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高校生はいつから塾に通う?目的別におすすめの入塾時期を紹介【大学受験対策】

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大学進学を考えている高校生のなかには、塾にいつごろから通うべきか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

大学受験のため、学校の成績を上げるためなど、高校生が塾に通いはじめる目的やタイミングはそれぞれ異なります。まずは自分の目的を明確にすることが大切です。

この記事では、高校生が塾に通う具体的なタイミングについて目的別に紹介します。

また、高校生の塾選びのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

  1. 高校生はいつから塾に通う?大学受験など目的別に入塾時期を紹介
  2. 【大学受験対策】志望校のレベルにあわせて通塾を検討しよう
  3. 【推薦入学】目指すなら早めの1年生から
  4. 【補講目的】定期試験にあわせた時期から
  5. 【進路が決まっていない場合】なるべく早めに入塾を
  6. 高校生が実際に塾に通いはじめた時期や目的は?アンケート結果から解説
  7. 受験対策が目的の回答割合が最多
  8. 「もっと早く通いはじめれば」の後悔は学年が上がるほど増加
  9. 「本人」が塾に通うことを決めた場合が多い
  10. 【学年別】高校生が大学受験のために塾に通うメリットと注意点とは
  11. 【高校1年生】塾に通うメリットと注意点
  12. 【高校2年生】塾に通うメリットと注意点
  13. 【高校3年生】塾に通うメリットと注意点
  14. 高校生の塾の選び方を5つのポイントで紹介
  15. ①塾に通う目的を明確にする
  16. ②自分にあう塾の授業形式を選ぶ
  17. ③塾の設備やサポート体制を確認する
  18. ④合格実績や口コミはどうか
  19. ⑤費用はどのくらいかかるのか
  20. 中高一貫校生の大学受験のための塾通いはいつからがおすすめ?
  21. 中高一貫校生の特徴
  22. 塾に通い始めるおすすめタイミング
  23. 科目別の開始おすすめタイミング
  24. 高校生の塾選びには「Ameba塾探し」がおすすめ
  25. 高校生が大学受験のために塾にいつから通うべきかに関するよくある質問
  26. 高校生は大学受験のためにいつから塾に行くべき?
  27. 高校3年生が塾に通い始める時期はいつから?
  28. 高校生の塾代は月いくらくらいですか?
  29. 高校生の塾は目的に沿った時期から通いはじめよう!

高校生はいつから塾に通う?大学受験など目的別に入塾時期を紹介

塾に入る計画を立てる画像

高校生が塾に通う時期は、大学受験のため、高校の授業についていくため、よい評定をもらうためなど、目的によって異なります。

また、目的によっては独学でも問題ない場合もあります。 


以下の項目では、高校生が塾に通う目的の具体例を挙げて、それぞれ適している入塾のタイミングについて解説します。

【大学受験対策】志望校のレベルにあわせて通塾を検討しよう

大学受験に向けて塾に通いはじめる場合は、目指す大学と自分の学力のレベルによって適したタイミングを見極めます。

志望校のレベルや入試の形式によっては、3年生から塾に通いはじめても間にあうケースもありますが、自分の学力よりもレベルが高い大学を目指す場合は、なるべく早く塾に通いはじめて基礎を固めておくのがよいでしょう。

  • 国公立大学や難関大学を目指すなら1・2年生のうちから
  • 私立大学を目指すなら高校3年生からでもよい場合も

国公立大学や難関大学を目指すなら1・2年生のうちから

国公立大学や難関大学を志望する場合は、1年生の早い時期から塾に通いはじめるのがおすすめです。

国公立の大学を受験するには、文系と理系の双方の勉強が必要です。1年生や2年生のうちから受験対策をするわけではありませんが、基礎を固めをしっかりおこなうことが大切です。

国公立は科目数が多く、3年生から受験対策をおこなおうことは困難といえるでしょう。

早いうちに基礎を固めておき、3年生からは過去問などで実践的な演習を開始する必要があります。

私立大学を目指すなら高校3年生からでもよい場合も

私立大学は、基本的に国公立大学に比べて受験科目数が少ないため、基礎が固まっていれば勉強の結果がすぐに現れやすく、勉強量も限られます。

とくに文系で暗記系科目が多い場合は、長期的な勉強よりも短期集中のほうが効率がよいこともあります。

そのため、私立大学を志望する場合は、高校での科目選択が終わったタイミングや、授業数が少なくなるタイミングで入塾すれば、知識を積み重ねることができることもあります。

