高校生にとって冬期講習は、1年の学習の総まとめであり、受験へのラストスパートをかける絶好の機会。とくに高校2年生から3年生にかけての冬は、学力の差がもっとも開きやすいタイミングでもあります。
しかし「冬期講習はいつから始めるべき?」「何を目的に受けるの?」と悩む保護者やお子さんも多いでしょう。
そこで本記事では、高校生に冬期講習が必要な理由や、学年別の効果的な活用法、おすすめの塾・予備校を紹介します。志望校合格を目指す高校生や保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
- 高校生に冬期講習が必要な理由
- 冬休みは学力を伸ばすラストチャンス
- 高校生が冬期講習で得られる効果|苦手克服・入試対策
- 独学と冬期講習の違い|塾を活用するメリット
- 学年別・高校生の冬期講習の活用法
- 高校1年生|基礎力固めと学習習慣の定着
- 高校2年生|大学受験準備と応用力強化
- 高校3年生|大学受験直前対策・過去問演習
- 高校生向け冬期講習の選び方
- 目的別|定期テスト/共通テスト受験対策/推薦入試対策
- 授業形式・カリキュラム|集団/個別指導/映像・オンライン
- 費用
- 高校生の冬期講習におすすめの塾・予備校15選|難関大験や直前講習に
- 【集団授業】冬期講習におすすめの塾・予備校5選
- 【個別指導】冬期講習におすすめの塾5選
- 【映像・オンライン】冬期講習におすすめの塾5選
- 目的や志望校にあった冬期講習で学力アップ&志望校合格を目指そう
高校生に冬期講習が必要な理由
高校時代の冬休みは、ほかの長期休暇と比較して期間が短いため、学習計画を明確に立てる必要があります。
冬休みの学習をいかに効率よくおこなうかが、その後の学力に大きく影響を与えるといっても過言ではありません。
ここでは、冬休みを最大限に活かすために押さえておきたい3つの視点から、冬期講習の必要性を解説します。
冬休みは学力を伸ばすラストチャンス
冬休みは高校の授業がおこなわれないため、学習内容を自由に選択して、まとまった時間を学習に費やせる貴重な期間です。
冬休みを有効活用すれば、学校の授業だけでは難しかった内容の理解を深め、広範囲をまとめて復習することができます。
とくに、高3生にとっては、大学入試を目前に控える大切な時期。苦手分野を放置すると、得点力の低下に直結するため、冬期講習で最終調整をおこなう受験生が多く見られます。冬休み中に集中して弱点を克服すれば、入試に向けて飛躍的に学力を伸ばせるでしょう。
高校生が冬期講習で得られる効果|苦手克服・入試対策
冬期講習では、学年や志望校に応じたカリキュラムが用意されているため、効率的に苦手克服や入試対策を進めることができます。
たとえば、「数学の微積分が理解できない」「英語の長文読解の対策が必要」など、具体的な弱点を補うための集中的な学習が可能。とくに、高3生にとっては、大学入試の出題傾向別の対策に集中して取り組めるため、最後の得点力アップを目指せます。
また、一斉授業やマンツーマン指導など、お子さんの特性に応じた授業形式でじっくり指導を受けられる点も魅力です。高校生が学習でつまずきやすいポイントを熟知したプロの講師から、丁寧でわかりやすい解説を受けながら理解を深められます。
独学と冬期講習の違い|塾を活用するメリット
独学と冬期講習では、以下の違いがあります。
【独学と冬期講習の違い】
| 比較項目 | 独学 | 冬期講習 |
|---|---|---|
学習ペース | 自分のペースで学習できる反面、遅延が生じやすい | プロによる専用カリキュラムで計画的に進められる |
質問・疑問点 | 質問できる相手がいないため、苦手克服が停滞しがち | 専門講師にすぐに質問して、素早く解決できる |
学習環境 | 自宅でリラックスできるが、誘惑が多く、集中力が途切れやすい | 集中できる学習環境で、勉強に専念できる自習室も利用できる |
モチベーション | 自己管理が必要になるため、維持が難しい | 受講生同士で切磋琢磨することで、維持しやすい |
費用 | 教材費のみで費用が安い | 費用はかかるが、費用対効果が高い |
独学は自分のペースで学習できるメリットがある一方で、学習計画の遅延や、質問ができないことによる苦手克服の停滞といった問題が発生しがちです。
一方、冬期講習を利用すると、プロの講師が作成した、入試から逆算したカリキュラムに基づき、効率よく学習を進められます。
