河合塾のテキストに載っていない問題は入試にも出ない?的中率の高い入試逆算型テキストを徹底解説!

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河合塾のテキストは、入試問題を徹底的に分析し、毎年改訂している質の高い内容です。入試逆算型で作成されており、体系的に学べるように問題が配列されています。テキストの問題から大学入試で出題されることも多く、的中率が高いと評判です。

教科ごとのテキストの構成やポイント、活用法についても解説しながら、河合塾のテキストの魅力についてご紹介します。
  1. 河合塾大学受験科のテキストは入試逆算型!
  2. テキストの「T」と「無印」の違い    
  3. 参考書や問題集は本当に必要ない?
  4. テキストの構成やポイント
  5. テキストに直書きしても問題ない?活用法とは?
  6. 河合塾のテキストまとめ
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河合塾大学受験科のテキストは入試逆算型!

河合塾では毎年、全国規模で最新入試問題を収集分析し、入試傾向をテキストに反映させています。そのため、毎年テキストを改訂し、新入試にも対応しています。

河合塾のテキストの大きな特徴は、入試逆算型で作成されていることです。生徒を合格させるために、何をいつどのタイミングで教えるのかを逆算しています。限られた受検勉強期間のなかで、基礎や応用などをどの時期にどの順番でどれくらいの時間を割いて教えるかなどを徹底的に分析し、問題が配列されているのです。

参考書やテキストというより、問題集というイメージです。必要最小限の問題数に絞ることで、受験に必要なノウハウを効率よく身に付けられます。

多くの大学入試で、河合塾のテキストと同じ問題が出題され、的中率の高さに定評があります。公式サイトの「ズバリ!的中」のコーナーで的中した問題を公表できるのは、最新の入試問題を徹底的に分析した上で、テキストを毎年改定している結果です。

公式サイトなどで「テキストで扱わなかった問題は入試に出ません」と言い切れるほど、講師陣が問題を厳選し、入念に作り上げたテキストといえるでしょう。    

テキストの「T」と「無印」の違い    

河合塾のテキストは、「Tテキスト」と「無印テキスト」の2種類に分かれています。Tテキストの方がレベルは高く、無印テキストは標準レベルです。科目によっては、無印テキストのなかに「*」の付いた問題もあり、無印テキストのなかで難易度が高くなっています。「*」の問題を解くかどうかはコースやレベルによって異なります。   使用するテキストは、受講するコースによって最初から固定されていることもありますが、基本的に生徒のレベルによって渡されるテキストが異なります。  

「サクセス・クリニック」という学力診断テストでレベル分けされ、テキストが決まります。開講前と夏季の年2回実施されるテストで、学力がどの程度かを分野別に細かくチェックされます。  

標準の無印テキストで基礎を積み上げることも大事ですが、簡単すぎては意味がないため、Tテキストをもらえるように励むことをおすすめします。ただし、Tテキストが難しすぎてレベルに合っていない場合は身に付かない可能性もあるので、必要に応じて講師やチューターなどに相談しましょう。  

参考書や問題集は本当に必要ない?

河合塾のテキストがあれば、基本的にほかの参考書や問題集は必要ありません。河合塾のテキストは、合格するために必要なすべてのノウハウを効率よく、体系的に学べるように問題が配列されているからです。  

志望校の過去問だけをひたすら解いていても、基礎が定着していなければ解けないのはもちろん、1問中に複数のテーマが融合された問題には対応できません。問題の構成や解き方の順番を理解しておくことが重要です。  

河合塾のテキストと授業は基礎を万全にすることに重点が置かれており、入試で出題される融合問題の解き方もマスターできます。   河合塾のテキストを授業前に予習しておき、授業後に復習すれば、受験に必要な学力が十分定着します。河合塾のテキストは合格に必要なノウハウをすべて網羅しているので、何度もやり直すことをおすすめします。  

