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予備校で友だちはいた方がよい?メリット・デメリットと友だちになるきっかけを紹介

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大学受験に向けて予備校に通うことになり、「予備校で友だちをつくるべき?」「友だちってできるものなの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、予備校で友だちをつくるメリットとデメリット、友だちづくりの際のポイントや気をつけたい注意点について解説します。

予備校に通い始める前に友だちをつくるメリット・デメリットや気をつけるべきポイントを理解しておきましょう。

予備校で友だちをつくるメリットはある?

「予備校はあくまでも受験勉強をする場だ」と考える方がほとんどではないでしょうか。学習に集中することも大切ですが、予備校で友だちができると、主に以下のようなメリットがあります。

学習意欲・モチベーションが向上する

予備校では、多くの学生や浪人生が志望校合格を目指して勉強に励んでいます。それだけでも刺激的な環境ではありますが、友だちとの関わりを通して学習意欲やモチベーションが向上することが期待できます

とくに、一人では受験勉強のモチベーションを維持するのが難しいタイプなのであれば、友だちから刺激を受けて「自分も頑張らなければ」という気持ちをもつことができる点は大きなメリットでしょう。

たとえば、「同じ志望校を目指している友だちが1日5時間勉強しているから、自分も同程度かそれ以上に頑張ろう」と考え勉強に取り組むというような学習意欲の向上が考えられます。

試験情報や授業内容の情報交換ができる

同じ志望校や同レベルの偏差値の大学を目指している友だちがいると、志望校の試験に関する情報や予備校の授業内容についてまだ知らない情報を得られるというメリットもあります。

志望する大学・学部学科がまだ決まっていないのであれば、友だちと話すなかでヒントを得られることもあるでしょう。また、予備校の授業で出たわからない点を気軽に相談できるのもメリットのひとつです。

友だちのノートを見せてもらって参考にしたり、講義を受けるときのポイントや勉強方法などの情報交換ができたりして、新たな視点の獲得や学習効率アップが期待できます。

精神的な支えになる

志望校合格に向けてひたすら勉強する日々は、決して楽ではありません。人によっては過酷さを感じ気が滅入ってしまう可能性も考えられます。

なかでも浪人生は、学校生活がない分ほかの人との関わりが減ってしまうため、予備校に友だちがいると精神的な支えとなるでしょう。

同じ目標に向かって頑張る友だちとしてお互いに支え合い、ときには一緒に息抜きをして受験生生活を送ることで、かけがえのない存在となる可能性もあります。

予備校で友だちをつくるデメリット

予備校で友だちをつくると上述したようなメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。

勉強に身が入らなくなる可能性がある

予備校で友だちができると、友だちと過ごす時間が楽しくて、本来自習にあてるべき時間を友だちとのお喋りに費やしてしまうケースも少なくありません。

当然ながら、その状態が続くと十分な勉強時間が確保できず、結果として志望校合格が叶わなくなる可能性もあります。

友だちをつくるのは問題ありませんが、予備校に通う本来の目的である勉強がおろそかになってしまっては本末転倒です。お互いにとってよい関係であり続けるために、学習時間と息抜きの時間を区別して過ごすことを意識しましょう。

友だちの学習ペースを気にしてしまう可能性がある

友だちの生活リズムや学習ペースを気にしてしまい、自分にとって有意義な受験生生活が送れない可能性も考えられます。

1日の勉強時間や勉強方法、休憩を挟むタイミング、休憩時間など、最適な学習ペースは一人ひとり異なります。

友だちと仲が深まったがゆえに、「一緒に勉強しよう」「ここで勉強しよう」など、提案を受けることもあるでしょう。もちろん、そのような勉強方法がすべて不適切であるというわけではありません。

もしも「この状況では集中できない」「静かな場所で勉強したい」と感じたら、無理してまで付き合うのではなく、自分の気持ちを伝えてみましょう。

人間関係に悩んでしまう可能性がある

予備校で友だちができると、学校同様に人間関係で問題が発生する可能性が出てきます。

極論ですが、数人の友だちグループで過ごしていたのに急に距離を置かれてしまったり、クラスメイトの悪口を言いふらす友だちが出てきたりする可能性もゼロではありません。

これらの事象も、大学受験の対策とはまったく関係ないですよね。こうした人間関係のトラブルに気を取られて集中力が落ちたり、予備校に通うのがしんどくなったりするのは避けたいところです。

