子どもの健やかな成長には、運動の習慣が必須です。もしお子さんがサッカーに興味をもっているのであれば、クラブチームに入れてあげてはいかがでしょうか。
今回は東京都立川市・東大和市で活動する「FC.VIGORE Jr. ヴィゴーレ・ジュニア」代表の小山 樹さんをインタビュー。
クラブではどのような活動をおこなっているのか。どのように指導しているのか。その実態を伺いました。
サッカーに打ち込む場所を子どもに作ってあげたい方は、ぜひご一読ください。
立川市・東大和市で活動する、初心者歓迎のサッカークラブ
ー本日はよろしくお願いします。まず「FC.VIGORE Jr.」がどのようなサッカークラブなのかを教えてください。
小山 樹さん(以下、小山):当クラブは2つの小学生チームを持っておりまして、東京都の立川市・東大和市にて活動しています。
先に立川市で2003年あたりから活動が始まり、約8年後に東大和市のほうでも活動を開始しました。
当クラブはどなたでも入れますので、いろいろな子どもがきてくれています。入会希望者の子どもを選抜することもありません。
ただどうしても、学年ごとの人数に偏りがあるため、20人を超える場合は申し訳ありませんがお断りさせていただくことがあります。
基本的には定員に達している学年でなければ、初心者・経験者問わずいつでもご入会できます。
立川市・東大和市ともに、活動は基本的に週3回。立川市のチームは火・木・土曜日、東大和市のチームは火・金・土曜日に活動しています。
もし試合が入れば、日曜・祝日に活動することもあります。
小学校時代に小学生年代のVIGORE JR所属の選手は、希望すれば中学生年代のVIGORE JY(ジュニアユース)へ入ることができます。
他のチームからVIGORE JYへ入るにはセレクションあります。
中学生チームに関しても、小学生のときは野球をやっていたけれど、中学生になってサッカーを始めたいと中学生になるタイミングで入団する子もいるんですよ。
中学生のチームも人数は決まっていて年員割れする年もあれば人数が超えてしまう年もあります。
監督と相談とはなりますが、初心者だからお断りするというようなことはありません。
ーほかのサッカークラブと、大きく違う点はありますか?
小山:保護者の方のお手伝いがないところですね。
試合の日は基本的に現地集合・現地解散なので、そのときだけは保護者の方が送迎をする必要があります。
ですがそれ以外は、基本的に当クラブのスタッフだけでやっていきます。その点が、ほかのチームと違うと思います。
ちなみに小学生のチームのほか、中学生のチームや、大人の女性を対象とした「FC.VIGORE Bella Donna(ベッラ・ドンナ)」というチームもあります。
「FC.VIGORE Bella Donna」の活動は週2回、どちらも平日です。子どもがサッカーをしているというお母さんたちが、数多く在籍しているんですよ。
“できなくても叱らない指導”で成功体験に導く
ーコーチの方について、詳しく教えてください。
小山:私のほかにスタッフが15名ほどおりまして、小学生担当のコーチと、中学生担当のコーチに分かれています。
そのなかでキッズのチームも見ているコーチがいたり、お母さんチームの練習も指導するコーチもいたり、といった感じですね。
コーチの多くが当クラブのOBなんですよ。もともとここで活動していた方が戻ってきて、指導を手伝ってくれています。
ー指導するうえで、気をつけているのはどのような点でしょうか?
小山:昔からほかのクラブチームと差別化しているのは、上手な子も上手でない子も分け隔てなく、上達できるような声がけをすることですね。
失敗をしたときに怒るのではなく、「どんなチャレンジができたのかな?」など、成功体験に近づけられるような声をかけるようにしています。
子どもも大人もそうですが、ほめられて嬉しくない人はいないですよね。
子ども相手でも本当に厳しいチームも少なくありませんから、試合中に対戦相手のベンチから聞こえてくる怒号に、びっくりしてしまう子もいます。
そのたびに「気にしなくていいからね」って、うちの子どもたちに言い聞かせていますよ。
ー続いて「FC.VIGORE Jr.」の運営元である、「株式会社コンパッティ」について教えてください。
小山:弊社はスポーツ施設の運営や、スポーツ用品の販売など、スポーツに関する多様な事業をおこなっている企業です。
サッカーに関しては、サッカーボール、サッカーゴール、ソックス、ユニフォームなどを販売していまして、現在メインで取り扱っているのが「リバーシブルビブス」です。
リバーシブルタイプのビブスは日本だとすごく値段が高くて、国内のメーカーもあまり販売していませんでした。番号をつけると、どうしても高くなってしまうんですね。
そこで弊社では「チーム内で使う分には、色分けだけでいいんじゃないか?」と考えまして、各方面との相談を重ねた結果、海外から輸入して販売し始めました。
そこに昨今の情勢もあり「ビブスは共用ではなく、個人持ちにしてください」とサッカー協会から通達がきたんです。
それでビブスを購入しなくてはならないサッカーチームに対して、普通の値段よりもかなり価格を抑えることができました。
新たな友だちとの出会いもチームに入ることの魅力
ー最後に、読者の方へ向けてメッセージをお願いします。
小山:サッカーというスポーツは、ボール1個でできるとても楽しいスポーツです。
私自身も「子どものときに、チームに入っていてよかった」という思いがありますし、いまだにそのころの友達と遊んでいたり、連絡を取っていたりします。
チームで楽しむサッカーは、一生のお友だちが見つけられるかもしれないスポーツです。
無料体験は随時募集中で、基本的に3回まで無料で受けていただくことができます。
「3回やってみたけれど、やっぱりほかのチームに行きたい」とか、「やっぱりサッカーはやらない」と考え直すのも問題ありません。
その点はご心配なさらず、気軽に参加ください。
かならずしもうちのチームでなくても構わないので、ぜひお近くのチームでサッカーを体験していただければと思います。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:FC.VIGORE Jr.