塾の面談で何を聞くべき?失敗しないための具体的な質問例まとめ

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塾の面談でどんな質問をするべきなのか、お悩みの方も少なくないはず。塾の面談は大きく分けて、入塾面談・定期面談・随時おこなう面談の3つです。

あらかじめ聞くべき質問を準備してから面談をおこなえば、より有意義に塾を活用でき、子どもの成績を上げたり、志望校に合格させたりするのに有利になります。

たとえば、定期面談で「塾以外でも勉強させたい場合はどのような方法があるか」と質問することで、具体的な勉強法やおすすめの参考書を知るきっかけになります。本記事では、より有効に塾の面談を活用するための具体的な質問例と、塾の講師の方から聞くべき回答のポイントをまとめて解説していきます。
  1. 塾の面談の種類は3つ!
  2. ①入塾時面談で聞くべき質問例とその意図      
  3. ②定期面談で聞くべき質問例とその意図
  4. ③随時おこなう面談で聞くべき質問例とその意図
  5. 塾の面談で多くの保護者が質問していること
  6. 塾の面談に関するQ&A
  7. 塾の面談で聞くべきことのまとめ

塾の面談の種類は3つ!

塾の面談の種類は大きく分けて3つあり、子ども本人に学習習慣を身につけさせることや、成績を上げるためのきっかけにもなります。 3つそれぞれの面談を有効活用するためにも、どのような目的でおこなわれるかを把握しておきましょう。

①入塾時面談    

入塾時におこなう面談です。塾のシステムや学習方法についての説明を受けたり「苦手科目を克服したい」などといった塾に通う目的についてすり合わせたりします。

そのほかにも、塾に通うにあたり不安なことを質問するなど、入塾に備える面談です。
「他塾とのサービスの違い」については特に念入りに聞いておきたいところです。

②定期面談

年に数回おこなわれる定期面談です。

主に生徒本人の成績や、塾内・塾外での学習状況、定期テストや志望校受験に向けた勉強計画について話されます。

③随時おこなう面談    

必要なときに随時おこなわれる面談です。基本的に塾側から面談が設定されることはあまりないので、親御さん自身で「面談がしたい」と申し入れないとおこなわれません。

子どもの成績が下がったときに実施されることが多いです。

①入塾時面談で聞くべき質問例とその意図      

入塾時面談での講師の方々の対応や回答次第で、本人の成績向上や志望校合格などの目的を果たせる塾なのかを判断する材料になります。

近隣の塾と比較検討する上でも、本章でお話する具体的な質問例を参考にしていただけますと幸いです。

例①公立受験対策がメインですか?それとも国立・私立受験対策がメインですか?    

公立校の受験対策と、国立・私立などのトップレベル校の受験対策では、勉強の範囲が異なります。

一般的に、公立受験対策で勉強しなければならない勉強の範囲の方が狭く、一方で国立・私立などのトップレベル校の受験対策は、より範囲が広くなります。

したがって「絶対公立に行きたい」という方が、国立・私立対策もする塾に入った場合、勉強する範囲が余計に広くなってしまい、効率的に受験勉強ができません。

一方で公立対策に強い塾に入塾すれば、勉強の範囲が絞られる分、何度も繰り返し同じ範囲を勉強でき、より効率的に勉強することが可能になります。

反対に、国立や私立のトップ校に行きたいと考えている場合、公立対策メインの塾では国立・私立向けの受験対策の勉強範囲に触れないで受験までいってしまい、受験本番で学校でも塾でも習っていない範囲の問題が出てきてしまうかもしれません。

実際に、国立・私立のトップ校の問題には、公立の学校で習わないような範囲や、レベルの問題ばかりが出題されます。

そのため
、国立・私立の学校を受験校として選択する可能性があるのであれば、国立・私立対策も視野に入れた勉強ができるカリキュラムがある塾に入塾しなければなりません。

入塾後に知ってからでは遅いですから、最初の入塾面談で公立受験対策がメインなのか、それとも国立・私立対策もできるのか、確認してから入塾しましょう。

例②進学実績はどのようなものですか?      

