文字をきれいに書けるスキルは、学校・仕事・履歴書・冠婚葬祭など、さまざまなシーンで役に立ちます。パソコンが普及しても手書きが必要になることは多く、いざというときに困らないようにしておきたいものです。
そこで今回は、山梨にあるおすすめの書道教室を、子ども向けと大人向けに分けて紹介します。
標高2,000mを超す山々に囲まれる山梨は、富士山のある郡内地方、甲府城のある国中地方と、エリアによって特長もそれぞれ。各地にさまざまな習い事教室が点在しています。
そんな山梨で書道教室を選ぶときのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 山梨にある書道教室の選び方|7つのポイントを紹介
- ①子ども向け・大人向け(初心者から上級者まで)で選ぶ
- ②硬筆・毛筆などコースで選ぶ
- 毛筆
- 硬筆
- 筆ペン(ペン字)
- かな
- ③「座卓で正座」or「椅子と机」などスタイルで選ぶ
- ④少人数か大人数か指導人数で選ぶ
- ⑤師範資格が取得できるかどうかで選ぶ
- ⑥展覧会への出品姿勢で選ぶ
- ⑦月謝や振り替え制度もチェック
- 山梨の書道教室おすすめ14選|子ども向けから大人向けまで紹介
- 山梨の書道教室おすすめ9選【子ども向け】
- 大澤流書道教室
- 麗泉書道教室
- 綾苑習字教室
- 玄遠書道院
- AIRYエアリー書道教室
- 中込和書道教室
- 蒼双書道教室
- 滝川書道教室
- 昌実塾
- 山梨の書道教室おすすめ5選【大人向け】
- 聖苑書道教室
- 書道研究 耿玄社 望月大耿書道教室
- 雪の庵
- 金子書道会
- 依空書道教室
- まとめ
山梨にある書道教室の選び方|7つのポイントを紹介
まずは、書道教室を選ぶときに大切となるポイントを7つ紹介します。ニーズにぴったりの教室を見つけるために、ぜひチェックしてみてください。
①子ども向け・大人向け(初心者から上級者まで)で選ぶ
子ども向けの教室や大人向けの教室、年齢制限がない教室など、教室によって対象としている年齢はさまざまです。気になる教室があったら、まずは通う人の年齢にあったコースがあるかどうかを確認しましょう。
もし、子どもが成長してからも通わせる予定であれば、幅広い年齢層を受け入れている教室がおすすめです。
また、年齢以外にもレベルを設定している教室やコースもあります。子ども向けの教室では基本から指導していることが多いため、書道未経験者でも特に問題ないでしょう。
大人向けの場合は、初心者向けの教室や上級者のみが対象の教室など、対象とするレベルは教室ごとに異なります。書道教室を選ぶときは、レベルや指導方針についても事前に確認しておきましょう。
②硬筆・毛筆などコースで選ぶ
教室によって指導している内容が異なります。気になる教室に、自分が習いたいコースがあるか確認しておきましょう。
子ども向けの教室では、「毛筆」「硬筆」コースが一般的。また、大人向けの教室では、「毛筆」「硬筆」のほかにも「筆ペン(ペン字)」や「かな文字」などが学べる場合もあります。
ここからは、それぞれの内容について詳しく紹介します。
毛筆
毛筆は、毛で作られた筆に墨を含ませて文字を書く練習をおこなう、書道の定番ともいえるコースです。
さまざまなスタイルの文字がありますが、初心者の場合はもっとも標準的な「楷書(かいしょ)」から始めることをおすすめします。
とめ・はね・はらいなどの基本を覚えて、バランスが整った文字が書けるようになってから、次のステップに進むとよいでしょう。じっくりと時間をかけて取り組める毛筆は、集中力を高められる利点もあります。
硬筆
硬筆は、鉛筆やペンなどの先端が固い筆記用具を使用した文字の書き方が学べるコースです。
文字の骨格をしっかりと学ぶことができるため、整った美しい文字が書けるようになるでしょう。硬筆は学校や職場などの日常生活に活かせる場面が多く、実用性が高いのが魅力です。
毛筆のように書道道具一式を購入する必要がないため、手軽に始められるのが嬉しいポイント。毛筆と硬筆を一緒に学ぶと、それぞれ違った面白さを楽しむことができます。
筆ペン(ペン字)
筆ペンのコースでは、市販の筆ペンやボールペンを使用して、美しい文字を書く練習をおこないます。
美しい文字に大切な"とめ"や"はらい"についても学ぶことができ、日常生活で書く文字を美しくしたい方におすすめです。
