河合塾のセンター・リサーチの信憑性とは? 二次試験に向けた結果の活かし方を紹介!

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センター・リサーチは、国公立大だけでなく早稲田大学や中央大学、明治大学といった有名私大でセンター試験を利用した多くの受験生たちに、志望校の合格可能性を最後に判定する手段として利用されています。

受験生にとってはセンター試験の点数によって、志望校の合格がかかってくるわけですから、自分のセンター試験の点数がライバルのなかでどんな位置にいるのか気になりますよね。

センター・リサーチの使い方は簡単で、自己採点したセンター試験結果をネットから入力するか、各塾の校舎に提出することで志望校の最新の合格可能性判定などを無料で知ることができます。

センター・リサーチのなかでも河合塾の「バンザイシステム」が有名ですが、どのくらい信頼できるものなのでしょうか。そこで本章では、河合塾のセンター・リサーチの内容と信憑性について解説します。        
  1. 河合塾のセンター・リサーチの概要
  2. 河合塾のほかにセンター・リサーチができる予備校は?    
  3. 浪人生もセンター・リサーチを利用できる?    
  4. センター・リサーチのスケジュール    
  5. センター・リサーチ結果の活かし方    
  6. 河合塾のセンター・リサーチまとめ    

河合塾のセンター・リサーチの概要

河合塾のセンター・リサーチは「バンザイシステム」と呼ばれていて、河合塾生はもちろんですが塾生以外でも登録すれば無料で利用できます。

河合塾では昨年度の志望者のセンター試験の点数と実際の入試の合否からボーダーラインを割り出しています。    

信憑性は?    

河合塾のセンター・リサーチは、全国最大規模のデータを集計しているため信憑性は高いです。2019年度では436,634名が参加しており、これは大学入試センター試験受験者の約8割に当たります。

しかし、約8割もの人数を集計してもセンター試験を受けた人全員が結果を出しているわけではないため、出してない人の点数が自分より上なら判定も変動するので絶対とはいえません。

とくに得点が非常に高い人や低い人は出さない傾向がありますので、上位層がどれだけいるか未知になってしまうところがあります。

実は自己採点の集計は河合塾がはじめたシステムが最初なので、センター試験の初期のころから実施されていてノウハウがあり、こうした点からも信憑性が高いといえます。

また、センター試験結果と河合塾の第三回全統記述模試とのドッキング判定が可能なので、過去の成績を二次試験に見立てた判定を知ることができます。        

判定基準は?      

河合塾では合格可能性をA~Eの5段階で、A判定:80%以上、B判定:60%以上、C判定:40%以上、D判定:20%以上、E判定:20%未満と出しています。

あくまでセンターレベルの学力と過去の成績からの判定であり、A判定なら絶対合格するとは限りません。

私立大の単独型のセンター利用入試の判定であればかなり信憑性は高いでしょう。

また、二次試験の配点が高い大学はセンター・リサーチの判定が低くても、二次試験で巻き返せる可能性が高いです。

とくに東大、京大、東工大は文系、理系の専門科目以外のセンターの科目があるので足切りに合わないかどうかくらいの気持ちで判断して、二次試験の対策に時間をかけましょう。      

利用方法について    

バンザイシステムと呼ばれるサイトがあり、インターネット上から登録ができます。

または河合塾の校舎に行って所定のシートに点数を記載して提出するか、学校や塾単位でシートを提出すると結果を郵送してもらうことができます。

結果は校舎や学校に取りに行くか、個人宛に郵送してもらう場合には別途郵送費がかかる場合があります。      

結果内容からわかること    

まず通常の模試のように各科目の全国平均値や自分の偏差値を確認することができます。そして、志望校別に配点を換算した合格可能性判定が記載されています。ここが大きなポイントです。

さらに、志望校別の平均点や得点分布を知ることができますので、ライバルの中の自分の位置がわかります。合格判定結果が悪くても、得点分布によっては挽回できる位置にいるかもしれませんのであきらめるのはまだ早いです。

また、国立大医学部などで足切りが予想される場合には、一次選抜のラインが表示されますので参考にすることができます。

ほかに、河合塾で10月ころにおこなわれる全統記述模試に参加した人は、模試の結果から見た二次試験の評価偏差値も出ます。あくまで過去の模試の結果からの判定であり、過去の自分に対する評価でもあります。

模試の結果は本番の試験のレベルとは差が生じますし、これから伸びる人もいますので結果を気にしすぎてモチベーションを下げないようにしましょう。      

河合塾のほかにセンター・リサーチができる予備校は?    

