塾に通わせているにも関わらず、お子さんの成績が上がらないと悩んでいる保護者の方は少なくありません。
「成績が上がらない」と塾にクレームを入れるべきか、塾をやめるべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、塾に通っているのに成績が上がらない理由やその対処法、成績が上がらない子どもの特徴、小学生・中学生・高校生別に最適な塾の選び方などを紹介します。
お子さんの成績に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- 塾の成績が上がらないとクレームを入れて塾をやめるべき?
- 塾の成績が上がらないのには理由がある!生徒の特徴をもとに確認してみよう
- 授業形態や講師との相性など「塾があわない」
- 塾から出される宿題をやっていない
- 自分の意思で塾に通っていない
- 塾で学んだことを復習していない
- 塾に行くだけで満足している
- 塾の成績が上がらない原因を親子で話し合おう
- 成績だけじゃない!代表的なクレーム例を紹介
- ①塾の指導法に関するクレーム
- ②塾の学習システムに関するクレーム
- ③授業料や季節講習費など料金に関するクレーム
- ④受講生に関するクレーム
- 塾の成績が上がらないと悩んでいる方に最適な塾の選び方を紹介
- 小学生の塾選びのポイント
- 中学生の塾選びのポイント
- 高校生の塾選びのポイント
- 塾の成績が上がらない原因を見つけて最適な環境で学習しよう
塾の成績が上がらないとクレームを入れて塾をやめるべき?
お子さんを塾に通わせているのに、思うように成績が上がらない場合、クレームを入れて塾をやめるべきなのでしょうか。結論からいうと、成績を理由に塾をやめるのは早計です。
費用がかかっているだけに、塾には一定の成果を求めがちです。しかし、塾に通いさえすれば成績が上がるわけではありません。
そして、お子さんの成績が上がらない理由が塾にあるとは限りません。まずは成績が上がらない原因を探ることが先決です。
お子さんに勉強以外の悩みはないのか、部活動で疲れていないのかなど、さり気なく聞いてみましょう。お子さんが無理をしていないか、よく観察することも大切です。
塾の成績が上がらないのには理由がある!生徒の特徴をもとに確認してみよう
塾に通っているのに成績が上がらないのには理由があります。ここでは、成績が上がらない子どもの特徴について詳しく解説していきます。
お子さんに当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
それぞれの特徴を詳しく紹介していきます。
授業形態や講師との相性など「塾があわない」
塾に通っているのに成績が上がらない理由は、お子さんが塾に通う目的と、塾の種類・授業形態・講師との相性があっていないからかもしれません。
たとえば、内向的で質問できない子どもの場合、集団授業で質問をしたり積極的に発言したりするのが難しい傾向にあります。
また、塾に通う目的が学校の授業サポートであるにも関わらず、先取り授業をおこなう進学塾に通っているとしたら、「授業スピードが速くてついていけない」「先取り授業のため学校の学習内容をしっかり復習できない」などの問題が発生します。
さらに、講師と1対1で授業をおこなう個別指導塾では、講師との相性があわないと学習意欲が削がれる場合があります。
塾とのミスマッチを防ぐためにも、「どのような目的を持つ生徒が通う塾なのか」「授業形態がお子さんの性格にあっているのか」「講師との相性はよいか」を必ず確認するようにしましょう。
塾から出される宿題をやっていない
塾に通っているのに成績が上がらないお子さんは、塾から出される宿題をやっていない可能性があります。
塾によっては毎回の授業で宿題を出しますが、きちんとやらないと学んだことが定着しないだけでなく、わからないところもそのままになります。
わからないところがそのままになっていると、新しく学ぶ内容も理解できません。学んだことが身についていない状態が続くと、当然成績は下がります。
