学校の授業がない夏休みは、これまでの学習内容の復習や苦手克服に注力できる大事な期間です。
多くの塾ではこの夏休み期間に夏期講習を実施して集中的に学習する機会を設けていますが、さらに短期間に集中して学力を伸ばしたい方や、圧倒的な学習量をこなしたい方には、夏期講習の合宿が最適。
夏期講習の合宿では、長時間の学習で圧倒的な学習量をこなし、苦手克服や学力アップを目指します。志望校合格を目指す受験生にはとくに人気のプログラムです。
そこで本記事では、夏期講習の合宿に参加するメリットや合宿を選ぶ際のポイントなどについて詳しく解説します。
全国各地のおすすめの塾や予備校が実施する合宿についてもまとめて紹介しますので、夏期講習の合宿を検討している方はぜひご覧ください。
- 夏期講習の合宿とは?
- 夏期講習の合宿に参加するメリット
- 夏期講習の合宿に参加するデメリット
- 合宿形式の夏期講習の選び方|5つのポイントをチェックしよう
- ①合宿の対象学年をチェックする
- ②合宿のプログラム・日程を確認する
- ③目的にあう合宿かどうか内容を確認する
- ④合宿費用を確認する
- ⑤合宿に参加した人の口コミ・評判を確認する
- 夏期講習の合宿に申し込む際の注意点
- 夏期講習の合宿に申し込むまでの一連の流れ
- 夏期講習の合宿当日の一連の流れ
- 夏期講習の合宿おすすめ12選|全国各地の塾や予備校を紹介
- 代々木ゼミナール
- 野田クルゼ
- 東進ハイスクール
- 早稲田アカデミー
- TOMAS(トーマス)
- 代々木進学ゼミナール
- ena小中学部
- プラドアカデミー
- 総合進学スクール エースセミナー
- 翔進予備校
- 思学舎
- 心水塾
- 実際に夏期講習の合宿を利用した方の口コミを紹介
- 夏期講習の合宿は短期間で成果を出す絶好の機会!情報を集めて比較検討しよう
夏期講習の合宿とは?
夏期講習は、一般的に夏休み中にいつも通う教室に通塾する特別講習というイメージがあるかと思いますが、塾によっては夏期講習期間中や夏休み中に合宿をおこなうところもあります。
合宿は、通常の塾や予備校の授業とは異なり、ホテルや専用の宿泊施設などで一定期間寝泊まりしながら集中して学習に取り組むのが特徴です。朝から晩まで1日10時間以上勉強に取り組む合宿も珍しくなく、短期間でかなりの学習量をこなせます。
対象は塾によって異なり、小学生から高校生・高卒生までさまざまです。
合宿の主な目的は、受験対策、成績向上、集中力強化などですが、とくに受験前の集中対策として実施する塾が多く、中学受験を控えた小学5・6年生や受験年度である中3生・高3生を対象とした合宿が多いです。
なお、小学生を対象とした合宿では、自然体験や野外イベントなど体験学習を取り入れている場合もあります。
夏期講習の合宿に参加するメリット
夏期講習の合宿に参加するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。
まず、最大のメリットは、スマートフォンやゲーム、テレビなどの誘惑がまったくない環境で集中して学習することによる学習効率のアップです。常に塾講師が見守り、食事と睡眠以外はほとんど勉強する環境のため、短期間でも効率よく学習できます。学習時間に比例して学力もしっかり身につきます。
さらに、学習へのモチベーションアップや自己管理能力の向上も大きなメリットです。
同じ目標をもつ仲間と一緒に学び切磋琢磨することで、受験や学習そのものへの意識改革が起こり、合宿後も学習へのモチベーションが維持できます。
また、親元を離れて同年代と共同生活を送るなかで、時間管理スキルや生活習慣の改善、自分で考えて行動するスキルの向上、さらにはコミュニケーション能力の向上も期待できます。
夏期講習の合宿に参加するデメリット
一方で、夏期講習の合宿には、以下ようなデメリットもあります。
