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中学・高校・大学の受験勉強はいつから始める?1日の勉強時間や学年別の進め方を紹介

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受験勉強はいつから始めたらいいのか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。一般的な受験勉強の開始時期は、小学生、中学生、高校生で変わります。

目指す志望校の難易度や子どもの学力によっても異なるため、見極めるポイントを知っておくことが大切です。

本記事では、中学受験、高校受験、大学受験に分けて、受験勉強をいつから始めたらよいのか紹介します。

各学年の1日の平均勉強時間や、塾に通い始めるタイミング、受験に備えて日ごろからやっておきたいことについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

受験勉強はいつから始める?学年別1日の平均勉強時間も紹介

教材や文具の画像

受験勉強の準備を始める時期は、学年によって異なります。

  • 【中学受験】小学生4年生から
  • 【高校受験】中学3年生から
  • 【大学受験】高校2年生から

各受験期について、次より詳しく紹介します。

【中学受験】小学生4年生から

中学受験に向けた勉強は、小学4年生から始める人が多い傾向にあります。Ameba塾探しでおこなったアンケートでも、小学4年生から始めたと回答した方がもっとも多い結果となりました。

【中学受験の勉強を始めたタイミング】

時期割合(%)
小学校に上がる前から
1.1
小学1年生から
3.4
小学2年生から
2.3
小学3年生から
13.6
小学4年生から
33.0
小学5年生から
28.4
小学6年生から
18.2


なお、1日あたりの平均勉強時間に関するアンケート結果は以下のとおりです。

【中学受験のために勉強した1日あたりの平均時間

勉強時間割合(%)
平日
休日
30分未満
1.1
1.2
30分~1時間
9.1
4.7
1時間~2時間
35.2
11.6
2時間~3時間
25.0
17.4
3時間~4時間
18.2
18.6
4時間~5時間
4.5
16.3
5時間~6時間
5.7
5.8
6時間~7時間(※)
1.1
9.3
7時間~8時間
-
7.0
8時間~10時間
-
4.7
10時間以上
-
3.5

※平日は「6時間以上」と回答した割合


中学受験の試験で出題される範囲は広いとされているため、3年〜4年生ごろから始めることで幅広い範囲を網羅的に対策できます。

小学5年生や6年生から始めた方も多い傾向にありますが、早いうちから始めることで、勉強を習慣化できるほか、内容を詰め込みすぎず進められるでしょう。

なお、アンケートでは、「勉強時間は充分だったと思いますか?」という質問に対して、多くの方が「もう少し多く勉強時間を確保するべきだった」と回答しています。

【高校受験】中学3年生から

高校受験の勉強は、中学3年生から始める人が多い傾向にあります。Ameba塾探しでおこなったアンケート結果は以下のとおりです。

【高校受験の勉強を始めたタイミング】

時期割合(%)
中学校に上がる前から
2.7
中学1年生から
10.2
中学2年生から
32.2
中学3年生から
54.9


なお、1日あたりの平均勉強時間は、アンケートによると以下のとおりです。

【高校受験のために勉強した1日あたりの平均時間】

勉強時間割合(%)
平日
休日
30分未満
2.3
2.7
30分~1時間
10.4
5.0
1時間~2時間
30.5
14.3
2時間~3時間
31.7
22.0
3時間~4時間
12.3
20.5
4時間~5時間
7.3
12.7
5時間~6時間
1.2
8.1
6時間~7時間(※)
2.3
5.8
7時間~8時間
-
3.5
8時間~10時間
-
3.5
10時間以上
-
1.9

※平日は「6時間以上」と回答した割合


高校受験に向けた勉強は、3年生の春や、部活を引退する夏ごろから受験勉強を始めるケースが一般的です。

推薦を狙う場合や、受験で内申点が評価されることを考慮する場合には、1〜2年から勉強を始めることもあります。

【大学受験】高校2年生から

大学受験に向けた勉強は、高校2年生から始める人が多い傾向にあります。

【大学受験の勉強を始めたタイミング】

時期割合(%)
中学2年生より前から
0.9
中学3年生から
1.4
高校1年生から
22.7
高校2年生から
40.0
高校3年生から
35.0

また、1日の平均勉強時間に関するアンケート結果は以下のとおりです。

【大学受験のために勉強した1日あたりの平均時間】

勉強時間割合(%)
平日
休日
30分未満
1.8
1.4
30分~1時間
5.5
2.3
1時間~2時間
17.7
9.1
2時間~3時間
32.3
16.8
3時間~4時間
22.3
11.8
4時間~5時間
11.4
14.1
5時間~6時間
3.6
10.9
6時間~7時間(※)
5.5
8.2
7時間~8時間
-
9.5
8時間~10時間
-
6.8
10時間以上
-
9.1

