なかでもインターネットを介して遠隔で授業を受けるオンライン教育は、休校時の対策として急速に導入したところが多く注目されています。
オンライン授業の需要が高まるなかで、やり方がわからない、オンライン授業って難しそうと感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、Zoomなどのアプリとインターネット環境があれば簡単な操作だけでLive配信ができ、あっという間にオンライン授業を実施することができます。
オンライン授業をしたい先生にわかりやすい内容になっていますので、ぜひこの機会にオンライン授業のやり方を習得してください。
- オンライン授業のやり方は簡単!
- オンライン授業の敷居は低い
- ツールを使えばオンライン授業は簡単にできる
- オンライン授業のやり方
- オンライン授業の進め方
- 録画方式によるオンライン授業のやり方
- Live方式によるオンライン授業のやり方
- 実際にオンライン授業をおこなった事例紹介(Zoomなど)
- 海外でのオンライン授業の取り組み事例
- オンライン授業のやり方に関するよくある質問
- Q.オンライン授業は無料ツールだけでできますか?
- Q.授業中の資料やプリントはどのように配布すればよいですか?
- Q.オンライン授業で板書やスライドを共有する方法はありますか?
- Q.セキュリティ面で注意すべきことはありますか?
- オンライン授業のやり方まとめ
オンライン授業のやり方は簡単!
一見難しそうに思えるオンライン授業ですが、実は思っているより断然簡単です。
ひと言でいってしまえば、パソコンもしくはスマートフォンがあり、インターネット環境さえあえばオンライン授業はできます。
オンライン授業の敷居は低い
そもそもオンライン授業とは、対面でおこなうものではなく、オンライン上(画面・カメラ越し)で授業をおこなうもので、教師または指導者と生徒・受講者がいればどこでも授業ができます。
つまり、学校でおこなっていた授業が遠隔でパソコンやスマートフォン越しになっただけと考えれば、なにも難しいことではないのです。
ツールを使えばオンライン授業は簡単にできる
(※2)Wi-Fi環境がなくとも、スマートフォンのLTE回線でも通信できますが、データ消費が激しいため、すぐに契約しているデータ量が上限にいってしまい、制限がかかり低速になり使えない状態になってしまうため、Wi-Fi環境は必須といえます。
Zoom、Google Meetなどのクラウドミーティングアプリは、双方が同じアプリを入れていないとオンライン授業はできないため、授業をおこなう学校が指定したアプリをダウンロードする形です。
クラウドミーティングアプリには、日ごろコミュニケーションアプリとして利用している人も多いLINEや、Maneger、Skypeなどでもでき、オンライン授業は、双方がこれらのアプリをダウンロードしていれば可能になります。
オンライン授業のやり方
オンライン授業には大きく分けて、リアルタイムに授業を配信するLive方式と、あらかじめ録画した授業を配信する録画方式の、2つの方法があります。
この2つのオンライン授業のやり方について解説していきます。
オンライン授業の進め方
録画方式によるオンライン授業のやり方
そのため、両者の時間に縛られることなくいつでも視聴可能な点や、何度でも同じ内容を見て確認することができるメリットがあります。
また、公開範囲の設定により、誰もが観られる形ではなく、視聴者を制限することも可能です。
ただし、生徒は聞くだけの一方向配信になってしまう点と、Live方式に比べると編集に時間や手間がかかってしまう点がデメリットとして挙げられます。
Live方式によるオンライン授業のやり方
アプリさえあれば誰でも使用でき、通常の授業と同じようにリアルタイムに進められるので、手軽に始めることができます。
また、生徒の表情や状況などを確認しながら進めることができる点もメリットでしょう。
ただし、一画面に表示できる生徒数が限られるため、一度に数十人とつながっている場合には生徒の表情を確認するのが難しくなります。
Live方式によるオンライン授業のやり方【特殊パターン】
これらの場合、一斉に大量の人が見ることができ、コメントもできることが大きな特徴です。
ただし、配信者以外映らないため、生徒の表情や状況が確認できないデメリットがあります。
Zoomなどと同様、スマートフォンがあってアプリをダウンロードすればリアルタイムで配信可能なため、誰でも簡単に授業をおこなえる点は大きなメリットといえるでしょう。
実際にオンライン授業をおこなった事例紹介(Zoomなど)
その理由としては「全生徒分のスマートフォンやWi-Fi環境などの機材が揃っていないため、不公平感が出る」「過去例がないので導入には慎重」という声が多く、なかなかオンライン授業の導入が進んでいないようです。
海外でのオンライン授業の取り組み事例
世界各国のなかでもオンライン授業が進んでいるひとつとされているのが「中国」です。
「第45次 中国互聯網絡発展状況統計報告」によると、2020年3月までのオンライン教育サービスの利用者数は4億2296万人との結果が出ています。
中国以外でも欧米を中心にオンライン授業は進んでいますが、まだまだ問題はありそうです。
諸外国でも、日本と同様にオンライン教育に関する普及率やセキュリティの問題が表面化しています。
オンライン授業のやり方に関するよくある質問
ご紹介したとおり、オンライン授業の実施ハードルはそれほど高くありません。しかし、円滑に授業を進めるには、実施前に疑問をクリアにしておくことが重要です。
オンライン授業のやり方について、よくある質問をまとめたので、参考にしてください。
Q.オンライン授業は無料ツールだけでできますか?