夏期講習の合宿は、平均3日間から1週間ほど。合宿期間中の宿泊費や食費、指導料などがかかります。
費用は塾によって差が大きいものの、だいたい10万円前後です。学習面を考えても通常の夏期講習より密度が濃いスケジュールとなっているため、教室でおこなう夏期講習に同じ日数通うより合宿のほうが費用は高額になるでしょう。
また、夏期講習の合宿は朝起きてから夜寝るまでみっちり授業が詰まっています。1日10時間以上学習することもあるため、ハードスケジュールであることは否めません。こうした学習スケジュールが子どもに大きなストレスとなる場合があります。
なお、宿泊中のことはすべて自分でする必要があり、宿泊慣れしていない・親に頼りっきりの子どもは学習以外のことが負担になってしまう場合もあるので、子どもの参加意欲やモチベーションを見極めたうえで申し込むことをおすすめします。
合宿形式の夏期講習の選び方|5つのポイントをチェックしよう
夏期講習の合宿は、対象学年や合宿のスケジュール、プログラム内容など、塾によって異なる点がたくさんあります。
そこで、ここでは夏期講習の合宿を選ぶ際に確認すべき5つのポイントについて解説します。
①合宿の対象学年をチェックする
まずは、合宿の対象学年に該当するか確認しましょう。対象学年は塾によって異なり、受験を控える小6・中3・高3のみを対象としている場合もあります。
対象学年が不明な場合は、直接塾に問い合わせるのが確実です。また、塾生でない場合は、塾生以外の参加が可能かどうかも確かめる必要があります。
②合宿のプログラム・日程を確認する
合宿のスケジュールは、塾や学年によってさまざまです。2泊3日の合宿もあれば、1週間の合宿をおこなう塾・予備校もあります。
日程を確認する際は、日ごとのプログラムも一緒にチェックしましょう。日程とプログラムを親子で確認して、子ども自身から参加したい!という意思表示があれば安心して送り出しましょう。
ただし、子どもが日程やプログラムを見てあまり意欲的でない場合は、無理強いするのはよくありません。子どもの気持ちを尊重して参加をとりやめるか、子どもに集中して学習する機会を与えるという意味で参加させるのか、親子できちんと話し合うようにしましょう。
③目的にあう合宿かどうか内容を確認する
夏期講習の合宿では、各塾が目的・目標を設定しています。そのため、参加するなら合宿の目的や目標を理解して、本人の受講目的と合致しているか確認する必要があります。
合宿の目的は受験対策が多いですが、塾によってはこれまでの総復習、2学期以降の成績向上などを目的にしていることもあります。
塾から提示される合宿の情報を親子でチェックし、目的に応じた内容の合宿かどうかしっかり確認しておきましょう。
④合宿費用を確認する
夏期講習の合宿は、教室へ通う夏期講習よりも費用が高額になることが多いです。なかには合宿だけで10万円以上かかる場合もあるため、合宿を検討する際にはあらかじめトータルの費用を確かめておきましょう。
なお、宿泊先までの交通費が合宿費用に含まれていない場合や遠方から合宿のみ参加する場合は、往復の交通費も考慮する必要があります。地方から合宿に参加する場合は交通費も大きな負担となるため、しっかり確認しておくことが大切です。
合宿費用は塾によって大きく差がありますが、基本的には合宿期間が長く、対象学年が上になればなるほど金額が高くなります。
たとえば「早稲田アカデミー」(※1)の場合、中学受験生の小5・小6を対象とした3泊4日の合宿は約9万円、「代々木ゼミナール」(※2)の高校生などを対象とした6泊7日の合宿は約20万円です。
合宿費用が明記されていない場合は、検討する際に直接塾に問い合わせるようにしましょう。
※1:早稲田アカデミー 夏期合宿
※2:代々木ゼミナール 夏期特訓合宿
⑤合宿に参加した人の口コミ・評判を確認する
気になる塾・予備校の合宿が見つかったら、実際に参加した人の感想や口コミも参考にしましょう。