ただし、科目の選択は早い段階で迫られることが多く、科目数が少ない分、内容の深いところまで問われます。

受験する科目を自分で選ぶことができて、確実に基礎が身についている場合は、3年生からでも間に合うでしょう。

【推薦入学】目指すなら早めの1年生から

推薦入試では、高校での成績が問われることが多くあります。評定の平均値の下限が設けられていることも多いので、1年生のうちからよい成績をとっておくことが重要となります。

そのため、日ごろの定期テスト対策のためにも、なるべく早い時期から塾に通いはじめるのがおすすめです。

【補講目的】定期試験にあわせた時期から

高校の授業についていけない場合や理解度に不安がある場合は、補講として次の定期テストに間にあう時期から塾に通いはじめるのがおすすめです。苦手な科目や分野をそのままにしておくと、3年生になってから苦労することになります。

大学進学を志望していなくても、高校での進級のために塾に通うことも目的の1つです。学校の授業では足りない分を補う意味で、塾に通うことを検討するのもよいでしょう。

【進路が決まっていない場合】なるべく早めに入塾を

進路が決まっておらず迷っている場合でも、塾に通うことで悩みや迷いが解消されることもあります。

塾に通うことで、塾の講師から客観的な意見がもらえます。

自分はどの程度の大学に合格するポテンシャルがあるのか、あるいは大学進学以外を目指したほうがよいのか、客観的に教えてくれるため、進路を決めやすくなります。

また、1年生や2年生など早い段階から学習習慣がついていると、基礎の内容が定着しやすく、3年生になってから慌てる心配が少ないため安心できます。

結果的にどういう進路を選ぼうとも、まずは学習習慣をつけるためにはなるべく早く塾に通いはじめるのがおすすめです。

1科目でも塾に通っていれば、自習室などの施設を使用することができる、塾の友人と接することができる、進路相談に乗ってもらえる、などのメリットがあり、費用対比効果もよいでしょう。

1人で進路に悩まないことで精神的な安心感ももてるため、塾のサポート体制を存分に活用するのもおすすめです。

【学年別 通塾の目的例】

高校1年生

基礎固め、学校の授業で得た知識を定着させる

高校2年生

基礎固めに加え、志望校を視野に入れた演習に慣れる

高校3年生

受験科目に必要な知識を完全に固め総復習。実際に過去問を解き、解答や誤りのパターンを把握する

とくに英語は短期間で成績が伸びにくく、テクニックを覚えただけでは得点アップが難しい科目です。早いうちから基礎的な英語力を養っておくことをおすすめします。
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問1
学年を教えてください

高校生が実際に塾に通いはじめた時期や目的は?アンケート結果から解説

塾で勉強する高校生の画像

次に、実際に高校生が塾に通いはじめた時期や目的について、アンケート結果から解説します。

参考にするアンケートは、スタディプラス株式会社が2022年7月7日から8日におこなったもので、対象は学習管理アプリ「Studyplus」を使用している中学生・高校生の現在塾や予備校に通っているユーザー1,243人です。

受験対策が目的の回答割合が最多

まず「塾や予備校に通いはじめた目的は何でしたか?」という質問です。「受験対策」「学校の成績をあげるため」「友人やクラスメートが通っていたから」の3つのうち、複数回答が可能なアンケートとなっています。

受験対策

学校の成績を
上げるため

友人やクラスメート
が通っていたから

高校生全体

76.4%

47.0%

11.5%

1年生

61.9%

62.6%

10.2%

2年生

69.1%

57.4%

10.8%

3年生

82.6%

39.5%

12.1%


表を見ると、この質問の高校生全体での結果は、「受験対策」が76.4%、「学校の成績を上げるため」が47.0%、「友人やクラスメートが通っていたから」が11.5%。高校生が塾に通いはじめる目的は、受験対策であることが多いということがわかります。

学年別に見てみると、「受験対策」は1年生61.9%、2年生69.1%、3年生82.6%と、学年が上がるにつれて受験を意識している人が増えているという結果です。

「学校の成績を上げるため」は1年生62.6%、2年生57.4%、3年生39.5%と、学校の成績のために通いはじめたのは1年生が最多で、一方3年生ではおよそ4割でした。

