受験を勝ち抜き、合格することがゴールではありません。
今回は、受験を通して本物の学びと経験ができる「名門会」代表取締役社長の吉田 信司さんにお話を伺いました。
名門会では、手厚いサポートをおこなうTOMEIKAIや、医学部を目指す受験生専門のMEDIC名門会(2022年3月開校予定)などを展開。
合格だけにとらわれず、幸せな人生とはなにか、人生においてなにが大切か、本気で指導する想いをぜひご覧ください。
生徒や働く仲間の幸せを1番に考える「名門会」
ー本日はよろしくお願いします。まずは名門会の目的(企業理念・存在意義)を教えてください。
吉田 信司さん(以下、吉田):名門会の目的としては、まず1つ目に、働く仲間が物心両面の幸せを得られる会社であり続けるということが挙げられます。
そしてそういった仲間だからこそ、受験を目的にくる生徒さんや、親御さんに対して、本当に幸せになるよいサービスを提供できると思っているんですね。
2つ目は、受験勉強を通して生徒さんを最高の人生に導くお手伝いをするということ。
私たちと出会った生徒さんや、ご家庭が、幸せな人生に向かえるよう、真剣に応援する。そして人の役に立ち、喜んでいただくことが私たちの働く喜びにも繋がるわけです。
3つ目は、日本全国で展開することによって、社会貢献にもなると考えています。
リソー教育グループのなかでも、進学個別指導、家庭教師含めて全国展開しているのは名門会だけです。
全国の生徒さんたちが目をキラキラさせて前向きに努力をする。そして夢を持ち、本当に幸せな人生に向けて巣立っていき、やがてその子たちが立派な大人になります。
世の中がそういう素晴らしい人たちで占められていくことは、日本社会に対して、最高の貢献になるのではないでしょうか。
生徒さんたちが自分の個性を活かしてキラキラ輝いた人生を送っていくことが、また私たちのプライドでもあるわけで、受験勉強を通してお客さまや社会に貢献していくことが、名門会の一番の目的でもありますね。
ー「TOMEIKAI(トーメイカイ)」がどのような塾なのか教えてください。
吉田:TOMEIKAIでは、志望校合格までを俯瞰して全科目の戦略を示す「鳥瞰カリキュラム」や、「週間スケジュール」を作成し、志望校合格をより確実にします。
一般的な個別指導は、何科目受講するか自由で、たとえば算数だけ依頼されたら算数のカリキュラムしかつくらないんです。
しかしそれは違うと思っていて、なぜならその生徒を本当に受からせようと思ったとき、ほかの科目はどういう状態なのか、どういった勉強をしているのか、他塾か自習できちんとやっているのか、気になりませんか。
そこで当塾は、たとえ算数のみの受講でも、全科目に関心を持ってアドバイスし、入試に必要な全科目について大きな設計図(戦略)を考えます。
それから、1年間のカリキュラムしかつくらない塾が多いなか、たとえば高校1年生だったら、3年生の入試までを時系列で全期間俯瞰して作成します。
そして計画通りに実行していくわけですが、実行こそ最大の難関だと思っているので、正社員が生徒一人ひとりに合ったサポートをおこなうんですよ。
そのツールとして、週間スケジュールを生徒さんに書いてもらうのですが、1週間の時間をどのように使っているか把握することによって、最適な宿題を出すことができるようになります。
計画を立てるのが上手な子でも、やはりひとりで続けることは難しいので、私たちが力強いパートナーになって生徒のやる気を維持させていくんです。
また、鳥瞰カリキュラムをつくる、週間スケジュールを用いてカリキュラムの実行を支援するといった仕事は、授業をおこなう講師とは別の専門の社員が受け持つ点が、当塾の大きな特徴になります。
こういった手厚いサポートや経験が、自分の人生で本当に役に立った、よい経験になったと卒業生がいってくださるんですよ。
当塾は、中学受験から大学受験までずっと通ってくださるお客さまが多いんですよね。