また、冬期講習では受講生同士の交流を通じてモチベーションを維持しやすく、大学入試という大きな目標に向かう上で精神的なサポートを得られる点も大きなメリットです。
学年別・高校生の冬期講習の活用法
高校生が冬期講習を効率的に活用するためには、自分の学年や学習の進捗状況にあわせた目標設定が重要です。
学年ごとに学習すべき内容や、焦点を当てるポイントが異なります。
高校1年生|基礎力固めと学習習慣の定着
高1生にとっての冬期講習は、高校入学からこれまでの学習で理解が不十分だった単元の総復習をおこなう絶好の機会です。
高校の学習内容は、中学までと比べて格段に難しくなるため、学期中の授業だけでは十分な理解に至らなかった単元が出てくるケースも目立ちます。なかでも英語や数学といった積み重ねが重要な科目は、冬休み中の基礎固めが、今後の学習の成否を分けるといっても過言ではありません。
高1生の間につまずきを解消しておかないと、高2・高3と進むにつれて、授業についていけなくなる可能性があります。冬期講習を活用して、高校入学から1年間で学んだ内容の理解度を深めておくことがポイントです。
また、冬期講習を受講すれば、毎日決まった時間に学習に取り組むため、規則正しい学習習慣を身につけられます。高校2年生からは大学入試に向けた本格的な学習が始まるため、冬休みのうちにしっかり学習リズムを掴んでおきましょう。
高校2年生|大学受験準備と応用力強化
高2生は大学入試を1年後に控え、冬休みから受験を意識した学習への移行が求められる時期です。これまでの基礎固めを完了させ、難易度の高い応用問題に対応できる力を養う必要があります。
冬期講習では、難易度の高い応用問題に挑戦しながら、理系・文系それぞれの志望学科にあわせた入試対策の基礎に取り組むカリキュラムが理想的です。高2生の冬から志望校を意識した学習を始めれば、高3生になってからの受験対策を有利に進められます。
冬期講習を受講すれば、高3生へ進級する前に学習の苦手克服をおこなうとともに、大学入試への意識をより高められます。自分の得意・不得意を把握し、効率的な受験勉強の計画を立てるよい機会にもなるでしょう。
高校3年生|大学受験直前対策・過去問演習
高3生にとっての冬期講習は、文字通り大学入試直前の総仕上げであり、集中して学習に臨むべき期間です。これまでの努力を入試本番の得点に結びつけるための、最後の実戦的な対策が求められます。
冬期講習では、過去の共通テストや二次試験の傾向を徹底分析した講座を受講し、得点力へ直結する学習をおこないましょう。具体的には、最新の出題傾向にあわせた模擬試験型の演習や、時間配分を意識した問題解答の訓練などが中心になります。
とくに、東京大学や京都大学などの難関大学を目指す高3生は、志望校の過去問演習と弱点補強に特化したカリキュラムを受講してください。本番を想定した実践的な演習と、プロ講師による詳しい解説を受ければ、合格に向けて盤石な準備を整えられます。
高校生向け冬期講習の選び方
ひと口に「冬期講習」といっても、塾や予備校によって特徴が異なります。
高校生が最適な冬期講習を選ぶためには、「目的」「授業形式・カリキュラム」「費用」の3点を意識しましょう。
目的別|定期テスト/共通テスト受験対策/推薦入試対策
冬期講習の学習内容は多岐にわたるため、自身の目的に沿ったカリキュラムを厳選することが大切です。
【目的別・適した授業形式や講座】
| 目的 | 適した授業形式・講座 | 学習内容の例 |
|---|---|---|
共通テスト対策 | ・幅広い分野を網羅的に復習できる集団授業 ・共通テストの傾向に特化した講座 | 全科目の基礎総復習、実践的な演習、時間配分の訓練 |
推薦入試対策 | ・マンツーマン指導 ・専門的な対策が受けられる個別指導形式の講座 | 志望理由書の添削、面接指導、小論文対策 |
| 定期テスト対策 | ・個別の苦手克服に焦点を当てた個別指導 ・学校の進度にあわせた補習 | 特定の科目や単元の重点的な復習、問題演習 |
たとえば、冬期講習を受講する目的が「共通テスト対策」なら、幅広い分野を網羅的に復習できる一斉授業や、共通テストの傾向に特化した講座を選ぶのが効率的です。
一方で、「推薦入試対策」を目的とする場合は、志望理由書の添削や面接指導など、マンツーマン指導形式で専門的な対策が受けられる講座が適しています。
自分の目的にあった冬期講習を受講して、効果的に学習を進めましょう。
授業形式・カリキュラム|集団/個別指導/映像・オンライン
