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「勉強についていけない…」と悩む中学生へ|原因と今すぐできる対策

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「中学生になってから、勉強についていけない…」「このままで大丈夫かな…」と悩んでいる中学生は少なくありません。

小学生のころに比べて、中学校の学習内容は格段に難しくなり、授業の進むスピードも速くなります。そのため、「勉強についていけない…」と焦ったり、自信を失ったりしやすくなります。

しかし、自分の苦手な分野を明確にしてしっかり対策すれば、今は勉強についていけなくても必ず巻き返せます。

この記事では、勉強についていけない中学生が取るべき対策や、つまずきの原因を紹介します。勉強のことで悩んでいる中学生は、ぜひ参考にしてください。

中学生が勉強についていけない原因とは

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中学生が勉強についていけない主な原因は、以下の3つが考えられます。

まずは、なぜ勉強についていけないのか原因を把握し、それぞれにあった対策をとりましょう。

授業の理解不足が積み重なっている

中学校での勉強についていけない原因のひとつに、理解不足の積み重ねが挙げられます。

中学校の授業はスピードが速いため、どんどん先に進みます。前回の授業内容を理解していないまま次に進んでも理解できず、結果として授業についていけなくなってしまうのです。

たとえば、数学の「一次関数」は、前単元で学んだ「比例・反比例」が理解できていないと理解するのは難しいです。

理解不足の積み重ねで勉強についていけない場合、わからない部分までさかのぼって勉強し、理解を積み上げるしかありません。基礎的な内容までさかのぼり理解を重ねていけば、着実に学力を伸ばせます。

勉強のやり方がわからない・間違っている

勉強方法が間違っていると成績が伸びにくく、学習へのやる気も下がってしまいます。中学校の勉強は小学校よりも複雑になるため、自己流の勉強方法では効果が出づらいことがあります。

たとえば、次のやり方では、授業を受けても理解が深まりにくいでしょう。

  • 板書に集中して先生の話を聞いていない
  • 要点を絞らず、すべてノートに書く
  • 授業の復習をしない
  • 疑問点を放置する

授業中のノートの取り方を見直し、授業の復習を習慣化するのがおすすめです。また、授業でわからないところがあれば先生や親などに質問し、早めに疑問を解消しましょう。

部活動やゲームなどで学習習慣が乱れている

部活動やゲームなどで勉強時間を確保できないことも、勉強についていけなくなる原因となります。中学生になると、放課後は部活や習いごとなどによって、家庭で勉強する時間を確保するのが難しい方もいることでしょう。

さらに、スマートフォンやゲームに使う時間が長くなると、睡眠不足や集中力の低下などの悪影響もあり、余計に学習習慣が乱れてしまいます。

疲れているときに無理して長く勉強する必要はありませんが、1日5分の短時間でも毎日勉強して、学習する習慣を身につけましょう。

【科目別】中学生がつまずきやすい箇所と対策を紹介

ノートと文房具の画像

ここからは、科目ごとにつまずきやすい部分と、その対策方法を紹介します。

苦手な教科の対策方法をチェックして、克服していきましょう。

【数学】基礎を固める&反復して問題を解く

数学は、基礎をしっかり固めてから反復して問題を解きましょう。数学は積み重ねの教科なので、前に習った内容が理解できていなければ、次の単元の理解が難しくなります。

たとえば、文字式がわからない場合、実は分数や四則演算の理解不足が原因であるケースもあります。文字式がわからないからといって、文字式だけをやり直しても一向に理解が進まないのです。

理解できていない単元は、前の内容に戻って復習しながら、毎日コツコツ取り組みましょう。

【英語】単語力と文法の基礎固め

英語は、単語力と文法の基礎を固めましょう。英語も数学と同様に積み重ねが必要な教科なので、単語や文法の理解が足りていないと授業についていけなくなってしまいます。

具体的な対策としては、中学校の英語がすべて載っている単語帳と文法書を1冊ずつ用意し、毎日決めた量を覚えるようにする方法がおすすめです。

単語を覚える際は、声に出して発音やイントネーションを確認し、意味やスペルまで細かくチェックしましょう。勉強した単語や文法を使って自分で例文を作ってみるのも効果的です。

