予備校は定期券でおトクに通える!通学定期や学割制度を利用できる予備校をご紹介

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浪人が決定し予備校に通うことになった場合、学費に加えて費用面で気になるのが交通費です。毎日通うことを考えると、一年を通して発生する交通費はかなり高額となり、浪人生本人はもちろんご両親にとっても大きな懸念点となります。

交通費を節約したい場合、定期券を購入するのがおすすめですが、割引率の高い通学定期券は購入できるのでしょうか。結論から述べると、通学定期券を購入できる予備校は存在します。とはいえ、購入にはいくつか条件がありますので、注意が必要です。本記事では、通学定期券の割引率の高さや、購入方法、購入の際の注意点などを解説していきます。
  1. 学校法人が運営する予備校は「通学定期券」を購入できる
  2. 予備校で通学定期を購入する際のポイントをご紹介
  3. まとめ

学校法人が運営する予備校は「通学定期券」を購入できる

通学定期券とは、学校や各種学校、専修学校に通学する際に発行されるもので、通勤定期券よりも割引率が高いのが特徴です。通学定期券は、鉄道事業者が認定した指定学校の生徒のみが購入できます。

指定学校に関しては鉄道事業者ごとに多少の違いはあるものの、基本的には「学校法人」であれば指定学校に認定されるようです。つまり、通学定期券を購入する際には、通学先が「学校法人」であることが前提となります。

では、実際の例を挙げて、通学定期券がどの程度お得なのかを確認しておきましょう。

定期券代の例(JR中央線の吉祥寺駅 - 新宿駅間)

期間

切符代(※)
通勤定期
通学定期
1ヶ月    
¥8,800    
¥6,580    
¥5,490
3ヶ月    
¥26,400    
¥18,760    
¥15,660
6ヶ月    
¥52,800
¥31,620    
¥29,640

(※)1ヶ月に20日間往復した場合で計算


月に20日間通うとして、3ヶ月で1万円以上、6ヶ月で2万円以上交通費に差がつきます。JRのみでこれだけ費用が変わりますので、私鉄や地下鉄など、ほかの鉄道事業者との乗り換えが発生した場合、費用の差はより大きくなります。通学定期券を購入できるのであれば、ぜひ利用したいところです。

学校法人の予備校とは?

通学定期券があると、年間の交通費がかなり抑えられるのは上の表のとおりです。そうなると次に気になるのが、学校法人の予備校がどの程度あるのかという点ではないでしょうか?学校法人かどうかを確認するには、運営会社が所属する団体を調べる必要があります。公式サイトやパンフレットに運営会社が書いてある場合が多いので確認しておきましょう。

有名な予備校の運営会社がどのような形態であるかをまとめたのが下表になります。「三大予備校」とも称される河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナールは学校法人が運営をおこなっています。

大手予備校の運営団体

学校名称
団体種類    
河合塾    
学校法人    
駿台予備学校    
学校法人    
代々木ゼミナール    
学校法人    
東進ハイスクール    
株式会社    
四谷学院    
株式会社    
武田塾    
株式会社    

パンフレットや公式サイトでははっきりわからない場合は、文部科学省のWebサイトでも確認が可能です。サイト内で「専修学校」、「各種学校」に分類されている団体が学校法人として扱われます。

予備校で通学定期を購入する際のポイントをご紹介

最初に解説したとおり、通学定期券を購入できるかどうかは、各鉄道会社が指定学校として認可しているかどうかです。たとえ学校法人の場合でも、またその系列グループでも、購入できない可能性がありますので注意が必要です。

通学定期券を購入できるかどうか事前に確認したい方は、利用する鉄道会社に直接問い合わせ、通う校舎と利用する路線を告げて確認するのが一番確実な方法です。

通学定期券を購入できる場合は発売窓口へ行き、そこで
通学証明書など、その校舎に通う生徒であることを証明できる書類を提出する必要があります。また購入できる区間は、自宅の最寄り駅から通学する校舎の最寄り駅までの区間のみで、それ以上の区間や関係ない区間に関しては購入できません。