授業形式には、集団授業、個別指導、映像・オンライン講座の主に3種類があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
【授業形式別メリット・デメリット】
| 授業気式 | メリット | デメリット | 向いている高校生の特徴 |
|---|---|---|---|
集団授業 | ・費用が比較的安価 ・ハイレベルな学習環境で切磋琢磨できる | ・進度についていけない場合の苦手克服が難しい
・質問しにくい場合がある | ・基礎学力があり、難関大を目指す高校生 ・ライバルと競い合いたい高校生 |
個別指導 | ・個別の学習状況にあわせた柔軟なカリキュラムを組める ・徹底した苦手克服が可能 | ・費用が高くなる傾向がある | ・特定の科目に大きな苦手があり、自分のペースで学習したい高校生 ・部活動などで時間に限りがある高校生 |
| 映像・オンライン | ・時間や場所を選ばず自分のペースで受講できる ・部活動などで忙しい高校生に効率的 ・有名講師の授業を受けられる | ・自主性が求められるため、高い集中力と継続への意思が必要
・疑問点をすぐに解消しにくい場合がある | ・部活動などで忙しく、遠方在住の高校生 ・自宅で自分のペースで学習したい高校生 |
集団授業は、費用が比較的安価で、ハイレベルな学習環境で切磋琢磨できるメリットがある一方、進度についていけない場合の苦手克服が難しい側面があります。
個別指導は、個別の学習状況にあわせた柔軟なカリキュラムを組めるため徹底した苦手克服が可能ですが、費用が高くなりやすいです。
映像講座やオンライン講座は、時間や場所を選ばず自分のペースで受講できるため、部活動などで忙しい高校生に効率的です。ただし、自主性が求められるため、高い集中力と継続への意思が必要になります。
自分の適性やライフスタイルにあった授業形式を選択して、無理なく学習を進めていきましょう。
費用
冬期講習の費用は塾や講座によって大きく異なります。費用対効果を考慮し、予算にあった講座を選ぶことが大切です。
集団授業形式の冬期講習は、一般的に個別指導と比べて費用が安価に設定されていますが、個別指導形式の冬期講習は、カリキュラムの柔軟性や徹底した苦手克服が可能である一方、受講料が高くなりやすい傾向があります。
また、映像・オンライン形式の冬期講習は受講料が比較的抑えられることが多いですが、別途テキスト代やサポート料が発生する場合もあるため注意しましょう。
なお、多くの塾では冬期講習の時期にキャンペーンや割引制度を実施しています。割引制度を上手に活用すれば費用を抑えられるため、公式サイトなどにお得な情報が掲載されていないか確認しましょう。
とくに、初めて受講する方向けの「無料体験」や「特別招待講習」は、積極的に利用を検討してください。
高校生の冬期講習におすすめの塾・予備校15選|難関大験や直前講習に
冬期講習の受講を検討している高校生と保護者の方に向けて、授業形式別におすすめの塾を厳選し、それぞれの特徴を紹介します。
※2025年10月16日時点の情報です
【集団授業】冬期講習におすすめの塾・予備校5選
集団授業形式の冬期講習は、実績豊富な大手予備校が提供しているケースが多く、東大や京大といった最難関大の入試対策に特化したハイレベルな講座が充実しています。
とくに、高3生や高卒生が、切磋琢磨できる環境で効率よく学習を進められる塾を中心に紹介しますので参考にしてください。
駿台予備学校
駿台予備学校は、難関大学の合格率がトップクラスで有名な四大予備校のひとつ。
2025年度の冬期講習・直前講習は、共通テスト対策講座やレベル別講座、志望大学別対策講座など、1,000以上の豊富なラインナップが用意されています。
高3生・高卒生向けに、志望大学の頻出分野や難易度別の類題が簡単にわかるシステムも提供しており、効率的な弱点補強のサポートが可能。
基本的な600分講座(50分×12回)を受講する場合は、1講座あたりの費用は29,300円です。なお、受講料には消費税・教材費を含む、入会金などはかかりません。
代々木ゼミナール
代々木ゼミナールは、業界屈指の実力派講師が、予習・授業・復習のサイクルを徹底サポートしてくれます。
代々木ゼミナールの冬期講習会は、毎年、入試本番での的中率が高く、長年の指導実績と入試分析に基づいた質の高いカリキュラムに定評があります。
初めて通う高1・2生を対象に、2講座無料で受講でき、自習室を利用し放題の「代ゼミ冬期チャレンジ会員」制度も必見です。