そうすると、TOMEIKAIのおかげで自分の人生があるから、今度はこの恩を返したいといって、TOMEIKAIでアルバイト講師をしてくださる方が結構多くて。それが本当に嬉しいですね。そういった意味でも、理念が実現されているのかなと感じます。
講師も生徒も輝く人生!学びが一番の財産に
ーTOMEIKAIの講師について教えてください。
吉田:TOMEIKAIは、学生を講師として雇っていますが、その学生講師が当社の志を持ち、生徒さんと向き合い指導するんですね。
すると学生自身が、生徒が本気になるときは自分がその生徒に本気になったときなんだ、相手を思う本物の気持ちが一番の原動力なんだと、人間の本質が分かるようになります。
さらに、夢を持って素直な心を持っている子が伸びていくとか、そういう子にするためには自分はどう対応するべきかとか、そういった葛藤が出てきます。
学生時代にこういった講師の経験をすると、TOMEIKAIを卒業したその後の人生においてもすごく財産になると自信を持っていえますね。
私たちはその自信とプライドを持っているので、指導する学生講師たちと、前向きな美しい心を持った子どもたちを全国に輩出していくことで、日本社会はどんどんよくなっていくのだろうなと感じています。
また、オンラインでの指導も2021年11月から開始し、塾に通えない地域の方や、海外赴任のご家族で日本での受験を考えているお子さんなど、いろいろな事情で通えない方もオンラインで受講が可能になりました。
ー講師の方の採用基準はありますか?
吉田:もちろん学力がある程度なければ指導できないので、採用の段階で、面接や試験をします。
また、当社の目的や、理念に共感してもらえるか、そういった話をした際に心がきちんと反応してくれる人かどうかは結構見ていますね。
受験は生徒の人生を幸せにするための手段に過ぎないわけです。
子どもに受験をさせて合格することが最終的なゴールではないですよね。合格をつかむことによって自分の子どもが少しでもよい人生を送れるように、ということが目的であり、それが本物の親心だと思います。
よって、講師はそれが分かっているかどうか、本当に生徒さんの人生を幸せにしてあげたいと思えるかが重要で、日本が幸せになっていくこと、そのために生徒の大事な時間をもらって指導しているということを考えられる方を採用していますね。
学生講師については、基本的に優秀な大学に通っている方しか採用していません。
しかし、高学歴の学生は、ほかの塾でも講師としてアルバイトをしていることが多いですよね。
では当塾の講師はなにが違うのか。それは、“相手を思う本物の心が人を動かす一番の原動力”ということを徹底的に教えることで、学生講師自身も輝くんです。
その学生が、やがて社会に出たときに、ここで学んだことが一番の財産になる。お金を貰いながらその実践の場を経験できるとても面白い仕事なんだと感じることができ、生徒のことを真剣に考えるようになります。
学生講師の育成によって、高い合格実績の出せる指導ができていることが、TOMEIKAIの特色だといえるでしょう。
一人ひとりに合ったオーダーメイドのカリキュラム
ーコースについて詳しく教えてください。
吉田:決まったコースはなくて、100人いたら100通りのカリキュラムがあります。
まず目的を聞いて、受験だったり、志望校だったり、学校の定期テスト対策だったり、詳しくカウンセリングして、一人ひとりに合ったカリキュラムを提案していますね。
目標や現在の状況を聞いて、目的に向けた最適なルートを、私たちの蓄積されたデータをもとに提案するので、学校で使っている教材を活かせるならそれを使いましょうとか、単語集はそれを活用できるよとか、本当にオーダーメイドのカリキュラムを作成しています。
そのため、受講料についても、生徒さんそれぞれの目的に合わせた回数や時間になるので、千差万別になっています。
面談の際に、詳しい費用をご提示させていただくので、まずはお問い合わせください。
MEDIC名門会を開校予定!本物と触れ合う経験を
ー今後の展開について教えてください。
