全身を動かすことで運動神経の基礎が身につき、リズム感や表現力を鍛えられる「新体操教室」。
小さなころからはじめることで、柔軟性が高まってケガをしにくく疲れにくい身体になるメリットもあります。
テレビなどで華麗な技を披露して活躍する選手たちを見て、子どもの習い事として気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、札幌にあるおすすめの新体操教室を紹介します。札幌は、自然や公園、歴史・文化施設、スポーツ体験などが充実。身体を動かして遊べる国営滝野すずらん丘陵公園は、家族に人気のスポットです。
そんな札幌での新体操教室の選び方についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
札幌にある新体操教室の選び方|6つのポイントをチェック
札幌にある新体操教室のなかから、子どもにぴったりの教室を見つけるのはなかなか大変なもの。
まずは教室を選ぶ際に確認しておきたい6つのポイントを紹介します。
教室によって、新体操を習う目的や対象年齢などが異なるため、しっかりとチェックしましょう。
①何歳くらいから通えるのかを確認しよう
新体操教室は、3歳くらいからはじめられるところが多いものの、教室によって対象年齢が異なるため、まずは自分の子どもが通えるかどうかを確認しましょう。
「幼児クラス」や「小学生クラス」など、年齢別にクラスが用意されているところや、教室ごと、あるいはクラスごとに対象年齢が異なる教室などさまざま。
ひとつの教室に長く通わせたい場合は、幼児から高校生まで幅広い年齢の子どもを対象とした教室がおすすめです。
年齢が上がるにつれて、レッスン内容や指導方針が変わる教室もあるため、年齢ごとのクラスの雰囲気も確認しておきましょう。
また、兄弟姉妹を一緒に習わせたいなら、どちらも通えるコースがあるかチェック。同じ日時にレッスンをおこなっている教室なら、同時に送迎できるので負担が減るのがメリットです。
兄弟姉妹で通うと、入会金やレッスン料金が割引になるキャンペーンをおこなっている教室もあるので、お得に通いたい方は確認してみましょう。
②通う目的にあわせた教室を選ぼう
新体操教室は、習う目的によってレッスン内容などが大きく異なり、求められるレベルも変わってきます。
「オリンピックなどを目指すようなレベルの新体操選手を目指してもらいたい」という方や、「運動の基礎を身につけさせたい」「子どもに運動の楽しさを教えたい」という方など、子どもを教室に通わせる理由は人それぞれ。
新体操を習うにあたって、子ども自身が楽しく続けるためにも、通う目的に合った教室を選ぶことはとても重要なポイントです。
本格的にプロの新体操選手を目指すなら、競技に対応した難度や手具操作を習得して大会に出場する「育成クラス」や「競技クラス」などがある教室がおすすめ。
プロ経験のある講師や、指導経験が豊富な講師が在籍していて、実際にその講師から指導が受けられるところを選びましょう。教室を選ぶ判断材料のひとつとして、講師の経歴や実績を公式サイトなどで確認することをおすすめします。
また、子どもの発達には個人差があるため、レベルや上達具合によってクラスが分かれている教室もあります。初心者クラスから本格的に学べるクラスまで、幅広いニーズに対応している教室なら、途中で習う目的が変わってもクラスを変更するだけで通い続けられますよ。
特に小さな子どもの場合、成長するにともなって習う目的が変わることは十分にあるため、子どもの興味にあわせて可能性を残しておくのもよいですね。