実際にあなたが入塾を検討されている塾の教室から、どれくらいの数の合格者が出ているのか、合格率はどれくらいなのかを聞いてみましょう。

進学実績を教えてくれない塾や「進学実績は関係ない」といってくる講師がいる塾には入塾を考えないほうがいいです。

合格実績は塾の経営で最も重要なデータなので、進学実績のデータを自信を持って公表できないなら、実際に進学指導に力を入れていないか、合格実績が悪い塾である可能性が高いです。

塾に子どもをあずける以上、最終的にどのような学校に実際に進学しているのかを聞くのは、絶対に忘れないようにしましょう。
子ども本人が志望する可能性のある難関校に合格実績が出ているような塾の教室に入塾しましょう。

具体的には、公立対策メインの塾であれば、地域のトップ公立校への進学者が一人でも出ているような塾に入塾するべきです。

国立・私立メインであれば、地域のトップ国立・私立校の合格者と、地域のトップ公立校両方の合格者が出ている塾に入塾しましょう。    

例③システムと料金体系はどうなっていますか?      

普段の授業だけでなく、春期講習や夏期講習、冬期講習といった各種講習会の費用や、合宿のようなイベントの費用など、どのような出費があるのか、大まかにでもいいのであらかじめ聞いておきましょう。

費用を準備する計画を立てることができて安心できますし、その塾が信用できるかどうかも判断できます。
突然まとまった費用を請求されて支払いができず、資金の問題で退塾を迫られることにもなりかねません。

また、最近は各種タブレットやアプリなどを用いるICT教材の導入もあって大手塾の料金体系はますますわかりにくくなってきていますから、請求される費用は何に使われる費用なのか、費目ごとの意味をしっかり理解しておきましょう。

もし入塾時に説明を受けた費用よりも請求額が増える場合は、あまり信用できる塾とはいえないので十分気を付けてください。

例④自習室はありますか? どうやって使いますか?      

塾の価値は授業だけにはありません。自習室の有無や、自習室が利用しやすいかどうかという点は重要です。

塾では、自習室の有無と質で塾の生徒の成績や合格実績が大きく左右されることは間違いありません。

子どもが自宅で学習することができる学習習慣を元々お持ちであればいいですが、そうであったとしても最近の学生はスマホなどの誘惑もあり、自宅ではなかなか集中できないことも多いでしょう。

塾の自習室であれば、過度にスマホを利用しているときや、お友達と話しているときも、講師の方から注意していただけるでしょう。

結果として勉強に集中せざるをえない環境が自習室にはあります。
当たり前ですが、集中して勉強しなければ成績を上げることもできません。

よくよく注意していただきたいのは、学校や塾の授業を受けているだけでは、成績は上がっていかないということです。

学校や塾の授業を受けて「理解」した内容を、実際に問題を解くことで「できるようになる」プロセスが自習です。
テキストや問題集を使って実際に問題を解き、答え合わせをして、解答を見て理解し、間違えた問題については解き直す。

そのようなきちんとした自習のプロセスを実施していくなかで、成績は上がっていきます。

成績を上げるために必須なプロセスである「自習」に集中できる環境が自習室なので、成績を上げるためにとても重要なのです。

例⑤講師にいつでも質問できますか?    