利用するツールや、授業時間、受講人数、授業に必要な機能などによっては、無料ツールだけでオンライン授業がおこなえます。
現在広く利用されているクラウドミーティングアプリの多くは無料版を提供しており、簡単な授業や少人数クラスであれば問題なく活用可能です。ただし、無料版には利用時間や参加人数などの制限があるため、授業形態によっては有料版を検討する必要があります。
代表的なクラウドミーティングアプリのひとつである「Zoom」と「Google Meet」の時間制限・人数制限は以下のとおりです。
参加人数が多い場合や、授業時間が長い場合は、有料版の利用を検討することをおすすめします。
また、各ツールの無料版と有料版で、使える機能に違いがあります。「授業にどの機能が必要か」を事前に洗い出し、無料版で十分対応できるのか、それとも有料版が必要なのかを見極めることも大切です。
Q.授業中の資料やプリントはどのように配布すればよいですか?
オンライン授業で配布する資料やプリントは、事前にPDF化したファイルを共有しておきましょう。PDF形式であれば、誤って編集されてしまうリスクや内容の改ざんを防ぐことができるので、安心して利用できます。ただし、生徒に書き込みや入力をしてもらう必要がある場合は、WordやExcel形式で共有すると便利です。
また、Live配信であれば、チャットを通してファイルを送信することもできるため、授業の流れにあわせて配布することもできます。
Q.オンライン授業で板書やスライドを共有する方法はありますか?
はい、あります。多くのクラウドミーティングアプリにはホワイトボード機能や画面共有機能が搭載されています。
- ホワイトボード機能:パソコン上に文字や図を書き込むと、参加者もリアルタイムで閲覧できる機能。対面授業で黒板やホワイトボードを使用する際と同じ感覚で板書を生徒に見せることができる。
- 画面共有機能:スライドや資料など、先生のパソコンやスマートフォンで表示している画面をそのまま生徒に共有できる機能。
共有したい内容に応じてこれらの機能を使い分けることで、よりわかりやすい授業を展開できます。
Q.セキュリティ面で注意すべきことはありますか?
オンライン授業を安全におこなうためには、以下の点に注意することが重要です。
- ツールのダウンロード:必ず信頼できる公式サイトからダウンロードする。
- アカウント管理:使用するツールごとに異なるパスワードを設定し、使い回しは避ける。
- プライバシー保護:顔出しは先生のみに限定し、生徒の顔や名前は表示しないことが推奨される。顔画像の悪用や、部屋の背景から住所を特定されるリスクを抑えられる。
- セキュリティ教育:ID・パスワード・参加ルームのURLなどを外部に漏らさないよう生徒に周知徹底する。
- 参加者管理:入室の許可制もしくは学習管理システム(LMS)の利用により、悪意のある第三者からの授業妨害を防ぐ。
オンライン授業のやり方まとめ
一度サインアップできてしまえば、あとは普段通りに授業をおこなうだけで、簡単にオンライン授業ができます。ぜひ試してみてください。
参考元:「第45次 中国互聯網絡発展状況統計報告」