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予備校で友だちはいらない?メリット・デメリットや友だちになるきっかけを紹介

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大学受験に向けて予備校に通うことになり、「予備校で友だちをつくるべき?」「友だちってできるものなの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、予備校で友だちをつくるメリットとデメリット、友だちづくりの際のポイントや気をつけたい注意点について解説します。

予備校に通い始める前に友だちをつくるメリット・デメリットや気をつけるべきポイントを理解しておきましょう。

予備校に友だちはいらない?いる・いらないそれぞれのケースを解説

授業風景

予備校で友だちを作るべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実は、友だちの必要性は人によって異なります。ここでは、友だちがいた方がいい場合といない方がいい場合について、それぞれのケースを解説します。

  • 友だちがいなくて辛い場合は友だちを作るのがおすすめ
  • 友だち付き合いでめんどくさいと感じる場合も
  • 友だちが完全にいらないとは断言できない

友だちがいなくて辛い場合は友だちを作るのがおすすめ

一人で勉強を続けることに孤独を感じたり、モチベーションの維持が難しいと感じる場合、友だちを作るのがおすすめです。

とくに浪人生の場合、高校のような学校生活がなくなるため、人との関わりが極端に減ります。

予備校で同じ目標を持つ友だちができれば、精神的な支えとなり、受験勉強の辛さを分かち合える存在になります。お互いに励まし合いながら勉強できる環境は、長期間の受験生活を乗り切る力になるでしょう。

また、一人では勉強のペースが掴めない方や、周囲の刺激を受けることで頑張れるタイプの方にとって、友だちの存在は学習意欲を高める重要な要素といえます。

友だち付き合いでめんどくさいと感じる場合も

友だち付き合いに時間を取られることを負担に感じる方もいるでしょう。予備校での友だち関係には、良い面だけでなく注意すべき点も存在します。

たとえば、休憩時間の雑談が長引いて自習時間が減ってしまったり、友だちのペースに合わせて自分の学習計画が乱れたりするケースが考えられます。

また、人間関係のトラブルや悩みが発生すると、本来集中すべき受験勉強に支障をきたす可能性もあります。

一人で黙々と勉強する方が集中できるタイプの方や、自分のペースを大切にしたい方にとっては、無理に友だちを作る必要はありません。自分に合った学習スタイルを優先することが、志望校合格への近道になります。

友だちが完全にいらないとは断言できない

受験勉強で最も大切なのは勉強で、友だちはいらないという意見も見受けられますが、友だちが完全に不要とは言い切れない側面もあります。

たとえば、授業で理解できなかった内容を気軽に質問できる相手がいれば、効率的に学習を進められます。

また、志望校の入試情報や予備校の講義に関する情報交換ができる仲間がいると、一人では得られない貴重な情報を手に入れられる可能性もあるでしょう。

友だちを作らないと決めた場合でも、最低限のコミュニケーションは取れる関係性を築いておくことをおすすめします。

必要なときに助け合える程度の知り合いがいることで、受験生活がより充実したものになります。

予備校で友だちをつくるメリット

教室でSNSをみんなで見る高校生

「予備校はあくまでも受験勉強をする場だ」と考える方がほとんどではないでしょうか。学習に集中することも大切ですが、予備校で友だちができると、主に以下のようなメリットがあります。

予備校で友だちをつくるメリット
  • 学習意欲・モチベーションが向上する
  • 試験情報や授業内容の情報交換ができる
  • 精神的な支えになる

学習意欲・モチベーションが向上する

予備校では、多くの学生や浪人生が志望校合格を目指して勉強に励んでいます。それだけでも刺激的な環境ではありますが、友だちとの関わりを通して学習意欲やモチベーションが向上することが期待できます

とくに、一人では受験勉強のモチベーションを維持するのが難しいタイプなのであれば、友だちから刺激を受けて「自分も頑張らなければ」という気持ちをもつことができる点は大きなメリットでしょう。

たとえば、「同じ志望校を目指している友だちが1日5時間勉強しているから、自分も同程度かそれ以上に頑張ろう」と考え勉強に取り組むというような学習意欲の向上が考えられます。

試験情報や授業内容の情報交換ができる

同じ志望校や同レベルの偏差値の大学を目指している友だちがいると、志望校の試験に関する情報や予備校の授業内容についてまだ知らない情報を得られるというメリットもあります。

志望する大学・学部学科がまだ決まっていないのであれば、友だちと話すなかでヒントを得られることもあるでしょう。また、予備校の授業で出たわからない点を気軽に相談できるのもメリットのひとつです。

