早稲田アカデミーは難関校進学を目指している生徒やその保護者から人気の進学塾ですが、テストの結果次第で頻繁にクラス替えがおこなわれるという特徴があります。
上位クラスとそのほかのクラスでは担当する講師や利用するテキストも異なるので、常に上位クラスをキープし続けることが合格の大きなカギを握ります。
上位クラスに上がったら、一度テストで悪い点を取ったからといって即クラスが降格してしまうことはないので、次回のテストに向けてしっかりと挽回する猶予があるのもポイントです。
今回は、早稲田アカデミーのクラス分けの仕組みや上位クラスとそのほかのクラスの違い、上位クラスを維持するためのポイントなどについて、説明します。
上位クラスとそのほかのクラスでは担当する講師や利用するテキストも異なるので、常に上位クラスをキープし続けることが合格の大きなカギを握ります。
上位クラスに上がったら、一度テストで悪い点を取ったからといって即クラスが降格してしまうことはないので、次回のテストに向けてしっかりと挽回する猶予があるのもポイントです。
今回は、早稲田アカデミーのクラス分けの仕組みや上位クラスとそのほかのクラスの違い、上位クラスを維持するためのポイントなどについて、説明します。
早稲田アカデミーのクラス分けの仕組み
早稲田アカデミーは四谷大塚に準拠した塾なので、クラス分けはおよそ5週間ごとにおこなわれる四谷大塚の組み分けテストの結果で決まります。
組み分けテストの結果によって、四谷大塚のコースがSコース・Cコース・Bコース・Aコースのいずれかに決まり、 その結果に応じて早稲田アカデミーのクラスがSS・SB・SAのいずれかに決まるという形です(生徒数が多い・少ない場合は例外あり)。
なお、4年時にはSSクラスはなくSBとSAのの2クラス編成で、5年生の段階で上述した3クラス体制になります。
偏差値の目安はSSクラスが59以上、SBクラスが47以上~58以下、SAクラスが46以下となるような形ですが、各クラスの偏差値の目安はそれぞれの校舎の裁量次第です。
組み分けテストの結果によって、四谷大塚のコースがSコース・Cコース・Bコース・Aコースのいずれかに決まり、 その結果に応じて早稲田アカデミーのクラスがSS・SB・SAのいずれかに決まるという形です(生徒数が多い・少ない場合は例外あり)。
なお、4年時にはSSクラスはなくSBとSAのの2クラス編成で、5年生の段階で上述した3クラス体制になります。
偏差値の目安はSSクラスが59以上、SBクラスが47以上~58以下、SAクラスが46以下となるような形ですが、各クラスの偏差値の目安はそれぞれの校舎の裁量次第です。
早稲田アカデミーのクラスの種類
塾によっては教科ごとにレベルに応じたクラスに振り分けられることもありますが、早稲田アカデミーでは「国語・算数」と「理科・社会」のクラスは同じになります。
今回は小学6年生Sコースの場合を例に挙げて、クラスの種類・教科・カリキュラムを以下で説明します。
なお、前期の2月~7月まではクラスに関係なくすべて同じカリキュラムで進行するので 、カリキュラムについては後期の9月~1月までのものを中心に取り上げます。
今回は小学6年生Sコースの場合を例に挙げて、クラスの種類・教科・カリキュラムを以下で説明します。
なお、前期の2月~7月まではクラスに関係なくすべて同じカリキュラムで進行するので 、カリキュラムについては後期の9月~1月までのものを中心に取り上げます。
レギュラークラス
レギュラークラスの教科は国語・算数のみで、カリキュラムはSAクラスと合同の場合とSBクラスと合同の場合があります。
算数を例に挙げると、SBクラスと合同の場合のカリキュラムは以下のとおりです。
算数を例に挙げると、SBクラスと合同の場合のカリキュラムは以下のとおりです。
9月第1回 | 文章題(1) |
---|---|
9月第2回 | ① 合不合判定テスト対策 ② 数と規則(1) |
9月第3回 | ① 図形(1) ② 文章題(2) |
9月第4回 | 数と規則(2) |
10月第5回 | ① 図形(2) ② 文章題(3) |
10月第6回 | ① 合不合判定テスト対策 ② 数と規則(3) |
10月第7回 | 図形(3) |
10月第8回 | ① 文章題(4) ② 数と規則(4) |
10月第9回 | ① 図形(4) ② 和と差 |
11月第10回 | 合不合判定テスト対策 |
11月第11回 | ① 数の性質 ② 平面図形(1) |
11月第12回 | ① 速さ ② 規則性 |
11月第13回 | 立体図形(1) |
12月第14回 | ① 割合と比 ② 図形の移動 |
12月第15回 | 平面図形(2) |
12月第16回 | ① 立体図形(3) ② 場合の数 |
12月第17回 | 立体図形(2) |
1月第18回 | 総合演習(1) |
1月第19回 | 総合演習(2) |
1月第20回 | ① 総合演習(3) ② 総合演習(4) |
1月第21回 | 総合演習(5) |
同様に、SAクラスと合同の場合のカリキュラムは以下のとおりです。