塾で出された宿題は必ずおこなうよう、保護者からも声掛けをしましょう。日々の積み重ねが成績アップにつながることをお子さんに伝え、励ますことも大切です。
自分の意思で塾に通っていない
塾に通っているのに成績が上がらないお子さんは、自分の意思で塾に通っていないケースがあります。
親から「塾に行きなさい」と言われてしぶしぶ通っている場合、どうしても勉強への積極性に欠けます。
自分なりの目的を持って学んでいるわけではないので、学習も受け身になります。無理矢理塾に通わされているという不満が募ると勉強自体が嫌いになり、ますます成績を上げるのが難しくなります。
塾で学んだことを復習していない
塾で学んだことを復習していないお子さんは、成績が上がりにくくなります。
ドイツの心理学者エビングハウスが解明した「エビングハウスの忘却曲線」でもわかるとおり、人間は忘れる生き物です。
1時間で覚えたことの約50%を忘れ、24時間後には、約70%を忘れてしまうといわれています。忘れることを前提にして学習しなければ、せっかく学んだことも無駄になります。
復習することで、学習内容の定着を促すだけでなく、理解できている部分とそうでない部分の把握もできます。復習によって基礎がしっかり定着すれば、自然と応用力も強くなります。
塾に行くだけで満足している
塾に行き、授業を受けただけで勉強した気になっているお子さんは、成績がなかなか上がりません。
授業内容を理解したつもりになっていても、実際に問題演習をすると解けないことが多々あります。
子どもが「先生の話が面白かった」「ノートがきれいに書けた」などと言っている場合は注意が必要です。インプットばかりに気が取られ、アウトプットがおろそかになっている可能性があります。
今一度親子で塾に通う目的を共有し、塾に「行く」ことではなく、塾で「学ぶ」ことが大切であることを伝えましょう。
塾の成績が上がらない原因を親子で話し合おう
塾の成績が上がらないと悩んでいる保護者の方は、上記で紹介した成績が上がらない原因をもとに、親子で話し合いましょう。
感情的になったり叱ったりするのではなく、お子さんの気持ちを汲み取りながら話せば、お子さんの意外な本音が聞けるかもしれません。
家庭だけで対処できない場合には塾へのクレームという形ではなく、現在の状況を塾に相談するのがおすすめです。
成績だけじゃない!代表的なクレーム例を紹介
ここまで塾での成績が上がらない原因や対処法を紹介してきましたが、実際のクレームにはどんなものがあるのでしょう?
ここでは、学習塾における代表的なクレームを紹介します。
①塾の指導法に関するクレーム
授業を受けるなかで、「講師の説明がわかりにくい」「テキストの解説ばかりで演習の時間がない」「前回の授業の復習がなく、どんどん先に進む」など、塾の指導法に関するクレームが発生することがあります。
講師がおこなう説明がわかりにくい、理解しにくい場合は、その科目に苦手意識を持ってしまう可能性があります。講師の変更が可能なようなら申し出るようにしましょう。
また、演習や復習が少ないと、授業で学んだことが定着しにくくなります。自宅学習で演習の量を増やすのものひとつの手ですが、塾にも伝えて対策するようにしましょう。
②塾の学習システムに関するクレーム
集団授業をおこなう進学塾では、定期的に塾内テストを実施して、成績に準じたクラス分けをおこないます。
その結果、子どもが上のクラスではなく下のクラスに変更になった場合にクレームが発生することがあります。
塾は学力に応じたクラス分けをおこなっているため、下のクラスから上のクラスになるには、成績を上げることが先決ですが、一部の保護者からは上のクラスで受講したいとクレームになることもあります。
また、塾のなかには膨大な量の宿題を課すことがあります。学校の宿題をして、さらに塾の宿題をするとなると、夜遅くまでかかることもあり、宿題の量についてクレームを入れる保護者もいます。
入塾してから後悔しないためにも、入塾前に塾のシステムについて理解しておき、子ども自身がその塾でやっていけるかどうか、子どもの意思を確認しましょう。
③授業料や季節講習費など料金に関するクレーム
