コロナ禍の現在、オンライン塾の需要が高まっていますが、趣味の習い事もオンライン化が進んでいます。
株式会社ネット囲碁学園では、日本をはじめ世界各地の囲碁教室にシステムを提供するサービスを展開しています。
今回は、「ネット囲碁学園」代表の方 志昌さんに、囲碁で鍛えられる能力やおすすめの囲碁教室についてお話を伺いました。
オンラインで囲碁を習いたい方は、ぜひご一読ください。
集中力・思考力・忍耐力などさまざまな能力が身に付く
ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、囲碁教室に関する取り組み内容について教えてください。
方 志昌さん(以下、方):弊社はネット囲碁学園システムを提供し保守するサービスを展開する会社です。生徒年齢、指導内容、指導料金は、教室経営者が各自設定します。
生徒は教室の先生が設定した価格の指導料を払うだけでシステムを無償で利用できます。ネット囲碁学園のシステムの料金は以下になります。
詳しくは、弊社の料金プランをご覧ください。
ーちなみに、囲碁でどのような能力が身に付きますか?
方:囲碁対局は通常1時間くらいかかり、静かに思考と最善手を模索します。日々碁を打てば、「集中力」と「思考力」(=「読みの力」)は自然と身に付きます。
囲碁は頭脳競技の一つですので、勝ったときの喜びと負けたときのくやしさを多く体験することで、「スポーツ精神」を育てられます。一度始めたらオンラインゲームと違って逃げ出したり、リセットすることができないので、「忍耐力」も鍛えることができますね。
また、囲碁は部分的な読みや戦いだけではなく、全局的に形勢判断をして手を選ぶ必要があります。全体を俯瞰して見ることで、総合的に判断する「大局観」も身に付けることができます。
囲碁は対局中、お互いに相手の意思、意図を理解しながら1手1手進行する、いわば「手談」のゲームです。言葉が通じない相手とも盤上でコミュニケーションを取ることができるため、そういった意味では「コミュニケーション能力」も向上しますね。
ーネット囲碁学園のシステムを利用されている、おすすめの囲碁教室があれば教えてください。
方:オンライン囲碁教室はたくさんありますが、現在、ネット囲碁学園システムをご利用されている子ども向け囲碁教室をいくつか挙げますね。
それぞれ教室の公式サイトをご覧いただいたうえで、体験をお申し込みください。
「堀江ジュニア囲碁教室」
「囲碁サロンシトラス」
「アイジーオー研究所」
「友の輪オンラインスクール」
「市川子供囲碁道場」
世界各地にある囲碁教室とオンライン交流戦を企画中
ー今後、開催予定のイベントなどあれば教えてください。
方:囲碁は世界各地で楽しまれている国際的なゲームです。コロナ禍でリアルな交流が難しくなった今、ネット交流は唯一の手段となりました。
現在、日本・中国・韓国でネット囲碁学園システムを利用されている教室が多数あり、教室経営者の方と相談しながら、道場間の国際交流を企画したいと思っています。
また、学校囲碁部と社会人囲碁サークルのオンライン交流戦も検討しています。ネット囲碁学園システムを通じて、生徒の方たちがオンライン交流する懸け橋となれば嬉しいです。
日本の囲碁復興とグローバル普及を目指して
ー最後に、読者に向けて一言メッセージをお願いします。
方:私はソフトエンジニア出身で、36歳から囲碁に触れ始めました。そして、囲碁の魅力にはまり、インターネットで数多く対局するようになりました。
愛するものに何か貢献できないかと思いながら、仕事の余暇に囲碁ソフトを作り始めました。最初は棋譜表示する機能しかなかったのですが、やっていくうちにいろいろな発想が出てきて没頭し、仕事を辞めてオンライン教室のシステムを開発するに至りました。
今、ネット囲碁学園システムは世界40カ国、1万人超えるユーザにご愛用されています。数多くのお客様からご意見ご要望をいただき、オンライン教室・棋譜編集・問題集・AI分析ツールを一体した統合プラットフォームを実現しました。
ネット囲碁学園システムには以下のメリットがあります。
インターネットやAI技術の発展で、社会のあり方は変わろうとしています。とりわけAIの威力は囲碁で検証されています。
日本は囲碁人口が減るのと同時に、囲碁ソフト開発者も続々とこの分野から撤退しているため、この衰退を止めなければなりません。
囲碁愛好家の皆様には、ネット囲碁学園システムを試していただき、囲碁の面白さを伝えてくださいますようお願いいたします。
日本の囲碁復興とグローバル普及を祈念しています。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:株式会社ネット囲碁学園