もし、何度繰り返しても物足りなかったり、不安に感じたりする場合は、自分に合った参考書や問題集に取り組んでも問題ありません。      

テキストの構成やポイント

Tテキストと無印テキストは問題の難易度が異なるだけで、学習する分野はほとんど変わりません。テキストは時期に合わせて、大きく2種類用意されています。1学期に使用し基礎学力の定着を目指す「基礎シリーズ」と、主に2学期以降に使用し入試直結の応用力を養う「完成シリーズ」です。  

「予習→授業→復習」の構成がどのように確立できるのか、必要な学力をどのように身に付けられるのかなど、テキストの内容について教科ごとに解説します。  

英語

英語のテキストは、「グラマー(英文法・語法)」、「ライティング(英語表現)」、「リーディング(長文・解釈)」という3つのジャンルにわかれています。      

グラマー

グラマーのみ「英文法・語法サブテキスト」があります。内容は「重要例文とその解説」をまとめたもので、常に手元において確認用として活用すれば、文法と構文を関連づけられます。  

予習用の「Warming Up Test」は、ポイントを把握しやすい内容のため基礎事項を確認でき、授業中の演習問題にスムーズに取り組めるように配慮されています。演習問題は重要事項を厳選した内容で、文法や語法を体系化して学べます。復習用の自習用補充問題は、解答や解説が詳しく説明され、授業後の知識の整理に役立ちます。  

予習用と復習用の問題には、「英文法・語法サブテキスト」に対応する例文番号が付けられ、連動させながら例文を確認できます。      

ライティング

基本文例が示されているため、英作文が苦手でも、英文を書きはじめやすいように配慮されています。また、基本文例レベルの短文でコツをつかみ、2~3行の英文和訳に取り組むなど段階的にレベルアップできるように工夫されています。  

さらに、巻末付録には書き方の基本ルールをまとめた「自由英作文の書き方」があり、参照することで自由英作文を書く力が養えます。      

リーディング

モバイルを使って生徒をサポートする「e-サポート」から、テキストの英文を読み上げた音声をダウンロードできます。予習用の例題は詳しい解説付きなので、音声とともに基礎となる英文構造を理解できます。  

授業中の演習問題は、英文内容の理解をより深く身に付けられる内容です。復習用に活用できる巻末付録には例題と解説があり、授業で学習した構文をチェックできます。

数学

基礎シリーズでは、問題演習を通して定理や公式の考え方を確認し習得します。完成シリーズは入試問題の演習となり、基礎シリーズで学んだことを強化し、入試に向けての実戦的な対策をおこないます。ここでは、基礎シリーズ(理系)のTテキストを例に説明します。

テキストは、学力基盤をつくる数学4冊、実戦力強化の演習テキスト1冊の合計5冊、別冊の「数学基本事項集」から構成されます。  

数学4冊は、高校3年間で学ぶ内容を1年で習得できるように効率よく編集されています。単なる問題解法の解説ではなく、その背景にある重要事項を学べるように構成され、入試に直結する知識の理解と定着に役立ちます。  

まず、基本的な予習用問題を解いてから巻末の解答を確認します。その後に授業で演習問題に取り組むことで、入試突破に必要な定理・公式をしっかりと習得できます。数学4冊で習得した内容をさらに発展的かつ総合的な演習テキストで使いこなすことにより、合格するための実戦力を身につけることが可能です。段階的に難易度がアップするため、無理なく学習を進められます。

「数学基本事項集」は、基本の概念・公式・計算技術をまとめたコンパクトな冊子で、大学受験科生全員に配付されます。常に携帯しておくことで、必要な知識の理解および定着をサポートします。

国語

国語のテキストは、現代文・古文・漢文の3科目で、それぞれに学習をサポートするサブテキストが付いています。国語は志望校や学科によって学習するウェイトがかなり異なるため、いくつか例にあげて説明します。