「友人やクラスメートが通っていたから」は全学年でほとんど差はなく、どの学年でもおよそ1割程度という結果となりました。

「もっと早く通いはじめれば」の後悔は学年が上がるほど増加

同アンケートにおいて「塾に通いはじめたタイミングについてどう思うか」という質問では、「ちょうどよかったと思う」と回答した割合は、1年生75.5%、2年生65.2%、3年生48.8%と、1年生が最多という結果です。

 一方、「もっと早く通いはじめればよかった」と回答した割合は、1年生19.1%、2年生26.0%、3年生43.1%と、3年生が最多となっています。

以上のアンケート結果からも、できる限り早めに塾に通うとよいことがわかります。

「本人」が塾に通うことを決めた場合が多い

また同アンケートにて「塾に通うことを決めたのはどなたでしたか?」という質問では、ほとんどが「本人」または「保護者」と回答しています。

そのなかでも、「本人」と回答した割合は1年生66.0%、2年生70.6%、3年生81.0%という結果になっています。

学年が上がるにつれて自分が決めたと回答する高校生が増えているのは、志望校が決まったり周りが受験モードに入ったりと、塾を意識する機会が増えるからであると考えられます。

本人が塾に通おうと思ったときには、すでに周囲の学生から遅れを取っているケースが多いようです。

大学受験を視野に入れている場合は、早いうちから基礎学力を上げておきましょう。そうすることで、志望校の選択肢が増えます。
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【学年別】高校生が大学受験のために塾に通うメリットと注意点とは

高校生が大学受験のために塾に通うことのメリット・注意点を学年別に詳しく解説していきます。

【高校1年生】塾に通うメリットと注意点

メリット
  • 学習習慣が早くから身につく
  • 苦手な科目を早めに克服できる
  • 内申点を上げるための対策ができる
注意点
  • 長い期間のモチベーション維持が難しい
  • 総費用が高くなりやすい
  • 学校や部活との両立に工夫が必要

塾に通うことで毎週決まった曜日の決まった時間は塾で勉強することになります。また、塾で出された課題を家でこなすため自宅でも勉強する必要があり、自然と学習習慣が身につきます。

また、早めに塾に通うことで苦手な科目を早期から克服できることも、メリットのひとつです。

とくに、高校数学でつまずく人の多くは中学の数学の不十分な理解や、論理的思考のトレーニングが足りていなかったり高校数学でつまずく人の多くは中学の数学を理解できていなかったり、論理的思考のトレーニングが足りていなかったりする場合があります。

数学のように、暗記では太刀打ちできない科目は、高校1年生のうちから取り組むのがおすすめです。

志望大学が明確な人は、高校1年生のうちから特定の科目に集中して勉強できるので、より多くの時間を受験勉強に費やすことができます。

推薦のために内申点を上げる対策を打つこともできるでしょう。

一方で、高校に入ったばかりでは、「大学受験」というものに対してまだ実感が持てないケースも多く、そのような状態で勉強のモチベーションを維持するのは大変です。

また、当然ですが、長く塾に通う分、総合の費用が高くなりやすいのもデメリットでしょう。

高校1年生の間は学校の授業や部活動に慣れることに精一杯で、塾が大きな負担となる場合もあります。

体育祭や文化祭などの学校行事も、心身の健やかな成長に欠かせない大切な要素です。塾に通う場合は、授業を詰め込みすぎず、バランスよく勉強に取り組めるように工しましょう。

【高校2年生】塾に通うメリットと注意点

メリット
  • 受験を意識した授業を受けられる
  • 進路の決定がしやすい
注意点
  • 学校のイベントや部活動が十分楽しめない可能性がある

高校1年生の間は基礎的な学力を向上させるための授業が多いですが、高校2年生からは受験を意識した内容の授業が少しずつ増えてきます。

学校の授業形式とは異なる、大学受験に特化した形式の授業を早くから受けられることは、塾に通う大きなメリットのひとつです。

また、高校2年生は、高校3年生のクラス編成に向けての科目選択もある場合が多く、進路について悩みやすい時期でもあります。

具体的な志望校が決まっていなくても、国公立と私立のどちらを受験するか決めておけば、受験に必要な科目を把握できます。塾では、受験の方向性や志望校を決めるための相談もできるので、塾に通う場合はぜひ活用しましょう。