9月第1回 | 文章題(1) |
---|---|
9月第2回 | ① 合不合判定テスト対策 ② 数と規則(1) |
9月第3回 | ① 図形(1) ② 文章題(2) |
9月第4回 | 数と規則(2) |
10月第5回 | ① 図形(2) ② 文章題(3) |
10月第6回 | ① 合不合判定テスト対策 ② 数と規則(3) |
10月第7回 | 図形(3) |
10月第8回 | ① 文章題(4) ② 数と規則(4) |
10月第9回 | ① 図形(4) ② 文章題(1) |
11月第10回 | 合不合判定テスト対策 |
11月第11回 | ① 数と規則(1) ② 図形(1) |
11月第12回 | ① 文章題(2) ② 数と規則(2) |
11月第13回 | 図形(2) |
12月第14回 | ① 文章題(3) ② 数と規則(3) |
12月第15回 | 図形(3) |
12月第16回 | ① 文章題(4) ② 数と規則(4) |
12月第17回 | 図形(4) |
1月第18回 | 総合演習(1) |
1月第19回 | 総合演習(2) |
1月第20回 | ① 総合演習(3) ② 総合演習(4) |
1月第21回 | 総合演習(5) |
SAクラス
SAクラスの教科は国語・算数・理科・社会で、理科と社会はSBクラスと合同です。
以下では、SAクラスの理科のカリキュラムを紹介します。
以下では、SAクラスの理科のカリキュラムを紹介します。
9月第1回 | 天体(1) |
---|---|
9月第2回 | 物質の変化(1) |
9月第3回 | 電気・磁石 |
10月第4回 | 運動・力学(1) |
10月第5回 | 生物(1) |
10月第6回 | 大地と気象 |
10月第7回 | 物質の変化(2) |
11月第8回 | 光 |
11月第9回 | 運動・力学(2) |
11月第10回 | 生物(2) |
11月第11回 | 天体(2) |
12月第12回 | 物質の変化(3) |
12月第13回 | 電気・音 |
12月第14回 | 運動・力学(3) |
1月第15回 | 入試直前対策(1) |
1月第16回 | 入試直前対策(2) |
1月第17回 | 入試直前対策(3) |
SBクラス
SBクラスの教科は国語・算数・理科・社会で、理科と社会はSAクラスと合同です。
以下では、SBクラスの社会のカリキュラムを紹介します。
以下では、SBクラスの社会のカリキュラムを紹介します。
9月第1回 | 都道府県のすがた 現代史(昭和時代後期) |
---|---|
9月第2回 | 合不合判定テスト対策 現代史(平成時代) |
9月第3回 | 人物で見る日本の歴史 西日本の地理・歴史 |
10月第4回 | 憲法から見る日本の政治 東日本の地理・歴史 |
10月第5回 | 地図や図を読み解く問題(1) 人口 |
10月第6回 | 合不合判定テスト対策 差別・難民 |
10月第7回 | 統計資料を読み解く問題(1) 持続可能な開発(SDGs) |
11月第8回 | 文章を読み解く問題(1) 江戸時代の人々の生活 |
11月第9回 | 地図や図を読み解く問題(2) 裁判と基本的人権 |
11月第10回 | 合不合判定テスト対策 働き方改革 |
11月第11回 | 統計資料を読み解く問題(2) 自然災害 |
12月第12回 | 文章を読み解く問題(2) ゴミ・リサイクル・都市鉱山 |
12月第13回 | 地図や図を読み解く問題(3) お金のはなし |
12月第14回 | 合不合判定テスト対策 通信革命(巨大情報産業) |
12月第15回 | 統計資料を読み解く問題(3) 経済とイベント |
12月第16回 | 文章を読み解く問題(3) 産業構造の転換 |
12月第17回 | 入試直前対策 疫病と飢饉 |
SSクラス
SSクラスの教科もSB・SA同様に国語・算数・理科・社会ですが、ほかのクラスとは異なるカリキュラムで授業が進められます。
以下では、SSクラスの国語のカリキュラムを紹介します。
以下では、SSクラスの国語のカリキュラムを紹介します。
9月第1回 | オリジナル教材演習(1) |
---|---|
9月第2回 | ① 合不合判定テスト対策 ② 入試演習 |
9月第3回 | ① 説明文・論説文(2) ② オリジナル教材演習(2) |
9月第4回 | 物語・小説(1) |
10月第5回 | ① 物語・小説(2) ② オリジナル教材演習(3) |
10月第6回 | ① 合不合判定テスト対策 ② 入試演習 |
10月第7回 | オリジナル教材演習(4) |
10月第8回 | ① SSクラス統一テスト ② 随筆文(1) |
10月第9回 | ① 随筆文(2) ② オリジナル教材演習(5) |
11月第10回 | 合不合判定テスト対策 |
11月第11回 | ① 詩・短歌・俳句 ② オリジナル教材演習(6) |
11月第12回 | ① SSクラス統一テスト ② 説明文・論説文(3) |
11月第13回 | オリジナル教材演習(7) |