【国語】読解力を鍛える

国語を得意科目にするには、読解力を鍛える必要があります。読解力が不足していると、文章の構成や流れが掴めず、読解問題を解くのが難しくなるからです。

日常的にエッセイやコラムなど、さまざまなジャンルの文章に触れましょう。また、文章を読むときは読解問題が読みやすくなるコツを実践し、慣れておくことが大切です。

読解問題が読みやすくなるコツは以下の通りです。

  • 段落ごとに要点をまとめる
  • 接続詞や指示語に着目し、展開を論理的に分析する
  • キーワードを見つける

上記のポイントを意識して文章を読むクセをつけると、読解問題が解きやすくなります。

【理科・社会】知識を固める

理科や社会は、単に用語を暗記するのではなく、知識をしっかり固めることが大切です。

理科では、用語の暗記と現象の理解、両方が求められます。社会では用語だけでなく、用語の背景にある歴史やつながり、グラフの読み取りや判断力も必要です。

知識を固めるためには、流れをまとめた自分なりのノートを作る方法がおすすめです。ただし、ノートをきれいにまとめることが目的になりやすいため注意してください。ノート作りでは、見た目のきれいさではなく用語を覚えて理解することを意識しましょう。

また、問題集などを活用して、用語や公式、関係性を整理して覚える方法も効果的です。とくに理科では公式を使った問題演習も取り入れて、知識と実践力を身につけましょう。

今すぐできる!授業についていけない中学生向けの具体的な対策

塾で指導を受けている中学生の画像

中学校の授業についていけないと感じたとき、すぐに始められる対策を5つ紹介します。

すべての対策を一度におこなう必要はありません。できそうなことから始めてみてください。

まずは「苦手を探し出す」

勉強についていけないと感じたら、まずはどこが苦手なのかを明確にしましょう。苦手な部分がわかれば、苦手分野に集中して対策を立てられるからです。

直近のテストで間違えた問題を分析して原因を分類分けしてみましょう。具体的な例を挙げると、以下の原因が考えられます。

テストでミスする主な原因
  • 計算ミス
  • 問題文の読み間違い
  • 暗記不足

計算ミスが原因なら計算練習を重ねる、暗記不足なら再度覚え直すなど、原因に応じて対策すると効果的です。

1日10分でも「復習する」

1日10分でよいので毎日復習すると、学んだ内容がしっかりと記憶に定着します。復習は記憶の定着に効果的で、授業で習った内容を忘れてしまうのを防ぐことができます。

最初は、授業でとったノートや教科書を見返して、重要なポイントを確認するなど、軽く復習するだけで構いません。

授業の復習が習慣化できたら徐々に復習する時間を延ばし、問題を解き直したり授業に対応したワークをおこなったりしましょう。

わからないところを「質問する」

授業でわからない部分があればそのままにせず、早めに先生や親に質問して解決しましょう。疑問を放置すると、わからないまま授業が進むので、さらに授業についていけなくなります。

とくに英語や数学は積み重ねが重要な教科です。理解しないまま次の単元に進むと、内容が理解できず、ずっとつまずき続けてしまいます。

質問をする際は、「どこが」「なぜ」わからないのかを、自分なりに整理してから伝えると、より的確な説明を受けやすくなります。

学校だけでなく「家で学習する仕組み」を作る

家で学習する習慣をつけることが、中学校の勉強についていくための第一歩です。家では誘惑が多いため、自分で工夫して学習環境を整えなければなりません。

たとえば、勉強中はスマートフォンやゲーム機を見えない場所に置いたり、勉強を始める時間を決めたりすると、集中しやすくなります。

どうすれば家での勉強を習慣化できるかは、人それぞれです。自分が続けやすい方法を探し、いろいろ試してみましょう。

改善できない場合は「塾に通う」

自力での勉強が難しいと感じたら、塾を活用するのもひとつの手です。塾では学校の授業にあわせた予習や復習ができ、学習計画のサポートも受けられます。

とくに個別指導塾であれば、自分の理解度にあわせたカリキュラムが組まれるため、着実に授業の内容を理解できます。疑問点だけでなく、学習に関する不安や悩みを講師に相談できる点もメリットです。

自分だけでは勉強についていけないと感じたら、苦手科目だけでも塾に通えないか親に相談してみましょう。

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勉強についていけない中学生でも必ず巻き返せる!

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中学生が勉強についていけない原因と解決策を紹介しました。中学校の勉強は小学校に比べて難しくなるため、ついていけないと不安や焦りが出るのも無理はありません。

しかし、勉強についていけない原因にあわせて対策して着実に取り組めば、必ず巻き返せます。まずは自分の苦手なところを明確にし、基礎から復習しながら、前向きに取り組みましょう。

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中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。