2025年度の冬期講習会の費用は、高3生向けの「レベル別対策講座/受験対策講座」の場合、90分✕4回で16,000円・90分✕2回で8,400円になります。
河合塾
河合塾は、最適な学習プランを組んでくれるため、部活動や習い事と両立しながら現役合格を目指せる予備校です。
2025年度の冬期・直前講習は、1講座あたり90分×5講完結をベースとした、短期集中型のカリキュラムになります。
費用は、高校生と高卒生を対象とした冬期講習が、一般生で21,700円、塾生は21,200円になり、高3生と高卒生向けの直前講習は、一般生が17,400円、塾生は17,000円です。
四谷学院
四谷学院は、科目ごとのレベルに応じてクラス編成されるため、自身の学力にあった授業を受けられる予備校です。これにより、「得意科目はハイレベルなクラスで伸ばし、苦手科目は基礎からじっくり学ぶ」といった柔軟な学習が可能です。
四谷学院独自の「ダブル教育」(科目別能力別授業と55段階個別指導)により、知識のインプットとアウトプットを効率よく繰り返しながら、飛躍的な学力向上を目指せます。
冬期講習の費用は、80分授業×6回で19,000円(講習生は19,500円)です。
栄光ゼミナール 大学受験ナビオ
栄光ゼミナール 大学受験ナビオは、早慶上智やGMARCH理などの難関大、共通テストや国公立二次、推薦入試対策のノウハウが豊富な塾。少人数クラスでのグループ授業(セレクトテーマゼミ)を受講できます。
冬期講習のグループ授業を、受講料無料で1講座(70~80分×3回)お試しできるキャンペーンも実施しています。※別途教材費として1講座につき440円~8,690円が必要。
冬期講習の費用は地域や教室によって異なりますが、東京都世田谷区の「明大前校」で高3生が受講する場合は、グループ指導(セレクトテーマゼミ)・演習個別ともに、1コマ17,600円~9コマ91,300円が目安です。(教材費を除く)
【個別指導】冬期講習におすすめの塾5選
個別指導の冬期講習は、生徒一人ひとりの学習進度や苦手克服の必要性にあわせて、完全にカスタマイズされたカリキュラムで学習を進められる点が最大の魅力です。
とくに、特定の科目にに苦手意識を持っていたり、部活動などで時間が限られていたりする高校生にとって効率的な受講形式といえます。講師と生徒が1対1で向き合い、弱点を徹底的に潰していく指導に強みを持つ塾を厳選して紹介します。
個別教室のトライ
個別教室のトライは、生徒一人ひとりにあわせた学習プランで効率よく学力アップを目指せる個別指導塾。
お子さんに「最適」な講師を紹介してもらえる上、万が一、相性があわなかった際の交代は何度でもおこなえます。専用カリキュラムを作成し、定期的な面談で進路相談もできるため、学習面だけでなく、精神的なサポートや進路指導も充実しています。
費用は、受講する科目・コマ数で変動しますが、教材費は無料。別途、入会金として11,000円が必要になります。
東京個別指導学院(ベネッセグループ)
東京個別指導学院は、ベネッセグループの豊富な情報力を活用して、最新の受験情報をもとに指導を受けられる個別指導塾。
オンラインでの個別指導への切り替えや、教室での個別指導との併用も可能で、お子さんの状況に応じた柔軟な学習環境を提供しています。予定にあわせて自由に時間帯・通塾回数を決められる上、授業開始前に連絡すれば授業振替も無料で可能。
冬期講習の入会金は不要で、1科目から受講可能なため、必要な科目だけを選んで効率よく冬期講習を受けられます。
個別指導の明光義塾
個別指導の明光義塾は、生徒と講師の双方が話す対話型の個別指導を特徴としています。
冬期講習は、全学年の全科目に対応しており、1科目から受講可能。2024年度は、「大学入学共通テスト対策コース」「過去問対策コース」「小論文・面接・総合問題対策コース」などを実施していました。
冬期講習の詳しい料金は、体験授業などで教室を訪問した際に、カウンセリングを実施して学習プランにあわせて案内しています。
個別指導 スクールIE
個別指導 スクールIEは、専任講師・受講時間帯・科目・回数などを選べるフルオーダーメイドのスタイルが魅力の個別指導塾。お子さんの性格と学力の分析結果を元にした「個性別指導」で、一人ひとりに最適化された指導をおこないます。
2024年度は、はじめての方限定のお試し4回パックを実施し、個別指導90分×4回を3,300円で提供していました。
授業1回分お試しできる無料体験もあり、本格的に受講する前に指導内容や教室の雰囲気を確かめられます。
栄光の個別ビザビ
