小さな子どもから大人まで、何歳でも始めることができるフラダンス。親子でフラダンスを習っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、ハワイのエッセンスがたっぷり詰まった本格的なレッスンを提供する「ハーラウオククナオカラー」主宰者の池田 雄記さんにお話を伺いました。
ハワイの文化に興味がある方、フラダンスを始めたいという方は、ぜひご一読ください!
本物のフラを伝えたい
―本日はよろしくお願いいたします。まず、「ハーラウオククナオカラー」がどんな団体なのか教えてください。
池田 雄記さん(以下、池田):20年ほど前に私の母が神奈川県小田原市ではじめたフラ教室の日本橋教室としてスタートしてから10年以上が経ちます。
3年ほど前に、子ども向けのフラレッスン「子どもフラ」をはじめました。
教室を運営していく上で、私が大切にしていることは、「本物のフラ」を伝えること。
私自身が考える“本物のフラ”とは、指導者自身が長い月日をかけてハワイの師から学び、伝統ある正しい知識や技術をそのままのカタチで日本の子どもたちに伝えることです。
子どもが成長する大切な時期に、見た目の可愛さだけでなく、フラを通じて得られるお友だちとの協調性や困難を乗り越える柔軟な心、豊かな感性などを丁寧に育みます。
フラのある生活で人としてのベースづくりのお手伝いをする教室です。
ウクレレの生演奏と歌声でフラを踊る!
―ハーラウオククナオカラーの強みを教えてください。
池田:私たちの強みのひとつは、(手前味噌ですが)講師である私自身の経験かと思います。
20代の頃は国内外問わず競技大会のグループ部門やソロ部門に出場し、優勝経験もあります。今でもステージには現役ダンサーとして立っているんですよ。
フラに出会ってから今日に至るまでの20年間、ハワイの師から踊りの他、ハワイの文化、レイメイキング、オリ(ハワイ語の詠唱)、ウクレレの演奏や歌、衣装や楽器づくり等を学び続けています。
2014年には現地ハワイにて、私の現在の師から伝統のフラスタイルを継承する認定を受けハワイアンネームをいただきました。
もうひとつの強みは、生演奏にこだわっていること。
日本のフラレッスンでは、CDの音楽にあわせて踊ることが一般的です。もちろんそれもよい方法ですが、フラは本来、五感のすべてを活用して、自然体になって心を開放し、人が奏でる音楽と一体となって表現する踊りです。
機械から流れてくるサウンドと、生で奏でるサウンドでは、やはり感じ方が変わってきます。
だからこそ、ハーラウオククナオカラーでは生演奏にこだわっています。
生徒さんたちは、「ハワイを感じることができ本格的ですね」とおっしゃってくれますが、これは他教室とは大きく異なる点で強みだと思います。
3名以上でクラスを新設することも可能
―今後開催予定のイベントがあれば教えてください。
池田:春先から秋にかけてのフラシーズンには、地域のイベントなど、大小さまざまなステージに参加しています。
コロナ禍であっても、感染防止をしっかりおこないながら、生徒さんたちにはレッスンの成果を発表する場としてそういったステージに参加する機会を設けています。
「体験レッスン」も随時おこなっています。ただ、どうしても踊りとなると、とくにシャイな子どもたちにはハードルが高くなってしまうんですね。
ですので、踊りに参加せずに、見るだけの見学でも構いませんし、そのお子さん専用に個別の体験時間を設けることも可能です。
また、希望者が3名以上の場合には、新しいクラスをつくることも可能なので、親子やお友だち同士、また学校のクラスでレッスンを受けたいという方は、ぜひご相談いただければと思います。
ー最後に読者に向けてメッセージをお願いいたします。
池田:フラは老若男女、性別問わず、年代に合わせた踊りの表現をできるのが魅力です。
日本では、フラは女性のダンスと思われがちですが、現地ハワイではたくさんの男性フラダンサーがいます。
たとえば、バレーやフィギュアスケート、アーティスティックスイミングや新体操といったジャンルにも多くの男性プレイヤーがいるようにフラも同様です。
もともとは、フラは男性のみが踊ることを許された踊りです。ぜひ日本でもたくさんの男性の方にフラの魅力を知っていただけたら嬉しいです。
なお、現在は子どもたちのなかでダンスブームですが、そのなかでもフラは他のジャンルの踊りとは異なります。
歌の意味するところや、そこから自分自身が感じたことをチームで表現する踊りでもあり、表現力や協調性を養えるのが特徴です。
さらに、子どもたちの個性を大切にしつつ、「仲間とともに目標に向かって諦めずに取り組む」そういった力もフラを通じて育んでもらえたらいいなと思っています。きっとご自身の成長にも繋がっていくはずです。
初心者の方、今までフラに興味がなかったという方も、どなたでも歓迎ですので、ぜひ気軽にスタジオに遊びに来てください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
取材協力:ハーラウオククナオカラー