12月第14回 | ① 合不合判定テスト対策 ② 入試演習 |
12月第15回 | 物語・小説(4) |
12月第16回 | ① SSクラス統一テスト ② 物語・小説(5) |
12月第17回 | オリジナル教材演習(8) |
1月第18回 | 入試演習 |
1月第19回 | 入試演習 |
1月第20回 | ① オリジナル教材演習(9) ② オリジナル教材演習(10) |
1月第21回 | オリジナル教材演習(11) |
上位クラスとそのほかのクラスの違い
上位クラスとそのほかのクラスの主な違いは講師やテキスト、およびテキストのなかで授業で利用する範囲です。
上位クラスでは上位クラスのカリキュラムに特化した講師が担当するため、生徒の理解がより深まる授業が可能になります(校舎によっては他クラスと同じ場合もあり)。
テキストは上位クラスのカリキュラムに沿った専門的なものを利用することもあり、同じテキストのなかでも発展・標準などクラスによって利用する範囲が分かれているのが特徴です。
上位クラスの授業は内容も難しく生徒も躓きやすいので、その分講師からのフォローもより手厚くなっています。
かなりスパルタな環境ではありますが、フォローアップの体制が整えられているので、しっかりとついていけば着実なレベルアップが可能です。
上位クラスでは上位クラスのカリキュラムに特化した講師が担当するため、生徒の理解がより深まる授業が可能になります(校舎によっては他クラスと同じ場合もあり)。
テキストは上位クラスのカリキュラムに沿った専門的なものを利用することもあり、同じテキストのなかでも発展・標準などクラスによって利用する範囲が分かれているのが特徴です。
上位クラスの授業は内容も難しく生徒も躓きやすいので、その分講師からのフォローもより手厚くなっています。
かなりスパルタな環境ではありますが、フォローアップの体制が整えられているので、しっかりとついていけば着実なレベルアップが可能です。
上位クラスに入り維持するには
塾に入った直後にどこのクラスに振り分けられるかは、入塾テストの結果で決まります。
その後のクラスについては冒頭で触れたとおり、四谷大塚の組み分けテストの結果で都度振り分けられます。
SBクラスの生徒が組み分けテストで2回連続B基準(※1)を上回る、もしくは1回A基準(※2)を上回ればSSクラスに昇格となり、逆にSSクラスの生徒は、組み分けテストで2回連続B基準を下回るとSBクラスに降格します。
ここで重要なことは、SSクラスから降格してしまう条件はB基準を「2回連続」で下回るということであり、1回下回っただけで即クラス落ちすることはないということです。
そのため、B基準を1度下回ってしまった場合は、次回の組み分けテストで挽回することでSSクラスを維持することが可能です。
組み分けテストは国語・算数・理科・社会の4教科ですが、それぞれの教科の配点は国語150点、算数200点、理科100点、社会100点となっています。配点の比重の高い国語と算数に注力することが、とくに重要といえるでしょう。
(※1)組み分け偏差値57-59程度/組み分け点数350~380程度が目安
(※2)組み分け偏差値63/ 組み分け点数400~420程度が目安
その後のクラスについては冒頭で触れたとおり、四谷大塚の組み分けテストの結果で都度振り分けられます。
SBクラスの生徒が組み分けテストで2回連続B基準(※1)を上回る、もしくは1回A基準(※2)を上回ればSSクラスに昇格となり、逆にSSクラスの生徒は、組み分けテストで2回連続B基準を下回るとSBクラスに降格します。
ここで重要なことは、SSクラスから降格してしまう条件はB基準を「2回連続」で下回るということであり、1回下回っただけで即クラス落ちすることはないということです。
そのため、B基準を1度下回ってしまった場合は、次回の組み分けテストで挽回することでSSクラスを維持することが可能です。
組み分けテストは国語・算数・理科・社会の4教科ですが、それぞれの教科の配点は国語150点、算数200点、理科100点、社会100点となっています。配点の比重の高い国語と算数に注力することが、とくに重要といえるでしょう。
(※1)組み分け偏差値57-59程度/組み分け点数350~380程度が目安
(※2)組み分け偏差値63/ 組み分け点数400~420程度が目安
早稲田アカデミーのクラス分けについてのまとめ
早稲田アカデミーでは、テストの結果によって頻繁にクラス替えがおこなわれます。
難関校合格を目指すためには常に上位クラスをキープすることが大事なので、組み分けテストでよい成績を残し続けることが重要です。
一度悪い点を取っただけでクラスが降格してしまうことはないので、テストで失敗してしまっても次回しっかりと挽回することを心がけましょう。
難関校合格を目指すためには常に上位クラスをキープすることが大事なので、組み分けテストでよい成績を残し続けることが重要です。
一度悪い点を取っただけでクラスが降格してしまうことはないので、テストで失敗してしまっても次回しっかりと挽回することを心がけましょう。