭にレポートで伝えてくれる、授業時間以外で質問対応をしてくれるなど、サポートの形はさまざまです。

家庭での勉強スケジュールまで指示してもらえれば、自宅学習も捗るでしょう。

お子さんと相性のよさそうな講師がいるか

個別指導塾は、集団授業塾以上に講師と生徒の相性が重要です。

ほぼマンツーマンで指導を受けるにあたり、お子さんと相性がよくない講師が担当になった場合はモチベーションが下がり成績が上がらないリスクがあります

体験授業制度を設けている塾であれば、体験授業でお子さんと講師の相性を確認しましょう。また、講師を変更できる制度があるか、変更回数に制限がないかどうかも確認しておくのが賢明です。

お子さんの性格にあった生徒の人数か

同じ個別指導塾でも、生徒数が1名と4名では1回の授業で1人の生徒にかけてもらえる時間が異なります

もちろん、生徒の人数が少ないほうが授業の密度は濃くなりますが、ずっと見られていると委縮してしまうお子さんであれば、生徒が2~4人いる個別指導塾のほうがよいかもしれません。

お子さんの性格も踏まえて、どういった形式の個別指導塾がよいかを判断しましょう。

通いやすい立地かどうか

数年間継続して通うことを考えると、学校や自宅から遠かったりアクセスが悪かったりすると、通塾だけで疲れてしまう可能性があります。そのため、学校や自宅から通いやすい位置にある塾や、通学途中の駅にある塾がおすすめです。

また、塾の授業は夜遅くに終わることも多いので、帰り道の安全性も確認しておきましょう。

実績や口コミの内容に懸念がないか

志望校合格を目的に塾に通う場合、お子さんの志望校への合格実績も確認しましょう。

塾からの案内には合格実績が掲載されていることが多いため、公式ホームページや資料に目を通しておきましょう。

また、学校の成績向上に関しても塾の公式ホームページに掲載されていることがありますが、合格実績と比べると掲載のない塾も多いのが現状です。成績に関するリアルな評判を確認したい場合は、その塾に通っていたお子さんや保護者の口コミも参考にしてみてください。

口コミは、成績向上や志望校合格などの実績を確認できるだけでなく、公式サイトや資料からはわからない教室や講師の雰囲気を知るためのよい検討材料になります。

▶Ameba塾探しに寄せられた口コミはこちら

費用が家計の負担にならないか

上述したとおり、個別指導塾は集団授業塾に比べて費用が高くなる傾向があります

あらかじめ、教材費や設備費・季節講習費などを含めた合計費用を確認し、家計にとって負担にならないか確認しておきましょう。

入塾金無料キャンペーンや割引制度を設けている塾もあるので、そのようなキャンペーンが適用されるタイミングでの入塾がおすすめです。

自習室があるか

塾に通いはじめると、自学自習に割く時間も多くなります。

家では学習に集中できないというお子さんや、すぐに講師に質問できる環境で学習したいというお子さんには、常に利用できる自習室を設けている塾がおすすめです。

入塾前の面談や体験授業・見学に参加する際、自習室の有無を講師に確認するようにしてください。

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お子さんの性格にあった個別指導塾で成績アップを目指そう

個別指導塾は、講師1人に対して生徒が1人~4人程度で授業を受ける塾で、カリキュラムの柔軟性が高い、講師に対する質問がしやすいなどのメリットがあります。

お子さんによって、集団授業塾と個別指導塾のどちらのほうがよりあうかは異なりますので、お子さんの性格を踏まえて塾選びをしましょう。

個別指導塾のなかから通う塾を選ぶ場合、塾に通う目的やサポート体制、立地・アクセスなどをもとに塾選びをすることで、お子さんにぴったりあった塾を選びやすくなります。

実際に塾に通っていた方やその保護者の口コミも参考になるので、口コミにも目を通しながら通う塾を選ぶとよいでしょう。

葉玉 詩帆
この記事を編集した編集者
葉玉 詩帆

Ameba塾探し 編集者

幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て現在に至る。中学受験、大学受験を経験した経験をもとに、「Ameba塾探し」では保護者や学生の方にとって有益な記事づくりを目指しています。