ビジネスシーンで美しい文字が書ければ、印象や評価がアップするでしょう。ペン1本で手軽に始められるうえに、自宅でも練習しやすい点が魅力です。
かな
かなのコースでは、枕草子や古今和歌集などで見られる流れるような文字を、細い筆を使用して書く技法が学べます。
現代のひらがなの書体とは異なり、文字の書き方はもちろん日本の伝統文化も学べるのが魅力。
古典文学や歴史などに興味がある方や、和歌や俳句などをかな文字で表現したい方におすすめします。
③「座卓で正座」or「椅子と机」などスタイルで選ぶ
これまで、書道教室といえば床に正座をして書くスタイルが一般的でしたが、最近は椅子に座って受講できる教室も増えています。
正座での受講を基本としている教室でも、希望すれば椅子と机のスタイルに対応してもらえることもあります。正座が苦手な方は、一度問い合わせてみましょう。
集中して書道に取り組むためには、身体に負担がかからない姿勢で受講できる教室を選ぶことも大切です。
④少人数か大人数か指導人数で選ぶ
書道教室は、グループで指導をおこなうのが一般的。5名以下の少人数制の教室や数十人を同時に教える教室など、1クラスあたりの人数は教室によって異なります。
大人数が苦手な方やマイペースに練習したい方には、少人数制のクラスをおすすめします。
大人数のクラスは、書道を通じてコミュニケーション能力も養うことができるので、楽しみながら通いたい子どもにぴったり。大人数のクラスに通う場合は、生徒の人数に対して、講師の人数が十分かを確認しておきましょう。
⑤師範資格が取得できるかどうかで選ぶ
書道には、どの程度の実力があるのかを示す段級制度があり、なかでも師範は最高位とされています。将来、指導者になりたい方や書道関係の仕事をしたい方は、師範資格が取得できる教室を選びましょう。
師範資格は書道の実力の証明になるほか、書道教室を開くときにサポートを受けられることもあります。ただし、段位や師範などの階級は公的な資格ではなく、各会派や団体が独自の基準で定めているものです。
公的な資格が欲しい方や履歴書に記載したい方は、公的資格である「毛筆書写検定」や「文部大臣認可全国書道教師資格認定試験」などの受験も検討しましょう。
⑥展覧会への出品姿勢で選ぶ
「上手く書けた作品を多くの方に見てほしい」「自分の実力を評価してほしい」という方は、展覧会へ参加している教室を選びましょう。
展覧会への参加は教室によってさまざまですが、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
展覧会は出品する作品の制作に時間がかかるうえに、出品料などの費用がかかります。展覧会に興味がない方は、強制的に参加する教室は避けたほうがよいでしょう。
一方、展覧会への出品を目標に頑張りたい方は、展覧会に積極的に参加している教室がおすすめです。展覧会に向けた作品制作のポイントなども学ぶことができ、大きく成長することができます。
⑦月謝や振り替え制度もチェック
書道を無理なく続けるために、毎月いくらかかるのか把握しておきましょう。月謝の相場は、子どもの場合は月3,000~5,000円程度、大人の場合は月5,000~10,000円程度。
ただし、毛筆と硬筆を同時に習うなど、習う項目が多くなればその分月謝も高くなります。月謝以外にも、墨汁や半紙などの消耗品代・テキスト代・展覧会への出品費用・段位取得費用など、さまざまな費用が追加でかかることがあるため要注意。
教室によっては月謝に半紙代などが含まれていることもあるので、1か月あたりいくらかかるのか事前に確認しておきましょう。また、急な体調不良や急用などで教室を休んだときのために、振替制度についても確認しておくと安心です。
山梨の書道教室おすすめ14選|子ども向けから大人向けまで紹介
ここからは、山梨にあるおすすめの書道教室を子ども向けと大人向けに分けてご紹介します。
山梨の書道教室おすすめ9選【子ども向け】
まずは、子ども向けの書道教室をご紹介します。教室の特徴や場所をチェックして、子どもにあった教室を見つけてくださいね。
大澤流書道教室
笛吹市にある「大澤流書道教室」は、生徒のやる気を引き出す「褒める指導」が魅力で書道教室。5歳から中学生の部では、文部科学省が推奨する書写指導にあわせて、初心者でもきれいな文字が書けるように指導しています。