塾の口コミ・評判では、合宿の内容だけでなく、講師の指導方法や学習量、参加後の学力や意識の変化などもわかることがあります。
塾の公式サイトで公開されている口コミ・評判はもちろん、個人ブログなどで塾の合宿について紹介していることもあるので、実際に行った人の感想を知りたい場合はチェックしてみてもよいでしょう。
ただし、口コミや評判は掲載している人から見た主観的な意見なので、すべて鵜呑みにせず情報を吟味することが大切です。
夏期講習の合宿に申し込む際の注意点
多くの塾の合宿は定員制で、人気の合宿はすぐに満員となることがあります。そのため、行きたい塾の合宿があるなら、募集開始と同時に申し込むのが確実です。
また、合宿時の食事管理や健康管理のため、申し込む際にはお子さんの持病やアレルギーなど特記事項を入力する必要があります。スムーズに申し込みを完了させたいなら、記載漏れがないよう事前にリストアップしておくのがおすすめです。
なお、合宿直前に体調不良などで合宿に参加できなくなった場合に備えて、キャンセルポリシーも確認しておきましょう。もし合宿期間中の子どもの体調管理や健康状態に不安がある場合は塾側と事前に相談するようにしてください。
夏期講習の合宿に申し込むまでの一連の流れ
夏期講習の合宿に申し込むまでの一連の流れは、一般的に下記のようになっています。
①塾・予備校の公式サイトまたは塾の窓口で夏期講習の合宿を申し込む
(場合によっては申込後に説明会に参加する)
↓
②期日までに費用を支払う(クレジットカード、銀行振込など)
↓
③支払い完了後、領収書や確認メールは保存する
↓
④申し込み完了後に送付された書類にもとづき、必要なものを準備する
基本的に夏期講習の合宿申込と合宿費用の支払いは同時におこないます。申込完了の通知や支払い完了通知の書類やメールは必ず手元に保管しておきましょう。
夏期講習の合宿当日の一連の流れ
夏期講習の合宿当日は、指定された日時・場所に集合します。合宿当日の一連の流れは、一般的に下記のようになっています。
①集合場所で受付をする
↓
②スタッフや講師からオリエンテーションを受ける
↓
③その後、合宿スケジュールに沿って講習がスタート
集合場所で塾のスタッフによる受付を済ませ、スタッフや講師からオリエンテーションを受けたら、バスで宿泊場所に移動するのが一般的です。宿泊施設到着後は、合宿スケジュールに沿って講習がスタートします。
なお、合宿が終了した後に、フォローアップ(例:学習成果のフィードバック、追加の指導案内や通常講習への勧誘、模試結果の確認やカウンセリングなど)を受けることもあります。
夏期講習の合宿おすすめ12選|全国各地の塾や予備校を紹介
ここからは、全国各地の塾や予備校で実施している夏期講習の合宿を紹介します。夏期講習の合宿に参加してみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
※今年度の夏期講習の合宿情報が公開されていない塾・予備校は、昨年度の情報を参考にしています。
※2025年3月24日現在
代々木ゼミナール
代々木ゼミナールは、全国から集まった実力派プロ講師による授業が特徴の大学受験予備校です。実力派講師による授業とクラス担任、学習アドバイザー、現役大学生の先輩チューターによる手厚いサポートで、志望校合格を目指せます。
対面授業のほか、オンライン受講や講義映像を視聴するブース受講など多様な受講形式があり、居住地や学習スタイルに適した受講形式を選べるのも特徴です。
夏期講習の合宿は、主に高校生が対象。会場のホテルに1週間宿泊し、それぞれやるべき学習に取り組みます。1日10時間の学習時間は必須で、チャレンジパートの学習も加えると1日最大13時間以上学習できるスケジュールとなっています。
集団授業や個別指導、トレーニングテスト、面接対策、小論文などのオプションプランもあり、対策したい内容にあわせて選択可能です。現役大学生の学習アドバイザーとの必須面談が数回あり、目標までの進捗確認をしながら学習を進められます。
