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早稲田アカデミーのクラス分けの仕組みは?上位クラスを維持するポイントも解説!

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早稲田アカデミーは難関校進学を目指している生徒やその保護者から人気の進学塾ですが、テストの結果次第で頻繁にクラス替えがおこなわれるという特徴があります。

上位クラスとそのほかのクラスでは担当する講師や利用するテキストも異なるので、常に上位クラスをキープし続けることが合格の大きなカギを握ります。

上位クラスに上がったら、一度テストで悪い点を取ったからといって即クラスが降格してしまうことはないので、次回のテストに向けてしっかりと挽回する猶予があるのもポイントです。

そこで今回は、早稲田アカデミーのクラス分けの仕組みや上位クラスとそのほかのクラスの違い、上位クラスを維持するためのポイントなどについて解説します。
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授業形式
集団授業 / オンライン授業
対象学年
小学生 / 中学生
目的
中学受験 / 高校受験 / 大学受験 / 授業対策 / テスト対策
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早稲田アカデミーのクラス分けの仕組み

早稲田アカデミーのクラス分けにおける偏差値目安
  • SSクラス:56以上
  • SBクラス:55~46
  • SAクラス:46以下
早稲田アカデミーは四谷大塚に準拠した塾のため、クラス分けはおよそ5週間ごとにおこなわれる四谷大塚の組み分けテストの結果で決まります。

組み分けテストの結果によって、四谷大塚のコースがSコース・Cコース・Bコース・Aコースのいずれかに決まり、 その結果に応じて早稲田アカデミーのクラスがSS・SB・SAのいずれかに決まるという形です(生徒数が多い・少ない場合は例外あり)。

なお、4年時にはSSクラスはなくSBとSAのの2クラス編成で、5年生の段階で上述した3クラス体制になります。

偏差値の目安は、SSクラスが56以上、SBクラスが55~46、SAクラスが46以下となるような形ですが、各クラスの偏差値の目安はそれぞれの校舎の裁量次第です。

校舎によっては、SSクラスが複数に分かれ(例:SS1、SS2)、またSBとSSの間にSCクラス、SPクラスなどが設けられる場合もあります。

早稲田アカデミーのクラスの種類

塾によっては教科ごとにレベルに応じたクラスに振り分けられることもありますが、早稲田アカデミーでは「国語・算数」と「理科・社会」のクラスは同じになります。

今回は小学6年生Sコースの場合を例に挙げて、クラスの種類・教科・カリキュラムを以下で説明します。

なお、前期の2月~7月まではクラスに関係なくすべて同じカリキュラムで進行するので 、カリキュラムについては後期の9月~1月までのものを中心に取り上げます。

レギュラークラス

レギュラークラスの教科は国語・算数のみで、カリキュラムはSAクラスと合同の場合とSBクラスと合同の場合があります。

算数を例に挙げると、SBクラスと合同の場合のカリキュラムは以下のとおりです。
9月第1回
文章題(1)
9月第2回
① 合不合判定テスト対策
② 数と規則(1)
9月第3回
① 図形(1)
② 文章題(2)  
9月第4回
数と規則(2)
10月第5回
① 図形(2)
② 文章題(3)
10月第6回
① 合不合判定テスト対策
② 数と規則(3)
10月第7回
図形(3)
10月第8回
① 文章題(4)
② 数と規則(4)
10月第9回
① 図形(4)
② 和と差
11月第10回
合不合判定テスト対策
11月第11回
① 数の性質
② 平面図形(1)
11月第12回
① 速さ
② 規則性
11月第13回
立体図形(1)
12月第14回
① 割合と比
② 図形の移動
12月第15回
平面図形(2)
12月第16回
① 立体図形(3)
② 場合の数
12月第17回
立体図形(2)
1月第18回
総合演習(1)
1月第19回
総合演習(2)
1月第20回
① 総合演習(3)
② 総合演習(4)
1月第21回
総合演習(5)

同様に、SAクラスと合同の場合のカリキュラムは以下のとおりです。
9月第1回
文章題(1) 
9月第2回
① 合不合判定テスト対策
② 数と規則(1) 
9月第3回
① 図形(1)
② 文章題(2) 
9月第4回
数と規則(2) 
10月第5回
① 図形(2)
② 文章題(3) 
10月第6回
① 合不合判定テスト対策
② 数と規則(3) 
10月第7回
図形(3) 
10月第8回
① 文章題(4)
② 数と規則(4) 
10月第9回
① 図形(4)
② 文章題(1) 
11月第10回 
合不合判定テスト対策
11月第11回 
① 数と規則(1)
② 図形(1) 
11月第12回 
① 文章題(2)
② 数と規則(2) 
11月第13回 
図形(2) 
12月第14回
① 文章題(3)
② 数と規則(3) 
12月第15回
図形(3) 
12月第16回 
① 文章題(4)
② 数と規則(4) 
12月第17回 
図形(4) 
1月第18回 
総合演習(1) 
1月第19回 
総合演習(2) 
1月第20回 
① 総合演習(3)
② 総合演習(4)
1月第21回 
総合演習(5) 