一方で、高校2年生は部活動を含め学校では中心的な役割を担う時期でもあります。

とくに、高校3年生が部活を引退する夏以降は、2年生が部の全体を引っ張る必要があります。

学校生活がもっとも充実する時期に塾に通いはじめると、スケジュール過多で疲れてしまうことや、精神的に負担となってしまう可能性もあります。

【高校3年生】塾に通うメリットと注意点

メリット
  • 重点的な受験対策をおこなえる
  • 受験当日までのモチベーションを維持しやすい
注意点
  • 基礎が固められない可能性がある
  • 急な進路変更に対応しづらい

高校3年生から塾に通う場合は、「基礎が固まっていること」「志望校や科目がある程度絞られていること」が前提になります。

志望校が決まると受験に必要な科目を集中して学習できるので、より重点的な対策をおこなうことができます。

夏以降は部活動に割く時間も徐々に減っていき、学校でも授業時間が少しずつ減っていくことも多いなかで、受験のみに集中して勉強することが可能です。

受験まで残り1年を切ることになるため、「あと〇か月頑張れば…!」とゴールが見えている状態で集中して勉強できることも、メリットといえるでしょう。

一方で、塾に通いはじめるまで自分なりに受験向けの勉強をおこなってこなかった場合、基礎が固まっていないことも十分考えられます。

受験に必要な科目数によっては高校3年生からでも基礎固めが間にあうこともありますが、体調不良や思わぬトラブルで思うように勉強を進められなければ、受験に間にあわないということもあり得ます。

また、塾に通いはじめてから講師との相談などで進路変更の必要性を感じた場合、1年生や2年生であればまだ修正は容易ですが、3年生になってからの進路を変更するのはなかなか厳しい場合が多くなります。

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高校生の塾の選び方を5つのポイントで紹介

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ひと口に塾といってもさまざまな種類があります。自分にあっていない塾に通っても思うように学力が伸びず、費用や時間が無駄になってしまうことも。

そこでここでは、高校生の塾の選び方と押さえておきたいポイントを解説します。

高校生の塾の選び方
  • 塾に通う目的を明確にする
  • 自分にあう塾の授業形式を選ぶ
  • 塾の設備やサポート体制を確認する
  • 合格実績や口コミはどうか
  • 費用はどのくらいかかるのか

①塾に通う目的を明確にする

まずは、塾に通う目的を明確にすることが重要です。

  • 大学受験対策が目的なら、特化したコースがある塾
  • 授業の補講が目的なら、基礎を固めていける塾
  • 学習習慣を身につけるのが目的なら、無理のない程度に通える塾

目的が明確になるだけでもある程度、塾を絞ることができます。

また、場合によっては家庭教師や自宅学習でよいこともあります。

目的にあわせて本当に塾に通うことが最適であるかを判断するとよいでしょう。

②自分にあう塾の授業形式を選ぶ

塾には「集団授業型」「個別指導型」「オンライン型」といった授業形式の種類があります。

それぞれの形式の特徴やメリット・デメリットをきちんと理解したうえで、塾に通う目的や本人の性格、ライフスタイルなどにあった形式の塾を選ぶようにしましょう。

集団授業型の塾

集団授業型」の塾は、複数の生徒に1人の講師が指導する塾で、学校の授業に近いイメージです。仲間からの刺激を受けやすく、また比較もしやすので、勉強に身が入りやすいというメリットがあります。

また、大手予備校では実力のある有名講師が教えてくれるので、より受験に特化した内容でわかりやすい講義を受けられることも大きな利点でしょう。

一方デメリットは、自分の都合や理解度で進んでくれるわけではなく、その都度質問がしにくいという点です。

学校以外でも交友関係を築きたい人や、友だちと一緒に切磋琢磨するほうが頑張れるタイプの人に向いている塾形式です。

個別指導型の塾

個別指導型」の塾は、マンツーマンまたは2~3人の生徒に対して、講師1人が指導をおこなう少人数制の塾です。

個人の理解度や学習レベル、性格などにあわせてカリキュラムが組まれるため、効率的に勉強を進める。また、講師と個人的なコミュニケーションが取りやすく、信頼度が高まりやすいことなどがメリットといえます。

一方、集団授業型の塾と比較して費用が高くなりがちな点や、仲間からの刺激を受けにくい点などがデメリットとして挙げられます。

集団のなかで質問などをするのが苦手なタイプや、1人でも意欲的に勉強に取り組めるタイプの人が向いています。

オンライン型の塾

オンライン型」の塾は、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末を利用して、授業の動画を見ながら勉強をする塾です。