野田クルゼ
野田クルゼは、東京・御茶ノ水駅近くに教室がある早稲田アカデミー教育グループの医学部専門予備校。1970年の開校からこれまで4,300名以上の医学部合格者を輩出しており、慶應義塾大学や順天堂大学、東京医科大学などの有名医学部にも多くの合格実績があります。
全教科の授業で学力別に細かくクラス分けし、一人ひとりの学力にもっとも適した内容を学習できるシステムが特徴。クラスアップも定期的におこなうことで、常に競争心と緊張感をもちながら学習に励めます。
夏期講習の合宿は、受験を控えた高3生と既卒生が対象です。指定ホテルで約4週間にわたって徹底的に学習するスケジュールが特徴で、8時20分から24時30分まで1日最大12時間の学習時間が確保されています。
学習時間中はベテラン講師がつきっきりで指導するため、長時間の学習でも効率的にやるべき内容を進められます。短期間で圧倒的に学力を伸ばしたい人に最適な夏季合宿です。
東進ハイスクール
東進ハイスクールは、全国トップレベルの実力派講師陣による授業が特徴の映像授業塾です。基礎定着から東大・京大など最難関大学の受験対策まで幅広いレベルの講座が揃っており、一人ひとりの学力状況や志望校にあわせたカリキュラムで効率よく学習できます。
東大・京大をはじめとする最難関大学の合格実績が豊富で、現役合格を目指す大学受験生から多くの支持を集めています。
夏期講習の合宿は、基本的に受験生が対象。4泊5日で、朝7時から夜24時ごろまで徹底的に学習します。食事やお風呂などの時間も短く、まさしく勉強漬けのスケジュールです。
長時間学習で大変な合宿ですが、この合宿後は長時間学習が習慣化され、受験の天王山と呼ばれる夏休みに圧倒的な学習量を確保することが可能。夏休みをだらだら過ごしてしまいそうな人や、志望校合格に向けて学習量をアップしたい人におすすめです。
早稲田アカデミー
早稲田アカデミーは、中学・高校・大学受験生を対象とした進学塾。首都圏に多くの教室を展開し、毎年多数の難関校合格者を輩出しています。
志望校別コースと学力別少人数制クラスで、生徒それぞれの実力と目標に適した授業をおこなうのが特徴。志望校の受験情報や試験内容を知り尽くした講師が、志望校合格に向けた熱い授業をおこないます。テストの成績優秀者の掲示や定期的なクラス替えもあるため、クラスメイトと切磋琢磨しながら学力向上を目指せます。
夏期講習の合宿は、小中学生が対象。日本最大級の夏季合宿といわれ、3泊4日の期間中、徹底的に勉強に励みます。自覚・姿勢・自信・刺激・成長という5つの要素を得られる合宿として、志望校合格を夢から手が届く目標にするために全力で勉強に取り組む環境が整えられています。
また、勉強だけでなく、野外イベントなどのお楽しみコンテンツがあるのも特徴。親元を離れた集団生活で、自分で考えて行動する力や協調性も身につけられます。
TOMAS(トーマス)
TOMASは、小学生から高校生を対象とした個別指導塾。志望校合格に向けた受験指導を得意としています。一人ひとりの志望校にあわせた合格逆算カリキュラムをもとに、完全マンツーマンの個別指導をおこなうのが特徴。
授業は毎回同じ講師が担当します。また、講師のほかに担任社員がついて講師の指導・マネジメントや生徒面談、保護者との面談や報告をおこなうため、いつでも相談・調整しやすい学習環境となっています。
夏期講習の合宿は、4泊5日のなかで1日10〜12時間学習に取り組むスケジュールが特徴です。学力別クラスでこれまで経験したことのない大量の演習に取り組み、学習に向かう意識改革と学力向上を図ります。過去問を使った実践的な問題演習を多く取り入れているため、受験対策としても効果的です。
代々木進学ゼミナール