講師に質問がしやすい塾に入塾するべきです。いい塾では、授業だけではなく、授業以外でも積極的に生徒たちが講師に質問しています。

いい講師も生徒たちに質問されればうれしいはずなので、どんどん質問に答えてくれます。

子どもからの質問によって教える講師側も実力が育てられていく面があるので、向上心がある講師は喜んで質問に答えてくれます。

一方で実力のない講師や、向上心のない講師は、質問されたら答えられないことを恐れて、質問にあまり積極的に答えてくれません。
自習室で自習しつつ、わからないところが出てきたらすぐに講師に質問できる環境がある塾が最高です。

質問がしやすい講師がいる塾なのか、そもそも質問できる塾なのかどうかを入塾前にしっかりと見極めましょう。

②定期面談で聞くべき質問例とその意図

定期面談は、子どもの成績の推移や学習状況について知ることができる機会なので積極的に質問しましょう。学校でのテスト結果など気になるものがあれば持参して意見をもらうこともおすすめです。

例①塾での学習状況はどうですか?   

本人の塾での学習状況はまず一番に聞きましょう。宿題を毎回提出しているのかどうか、自習室ではどのように学習しているのか、ほかの生徒や講師との人間関係に問題がないかなど、塾での過ごし方についてあらゆる面を聞きましょう。

もちろん宿題を提出していないようであれば成績は上がりません。

周りのお友達や講師と人間的に合わないことがあれば、塾での勉強のモチベーションが上がらず成績も上がっていきません。

あまり考えたくはないかもしれませんが、家庭では学習をしているように見えていても、実際には学習しておらず、提出物が提出できていない、なんてこともあります。
子どもの学習状況をしっかりと把握しておくためには、学習状況は必ず聞いてください。

また、集団塾では周りの生徒との人間関係で学習状況や成績に変化が出てくるので、塾の講師に普段からしっかりと生徒を見るようにプレッシャーをかける意味でも、学習状況を聞くことは忘れないようにしましょう。

 例②「成績が上がっていない(または上がってきた)みたいなのですが、なぜでしょうか?」

成績そのものだけではなく、どのような状況で出てきた成績なのか、プロセスを聞いてみましょう。たとえば「毎回宿題もやっていて、授業も集中して受けていて、自習室にも来て勉強を実際に頑張っている状況で成績が上がらない」ような場合。

こんなときには「成績は上がっていないけど、今は頑張っているので、このまま頑張るしかない。実際に頑張っているので、今はあまり生徒を責めないであげてほしい」というような評価が講師から出てくるはずです。

実際に頑張っているときに子どもを責めてしまうと勉強のモチベーションが下がってしまい、結局勉強しないようになり、ますます成績が下がってしまうことになりかねません。
ですから、そのような場合はご家庭で「頑張っているんだね」とほめてあげるのが正解の対応、ということになります。

一方で「宿題もやっていないし、家でも勉強をしていない状況で成績が上がらない」という場合。
こんなときには「環境を変えて生徒に宿題などの勉強させるように仕向ければ、成績が上がるかもしれません。

具体的にはある程度強制的に毎回自習室に来て勉強して、成績アップを狙いましょう」という改善提案が講師から出てくるはずです。

そうした提案が講師から出てくれば、本人を勉強させるために講師に協力してもらうことも可能になるでしょう。

反対
に「成績が上がっているのは確かだが、宿題などは実は提出していない」というパターンもあります。こんなときは、宿題などにきちんと取り組ませることで、より成績を上げることも可能です。このように「その成績にいたったプロセス」について質問することは、塾を有効活用し、本人の成績を上げさせるためにとても重要な質問なのです。

例③塾以外で勉強したいのですが、どのような勉強をやらせればいいでしょうか?

塾で成績がいい生徒は、塾以外でも問題集や参考書で自主学習に取り組んでいることも多いです。塾の講師ですから、おすすめの参考書勉強法についてもよく知っているはずです。

遠慮せずに自習のやり方などについてもどんどん質問してみましょう。
塾の授業だけでなく「勉強のプロ」である塾の講師の知恵を借りて、本人の勉強を自習時間も含めて総合的にプロデュースしていくためにとても有効な質問です。

例④今の成績でどのような学校への進学が目指せますか?      

