小島よしおの人気YouTube番組はこだわりと工夫が詰まっていた!制作の裏側を語る

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早稲田大学教育学部国語国文学科を卒業後、2007年に「そんなの関係ねぇ!」や「おっぱっぴー」で大ブレークしたお笑い芸人の小島よしおさん。

現在は、面白くてわかりやすいと評判のYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」の講師としても活躍中です。

今回は小島よしおさんに、幼少期の習い事や大学受験のこと、授業を通して子どもたちに伝えたいことなどついてお話しを伺いました。

※実際に小島さんがYouTubeを撮影している場所で取材を行いました!

  1. 目立ちたがり屋の幼少期から早稲田大学に進学してお笑いの道へ
  2. たくさんの習い事をしていたけれど、どれも長くは続かなかった
  3. 子ども向けライブのこだわりと工夫を活かして「おっぱっぴー小学校」を始動!
  4. 「勉強って楽しいんだ!」ということを感じてほしい

目立ちたがり屋の幼少期から早稲田大学に進学してお笑いの道へ

学生時代から目立ちたがり屋だった小島よしおさん。早稲田大学の教育学部に進学するも、「先生」を目指していたわけではなかったそうです。

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―幼少期はどんな子どもでしたか?小学校、中学校時代についてもお聞きしたいです。

小島よしおさん(以下、小島):僕はあまり覚えていないのですが、3~4歳の頃はすごく泣き虫だったようです。お母さんが保育園に送っていったときも、泣いてなかなか中に入ろうとしなかったみたいで。

小学校に入ってからは目立ちたがり屋で、授業でも手を挙げて目立とうとする子どもでしたね(笑)。学級委員長や生徒会長、応援団長とかもやっていました。

中学校でもその流れで、野球部のキャプテンをやっていました。今考えると、超目立ちたがり屋だったんです。今はあの頃から、ちょっと大きくなっただけですね(笑)。


―その後、早稲田大学の教育学部に進学していますよね。目指したきっかけを教えていただけますか?

小島:教育学部でしたが、入りたかったというよりは、受けられる学部は全部受けたという感じでした。

受かったので教育学部に進んだのですが、強く「先生になりたい」という思いはそこまでありませんでした。

たまたま教育学部だったというだけで、入学してからも教員免許は取らずにお笑いの活動に没頭していたので、あまり「先生」との縁はなかったですね。


―大学時代からお笑い芸人を目指していたのですか?


小島:
大学でお笑いサークル(WAGE)に入ったことがきっかけです。

キャンプサークルの新歓のお花見で出会ったお笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大さんに、「(う大さんが掛け持ちしているお笑いサークルの)お笑いのライブがあるんだけど見に来ない?」と誘われ、見に行ったら面白かったので、僕もそのお笑いサークルに入りました。

その後、そのお笑いサークル自体が事務所に入ることになり、そこから芸人の道へと進んでいきました。

たくさんの習い事をしていたけれど、どれも長くは続かなかった

塾や家庭教師のほか、書道やスイミングなどのいろんな習い事をしていたそうです。野球にのめり込み高校時代は成績が悪くなるも、浪人時代に勉強をして見事早稲田大学に合格。

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―学生時代、塾に通ったり、家庭教師を付けたりすることはありましたか?

小島:家庭教師は高校3年生のときに少しだけ受けていました。お母さんのお店のお客さんで、半ば強制的にお願いしていました(笑)。

あと、公文式教室とか進研ゼミ、その他、書道やスイミングスクール、柔道や野球などの習い事もやっていました

でも、ほとんどが1年で終わっています(笑)。
いろいろ体験はしましたけど、どれも長くは続かなかったですね。

続いたのは、野球と公文式教室と進研ゼミくらいです。公文式教室は小学校3年生くらいから6年生くらいまでやっていて、進研ゼミは入ったり辞めたり…という感じでした。


―学校の成績はいかがでしたか?

小島:中学校までは、定期テストなどの成績は良かったと思います。一応、クラスでも上から数えたほうが早い感じだったんですけど、高校ではもうひどかったです(笑)。

僕も周りも野球に没頭していて、みんな成績が悪かったのであまり気にならなかったのですが、高校のときは下から数えたほうが早かったですね。

でもそこから気持ちを切り替え、浪人のときにすごく勉強をして、早稲田大学に入ることができました。

学校の勉強と習い事や部活との両立は簡単ではありませんよね。

早稲田大学のある高田馬場駅、早稲田駅の周辺にはたくさんの塾学習塾があります。

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エリアや、科目ごとに塾・学習塾、予備校、家庭教師を検索することもできるので、下記のページから探してみてくださいね!

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子ども向けライブのこだわりと工夫を活かして「おっぱっぴー小学校」を始動!

YouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」は、緊急事態宣言で小学校が休校になったことで学力を心配した作家さんからのお声がけではじまったそうです。授業内容やテーマについてもお聞きしました。

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―「おっぱっぴー小学校」をはじめたきっかけを教えてください。

小島:2020年4月の緊急事態宣言が出たくらいの時期に、僕が子ども向けのライブをしていることを知ってくれていた作家さんが、知り合いの作家さんと一緒に声をかけてくれたんです。

お二人ともお子さんがいる方で、小学校が休校になってしまったときに「学力が心配だから何かやらない?」という感じで。


―「おっぱっぴー小学校」で小島さんが取り入れているこだわりはありますか?