文字の書き方はもちろん、挨拶や言葉遣いなどの礼儀作法も指導しており、人としても成長することが可能。また、コンクール出品や級段位の認定なども目指すことができ、自分のペースで実力を伸ばせる環境が整っています。
5歳から中学生の部の月謝は、3,000円プラス教材費となっており、毎月通い続けやすい料金設定が嬉しいポイント。教室では、ZoomとYouTubeを用いた授業のオンライン化を推し進めているため、他県や海外にお住まいの方も受講可能です。
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麗泉書道教室
「麗泉書道教室」は、甲府市高畑にて毛筆とペン習字の指導をおこなっています。
幼児から一般まで、楽しみながら書道が学べるように指導。教室では見学を受け入れているので、入会前に教室の雰囲気を確かめることができ、初めての方も安心です。
甲府駅南口から徒歩約24分の住宅街のなかにあり、自宅や学校の近くの教室を探している方におすすめです。
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綾苑習字教室
甲斐市篠原にある「綾苑習字教室」は、正しくて美しい文字が書けることを目指して、毛筆と硬筆を指導しています。1クラス4名程度の少人数制のため、きめ細かい指導を受けることができるのが魅力。
毎月第1〜3の土・日曜日のみ開講しており、1レッスンは約2時間。レッスン料金は、幼児から中学生の生徒部は月3回で3,000円ですが、別途入会金と会費が必要になります。
無料体験を受け付けているので、教室の雰囲気が気になる方は、ぜひ参加してみてください。
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玄遠書道院
「玄遠書道院」は、基礎を重点的に学べる教室です。正しい鉛筆の持ち方を習得するところから始まり、徐々に漢字や書道に移行します。
昇級・昇段の試験にも挑戦できるため、ステップアップを実感しながら通えるのもメリット。本格的に学びたい方にも向いています。
一般の受け入れもおこなっており、中学生や高校生など成長しても通い続けられる環境です。教室は甲府市太田町エリア、市立湯田小学校の近隣にあります。
AIRYエアリー書道教室
「AIRYエアリー書道教室」は、手ぶらで稽古に参加できる教室。紙や墨などの消耗品や道具一式は、教室のものを利用できるので、移動の負担を軽減しながら通えます。
学校で習う手本を中心に、書の基本について指導を受けられるため、授業対策として学びたい方にもおすすめです。チケット制を採用しており、使用期限が購入日より4か月と比較的長めなのも嬉しいポイント。
教室は甲府市丸の内エリア、市立舞鶴小学校の近くにあります。
中込和書道教室
「中込和書道教室」は、指導経験の豊富な講師から稽古を受けられる教室。未就学児から通えるため、小学校入学前に文字の書き方や鉛筆・筆の持ち方を習得させたいと考える方にも最適です。
稽古は月4回実施。1か月休む場合は事前連絡すれば月謝が半額で済むため、受験やテスト前などで休む場合には経済的な負担を軽減できます。
笛吹市・西八代郡・甲府市の3か所でレッスンを受講可能です。
蒼双書道教室
「蒼双書道教室」は、甲府市在住の書家・山田 蒼岳氏が主宰する書道教室。4歳から70歳の方まで幅広い年代の方が通っています。
少人数制を採用しており、生徒一人ひとりのペースやレベルにあわせてしっかりとした指導をおこないます。一人一台、専用の机があるため、目の前の書に集中して取り組むことが可能。
無料体験は随時実施中。兄弟姉妹で入会すると、入会金1人分のみで入会できる割引があります。お気軽にお問い合わせください。
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滝川書道教室
「滝川書道教室」では、「正しい文字・美しい文字」を推奨している日本習字が発行する教材を使った指導をおこなっています。
習字を通して、字を書く楽しさ、他者への気遣い、礼儀作法を身につけ、日本習字の「和」の心を学べるのが特徴。月謝のほかに、入会金、日本習字教育財団の会費がかかります。
教室は、南アルプス市と甲斐市にあり、いずれの教室も随時体験を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
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昌実塾