実力のある有名予備校の講師による授業を配信している塾もあり、質の高い内容を学ぶことができます。また、ライブではなく動画配信でおこなう塾の場合は、好きなところで一時停止や巻き戻しができるため、より効率的に進めることができます。

一方、生徒側からのコミュニケーションが取りにくく、講師は生徒の理解度を把握しにくいという点や、周りの目がないため集中力が欠けやすいといった点などがデメリットとして挙げられます。

集中力や理解度が高く、自己管理能力が高い人に向いている塾形式です。

苦手意識の強い科目は個別指導の塾で学び、そのほかの科目は集団授業型やオンライン型で学ぶなど、組み合わせることもできます。

③塾の設備やサポート体制を確認する

塾のなかには、授業だけでなく進路相談や勉強の仕方など、学習の悩み相談に乗ってくれるサポート体制が整った塾もあります。

たとえば、自習室の有無や好きなときに利用できるか、自習中の質問に対応してくれるかなど、自分が求めるサポート体制について確認しておくとよいでしょう。

学校の先生以外にも進路や学習相談に乗ってくれる人が増えると、精神的にも安心し勉強に集中できるようになります。

以下の記事でも、失敗しない塾選びについて解説していますのでぜひご確認ください。

④合格実績や口コミはどうか

合格実績も、塾選びで重要な要素のひとつです。目指したい大学に多くの生徒を送り出している塾には、その分ノウハウも多く蓄積されていると考えられます。

その塾に通っている(いた)人の口コミなどの評判も大切な判断材料です。実際に通っている友人がいる場合は、直接聞いてみるとよいでしょう。

口コミを確認することで、相談のしやすさや授業の分かりやすさなど、実際に通ってみないと分からない情報を知ることができる、ミスマッチを防ぐことができます。

⑤費用はどのくらいかかるのか

塾に通えば、当然ながら費用が発生します。毎月の授業料や教材費だけでなく、長期休みには夏期講習・冬期講習の費用も必要なため、月謝だけで判断するのではなく、ほかの出費も踏まえて年間トータルの費用を考えることが大切です。

費用が高ければ高いほどよい塾というわけではないため、目的を明確にして塾選びをおこなうことを心がけましょう。

大学受験にかかる塾費用については、下記の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

費用を抑えたい場合は、受講科目数を絞る、オンライン塾を利用するといった選択肢も有効です。

中高一貫校生の大学受験のための塾通いはいつからがおすすめ?

中高一貫校生は高校受験がない分、大学受験対策の開始時期に悩む家庭が多いでしょう。

学校の進度が速い一方で、中だるみしやすい環境でもあるため、適切なタイミングでの塾通い開始が重要です。

志望大学のレベルや現在の学力により最適な時期は異なりますが、計画的な準備が合格への鍵となります。

中高一貫校生の特徴

中高一貫校生は、一般的な公立中学・高校生とは異なる学習環境で過ごしています。

多くの中高一貫校では、中学3年生までに高校1年生の内容を終え、高校2年生までに高校の全課程を修了する先取りカリキュラムが特徴といえるでしょう。

この余裕のある進度により、大学受験に向けた演習時間を十分に確保できることが最大のメリットで、難関大学合格者が多い理由もこの充実したカリキュラムにあります。

一方で、高校受験という明確な目標がないため、中学2年生から高校1年生にかけて「中だるみ」が起きやすいという課題があります。

大学受験では中学レベルで学ぶ基礎知識が応用につながるため、この期間に勉強をしていない場合は取り戻すのが困難になる傾向もあるため、早めの大学受験対策が必要です。

塾に通い始めるおすすめタイミング

中高一貫校生が大学受験のために塾に通い始める一般的なタイミングは、高校1年生の秋から高校2年生の春にかけてです。この時期は学校でも本格的な受験指導が始まり、生徒自身の受験意識も高まってきます。

難関大学や医学部を目指す場合は、中学3年生や高校1年生の早い段階から通塾を始める生徒も少なくありません。早期からの対策により、学校の先取り学習をさらに進めたり、苦手分野を早めに克服したりすることが可能になります。

学校の成績が振るわない場合は、問題が深刻化する前に塾でのサポートを受けることが重要です。部活動との両立を考える場合は高校2年生の秋以降でも可能ですが、基礎学力がしっかりと身についていることが前提となるでしょう。