※平日は「6時間以上」と回答した割合


大学受験に向けた勉強は2年生から始める人が多いですが、1年生や3年生から始める人も少なくありません。大学受験は、志望校の難易度によって勉強が必要な範囲や科目が大きく異なることが要因と考えられます。

そのため、自身の志望校にあわせて勉強の開始時期を決めることが大切です。

受験勉強のために塾に通い始めるタイミング

塾で授業を受けている学生の画像

受験勉強のために、塾に通うことを検討している方がいるかもしれません。

ここでは、時期ごとの塾に通い始める一般的なタイミングを紹介します。

  • 【中学受験】小学4年生ごろから
  • 【高校受験】中学3年生になる直前
  • 【大学受験】志望校により異なる

それぞれ具体的に紹介します。

【中学受験】小学4年生ごろから

中学受験に向けて小学生が塾に通い始めるのは、小学4年生からが多い傾向にあります。

Ameba塾探しがおこなった「中学受験塾に通いはじめた学年・時期」に関するアンケートによると、以下の結果となりました。

【中学受験塾に通いはじめた時期】

時期割合(%)
小学校に上がる前から
1.0
小学1年生から
1.5
小学2年生から
1.0
小学3年生から
7.7
小学4年生から
63.9
小学5年生から
13.4
小学6年生から
11.3


入塾したタイミングは、学年が変わるタイミングが77.3%、季節講習が始まるタイミングが21.1%との結果も出ています。

上記のデータも参考にしつつ、目的に応じた塾や習い事に通うことが大切です。

塾の種類については、大まかに以下の3つに分類されます。

塾の種類・目的
  • 進学塾:中学受験
  • 補習塾:苦手分野の克服、学校の学習内容の補習
  • 専門塾:英語やプログラミングの学習など

中学受験に通うタイミングに関する内容は、下記の記事で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

【高校受験】中学3年生になる直前

高校受験に向けて中学生が塾に通い始めるタイミングは、中学2年生の2〜3月ごろがおすすめです。塾の新学期が毎年2〜3月のため、受験勉強に特化したい場合は、塾の新学期にあわせて入塾することで、遅れをとらずにスタートできます。

ただし、内申点を重視するなら1年生から通い始めたほうがよいケースもあります。学力とは別に、学習成績以外の記録として、調査書(内申書)も評価対象にすることが望ましいと、文部科学省でも呼びかけているためです(※)。

なお、中学生の通塾率は1〜3年を通して多いことが示されています。

※出典:文部科学省「高等学校入学者選抜における部活動の評価

【中学生の通塾率】

学年通塾率(%)
中学1年生
45.1
中学2年生
50.9
中学3年生
65.2

出典:文部科学省「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告


どのタイミングで通うかは、目的や受験する志望校の難易度によって決めるとよいでしょう。

下記の記事では、中学生が高校受験に向けて入塾するタイミングや、塾選びのポイントを紹介しています。あわせてご覧ください。

【大学受験】志望校により異なる

大学受験のために高校生が塾に通い始めるタイミングは、目指す大学の難易度や自身の学力によります。

たとえば、国公立大学や難関大学を目指すにあたり、学力に不安があるなら高校1〜2年生から通い始めたほうがよいかもしれません。一方、難易度が高くない私立大学を受験するなら、高校3年生から塾に通い始めても間に合うケースもあります。

推薦での入学を狙うなら、1年生のうちからコンスタントによい成績を納めておく必要があるため、1年生から通い始めるとよいでしょう。

高校生が塾や予備校に通うタイミングや、受験勉強の最適な開始時期に関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

受験に向けて日ごろからやっておきたい4つのこと

問題集の画像

受験勉強を始める時期に迷わないために、日ごろから以下のことを意識しておきましょう。

受験に向けて日ごろからやっておきたいこと
  • 受験準備を早めに始めて勉強を習慣化する
  • 志望校を絞り込むために学校説明会などに行く
  • 学習内容を復習して苦手科目を克服する
  • 過去問題集や模擬試験で試験慣れする