教室を選ぶ前に、「何を重視しているか」「どんな目的で習わせたいか」を考えて、子どもが通うのを嫌がったり運動嫌いになったりしないように、子どもにあった教室を探しましょう。
③発表会などがあるとモチベーションがアップ
子どものモチベーションアップを狙うなら、発表会をおこなっている教室を選ぶのがおすすめです。
これまでの練習の成果を見てもらうために、発表会に向けてたくさん練習をする子どもも多く、上達スピードが上がるため、やる気や自信につながりやすいのもメリット。
発表会をひとつの目標として一生懸命取り組むことで、自主性や責任感が育ち、子どもの社会性を伸ばすことも可能です。
また、緊張感のある会場で、数々の技を取り入れた演技を大勢の人に見てもらう経験を通して、集中力や表現力などプロに必要な能力を磨けるのも、発表会に参加するメリットのひとつ。
将来プロ選手を目指す方が、人前でパフォーマンスをする練習を積む場として活用するのもよいでしょう。
教室によっては、地域で開催されているイベントや大会などに出場できるところもあります。
ただし、マイペースに運動を楽しみたい子どもや、人前で演技するのが苦手な子どもの場合、発表会があることがマイナスに働くこともあります。
子どもの性格によっては発表会が合わない場合もあるため、発表会があるかないか、参加が必須かどうかなどを確認しておきましょう。
④教室の設備や道具が整っている教室だと◎
新体操は、ボールやリボン、フラフープなどの手具(しゅぐ)と呼ばれるさまざまな道具を使って演技する競技。
高く跳ばしたり遠くへ投げたりなど動きも大きくなるため、練習に夢中になるあまり周囲への注意が行き渡らずに、思わぬ事故を起こしてしまう可能性もあります。
練習中に大きな怪我を負わないように、教室を選ぶ際には「設備の安全性や事故防止に配慮しているか」「衛生面が整っているか」を必ず確認しておきましょう。
また、演技や動きに制限がでないように、のびのび動ける広い練習場所で学べる教室もおすすめ。
いくつか教室を絞り込んだら見学や体験レッスンに参加して、施設のスペースや丈夫さ、手具が揃っているかや、リラックスして練習に取り組めるかもチェックしましょう。
お試しで通いたい方や初期費用を抑えたい方は、手具をレンタルできる教室がおすすめ。初心者でも気軽にはじめられるほか、学校帰りに通う場合も重い荷物を持たずに手ぶらで通えて、負担になりにくいのが魅力です。
⑤入会金や月謝など料金も確認しよう
せっかくはじめた新体操を長く続けるためにも、月々のレッスン料はどのくらいかかるのかを踏まえ、予算にあった教室選びをしましょう。
教室によってはレッスン料のほかに、入会金や施設使用料などがかかる場合もあります。
また、新体操のレッスンには必ず必要になる手具費もチェックしましょう。手具をレンタルできる教室もあれば、入会するときに購入しなければならない教室など、手具の取り扱いは異なります。
できるだけ出費を抑えたい方は、まずは手具をレンタルできる教室を選んでおくとよいでしょう。子どもが長く続けたいと思ったときに、子どもにあう手具を購入するのがおすすめです。
なお、発表会がある教室では、衣装代や道具、会場費用などがかかる場合もあります。特に新体操の衣装は、華やかなデコレーションが施されていて高額なものも多く、思ったよりも費用がかさむことがあるので、参加する予定がある方は事前に確認しておくと安心です。
そのほかにも、練習用のレオタードやTシャツ代、スポーツ保険料などがかかる教室もあるので、毎月のレッスン料だけでなくこれらの経費も含めて、予算に見合った教室を選びましょう。
⑥レッスンが実施される場所にも注目!