SAクラス

SAクラスの教科は国語・算数・理科・社会で、理科と社会はSBクラスと合同です。

以下では、SAクラスの理科のカリキュラムを紹介します。
9月第1回
天体(1) 
9月第2回 
物質の変化(1) 
9月第3回 
電気・磁石  
10月第4回 
運動・力学(1) 
10月第5回 
生物(1) 
10月第6回 
大地と気象  
10月第7回 
物質の変化(2) 
11月第8回 
11月第9回 
運動・力学(2) 
11月第10回 
生物(2) 
11月第11回 
天体(2) 
12月第12回 
物質の変化(3) 
12月第13回 
電気・音  
12月第14回 
運動・力学(3) 
1月第15回 
入試直前対策(1) 
1月第16回 
入試直前対策(2) 
1月第17回 
入試直前対策(3) 

SBクラス

SBクラスの教科は国語・算数・理科・社会で、理科と社会はSAクラスと合同です。

以下では、SBクラスの社会のカリキュラムを紹介します。
9月第1回
都道府県のすがた
現代史(昭和時代後期) 
9月第2回 
合不合判定テスト対策
現代史(平成時代) 
9月第3回 
人物で見る日本の歴史
西日本の地理・歴史  
10月第4回
憲法から見る日本の政治
東日本の地理・歴史  
10月第5回 
地図や図を読み解く問題(1)
人口  
10月第6回 
合不合判定テスト対策
差別・難民  
10月第7回 
統計資料を読み解く問題(1)
持続可能な開発(SDGs) 
11月第8回 
文章を読み解く問題(1)
江戸時代の人々の生活 
11月第9回  
地図や図を読み解く問題(2)
裁判と基本的人権 
11月第10回 
合不合判定テスト対策
働き方改革  
11月第11回 
統計資料を読み解く問題(2)
自然災害  
12月第12回 
文章を読み解く問題(2)
ゴミ・リサイクル・都市鉱山  
12月第13回 
地図や図を読み解く問題(3)
お金のはなし  
12月第14回 
合不合判定テスト対策
通信革命(巨大情報産業) 
12月第15回 
統計資料を読み解く問題(3)
経済とイベント  
12月第16回 
文章を読み解く問題(3)
産業構造の転換  
12月第17回 
入試直前対策
疫病と飢饉  

SSクラス

SSクラスの教科もSB・SA同様に国語・算数・理科・社会ですが、ほかのクラスとは異なるカリキュラムで授業が進められます。

以下では、SSクラスの国語のカリキュラムを紹介します。
9月第1回 
オリジナル教材演習(1) 
9月第2回 
① 合不合判定テスト対策
② 入試演習  
9月第3回
① 説明文・論説文(2)
② オリジナル教材演習(2) 
9月第4回
物語・小説(1) 
10月第5回
① 物語・小説(2)
② オリジナル教材演習(3) 
10月第6回
① 合不合判定テスト対策
② 入試演習  
10月第7回
オリジナル教材演習(4) 
10月第8回
① SSクラス統一テスト
② 随筆文(1) 
10月第9回
① 随筆文(2)
② オリジナル教材演習(5) 
11月第10回
合不合判定テスト対策  
11月第11回
① 詩・短歌・俳句
② オリジナル教材演習(6) 
11月第12回
① SSクラス統一テスト
② 説明文・論説文(3) 
11月第13回
オリジナル教材演習(7) 
12月第14回
① 合不合判定テスト対策
② 入試演習  
12月第15回
物語・小説(4) 
12月第16回
① SSクラス統一テスト
② 物語・小説(5) 
12月第17回
オリジナル教材演習(8) 
1月第18回
入試演習  
1月第19回
入試演習  
1月第20回
① オリジナル教材演習(9)
② オリジナル教材演習(10) 
1月第21回
オリジナル教材演習(11) 