①受験に向けた準備を早めに始めて勉強を習慣化する

中学受験、高校受験、大学受験など、受験の種類問わず、受験勉強は早めに始めることをおすすめします。

志望校を決めるのが遅くなってしまい、決まってから受験勉強を始めると周りと差がついてしまうかもしれません。志望校が決まっていなくても、早めの時期から勉強に取り組み、勉強を習慣化したり、学校で学んだことを復習したりすることが大切です。

勉強に慣れておけば、志望校が決定した際にも遅れを取らず、スムーズに受験勉強に励めます。

②志望校を絞り込むために学校説明会などに行く

志望校が決まると、対策科目が決まるため、学習計画が明確になるほか、モチベーションも高まります。志望校を確定したり、1校に限定したりする必要はありません。ある程度の目星をつけることが大切です。

志望校を決める際のポイントは以下のとおりです。

  • やりたいことや将来の目標から選ぶ
  • 興味・関心から選ぶ
  • 学力や難易度から選ぶ
  • オープンスクールや説明会に足を運ぶ

上記のことを意識して志望校を選ぶと、モチベーションを保ちながら受験勉強が進められます。途中でモチベーションが低下してきたら、積極的にオープンスクールや説明会に足を運びましょう

合格したあとの学校生活を具体的にイメージできるようになり、モチベーションの維持に役立ちます。

③学習内容を復習して苦手科目を克服する

苦手科目を把握し、早い段階から克服に向けてコツコツ取り組むと、受験の合格確率が高まります。とくに苦手科目は受験の際に足を引っ張ることがあります。

苦手の度合いも、受験勉強を始めるタイミングを見極めるひとつの重要なポイントとなるでしょう。志望校の受験科目に苦手科目がない場合は、受験勉強の開始時期は多少遅くてもよいかもしれません。

一方、苦手科目が複数ある場合、一般的な受験勉強の開始時期より早めることが大切です。苦手科目の克服は、後の得点力になる可能性があるだけでなく、志望校合格に向けた自信にもつながります。

④過去問題集や模擬試験で試験慣れする

受験本番で実力を発揮するためには、試験形式に慣れておくことが大切です。日ごろから模擬試験を受けることで、時間配分の感覚や問題の傾向、自分の弱点を把握できます。

模擬試験は自身の偏差値や学力を図れるため、受験勉強を開始するタイミングや、志望校を決める際の基準にもなります。志望校が決まったら、過去問題集で出題形式や傾向に慣れておきましょう。

塾や予備校に通うなら早めがおすすめ

塾で勉強している学生の画像

受験のために塾や予備校に通うなら、早めのタイミングがおすすめです。塾や予備校では、学校の授業では難しい志望校に特化した受験対策が受けられることも少なくありません。

早期に塾や予備校に通い始めるメリットとして、主に以下のことが挙げられます。

塾・予備校に早期に通うメリット
  • 基礎学力が定着する
  • 勉強する習慣が身につく
  • 志望校に特化した対策ができる
  • 同じ目標を持った仲間ができ、モチベーションが高まる
  • 現在の学力や伸びが把握でき、志望校を調整しやすい
  • 専門性の高い講師に相談できる

たとえば小学校から塾に通うと、その経験が中学受験や高校受験、大学受験にもよい影響をもたらす可能性があります。

受験をいつから始めるかは学力や志望校によって異なる

勉強している学生の画像

今回の記事をまとめると、受験を始める時期は、以下のとおりです。

  • 中学受験:小学4年生から
  • 高校受験:中学3年生から
  • 大学受験:高校2年生から

上記はあくまでもアンケート結果に基づく目安ですので、子どもの学力や目指す志望校の難易度によって受験勉強の開始時期は変わります。とはいえ、受験で後悔しないためには早めの対策や勉強開始が大切です。

現時点で志望校が決まっている方はもちろん、志望校が決まっていない方も、塾や予備校に通うと勉強習慣が身につくほか、苦手分野の対策ができるため、受験対策としておすすめです。

塾・予備校では、多くの受験生をサポートしてきた経験豊富な講師に相談でき、アドバイスをもらえっます。志望校選びに迷っている方や、受験勉強の開始時期に悩んでいる方は、塾に通うことも検討してみてください。

多くの塾・予備校で体験授業や進路相談をおこなっていますので、積極的に参加してみるとよいでしょう。


【調査概要】
調査期間:2025年5月29日~2025年5月31日
調査機関:自社
調査対象:受験を経験し、合格した本人またはその保護者300人
調査方法:インターネット(クラウドワークス)
調査内容:「受験のための勉強時間」に関するアンケート

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中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。