代々木進学ゼミナールは、東京・埼玉・神奈川に教室を展開する集団授業と個別指導の併設型学習塾。学校の授業の補習から中学・高校・大学受験対策まで幅広い学年・目的に対応しています。少人数クラスで生徒一人ひとりに目が行き届く丁寧な指導を心がけているのも特徴です。
夏期講習の合宿は、小学4年生から高校3年生・既卒生まで参加可能。国立妙高青少年自然の家に行き、主に受験生を対象とした受験対策クラスを実施しています。合宿は最長5泊6日の日程で、午前授業・午後授業・夜演習と毎日勉強できるスケジュールです。
また、学力向上はもちろん、合宿を通して普段とは異なる環境で仲間たちと一緒に過ごす力やコミュニケーション能力の向上も目的としており、グループでの取り組みやお楽しみイベントなどにも力を入れています。
ena小中学部
ena小中学部は、都立中・都立高への合格実績が豊富な進学塾。東京都を中心に多数の教室を展開し、少人数制の集団授業と映像授業によるダブル学習システムで志望校合格を目指せます。
緊張感をもって臨める対面授業と自宅学習で使える映像授業を組み合わせて学習することで、授業内容が定着しやすく、対面授業のみの学習よりも効率的な学力アップが期待できます。
夏期講習の合宿は、enaが独自に所有する富士山近隣と清里の合宿場で実施。小学6年生は「小6必勝10泊11日合宿」という長期間の合宿に臨みます。親元を離れてひたすら受験勉強に打ち込むことで、学力面でも生活面でも成長できるのが特徴です。
合宿期間中は夏期講習本科の授業と過去問演習に毎日取り組み、合否発表もおこないます。合宿の合間には花火や手づくりカレーといった夏らしいイベントもあり、勉強以外も楽しめるように企画されています。
プラドアカデミー
プラドアカデミーは、小学生から高校生を対象とした個別指導塾。定期テスト対策から受験対策まで幅広い目的に対応しており、とくに受験対策に力を入れています。
校舎は東京都心に7校あり、指導実績が豊富なプロ講師や現役難関大学生講師が担任について丁寧に指導します。対面授業とオンライン授業の切り替えや授業の振替にも柔軟に対応可能。授業時間外の質問は、専属講師が常駐するオンライン自習室「ヒントライン」で毎日受け付けています。
夏期講習の合宿は、中学受験生(小6)と中学生・高校生・既卒生が対象。一人ひとりの学習状況や志望校にあわせたカリキュラムを使い、3泊4日の合宿で計34時間の個別指導をおこないます。個別授業と個別演習を交互に繰り返す学習スタイルとなっており、理解度と演習力を同時に伸ばせるのが特徴です。
総合進学スクール エースセミナー
総合進学スクール エースセミナーは、東京都練馬区に4教室を展開する小中学生向けの集団授業・個別指導塾。石神井本校・早宮校・向山校では集団授業、石神井公園校では個別指導を実施しています。
3週間前からおこなう定期テスト対策や中学校の内申対策など、学校の授業対策に力を入れているのが特徴。学校の授業を先取りする予習型授業で授業内容の定着を図りつつ、ノートの取り方や予習・復習のやり方まで丁寧に指導します。
夏期講習の合宿は、高校受験を控えた中3生が対象です。富士山のふもとの研修所で、英語と数学の頻出単元に絞って徹底的に学習します。
学力別に4つのクラスに分かれ、3泊4日の期間中に合計30時間勉強するのが特徴。合宿を通して長時間勉強できる集中力と忍耐力、受験に向かう強い気持ちが身につきます。
翔進予備校
翔進予備校は、横浜にある医系学部受験に特化した大学受験予備校。少人数制の集団授業で基礎力の向上や合格を勝ち取る学力とメンタルの習得を目指します。
一人ひとりの受験サポートを充実させるため、既卒生を含めた受験生の受け入れを30名までと制限しているのが特徴。学習面はもちろん、スタッフによる徹底的な対話で進路指導やメンタル面のサポートもおこないます。また、理科の専任講師が常駐していて、医系学部受験で必須科目である理科を丁寧に学べる環境が整えられているのも強みです。
