長男が東大合格のみきママ「お値段以上でした!」ニトリの家具で次男のやる気も引き出す!

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お弁当から豪快にはみ出したししゃもフライや、パイナップルをくり抜いて作った夏らしさ満点の酢豚! 節約・時短で作れるのにとっても豪華でハッピーなお料理レシピを紹介してくれる、人気料理研究家のみきママさん。最近ではアイドルグループNEWSの小山慶一郎さんが実弟であることも公表し、二人の仲睦まじいやり取りの様子もSNSで紹介してくれました。

そんなみきママさんは大学1年生、高校1年生、小学3年生の子をもつお母さん。長男は東京大学(以下、東大)へ、次男は中学受験を経て中高一貫校に進学していることから、お料理だけでなくその子育て術までお母さんたちの注目を集めているんです。

みきママ

SNSでは毎日の料理のほかに子どもたちとの日常の微笑ましいやり取りも載せてくれるみきママさん。それを楽しみにしているファンの方も多いのでは。

みきママ:いやいや、SNSに載せているやりとりの数十倍、数百倍は大変なんですよ(笑)悩んでいると思ってこちらがアドバイスしたって「令和はそんなんじゃダメなんだよ!」とか言い返されるんですから。もう子どものサンドバックなんですよ、私(笑)

みきママさんはどのような子育てを心がけているのでしょうか。

みきママ:年齢に関係なくいろいろなことに挑戦させて成功体験を積み重ねるようしていました

例えばキャンプでは、テントを立てたりご飯を作ったり、準備から撤収まで全部子どもたちにお任せ。もちろんアドバイスはしますが、どんなに時間がかかっても手は出さない。お家の料理もみきママだったら5分でできるようなメニューを3時間くらいかけて作っていたこともありましたね。

ほかにも誕生日会やお友だちとちょっと遠くに遊びに行くときなどの計画も自分たちでさせるようにしていました。始めはうまくいかなくても「じゃあ次こうしよう」と学ぶし、達成感を得られれば自信になる。子どもたちが物事に率先して取り組めるようになったのはそれがよかったのかなと感じます。

みきママ

そのなか、長男は今春、東大へ進学。また次男も難関中高一貫校へ通っています。勉強面でのサポートについて尋ねると、「生活あっての勉強だから」と、食はもちろん、生活を充実させることが重要だと話します。

みきママ:子どもの勉強がうまく捗らないときって勉強そのものが難しいというより、それ以外の面での悩みが原因になっていることが多いような気がします。だから、子どもからの相談はどんなに忙しくても必ず手を止めて聞くようにしています。

これは世のお母さんあるあるだと思うんですけど、子どもの相談って「なんで今言うの?」ってときが多いですよね。でも、とりあえず話聞くんですよ、自分の仕事は置いて。そうじゃないと、子どもがもっと悩んで状況が悪くなると思うから。

子どもって“今”しかないから、“今話したい”んですよね。だからすぐに聞いてあげて、親の用事はそのあと調整するしかない。でも冷静になった翌日に「ママもこの締め切りがこんだけ大変で、切り替えてやったからね。だからあなたも切り替えようか」って一言伝えています。

そして自分からも積極的に話にいきますね。私は夕食の時に「今日どうだった?」「なにが楽しかった?」ってしつこいぐらいに聞くのが恒例。子どもって大なり小なり悩みを抱えていることが多いから。 だから、子どものプライベートにはかなり入り込む方(笑)それこそ息子と彼女のデートプランまで練ったこともあります(笑)

勉強は塾や学校にお任せして、生活面を整えてあげたり充実させてあげたりすることが親の務めなのかな

また、自身の意見や経験も積極的に子どもに共有することも心がけているとか。

みきママ:子育てで悩んでいるときに、元夫の母から「何も言わないより言った方がいい。そのときは分からなくてもどこかで子どもの頭に残っているから」とアドバイスをいただきました。自分が子どものときを振り返っても納得いく部分があり、それを今も大切にしています。

だから、なにかあればとりあえず一言「私はこう思っている」と伝えておくし、私の成功体験や失敗談もたくさん子どもに話しています。

長男が大学受験のときには、私が大学に落ちて一浪したときのことを話しました。

「こんな勉強法でダメだった」とか「落ちてこんな思いをした」とか。誰かの経験や意見を聞くことは自分の行動を見直すきっかけになるようで、勉強に集中できないときには「そう言えばお母さんこんなふうに言ってたな…」なんて思い出して、ちょっとしたストッパーにはなっているみたいです。

自分の経験をつい語りたがる昭和の人間のダメなところかも知れませんけど(笑)

長男の出身校・開成高校の先生からはこんなアドバイスも…。

みきママ:「子どもに勉強をさせたいなら、親が子どもの前で勉強しなさい」、これは長男の学校の保護者会で言われたこと。本当にその通りで、私が大学の勉強をしているのを見て長男は「お母さんが大学受かったんだから俺が落ちてる場合じゃないな」って言いながら勉強していたんですよね。

もちろん勉強じゃなくても、仕事でもいいと思いますよ。“
親の背中を子どもは見ている”そういうことなんでしょうね。

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みきママさんのご長男も通った開成高校のある東京都荒川区ので入塾を検討している方は、荒川区の塾・学習塾ランキングなどから探してみてくださいね!