塾に行かせる目的が補習であったとしても、やはり進学先は意識するべきです。また、実際に現実的に子どもが行けそうな学校のなかで、最善な学校はどこなのか、塾の講師の方々の知恵を聞いてみましょう。

偏差値だけでなく、学校の文化や特徴も含めて子どもに合いそうな学校かどうかという視点で学校を見てみるのはとても大切です。そうした視点でさまざまな学校をよく知っているのは、やはり塾の講師です。


子ども本人に合いそうな学校を、塾の講師に聞いてみましょう。

③随時おこなう面談で聞くべき質問例とその意図

イレギュラー対応な面談を塾側が快く受け入れてくれているかという点も、その塾を信頼できるかどうか判断する上で重要な視点です。対応次第では塾を変更してもいいでしょう。

本章で紹介するような質問があれば、ぜひ随時面談を申し入れてみてください。

例①成績が下がっているのですが、どうすれば成績が上がりますか?   

実際に親御さんから申し入れて面談をする場合は、成績が下がったときにおこなう随時面談がほとんどです。成績が下がっているときに、具体的に「勉強のプロ」である塾の講師に意見を聞いて、子どもの成績を上げる計画を講師と一緒に立てるために質問をしてみるのは有効です。

どこの塾でも確実に聞かれる質問なので、この質問に具体的に答えられない講師が多い塾はあまり信用できないといっていいでしょう。

例②模試の成績が悪かったのですが、どうしてでしょう?

模試の結果が悪く見えるときに、その結果がどのような「意味」を持つのか、プロの意見を聞いてみましょう。

模試の結果が悪く見えても、頑張った結果の点数ならば、実力が出たということになります。

一方で、塾での学習状況が悪いために、その点数になっているのであれば、やはり「模試の結果が悪かった」という評価になります。

また模試の問題の解き直しをすれば、成績向上のための施策にもなるので、悪かった模試の解き直しをどうやって本人にやらせるか、やり方についても聞いてみましょう。

例③実際に受験するのは、どの学校にすればいいですか?    

受験が迫ってきた秋のタイミングで、実際に受験校を決める面談をする塾が多いです。



地域ごとに差はありますが、学校の先生と面談する前に塾で面談しておくと、学校の先生との面談でも何を話せばいいかわかったうえで面談できるので気持ち的にも楽になります。

受験校は一般的に複数校受けるので、よく事情がわかった塾の講師に子どもと合いそうな学校を複数校聞いておきましょう。

塾の面談で多くの保護者が質問していること

塾の面談で実際に話される内容で多いのは「うちの子が宿題をやりません」、「うちの子が勉強しないんです」というような学習状況に関する話題です。実際に生徒本人が勉強している、いないにかかわらず、親としては本人の学習状況に不安を持つのは当然です。

また、成績に関する話題もやはり多いです。
本章では塾の面談で多くの保護者が質問する内容について解説していきます。

進路相談

特に進学塾の場合は、志望校へ合格できる成績なのかなど、進路に関わることがよく質問されます。

進路相談をしたときに、現状に合った今後の指導計画など用意があったり、もしくは後日用意したりなどの対応なら頼れる塾、それがない場合は担任を変えてもらう、塾を変えるなどの判断ができます。

成績について

目標の成績に到達していない場合など、理由が気になるものです。

模試の結果などのデータだけでなく「よく質問をしている」など普段の様子まで説明してくれたり、子どもにあった効果的なテスト勉強の仕方など提案してくれたりするなら、しっかり本人と講師が向き合ってくれていると判断できて、安心して塾に子供をあずけることができます。

塾の面談に関するQ&A

本章では塾の面談で気になること、あらかじめ知っておきたいことをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

塾の面談で聞くべきことのまとめ

本記事では塾の面談で聞くべき質問例をまとめました。質問に対する回答によって、子どもの成績向上や志望校合格のための道を知るきっかけになります。

また、子どものために最善を尽くしてくれる講師や塾なのかを見極めるポイントにもなるので、ぜひ本記事での質問を参考に面談を有効活用してみてください。
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