夏期講習の合宿では、志望校合格に向けて1週間勉強漬けの日々を送ります。1日10時間以上勉強に打ち込むことで、長時間の勉強を最後までやり切る力や自分の学力に対する自信を身につけられるでしょう。
英語・数学は習熟度別クラスで授業をおこない、化学と国語は合宿ならではのクラス授業をおこないます。毎朝の復習テストや最終日の打ち上げテストもあり、常に自分の成績と向き合いながら勉強できるのが特徴です。
思学舎
思学舎は、茨城県を中心とした首都圏に教室を展開する小中高生向けの学習塾。授業形態ごとに複数の教室があり、集団授業をおこなう思学舎と個別指導をおこなう思学舎パーソナル、私立中学・公立中高一貫校受験対策に特化した俊英四谷大塚、大学受験対策をおこなう東進衛星予備校に分かれています。
一人ひとりの学習状況を見て、わかるまでとことん教える「めんどうみ主義」が特徴。集団授業や個別指導など、それぞれのニーズに合致するように多彩な授業形式を用意しています。また、茨城県発の地域密着型学習塾として、地域の子どもたちをサポートしています。
夏期講習の合宿は、小学5・6年生と中学3年生が対象。すべての思学舎から生徒が集まり、いつもと違う仲間・環境で2泊3日みっちり勉強します。食事と睡眠以外はほぼ勉強に打ち込むことで、学力アップはもちろん、学習に向かう姿勢や問題を解くスピードにも変化が見られます。
心水塾
心水塾は、群馬県前橋市を中心に教室を展開する地域密着型の学習塾。集団授業塾と個別指導塾があり、小学生から高校生までの幅広い受講目的に対応しています。
小学生コースでは、国語・算数・論理的思考を学ぶ基本コース以外に、英語コースやプログラミングコース、数理ゲーム・図形パズルなどをおこなう「アルゴクラブ」といった能力開発プログラムを用意。中学生コースと高校生コースでは、在籍する学年・学校や志望校のレベルにあわせた教科別指導をおこなっています。
夏期の合宿は、子どもたちの「自立と共生」を目指して体験学習を重視したカリキュラムで実施。寝泊まりするテントの設営やマスつかみ、カレーづくり、花火、スイカ割りなど楽しいイベントが盛り沢山です。また、お世話になるお寺での説法や読経、写経などの体験学習もあります。
普段の生活ではなかなかできない自然体験・文化体験と初めて会う友だちとの共同作業を通して、コミュニケーション能力や自分で考えて行動する力が身につけられるでしょう。
実際に夏期講習の合宿を利用した方の口コミを紹介
ここからは、実際に合宿形式の夏期講習に参加した方の口コミの一部を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
実際に夏期講習の合宿に参加したご家庭の口コミを見ると、「合宿を経験したことで学習習慣が身についた」「学力が上がった」といった学習面での成長はもちろん、「ほかの生徒と過ごすことで刺激を受けた」「保護者への感謝が生まれた」「最後までやり切れる自信がついた」など、生活面や精神面でも成長が見られたという口コミが多数見られました。
費用面の課題はあるものの、多くのご家庭が「特別な体験ができるよい機会」として子どもを合宿に送り出し、結果的に学習面にとどまらない多くの成長を感じていることがわかります。
夏期講習の合宿は短期間で成果を出す絶好の機会!情報を集めて比較検討しよう
今回は、夏期講習の合宿に参加するメリット・デメリットや合宿を選ぶ際に確認すべきポイント、おすすめの塾の夏期講習の合宿などについて紹介しました。
夏期講習の合宿は、数日〜1週間程度で圧倒的な学習量をこなせる環境が整っており、学力を上げる絶好のチャンスです。親元を離れた合宿生活で普段はできない特別な体験ができることもあり、学習面だけでなく、生活面や精神面での成長も期待できます。
夏休み中に圧倒的に成長できる夏期講習の合宿に参加したい方は、複数の塾や予備校の情報を比較検討し、自分にあった合宿を見つけて挑戦してみましょう!