友だちのノートを見せてもらって参考にしたり、講義を受けるときのポイントや勉強方法などの情報交換ができたりして、新たな視点の獲得や学習効率アップが期待できます。

精神的な支えになる

志望校合格に向けてひたすら勉強する日々は、決して楽ではありません。人によっては過酷さを感じ気が滅入ってしまう可能性も考えられます。

なかでも浪人生は、学校生活がない分ほかの人との関わりが減ってしまうため、予備校に友だちがいると精神的な支えとなるでしょう。

同じ目標に向かって頑張る友だちとしてお互いに支え合い、ときには一緒に息抜きをして受験生生活を送ることで、かけがえのない存在となる可能性もあります。

予備校で友だちをつくるデメリット

勉強する学生

予備校で友だちをつくると上述したようなメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。

予備校で友だちをつくるデメリット
  • 勉強に身が入らなくなる可能性がある
  • 友だちの学習ペースを気にしてしまう可能性がある
  • 人間関係に悩んでしまう可能性がある

勉強に身が入らなくなる可能性がある

予備校で友だちができると、友だちと過ごす時間が楽しくて、本来自習にあてるべき時間を友だちとのお喋りに費やしてしまうケースも少なくありません。

当然ながら、その状態が続くと十分な勉強時間が確保できず、結果として志望校合格が叶わなくなる可能性もあります。

友だちをつくるのは問題ありませんが、予備校に通う本来の目的である勉強がおろそかになってしまっては本末転倒です。お互いにとってよい関係であり続けるために、学習時間と息抜きの時間を区別して過ごすことを意識しましょう。

友だちの学習ペースを気にしてしまう可能性がある

友だちの生活リズムや学習ペースを気にしてしまい、自分にとって有意義な受験生生活が送れない可能性も考えられます。

1日の勉強時間や勉強方法、休憩を挟むタイミング、休憩時間など、最適な学習ペースは一人ひとり異なります。

友だちと仲が深まったがゆえに、「一緒に勉強しよう」「ここで勉強しよう」など、提案を受けることもあるでしょう。もちろん、そのような勉強方法がすべて不適切であるというわけではありません。

もしも「この状況では集中できない」「静かな場所で勉強したい」と感じたら、無理してまで付き合うのではなく、自分の気持ちを伝えてみましょう。

人間関係に悩んでしまう可能性がある

予備校で友だちができると、学校同様に人間関係で問題が発生する可能性が出てきます。

極論ですが、数人の友だちグループで過ごしていたのに急に距離を置かれてしまったり、クラスメイトの悪口を言いふらす友だちが出てきたりする可能性もゼロではありません。

これらの事象も、大学受験の対策とはまったく関係ないですよね。こうした人間関係のトラブルに気を取られて集中力が落ちたり、予備校に通うのがしんどくなったりするのは避けたいところです。

せっかく自分にあった予備校を見つけたにも関わらず、これまでかけてきた費用と時間が無駄になってしまうかもしれません。目的意識を持ち、適切な距離を保った関係性が理想といえます。

予備校で友だちとなるきっかけの作り方を紹介

予備校で友だちを作る方法をイメージした画像

予備校で友だちを作りたいと考えている方に向けて、具体的なきっかけの作り方を紹介します。話しかけるタイミングや場所を工夫することで、自然な形で友だち関係を築けるでしょう。

  • 同じクラス・講義で席が近い人に話しかける
  • 同じ志望校やレベルの大学を目指している人と交流する
  • 自習室や休憩スペースで自然な会話を始める
  • 予備校のイベントや模試を活用して知り合いを増やす

同じクラス・講義で席が近い人に話しかける

最も自然なきっかけは、同じ講義を受けている席が近い人に話しかける方法です。講義の内容について質問したり、感想を共有したりすることから会話を始められます。

たとえば、講義の内容が難しかった場合、「さっきの◯◯の部分が難しかったのですが、理解できましたか?」と声をかけてみてください。

相手が理解していれば教えてもらえますし、相手も分からなければ一緒に考えたり講師に質問しに行ったりするきっかけになります。

授業内容の話ができたら、志望校や出身高校について聞いてみるのもおすすめです。

話しかけられて嫌な気持ちになる人は少ないので、気になった人がいたら積極的に声をかけてみましょう。

同じ志望校やレベルの大学を目指している人と交流する

予備校では志望校別のコース編成になっていることも多いため、同じコースの人に話しかけてみるとよいでしょう。

同じレベルの大学を目指している人と友だちになれると、互いに刺激し合える関係を築けます。

志望校が同じ友だちができれば、入試に関する有益な情報交換ができたり、模試の結果を比較し合ってライバル意識を持って取り組めます。

講義の前後や休憩時間に、「◯◯大学を志望しているのですが、同じですか?」といった形で話しかけてみてください。共通の目標があることで、会話も弾みやすくなるでしょう。