早稲田アカデミーにおける上位クラスとそのほかのクラスの違い

上位クラスとそのほかのクラスの主な違いは、講師やテキスト、およびテキストのなかで授業で利用する範囲です。

上位クラスは、上位クラスのカリキュラムに特化した講師が担当するため、生徒の理解がより深まる授業が可能になります(校舎によっては他クラスと同じ場合もあり)。

テキストは上位クラスのカリキュラムに沿った専門的なものを利用することもあり、同じテキストのなかでも発展・標準などクラスによって利用する範囲が分かれているのが特徴です。

上位クラスの授業は内容も難しく、生徒もつまずきやすいので、その分講師からのフォローもより手厚くなっています。

かなりスパルタな環境ではありますが、フォローアップの体制が整えられているので、しっかりとついていけば着実なレベルアップが可能です。

早稲田アカデミーで上位クラスに入り維持するには

昇格条件内容
A基準
 組分けテストで400~420点程度(偏差値63前後)を1回達成するとSSクラスへ昇格
B基準
組分けテストで350~380点程度(偏差値57~59)を2回連続で達成するとSSクラスへ昇格
選抜テスト
年数回実施されるSS選抜テストに合格するとSSクラスへ昇格

塾に入った直後にどこのクラスに振り分けられるかは、入塾テストの結果で決まります。その後のクラスについては冒頭で触れたとおり、四谷大塚の組み分けテストの結果で都度振り分けられます。

SBクラスの生徒が組み分けテストで2回連続B基準(※1)を上回る、もしくは1回A基準(※2)を上回ればSSクラスに昇格となり、逆にSSクラスの生徒は、組み分けテストで2回連続B基準を下回るとSBクラスに降格します。

ここで重要なことは、SSクラスから降格してしまう条件はB基準を「2回連続」で下回るということであり、1回下回っただけで即クラス落ちすることはないということです。

そのため、B基準を1度下回ってしまった場合は、次回の組み分けテストで挽回することでSSクラスを維持することが可能です。

組み分けテストは国語・算数・理科・社会の4教科ですが、それぞれの教科の配点は国語150点、算数200点、理科100点、社会100点となっています。配点の比重の高い国語と算数に注力することが、とくに重要といえるでしょう。

なお、早稲田アカデミーでは、最上位クラスであるSSクラスへの昇格を目指す生徒を対象とした特別な試験「選抜テスト」を実施しています。

このテストは、通常の組分けテストとは異なり、より高い難易度で実施され、特定の学力レベルに達した生徒に受験資格が与えられます。​テストに合格すると、SSクラスへの昇格、​SSクラス在籍者限定の特別講座や合宿への参加資格が得られる場合があります。
早稲田アカデミーの選抜テスト概要
  • 目的:​SSクラスへの昇格を希望する生徒の選抜​
  • 対象者:​組み分けテストで一定以上の成績を収めた生徒(例:偏差値60以上)
  • 実施時期:​年に数回、特定の時期に実施
  • 試験内容:​通常のカリキュラムより高度な問題が出題され、思考力や応用力が問われる
  • 合格基準:​明確な得点ラインは非公開。上位数%の成績を収めることが求められる

(※1)組み分け偏差値57-59程度/組み分け点数350~380程度が目安
(※2)組み分け偏差値63/ 組み分け点数400~420程度が目安  

早稲田アカデミーのクラス分けまとめ

早稲田アカデミーでは、テストの結果によって頻繁にクラス替えがおこなわれます。

難関校合格を目指すためには常に上位クラスをキープすることが大事なので、組み分けテストでよい成績を残し続けることが重要です。

一度悪い点を取っただけでクラスが降格してしまうことはないので、テストで失敗してしまっても次回しっかりと挽回することを心がけましょう。
口コミ評価:-
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2021年難関中学受験合格者数、首都圏No.1!多彩な講座とコース分けで学習を支援
授業形式
集団授業 / オンライン授業
対象学年
小学生 / 中学生
目的
中学受験 / 高校受験 / 大学受験 / 授業対策 / テスト対策
  • 塾の特徴
  • ここがおすすめ
  • 代表的なコース
  • キャンペーン(0)
  • 合格実績
  • 塾のメッセージ
中山 朋子
この記事を執筆した執筆者
中山 朋子

Ameba塾探し 執筆者

小さい頃からピアノ、書道、そろばん、テニス、英会話、塾と習い事の日々を送る。地方の高校から都内の大学に進学し、卒業後は出版社に勤務。ワーキングホリデーを利用して渡仏後、ILPGAに進学し、編集ライターの仕事をしながらPhonétiqueについて学ぶ。帰国後は広告代理店勤務を経て、再びメディア業界に。高校受験を控える子を持つ親として、「Ameba塾探し」では保護者目線の有益な情報をお届けする記事づくりを目指しています。