小島:10年前くらいからずっと子ども向けのライブを続けていたので、そのやり方を参考にしています。

授業自体は僕だけでなく、作家さんや塾の人とかみんなで作り上げていますが、伝え方とか面白さを取り入れるのは、ライブを通して学んだことが活きていると思いますね。

また、YouTubeチャンネルをはじめたときに「小5の壁」というのがあることを知って。その中でも特に算数は小5で急に難しくなるということが多いようなので、まずは算数の授業からスタートしました。


―テーマ毎回はどう決めているんですか?

小島:テーマは、僕から「こういうのはどうですか?」って思いついたときに提案して、作家さんと一緒に決めています。

他の項目をチェックしたり、他のYouTuberさんの番組を見たりして「こういう項目があるんだ」というような感じで。

そして、それをもっと自分なりのアプローチや切り口でできないかなとか、更にわかりやすくできないかなとかを考えています。

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―九九の語呂合わせの内容もご自身で考えているのですか?

小島そうですね。語呂合わせは、自分と後輩で一緒に考えました。あの形になるまで、ボツにしたのも結構あるんです。

シカとナマケモノが「にやついた」にしたんですけど、僕が書いたのは、シカとナマケモノが「つっぱりあい」だったんです。

でも、わかりにくいというリアクションが多かったので、これは1回ボツにしました。
ボツ案、結構あったんですよ。

ニワトリとサイが「ロックンロール」ってやるやつも、言葉で言ったときはいいじゃんって思ったんですけど、絵にすると「ロックンロール」ってすぐ出てこないんですよね。


―絵も小島さんが書いているのですか?

小島少し複雑なんですけど、まずは僕が描くんです。そして、奥さんとか絵がうまい子に1回描いてもらう。それを見ながら、俺が描くっていう流れですね(笑)。

一応、絵って人格のようなものが出るから、やっぱり誰かが書いたものを見ながらでも、自分の手で描きたかったんです。

「勉強って楽しいんだ!」ということを感じてほしい

勉強を楽しむことを大切に授業をしている小島さん。子どもたちの「勉強=嫌い」という先入観を取り払うために心がけていることとは。

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―小島さんが授業を教えるうえで大切にしていることはありますか?

小島:自分が楽しんでいるという感情を出すこと、実際に楽しむということですね。そのためには、内容を完全に自分の中に落とし込むというか、理解してからやるということを大切にしています。

あとは、あまりテンポが速くなりすぎないように、見ている子どもたちが考えられるように“間”をあけることを意識するようにして、速いなと感じたら、途中で切ることもあります。

ちょっと言い方が気になったときは、最後まで撮らなくても途中でわかるのでやり直すようにしていますね。

あまり言葉数も多くならないようにしています。情報がいっぱいになってしまうので、授業で使う言葉はなるべく簡潔にして伝えることを心がけています。


―勉強は苦手だと感じている子に、楽しく勉強するコツがあったら教えてください。

小島:楽しく勉強するコツは、楽しい人に教わることだと思います。

あと、難しい問題を無理してやらずに、問題を解くことを楽しいと思うことですね。できる問題をしっかり解いていくことのほうが大切なことかなと思います。


―ちなみに小島さんが「勉強が楽しい」と感じたのはいつぐらいだったのでしょうか?

小島:大学受験でめっちゃ勉強したときですね。英語や国語の文章題で、面白い文章題があって、そこから勉強って楽しいなと思うようになりました。

その後も資格を取ったり本を読んだり、そういうことに繋がっていったのかもしれません。

あとは高校のとき、面白い政治経済の先生がいたんです。

成績が下の方だったので夏休みに政治経済の補習があったんですけど、その先生の教え方がすごく楽しくて。

そこから政治経済の成績が良くなり、偏差値が高くなって、そのおかげで早稲田大学に合格できたような気がしています。


―では最後に、今勉強を頑張っている「おっぱっぴー小学校」を見てくれている小学生に向けてメッセージをお願いします。

小島:勉強が楽しいということをまずは実感してほしいですね。僕が子どものときは「勉強=嫌い」みたいな先入観があったので、それがなくなればいいなと思います。

どの道に進んだとしても勉強はついてまわると思うので。勉強が楽しくなれば、仕事も楽しくなるでしょうし、いろいろなことが楽しくなっていきますよね。

はじめの基本の体験だと思うので、とにかく「勉強って楽しいんだ!」ということを感じてほしいです。




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小島よしお(こじまよしお)
1980年生まれ、沖縄県出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。大学在学中に事務所に所属し、2006年よりピン芸人として活動。2020年4月からYouTubeで「小島よしおのおっぱっぴー小学校」の配信をスタート。
Twitter:@yoshiopiiya 
Instagram:@kojimayoshiopiya
Youtubeチャンネル:小島よしおのおっぱっぴー小学校
https://www.youtube.com/channel/UC-46-Tim9-pbw6BfG6bBnmA
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坂本 菜緒
この記事を執筆した執筆者
坂本 菜緒

テラコヤプラス by Ameba 執筆者

ピアノ、体操、フィギュアスケートなどの習い事を掛け持ちしつつ、小学3年生から進学塾に通う。高校受験で山手学院高等学校に進学。その後、大学受験で東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学。同校の大学院美術研究科を修了し、美術と工芸の専修免許状を所持。2012年から東京都公立小学校にて勤務。2018年5月に株式会社サイバーエージェントグループ会社である株式会社CyberOwlへ中途入社。2021年3月から「テラコヤプラス by Ameba」にてエディターとして従事し、保護者の方やお子様にとって、目的にあった最適な習い事に出会える記事作りを目指しています。