都留市にある「昌実塾」では、未就学児から高校生を対象に、木曜・金曜にそろばんの指導を、火曜・水曜に習字の指導をおこなっています。
学年ごとに毛筆と硬筆の手本を用意し、手本にあわせて、えんぴつや筆の持ち方、姿勢などの基本をしっかりと指導していきます。日本習字独自の毛筆・硬筆別の段級位認定となっており、上達を実感しやすいのが特徴。
月謝3,300円にはに紙・墨代を含んでいます。兄弟姉妹で通いたい方や、家計への負担を抑えて習いたい方におすすめです。
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山梨の書道教室おすすめ5選【大人向け】
ここからは、山梨にある大人向けの書道教室をご紹介します。毛筆や硬筆、ペン字など、目的にあわせて教室を選びましょう。
聖苑書道教室
甲斐市の「聖苑書道教室」は、敷島小学校の北門から徒歩2分の「川辺町教室」と、竜王駅北にあるブルーアース敷島店内の「ブルーアース習字教室」の2校を展開しています。
レッスンで使用する紙と墨は無料なうえに、用具は教室に用意してあるので、教室へは筆だけを持って行けばいいのが嬉しいポイント。
日本習字のお手本をもとに練習をおこなっており、正しくて美しい文字の書き方を習得可能。1か月3回、1回1時間のレッスンで上達できるように、丁寧に指導しています。
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書道研究 耿玄社 望月大耿書道教室
「書道研究 耿玄社 望月大耿書道教室」は、基礎から丁寧に指導を受けられる教室です。筆の持ち方や文字の書き方から学べるので、経験のない方でも安心。
競書では「漢字」「かな」「細字」「実用」を取り扱っており、幅広いジャンルに取り組めます。また、級・段位の取得ができるため、目標を持ちながら書道に取り組めるのもメリット。
毎日書道展で多数の入賞者を輩出しており、質の高い指導を受けられるのも特徴です。大月市にある本部教室を中心に、甲府市や南アルプス市で稽古を受講できます。
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雪の庵
「雪の庵」は、書の基本から創作書道まで幅広く取り組める書道教室。基礎を学びたい方はもちろん、作品づくりに挑戦したい方にも向いています。
級位や段位に加えて、師範資格の取得もできるため、本格的に取り組みたくなった場合にも教室を変える手間がありません。毎週土曜の午後に稽古を開催しており、平日は仕事や家庭で忙しい方でも利用可能。
無料体験を受けられるので、講師との相性を確認してから入会を決定できます。教室は甲府市千塚エリアに位置し、千塚公園の周辺です。
金子書道会
「金子書道会」は、仕事と両立しながら通える書道教室。稽古は火曜19時30分、土曜9時30分開始なので、仕事帰りや休日に利用できます。
「教養コース」と「師範コース」の2種類のコースがあるため、基礎を学びたい方から本格的に取り組みたい方まで幅広く通えるのが特徴。
見学を利用できるので、指導風景や教室の雰囲気を入会前に確かめられます。教室は甲府市富竹エリアにあり、山梨県立文学館の周辺です。
依空書道教室
甲府市に教室を構える「依空書道教室」は、子どもから大人まで気軽に書道を楽しめる教室。子どもは楷書の毛筆と硬筆、大人は毛筆・ペン字・小筆が学べます。
毛筆は、行書だけでなく隷書や木簡などの字体を習えるだけでなく、詩文書の指導もしています。毛せんや文鎮は教室で貸し出しをおこなっているため、少ない荷物で通うことが可能。
教室は甲府駅から徒歩3分ほどの場所にあり、19時からのクラスもあるため、学校や仕事帰りに習いたい方にもおすすめです。
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まとめ
きれいな文字が書けるスキルは、学校や仕事、冠婚葬祭など、さまざまなシーンで活かすことができます。
紹介した選び方やおすすめの教室を参考に、ぴったりの書道教室を見つけてくださいね。
もし気になる教室があれば、体験レッスンや見学に参加して、指導方法や教室の雰囲気が自分にあっているかチェックしておきましょう。
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