吉田:2022年の3月に、MEDIC(メディック)名門会という、医学部合格に向けて全面的・徹底的にバックアップする高卒生のための予備校を大阪で開校します。
また、寮も完備しているので、全国から入塾することが可能です。さらに、お子さんが心配な親御さんのために、コンシェルジュもいるため、生活面もケアすることができます。
今後は大阪だけでなく、自宅から通いたいという生徒のために、主要都市にも出していこうかなと考えています。
本物の心で指導された経験によって、人を動かす本質が身に染みて分かると思うんですね。
そして、それが実は医師になってから一番大事な能力になるのではないかと思っています。
たとえば、患者さんに対して金儲けで対応していたら、医師のいうことも真面目に聞かないでしょう。しかしその医師が、患者さんのことを本当になんとかしたいという気持ちで接すれば、患者さんに通ずるものがあると思うんです。
したがって、そういった人を動かす本質を、MEDIC名門会の受験勉強を通じて学んでほしいですね。
親御さんのなかには、とにかく医者になればいい、息子に継がせるために、とにかくどこでもいいから、どんなテクニックを使ってでも受からせてくれという方もいるんです。
ですが、なんで継がせて医者にしたいかを突き詰めると、子どもを幸せにしたいからですよね。
医者として成功して幸せになってもらいたいという、我が子の幸せが目的だと思います。
そういった親心が分かっているので、もちろん合格に導きますが、単なるテクニックだけで受からせるようなことはしないです。
多分、大学側もテクニックを労して受かろうとする人は欲しくなくて、面接や論文など、人物を重視するようになってきています。
だから私たちは、24時間預かれる強みを活かして、単なる受験テクニックだけじゃない、医師になったあとも幸せになれる人生を応援したいと思っているんです。
最初は親にいわれたから仕方なく受験しようと思っていても、立派な職業で、人の役に立てる仕事だと理解できれば、それが合格へのモチベーションに繋がります。
また、受験時代に本物の愛情を持って応援された経験は、生徒の心に「自分も人の役に立ちたい」という感情を芽生えさせます。これは理屈ではないんですね。
それにせっかく入学できても、医師国家試験が受からなくて医者になれなければ意味がありません。
本当に医師になってよかった、自分の使命はこれだったんだと思えるように成長してもらいたい、そんな想いでMEDIC名門会をつくります。
TOMEIKAIや名門会についても、校舎がない都道府県に1校はつくって、よいサービスを届けていきたいです。
ー最後に入塾を検討している読者にひと言メッセージをお願いします。
吉田:合格に絶対はありませんが、名門会の合格確率は高いと自負しています。
なぜなら、応援してくれる社員や講師が、みんな本物の心で応援するので力が沸いてくるんですよ。
生徒が将来の夢を持ち、そこに向かって精一杯の努力をする、さらに自分が本当に頑張る姿を応援してくれる大人がいる、この経験が生徒の幸せや、やる気に繋がるのだと思っています。
志望校に受かることももちろん大事ですが、どんな仲間と知り合えるか、その子自身がどんな人物になるかが、人生において大きく影響してくるのではないでしょうか。
若くて多感な時期に、受験を通して本物と触れ合い、本気で取り組むプロセスで人格は成長するのです。
自分が真剣になにかを成し遂げたいときに応援してもらえるから、素直な心や、感謝の気持ちが生まれるんですよ。自分が嫌々受験をしても意味がありません。
ほかにも、勉強での誤魔化しなど、自分のためにならないことは頭ごなしに叱らず、できないこともさらけ出して、堂々と生きたほうがズルして勝つより未来があるんだと、本当に大事な世の中の道理を受験で学んでもらえます。
名門会で真剣に勉強したプロセスは、絶対に人生のプラスになるので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:名門会 TOMEIKAI