新体操の手具を使用した演技は、天井の高さや左右のスペースが十分取られている練習場所が必要です。
新体操教室には、自社のレッスンスタジオを持っている教室と、体育館などさまざまな施設を借りてレッスンをおこなう教室の2種類があります。
ここからは、それぞれのメリット・デメリットを紹介。教室選びの参考にしてください。
通いやすさで選ぶなら、自社のレッスンスタジオがある教室がおすすめ
自社のレッスンスタジオがある教室のメリット・デメリットは以下のとおりです。
慣れた経路で通えるため迷うこともなく、通う時間が把握しやすいのでスケジュールを組み立てるのも簡単。
また、毎回同じスタジオでレッスンできるのも、小さな子どもにとっては安心感につながり、落ち着いて集中しやすくなりますよ。
「いつも同じ場所で落ち着いて練習したい」「自宅や学校から通いやすいところがいい」など、通いやすいところで学びたいなら、自社のレッスンスタジオを持っている教室を選びましょう。
広い空間でのレッスンを望むなら、体育館を使用している教室も◎
地域の小中学校や市町村の体育館など、広い空間を使用している教室のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
難易度の高い技に挑戦したい場合や、さまざまなスキルを身につけたい場合には、小学校や中学校、市町村などの体育館をレンタルしてレッスンを開催している教室がおすすめです。
自社スタジオよりも天井が高く、広々としたスペースで思い切り身体を動かせるため、習得できる技の幅が広がるのがメリット。プロ選手を目指す方や、さまざまな技に挑戦したい子どもに向いています。
札幌の新体操教室おすすめ3選|キッズ向けやジュニア向けを紹介
ここからは、札幌にあるおすすめの新体操教室を紹介します。
レッスン料金や立地などを比較して、子どもにあった教室を選んでくださいね。
新体操教室Kira
新体操教室Kiraは、レッスンを通してリズム感を養い、仲間とともに助け合える心と健全な身体を育てることを目的にした教室。
9種類の豊富なコースのなかから、それぞれの目的やレベル、目標にあわせてコース選択できるのが特徴です。
週1、2回のレッスンのほか、新体操の演技では必須の手具を巧みに操り、よりパフォーマンスを高められる「手具コース」も用意。
また、より競技性を高めて選手として活躍したい方には、小学生以上を対象とした「選手コース」がおすすめ。各種大会の優勝経歴もあり、本格的に学べる環境が整っています。
手具については、レッスン時間内は貸し出ししているので、初心者もはじめやすいのが魅力です。
札幌MEG.RGクラブ
札幌MEG.RGクラブは、華やかで美しい動きが魅力の新体操を通じて、身体を動かす楽しさや面白さを伝える教室です。
モラルやマナーなども身につくようにきめ細かな指導をおこない、一人ひとりのやる気や自主性を育てます。
4歳から受講でき、幼児向けの「ティンカーベルクラス」では、音楽に合わせて身体を動かすことによってリズム感を養います。遊び感覚で動くうちに、身体の可動範囲が広がって柔軟性も身につくのが特徴です。
年齢やレベルに応じたクラス分けで、それぞれの才能や能力を適切に引き出せるようなカリキュラムを組んでいます。
高度な技術を学びたい方や大会出場を目指す方には、育成コースや選手コース、プライベートレッスンも用意。初心者から選手志望の子どもまで、幅広く通える教室です。
NPO法人さっぽろ体操クラブRG
NPO法人さっぽろ体操クラブRGは、札幌市、石狩市を主な拠点とする新体操教室。月曜日、水曜日、木曜日は石狩市にて、火曜日は札幌市にてレッスンを開講しています。
4歳児から高校生までを対象としており、一般クラス、上級クラス、育成クラス、選手クラスと4つにクラス分けをし、それぞれの目的にあわせて楽しく新体操が習えるのが特徴。
一般クラスはチームジャージや手具などの購入義務がないため、長く続けられるか分からない方や、コストを抑えたい方におすすめです。
新体操を通し、人間性を養うことも大切なコンセプトとして活動しています。 随時無料の体験レッスンをおこなっているので、興味がある方は一度参加してみましょう。
まとめ
札幌には運動能力や柔軟性を身につけながら、礼儀作法などのマナーを学べる教室や、バリエーション豊富なコースを用意している教室など、さまざまな特色を持った新体操教室があります。
気になる教室があったら、まずは見学や体験レッスンに申し込んで実際に講師からレッスンを受けてみましょう。
今回紹介した選び方のポイントを参考に、子どもが楽しく運動できる教室を選んでくださいね。
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