センター・リサーチは全国の受験者を対象としたたくさんのデータが必要なため、大手の予備校でないと実施ができません。おそらくですが、実施するためには相当な費用もかかっていると思われます。

最大手のひとつである代々木ゼミナールは、2014年を最後にセンター・リサーチの実施を廃止しました。現在河合塾のほかに実施しているのは、駿台・ベネッセと東進です。それぞれのセンター・リサーチについて解説していきます。    

駿台・ベネッセ「自己採点・判定チェッカー」    

駿台・ベネッセのセンター・リサーチは「自己採点・判定チェッカー」と呼ばれるシステムで、河合塾に劣らない最大規模のデータ量があります。「自己採点・判定チェッカー」と併用して駿台・ベネッセの「インターネット選太君」をネット上で登録することにより、二次試験対策や併願校の選定をおこなうことができます。

10月に実施される駿台・ベネッセ記述模試を受けた場合は、模試とセンターの結果を合わせたドッキング判定を出すことができます。

この「自己採点・判定チェッカー」は前年度の判定システムが公開されており、通年で見ることができるのも特徴です。前年度のセンター試験を解いて自己採点結果を入力すると前年度の判定が出ますので、今年度のセンター試験の前にやってみると練習や参考にもなりおすすめです。      

東進「合否判定システム」    

東進のセンター・リサーチは、データ量が他社の半数程度と少ないことが懸念されています。利用するには「合否判定システム」と呼ばれるサイトに登録します。

東進はセンターの結果から二次試験の結果を予測して判定を出しています。また、センターを利用しない私立大の合格可能性判定もセンター・リサーチで出せることが特徴です。      

浪人生もセンター・リサーチを利用できる?    

各予備校により利用方法は異なりますが、浪人生ももちろん利用できます。

河合塾のセンター・リサーチを校舎に提出する際は、提出可能な校舎が限られているので近隣に無い場合はネット上のバンザイシステムを利用したほうが便利です。

駿台・ベネッセのセンター・リサーチは所定の集計カードに結果を記入した後、カードの提出のため駿台校舎に行く必要があります。郵送は受け付けていないので注意してください。もし校舎に行けない場合は、インターネット選太君を利用しましょう。

東進はネット上の合否判定システムに登録することで利用できます。        

センター・リサーチのスケジュール    

2021年のスケジュールは、2020年9月現在はまだ各社とも発表されておりませんので、発表されたらここに速報でお伝えします。

参考として、2020年は河合塾と駿台・ベネッセは1月20日に校舎か学校に直接データを提出し、23日から結果が発送されました。

河合塾のバンザイシステム、駿台ベネッセのインターネット選太君は1月22日の午後から公開されました。

東進も1月20日にネットから登録することになっていましたので、おそらくほかと同じくらいのタイミングで公開されたと思われます。

各社ともネットからセンター・リサーチを受ける場合は、当日回線が混み合うことが予想されますので、登録を事前に済ませておくとセンター結果を入力するときに時間をかけなくて済みます。

ネット上からの利用は大変便利ですが、各社ともデータをダウンロードする必要があったり、会員登録が必要だったりするので事前に済ませておくのがおすすめです。      

センター・リサーチ結果の活かし方    

センター・リサーチの合格可能性判定は肝心の入試直前におこなわれるものなので、その結果によってモチベーションが左右されてしまうことも多くなります。

センター・リサーチがA判定やB判定だったとしても油断はできません。センター・リサーチを提出しない受験者もいますし、二次試験もあるので結果は必ずではないからです。そしてこれまではセンター試験対策に時間を取られてきましたが、ここから二次試験に向けてグンと伸びる人は実際にもいます。

結果に一喜一憂せず冷静に現状を分析して、受験までにできることをしていくことが大事です。

二次試験はまだこれからですし、CやD、E判定だったとしても挽回するために必要なことを出しましょう。あと何点必要か、問題傾向からどの部分を強化するか、などです。ちょっとしたケアレスミスや読み違いも含めて自分の弱点を少しでもなくすよう、厳しい視点で臨むこともポイントです。

何度も解いた問題でも、記述に足りない部分はないか、式の展開にミスはないかなど細かくチェックします。あせっても身にならないので、よく考えて解答を出すよう意識しましょう。必要ならランクを下げる決断をするのも大切で、思い切って志望校を変更する判断をします。

やれることをやりきっていくことが自信に変わります。いい結果でも油断せずに勉強を続けて自信をつけ、悪い結果なら志望校の過去問などやりきって自信をつけて不安を消しましょう。      

河合塾のセンター・リサーチまとめ    

河合塾のセンター・リサーチは受験生のデータが多く集まっていて、過去のデータの蓄積もあるので信憑性が高いといえます。

センター・リサーチの結果から、その時点での自分のやるべきことを見つけることが大切です。センター・リサーチの結果が良かったからといって安心せず、二次試験に向けてより丁寧な解答を心がけてケアレスミスを防ぎましょう。

逆に結果が悪かったら足りないところを補っていくか、思い切って志望校変更を検討する勇気も必要です。

最後まで自分の力を出し切って、後悔のないよう受験に臨めるといいですね!      
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