科目別の開始おすすめタイミング

科目によって必要な学習期間が異なるため、塾通いの開始時期も科目ごとに検討することが大切です。

英語は早期からの対策が効果的で、中学3年生から高校1年生の間に基礎を固めることが理想的でしょう。

数学も積み上げが重要な科目のため、苦手意識がある場合は早めの対策が不可欠です。文系でも数学が必要なら高校1年生から、理系なら中学3年生からの通塾を検討してもよいでしょう。

理科は選択科目により異なり、物理や化学は高校1年生から、生物や地学は高校2年生からでも間に合う場合が多いです。

国語や社会は比較的遅い時期からでも対策可能ですが、現代文が苦手な場合は高校2年生から始めることをおすすめします。

高校生の塾選びには「Ameba塾探し」がおすすめ

塾の比較・検討をする画像

高校生の塾選びに失敗しないためには、はじめから1つの塾に絞るのではなく、複数の塾を選択肢に入れて比較・検討するようにしましょう。

しかし、1から複数の塾の情報を集めて比較するのは難しく、多くの時間と手間がかかるため、簡単な質問に回答するだけでぴったりな塾を診断してくれる「Ameba塾探し」の利用がおすすめです。

集団授業型」「個別指導型」「オンライン型」の塾形式、地域、費用、カリキュラム、目的などの項目から選択でき、自分にあったものをスムーズに検索し比較することができます。

塾ごとの違いがよくわからない、自分にはどういった塾があっているのかわからない、という人にはとくにおすすめです。ぜひ活用してみてください。

高校生が大学受験のために塾にいつから通うべきかに関するよくある質問

高校生が大学受験のために塾にいつから通うべきかに関するよくある質問と回答をまとめました。

高校生は大学受験のためにいつから塾に行くべき?

多くの高校生が大学受験対策として塾を検討し始めるのは、高校1年生の秋から高校2年生の春にかけてです。

文部科学省の調査によると、高校生の学習塾費は学年が上がるにつれて増加する傾向があり、公立高校では第1学年で約9万円、第3学年では約20万7千円と、学年進行とともに塾への投資が増えています。

ただし、志望校のレベルや現在の学力、部活動の状況により最適な開始時期は異なります。難関大学を目指す場合は早めの対策が有効ですが、基礎学力がしっかりしている生徒は高校2年生からでも十分間に合うでしょう。

重要なのは、自分の状況を冷静に分析し、必要に応じて塾を活用することです。

高校3年生が塾に通い始める時期はいつから?

高校3年生が塾に通い始める時期は、志望校のレベルや現在の学力によって異なりますが、なるべく早く「高校3年生の4月から」で、新学年と同時に受験勉強を本格化させることがおすすめです。

また、「高校3年生の夏休みから」という生徒も一定数います。1学期の成績や模試の結果を見て、独学の限界を感じて通い始めるケースです。ただし、残り時間が限られるため、効率的な学習計画が必要になります。

大学受験を考える高校生が塾に通い始める時期は様々ですが、最もおすすめなのは「高校2年生から」です。

高2から塾に通い始めることで、基礎固めに十分な時間を確保でき、高3になってから応用問題や過去問演習に集中できます。特に難関大学を目指す場合は、この1年間の差が合否を分けることも少なくありません。

高校生の塾代は月いくらくらいですか?

高校生の塾代は受講科目数や塾の形態により大きく異なりますが、文部科学省の調査から年間の学習塾費を月額換算すると、月3万円が相場となっています。

また、科目数が増える国公立大学志望や、独自の対策が必須となる医学部志望の受験者などは相場よりも塾代が高くなる傾向にあります。

高校生の塾は目的に沿った時期から通いはじめよう!

高校生が通う塾の画像

高校生が塾に通いはじめる時期や入塾するタイミングに悩んだら、まずは塾に通う目的を明確にしましょう。

大学受験対策、推薦入試対策、補講、進路相談など、目的によってそれぞれ通いはじめに適したタイミングは異なります。

紹介した具体例や実際のアンケート結果などを参考に、いつごろから通いはじめるか検討するとよいでしょう。

また塾を選ぶときは、複数の塾を比較・検討するのがおすすめです。ぜひ「Ameba塾探し」を利用して、ぴったりの塾を見つけてください。

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葉玉 詩帆
この記事を編集した編集者
葉玉 詩帆

Ameba塾探し 編集者

幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て現在に至る。中学受験、大学受験を経験した経験をもとに、「Ameba塾探し」では保護者や学生の方にとって有益な記事づくりを目指しています。