例として、駿台予備学校、河合塾、代々木ゼミナールの通学定期券購入時の注意点をご紹介していきます。

駿台予備学校は4月に入学しなければ通学定期券を購入できない

駿台予備学校は春に入学した生徒のみ購入可能です。

例年4月1日以降に、校舎の窓口で通学証明書を発行してもらえます。この通学証明書を持って利用路線の発売窓口へ行きましょう。ただし後期から通学をする生徒は通学定期券の対象ではありません。通常運賃で通うより、通勤定期券を購入したほうが交通費はお得になりますので、購入しておきましょう。

通学定期券を購入できるのは、基本的に浪人生のみですが、
一部特例として横浜市営地下鉄のみ現役フロンティア生でも通学定期券の購入が可能となっています。

河合塾は校舎ごとに対応が異なる

河合塾も4,5月に入学した生徒のみ通学定期券を購入することが可能です。

秋葉原館、あざみ野館、藤沢館の3つの校舎に通う場合は、
一部私鉄を除いて、4,5月入学でも通学定期券を購入することができません。

ただし秋葉原館、あざみ野館、藤沢館の3校舎に通う方には別途割引制度があり、申請をおこなえば通学定期券と通勤定期券の
差額分を補填してもらえます。詳しくは入塾が決まった後に送付される「入塾関係書類」で確認するようにしましょう。

代々木ゼミナールのサテライン校舎は通学定期を購入できないので注意

代々木ゼミナールもほかの2つと同様に、年間を通してその校舎に通う生徒のみ購入可能です。

代々木ゼミナールで注意したい点は、「代ゼミサテライン予備校」に関してです。これは、日本全国に580の校舎を持ち(2020年7月現在)、どの校舎でも代々木ゼミナールの本部校舎などで行われている講座を映像で受けることができる校舎です。

ただしこの代ゼミサテライン予備校は、
代々木ゼミナールとフランチャイズ契約をしている塾などになります。学校法人ではない場合も当然含まれており、その場合通学定期券の購入ができない場合がほとんどです。こういったフランチャイズ契約の校舎に通うことを検討している方は、まず通う校舎に問い合わせておきましょう。

学校法人以外の予備校にも学割制度はあるのか?

学校法人ではない場合でも、通学の交通費に関して補助金の制度を持っているケースがあります。そんな一例をご紹介しておきましょう。

運営が株式会社の東進ハイスクールでは、さまざまな条件はあるものの通学費用の補助金制度があります。


対象は浪人生のみですが、2つの補助金制度をおこなっています。
ひとつは入学時の通学補助金制度。こちらは全入学者が対象で、通学費用として3万円が授業料から値引きされます。東進ハイスクールのパンフレットなどに記載されている授業料は、この3万円が値引きされた後の金額ということになります。

もうひとつは4~12月の9ヶ月間の、通勤、通学定期券の
差額が3万円を超える場合、その差額を補填するというもの。最初に紹介した吉祥寺駅~新宿駅間のJR利用でも、9ヶ月分となると差額は3万円を超えますので、この補填の対象ということになります。ただしこの補填制度には以下のような条件があります。

この3つの条件をクリアした浪人生が申請を行えば、2月末に差額分の補填を受けることができます。

差額の補填は後からということになりますので、通学している間はまず通勤定期券で通学をおこない、卒業前に申請するのを忘れないようにしましょう。

まとめ

通学定期券を購入できるかどうかは、各鉄道会社が指定学校として認可しているかどうかで決まります。一般的には学校法人であれば、ほぼ購入できると考えていいでしょう。ただし、地域や路線によっては対象外となっているケースもありますので、気になる方は、利用する鉄道会社に問い合わせてみましょう。

学校法人の場合でも購入対象者となるのは、
通年その校舎に通う生徒のみであるケースが多いので、入学の際の案内書などで確認するようにしましょう。学校法人ではない場合でも、通学費用の補償制度のあるケースもあります。補償に関しては出席率などの条件が付く場合もありますので、こちらも確認が必要です。

予備校の授業料は決して安いものではありません。授業料以外でかかる経費を抑えられるのであればぜひ利用したいところです。

ただし、運営が学校法人かどうかを理由に予備校を決めるのは本末転倒です。
予備校選びは開催しているコースや、合格者数、そしてご自身の勉強方法やスタイルにあった予備校を選ぶようにしてください。
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