自習室や休憩スペースで自然な会話を始める

自習室や休憩スペースは、友だちを作るきっかけが生まれやすい場所といえます。

とくに休憩スペースでは、リラックスした雰囲気のなかで自然な会話を始められるでしょう。

自習室で何度も顔を合わせる人がいたら、軽く挨拶をすることから始めてみてください。挨拶を交わす関係ができたら、休憩時に「いつもここで勉強されていますよね」などさまざまな声の掛け方があります。

また、休憩スペースで同じ参考書を使っている人を見かけたら、「その参考書、使いやすいですか?」などと質問してみるのもおすすめです。

ただし、相手が集中している場合など、話しかけるタイミングには注意してください。

予備校のイベントや模試を活用して知り合いを増やす

予備校が開催するイベントや模試は、新しい人と知り合う機会が多いです。普段接点のない人とも自然に会話できる環境が整っています。

模試の前後では、「この模試、難しかったですね」「手応えはどうでしたか?」といった形で話しかけやすい雰囲気があります。

また、予備校によっては志望校別の説明会やガイダンスが開催されることもあるため、そうしたイベントに参加することで同じ志望校を目指す仲間と出会えるでしょう。

こうした機会を活用して、受験勉強を支え合える友だちを見つけてみてください。

予備校での友だちづくりで気をつけたい注意点

休み時間を過ごす高校生

最後に、予備校で友だちをつくる際の注意点について解説します。

予備校の友だちに振り回されすぎず、志望校合格に向けた有意義な受験生活を送りたいのであれば、下記のポイントを心がけてください。

予備校で友だちをつくるときの注意点
  • 志望校合格という目標を忘れないこと
  • 一定の距離を保つこと
  • 信頼関係を築くこと

志望校合格という目標を忘れないこと

予備校に通う目的は、志望校に合格することです。そのため、無理に友だちをつくらなくてもまったく問題ありません。

むしろ、友だちや知り合いがいることで勉強の集中力が下がるなら、ほかの生徒とは話さず一人で黙々と勉強するほうがよいです。

友だちづくりや遊ぶことが勉強より優先になってしまうと、志望校合格は難しくなるでしょう。

一定の距離を保つこと

予備校における友だちの存在は貴重ですが、あくまでも受験生としての友だちという意識をもって接することが大切です。

受験勉強に関係ない話が多かったり講義を休んで遊びに行こうとしたりする友だちの存在は、受験勉強において悪影響を及ぼします。

受験生の友だちとして、志望校などの情報交換やお互いのモチベーションアップになる話ができる人と付き合うようにしましょう。

友だちとしての距離が近すぎると、受験勉強に支障が出たり、人間関係のトラブルで集中力ややる気が削がれたりする可能性があります。

信頼関係を築くこと

予備校で友だちをつくる際には、過ごし方をイメージしてその方針にあう子を選びましょう。

イメージや方針を定めることで相性がよくない友だちをつくることを避けられ、つながった友だちとは深い信頼関係を築きながら過ごすことができます。

たとえば、最初から第一志望合格を目指して全力で受験勉強に取り組んでいることを話せば、同じようにモチベーションの高い人とつながって有意義な関係を築くことができるでしょう。

あなたが全力で受験勉強に取り組んでいる姿を行動で示せば、相手にも本気度が伝わり、信頼を勝ち取ることができます。

こうしてできた友だちは、受験生生活でもその後の人生でも大切な友だちとなるはずです。

予備校で友だちをつくるとモチベーションアップや精神的な支えが期待できる

予備校で同じ志望校を目指す友だちができれば、受験勉強のモチベーションも上がり、精神的ストレスが多い受験生生活を乗り切る支えになります。

ただし、友だちと過ごす時間を重視してしまったり、人間関係などのストレスを抱えてしまうと学習のモチベーションが下がり志望校合格が遠ざかる可能性もあるため、適切な距離をとるようにしましょう

まずは予備校に通う目的である受験勉強に力を入れ、そのなかで有意義な友だちができるように本記事で紹介したポイントを心がけてみましょう。

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葉玉 詩帆
この記事を編集した編集者
葉玉 詩帆

Ameba塾探し 編集者

幼少期から高校卒業までに、ピアノやリトミック、新体操、水泳、公文式、塾に通う日々を過ごす。私立中高一貫校を卒業後、都内の大学に進学。東洋史学を専攻し、中東の歴史研究に打ち込む。卒業後、旅行会社の営業を経て現在に至る。中学受験、大学受験を経験した経験をもとに、「Ameba塾探し」では保護者や学生の方にとって有益な記事づくりを目指しています。