栄光の個別ビザビは、大手進学塾「栄光ゼミナール」でおなじみの株式会社 栄光が運営する個別指導塾。「個別指導」と「問題演習の個別解説」で、学びを深められるサービスを提供しています。
冬期講習の体験を受講料無料でおこなっており、先生1人×生徒2人の形式で、1講座分(80分×4回)を体験できます。(別途教材費が必要)
費用は地域や教室によって異なりますが、東京都世田谷区の「三軒茶屋校」で高3生が受講する場合は、1対2の個別指導が1講座28,600円~25講座356,400円、1対1の個別指導が:1講座41,800円~3講座580,800円です。
【映像・オンライン】冬期講習におすすめの塾5選
映像講座やオンライン講座形式の冬期講習は、自分の好きな時間に学習を進められる柔軟性が魅力。遠方在住の高校生や、部活と両立したい高校生におすすめです。移動時間を学習時間に充てられるため、効率的な学習が可能であり、受講料も比較的抑えられます。
ここでは、大学入試に精通した有名講師の講座を自宅で受講でき、共通テスト対策にも最適なオンライン塾を紹介します。
東進衛星予備校
東進衛星予備校は、日本中から選りすぐられたトップレベルの講師による映像授業とAI演習で効率重視の学習をおこないます。
冬期講習では、東進の授業を、最大3講座分まで無料で招待してもらえる「冬期特別招待講習」を実施。3講座を受講した場合は57,750円分相当が無料になるため、大変お得です。(講習入会金・テキスト料などもすべて無料)
映像授業のため、自分の理解度やペースにあわせて学習を進められ、集団授業についていけなかった苦手分野の克服にも適しています。
河合塾マナビス
河合塾マナビスは、映像授業→理解度チェック→アドバイザーとのアドバイスタイムの3段階で指導をおこないます。
冬期特別無料講習を実施しており、申し込み時期によって最大4講座を無料で受講可能。また、冬期講習に加えて、高3生を対象に冬期・直前講習も実施しており、入試に向けて大学別に対策できる講座が用意されています。
冬期講習の費用は、講座の種類にもよりますが、目安として「45分×1講」で1,910円、「60分×1講」で2,550円、「90分×1講」で3,820円です。
個別指導のone塾
個別指導のone塾は、自宅でいつでも一流のプロ講師の映像授業が見放題のオンライン塾。生徒の目標や学力にあわせて、講習プランを担当校舎長が提案してくれるため、映像授業でありながら個別指導級のきめ細やかなサポートを受けられます。
2024年度の冬期講習では、「教科別苦手克服コース」と「大学受験対策コース」の2種類がおこなわれました。各コースの費用は、1講座(90分)4,950円でしたので、今年度の受講を検討する際の参考にしてください。(別途、施設維持費が1,100円必要)
そら塾
そら塾は、スマートフォンやタブレットなどを用いてオンラインで受講できる個別指導塾。まるで隣に講師がいるような対話型授業を受けられます。
大学受験に向けて「推薦入試」と「一般入試」両方のコースを用意しており、生徒の入試形態にあわせた指導が可能。授業の曜日・時間帯を自由に変更できるため部活や習い事との両立がしやすく、いつでも担当講師を変更できる「先生変更制度」があるため安心して受講できます。
過去には、オンライン冬期講習を4日間無料で体験できるキャンペーンを実施していました。
オンライン個別指導塾 Fit NET STUDY
Fit NET STUDYは、講師1人に生徒2人までの個別指導をおこなう、30年以上の通信指導実績を誇る老舗の塾。オンラインでの個別指導形式のため、自宅にいながら、集団授業では難しいきめ細やかな指導を受けられます。
2024年度は、オンライン冬期講習の4日間の無料体験を実施し。講習費用は、英語コース8コマが17,600円、理社コース8コマが10,400円でした。(別途テキスト料金が必要)
目的や志望校にあった冬期講習で学力アップ&志望校合格を目指そう
冬期講習を効率よく受講すれば、独学では体験できない専門的な指導や、大学入試に向けたモチベーションの維持をサポートしてもらえます。
冬休みは、高校生にとって学力を飛躍的に向上させるための、ラストチャンスとなる貴重な期間。本記事で紹介した冬期講習の選び方や、学年別の学習活用法を参考に、自分に最適な講座を選び、苦手克服と入試対策をおこなってください。
冬期講習を成功させる鍵は、明確な目標設定と、目標に合った適切なカリキュラムの受講にあります。あなたにぴったりの冬期講習を見つけて、合格を目指して後悔のない冬休みを過ごしましょう。