せっかく自分にあった予備校を見つけたにも関わらず、これまでかけてきた費用と時間が無駄になってしまうかもしれません。目的意識を持ち、適切な距離を保った関係性が理想といえます。

予備校で友だちをつくる方法

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メリットとデメリットをふまえたうえで、予備校で友だちをつくりたいと考えている方へ向けて、予備校で友だちをつくる方法や話しかけ方について解説します。

同じクラス・講義で席が近い人に話しかける

まずは、同じ講義を受けていて近くの席にいる人に授業内容の話題を振ってみるとよいでしょう。

たとえば、講義の内容が難しかったら「さっきの〇〇の部分が難しかったんですけど、わかりましたか?」といった感じで声をかけてみてください。相手が理解できていたらその内容を教えてもらうことをきっかけに話が進むでしょう。また、相手も理解できていない場合であっても、一緒に内容を考えたり質問しにいったりするきっかけになります。

授業内容の話ができたら、志望校や出身高校を聞いてみるのもおすすめです。

話しかけられて嫌な気持ちになる人は少ないので、気になった人がいたら声をかけてみましょう。

同じレベルの大学を目指している人に話しかける

予備校では志望校別のコース編成になっていることも多いので、講義前後に同じコース生に話しかけてみるとよいでしょう。

同じレベルの大学を目指している人と友だちになれると、有意義な情報交換ができたり、テストや模試にライバル意識を持って取り組めたりします

予備校で友だちをつくるメリットである「学習意欲やモチベーションの向上」を実感できる可能性が高いでしょう。

予備校での友だちづくりで気をつけたい注意点

最後に、予備校で友だちをつくる際の注意点について解説します。

予備校の友だちに振り回されすぎず、志望校合格に向けた有意義な受験生活を送りたいのであれば、下記のポイントを心がけてください。

予備校で友だちをつくるときの注意点
  • 志望校合格という目標を忘れないこと
  • 一定の距離を保つこと
  • 信頼関係を築くこと

志望校合格という目標を忘れないこと

予備校に通う目的は、志望校に合格することです。そのため、無理に友だちをつくらなくてもまったく問題ありません。

むしろ、友だちや知り合いがいることで勉強の集中力が下がるなら、ほかの生徒とは話さず一人で黙々と勉強するほうがよいです。

友だちづくりや遊ぶことが勉強より優先になってしまうと、志望校合格は難しくなるでしょう。

一定の距離を保つこと

予備校における友だちの存在は貴重ですが、あくまでも受験生としての友だちという意識をもって接することが大切です。

受験勉強に関係ない話が多かったり講義を休んで遊びに行こうとしたりする友だちの存在は、受験勉強において悪影響を及ぼします。

受験生の友だちとして、志望校などの情報交換やお互いのモチベーションアップになる話ができる人と付き合うようにしましょう。

友だちとしての距離が近すぎると、受験勉強に支障が出たり、人間関係のトラブルで集中力ややる気が削がれたりする可能性があります。

信頼関係を築くこと

予備校で友だちをつくる際には、過ごし方をイメージしてその方針にあう子を選びましょう。

イメージや方針を定めることで相性がよくない友だちをつくることを避けられ、つながった友だちとは深い信頼関係を築きながら過ごすことができます。

たとえば、最初から第一志望合格を目指して全力で受験勉強に取り組んでいることを話せば、同じようにモチベーションの高い人とつながって有意義な関係を築くことができるでしょう。

あなたが全力で受験勉強に取り組んでいる姿を行動で示せば、相手にも本気度が伝わり、信頼を勝ち取ることができます。

こうしてできた友だちは、受験生生活でもその後の人生でも大切な友だちとなるはずです。

予備校で友だちをつくるとモチベーションアップや精神的な支えが期待できる

予備校で同じ志望校を目指す友だちができれば、受験勉強のモチベーションも上がり、精神的ストレスが多い受験生生活を乗り切る支えになります。

ただし、友だちと過ごす時間を重視してしまったり、人間関係などのストレスを抱えてしまうと学習のモチベーションが下がり志望校合格が遠ざかる可能性もあるため、適切な距離をとるようにしましょう

まずは予備校に通う目的である受験勉強に力を入れ、そのなかで有意義な友だちができるように本記事で紹介したポイントを心がけてみましょう。

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葉玉 詩帆
この記事を編集した編集者
葉玉 詩帆

Ameba塾探し 編集者

幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て現在に至る。中学受験、大学受験を経験した経験をもとに、「Ameba塾探し」では保護者や学生の方にとって有益な記事づくりを目指しています。