一方で次男に関しては、そんな生活の充実が勉強にも繋がると実感したできごとが最近あったそう!

みきママ:実はうちの次男、ゲームばっかりやりすぎて勉強がかなり疎かになっていたんです。

そこで、長男の大学の学祭に連れて行き、次男が少し興味を持っている理工学系の分野の学生に大学の勉強について話しをしてもらったら、次男の目の色が急に変わって「自分も大学に行きたい」と。

でも、今の推しグッズに溢れた部屋では勉強なんてできるわけもなく、そこで、以前から欲しがっていた『ニトリ』の机とベッドに思い切って買い替えることに。そしたら、部屋が片付いて勉強のやる気にどんどん火がつき、まさにお値段以上 (笑)身の回りを整えることでこんなに変わるんだなと実感しました。

みきママ

そんなみきママさん、子どもにとって勉強や受験は「努力を練習する場」と語ります。

みきママ:女手一つで私と弟を育ててくれた母は、一人でラーメン屋さんを約40年間経営しているんです。それだけ長く続けることができた裏にはどれほどの努力があったか…。

私の弟もNEWSとして活動させていただいていますが、その裏では本当にすごく努力していて、頑張りすぎてしまったときさえあったほど。いわゆる成功をして、その状況を保ち続けていくためには並々ならぬ努力はつきもの。それを今のうちから知っといてもらいたいし、その力を養ってもらいたいなっていう気持ちがあります。
それを知ることができる場所のひとつが受験なのかなって。行きたい学校のためには勉強しなきゃいけない。勉強も昨日今日でできるものではないので、先を見据えてしっかり計画していかないと大きい山は越えられないですよね。

そして、やはり気になるのはみきママ流の“食”のサポート。栄養面だけではなくプラスアルファのエンタメ性が重要だとみきママは話します。

みきママ:栄養面においては、3つあります。1つ目は「カルシウム」。頭の回りをよくさせる栄養素で、魚やチーズ、ヨーグルト、牛乳にも入っています。

次が「レシチン」で記憶力を高めます。1番よく入ってるのは卵と大豆なんですよ。だから納豆に卵を入れて食べれば最高! でも納豆と卵って子どもはそんなに毎日食べられないですよね。だから卵焼きにしたり、大豆をサラダにのせてあげたりしています。

最後はビタミンC。フルーツがいいですが、値段が高いですよね。トマトやレタスでもいいですよ。精神を落ち着かせてくれて、集中力を高めてくれるんです。

でも、栄養があるものだけでなくご飯を食べる喜びや楽しみも大切! 塾で疲れて帰ってきて目の前に出されたのが嫌いなものだったらテンション下がりますよね。だから、必ず一品は好きなものを入れてあげるんです。冷凍食品でもなんでもいいんですよ。ハンバーグでも餃子でもなんでもいいの。その好きな一品を加えてあげることで子どもの気分も上がりますから!

また、サポートする保護者へのおすすめメニューを尋ねると、自身のSNSをわざわざ開いて「これも簡単で美味しいですよ」「これ時短になるから便利よ」といくつも教えてくれました。

みきママ:最近のおススメは“パタパタ餃子”。豚小間に味をつけてニラをハサミで少し長めに切って片栗粉で混ぜるの。それを餃子の皮の上に置いて両側からパタパタって閉じて焼いて食べたら、餃子と一緒! 子どもたちからもすごく好評。

栄養面で言えば保護者は先に話したカルシウムを摂ってイライラを抑えましょう。私は子どもに会う前は、ヨーグルトを食べてカルシウムを摂取してます。「今日はなんか子どもにいろいろ言われそうだなぁ」ってときは、特にたくさん! きな粉もどっさり入れて(笑)

また、お母さんはホルモンをうまくコントロールしましょう。イソフラボンが大切ですね。あとキウイ! キウイは皮を剥くのが面倒ならそのままかじって皮だけ出せばいいのよ。

共働きが増えてきたとは言え、日本のお母さんってご飯作る人で、子どもの余ったご飯をお昼に食べる残飯処理係で、氷の水を取り換える係で、あと、ゴミを受け取る係になりがち。その代わりみんなよりも栄養を取る!

食べればそれは自分のためだけじゃなく、子どもにも還元されますからね。しっかり栄養を摂って一緒に頑張りましょう!

取材協力:みきママ
公式ブログ:みきママの毎日家ごはん。
YouTube:みきママChannel
Instagram:@mikimama_official

写真:堤 博之

ひらおか ましお
この記事を執筆した執筆者
ひらおか ましお

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

大学で入部したスポーツ新聞部をきっかけに、大学卒業後から本格的にライター業に従事。主にスポーツ雑誌を中心に活動していましたが、結婚と出産を機にwebや地元の情報誌などに活動拠点を移しました。子どもの成長と共に教育関連に興味をもち、2021年11月よりテラコヤプラスby Amebaで執筆を担当する二児の母。インタビューを通して得た情報を皆さまにシェアする気持ちで執筆しています。