私大現代文では、文語文や4,000字超えの文章に記述問題を含む問題も扱い、難関私立大に対応できるように作成されています。巻末には付録として、文学史問題が掲載されています。入試で出題される文学史の対策も可能です。サブテキストには、評論文に出てくる表現や文学史など重要なポイントがまとめられています。

古文では、予習用として文法の基本事項をまとめたドリルを活用します。授業では志望校や入試問題の傾向に合わせて2種類のうちいずれかの文章に取り組みます。サブテキストには、重要古語や文法事項の確認のほか、系図や図解もあり視覚的に知識が身に付きます。付録には文法演習もあり、復習に役立ちます。

漢文総合のテキストは、過去の入試問題をベースに編集されています。頻出の句形をチェックしたうえで、白文に訓点を付けて書き下し、現代語訳にする能力を身に付けることで、さまざまな文章に対応できる読解力を養えるように構成されています。サブテキストでは、句形の知識を整理できます。  

理科

理科のテキストは、物理・化学・生物の3科目で、いずれも演習編と解説編があります。演習編を2回取り組むことで基礎と応用力を養い、入試で必要なすべての重要事項を整理した解説編で知識の定着を図ります。  

物理では、穴埋め問題による重要事項の整理と理解、基礎シリーズで重要事項の定着、完成シリーズで入試に必要な問題対応力を養います。

化学では、授業で扱う演習問題のほか、基本・必修・補充・復習・発展問題などの解答付き自習問題を掲載し、「予習→授業→復習」が可能です。

生物の解説編は、図表を使ったり資料を掲載したりなど、重点整理と理解を深めるための工夫を凝らした内容です。巻末の索引で生物用語のチェックにも活用できます。

地理歴史・公民

日本史と世界史は、時代や歴史の流れをつかみ、体系的に歴史学習が進められるよう編集されています。表や地図、史料などを使ってより深く理解できます。

地理は、単純な暗記では身につかない論理的思考力の養成を目的としています。コンパクトに整理され、補足事項や併用資料の参照ページを掲載することで効率よく学習できます。

公民は、経済編と政治編にわかれ、見開きで基礎から発展まで理解を深められるよう構成されています。副教材に「時事資料集」があり、公民学習で重要な時事問題の理解を助けます。

テキストに直書きしても問題ない?活用法とは?

河合塾のテキストは、「予習→授業→復習」と繰り返して使用することで、学力を定着させるため、なるべくテキストに直書きしない方がおすすめです予習ではテキストをコピーして使用し、授業と復習ではノートかルーズリーフなどに記入した方が活用しやすいでしょう。

もし、テキストに直書きしたり、マーカーを引いたりした方が勉強しやすい場合は、自分流のやり方で構いません。ただし、テキストを繰り返して学習することを念頭に置いて使用しましょう。      

河合塾のテキストまとめ

河合塾のテキストは、受験に合格するためのエッセンスが詰まったテキストです。多くの大学入試で、テキストと同じ問題が出題される的中率の高さを誇ります。

入試逆算型のテキストで、学習する時期に必要なことを体系的に学べます。また、「予習→授業→復習」ができる構成のため、テキストだけで入試に必要な学力が効率的に身に付きます。何度も繰り返し学習できるように、テキストに直書きしない方がおすすめです。
工藤 智也
この記事を執筆した執筆者
工藤 智也

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

「テラコヤプラス by Ameba」の編集兼ライター。子どものころは勉強が苦手で、好きな教科と嫌いな教科でテストの点数が極端に違ったタイプ。国語が好きで、本ばかり読んでいた学生時代。中学校で塾に通い、その時に初めて塾で勉強すると成績が伸びることを実感。苦手な数学の成績が上がったことは、勉強に対する考え方が変わった良いきっかけに。この経験を活かし、勉強することが苦手な人が、少しでも勉強を好きになり前向きな塾選びができるようなサイトを目指します。

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