入塾前に塾から料金についての説明を受け、納得した上で入塾の申し込みをしますが、いざ塾に通いだすと、テスト・模試代や夏休みや冬休みの季節講習費と、追加で費用がかかることがあります。
とくに季節講習は通常の授業料よりも高額になる傾向があるため、講習費が高いとクレームになることがあります。
季節講習が高いと感じる場合は、必要な講座のみ受講する、または最低限必要なコマ数にするなど、予算内に収めることを意識してください。
④受講生に関するクレーム
集団授業をおこなう塾では、大人数の生徒が同じ授業を受けます。真面目に授業を受けている生徒がほとんどですが、特定の生徒が授業中にうるさいとクレームになることもあります。
また、特定の生徒がいじわるをする、勉強の邪魔をするといったクレームもあります。こういった場合は、担当講師と教室長両方に現状を伝え、対処してもらうようにしましょう。
塾の成績が上がらないと悩んでいる方に最適な塾の選び方を紹介
塾に通っているのに成績が上がらないと悩んでいる方のために、小学生・中学生・高校生別に最適な塾の選び方を紹介します。
こちらを参考にお子さんの学年にあわせた塾選びをしてください。
小学生の塾選びのポイント
小学生の塾選びでは、いつ、どのような目的を持って塾に通うかがポイントとなります。
中学校受験をする予定があるなら、中学受験のカリキュラムが始まる3年生の2月に進学塾へ通い始めるのがおすすめです。
英語を学ばせたいと考えるなら、リスニング能力が育ちやすい低学年に英語塾に通い始めるのがベストです。
学校の授業をしっかり定着させたいなら、成績が下がったタイミングで補習塾への入塾を検討しましょう。
小学生の塾選びのポイントは、以下の記事でも詳しく紹介しています。塾に通いはじめる時期についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
中学生の塾選びのポイント
中学生の塾選びでは、高校受験を視野に入れる必要があります。志望校合格を目指して進学塾に入るべきか、基礎学力をつけるために補習塾に入るべきかを、現在の学力と照らし合わせて決めましょう。
また、自習室の有無も大きなポイントとなります。中学生になると、塾の授業だけでなく自分で勉強する力も必要となります。勉強に適した環境を整えることにも重きをおきましょう。
さらに、進路相談にのってくれる講師やカウンセラーがいる塾を選ぶのもおすすめです。塾選びでは、授業以外のサポート体制にも注目してください。
以下の記事では、中学生の塾はどう選ぶかを紹介しています。事例とともに解説しているので、ぜひご覧ください。
高校生の塾選びのポイント
高校生の選びでは、どのように大学受験対策をするかが大きなポイントとなります。
個別指導塾なら、現在の学力にあわせて大学合格までのカリキュラムを組んでもらえます。苦手科目がある方や、マイペースで頑張りたい生徒におすすめです。
大学合格を目標に仲間と切磋琢磨したい方は、集団授業をおこなう進学塾や予備校がおすすめです。
また、近くに自分にあった塾がない方や、独学のほうが集中して勉強できる方は、映像/オンライン授業をおこなう塾を選びましょう。
以下の記事では、高校生の塾選びについて詳しく紹介しています。塾を選ぶ際の注意点も解説していますので、ぜひご一読ください。
塾の成績が上がらない原因を見つけて最適な環境で学習しよう
塾に通っているのにお子さんの成績が上がらないと、塾にクレームを入れてやめることを検討する方もいることでしょう。しかし、成績が上がらない原因がわからないまま塾をやめるのはおすすめできません。
お子さんの成績が上がらない理由としては、「授業形態や講師との相性があっていない」「宿題や復習をしていない」「お子さんの意思で通っていない」「塾に行くだけで満足している」などが挙げられます。
お子さんの成績が上がらない理由を明確にし、塾のサポートを受けながら対処するのがおすすめです。
塾に通う目的や、お子さんの性格にあった塾選びも重要なポイントとなりますので、お子さんの学年や成績を考慮しながら、最適な環境で学習できるようにしましょう。