和歌山県の北部に位置する和歌山市は、人気の観光スポットから、和歌山大学を中心に商業施設が建つエリア、自然を感じる田園風景、昔ながらの街並み、海岸や漁港など、さまざまな魅力を持つ都市です。
そんな和歌山市の加納と福町に地元密着型の学習塾を2校舎展開するのが「個別指導 e school(イースクール)」。
今回は、塾長の多計 佐都司さんに、同塾がおこなう究極の個別指導スタイルについてお話を伺いました。
和歌山市で学習塾をお探しの方、わかりやすく丁寧に指導してほしいと考えている方は、ぜひご一読ください。
和歌山市の地元密着型 学習塾「個別指導 e school」
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「個別指導 e school」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
多計 佐都司さん(以下、多計):和歌山県和歌山市に校舎を構える「個別指導 e school」は、地元密着型の塾です。
現在、加納(紀の川中学校エリア)にある「紀の川ゼミ本部校」と、福町(伏虎義務教育学校エリア)にある「伏虎ゼミ校」の2校舎を展開しています。
メインは小・中学生となり、高校生は中学生の部で卒塾せずに残りたい生徒のみ受け入れていますね。
当塾では、学習効率を上げるため、教室内に机ごとのパーテーションをあえて置かず、オープンスペース型の個別指導にしています。
また、各教室とも生徒が約20名座れる広さですが、約半数の生徒に制限し、塾長(教室長)と講師3名の4名体制で運営しています。
講師は生徒ごとの担当制ではなく、全生徒を次々に巡回し、生徒の学習指導をサポートできるようにしているんです。
塾長も教室全体を見渡せる環境にあり、生徒の学習パフォーマンスが上がるよう指導に直接参加します。
そのため、生徒は近くに友だちがいても自分の勉強で手一杯でおしゃべりする間もありません。むしろやる気や意欲が刺激され、競争心が芽生えやすい環境だといえるでしょう。
さらに、当塾は、夏休みなどの長期休みだからといって、通常授業の代わりに特別授業をおこなうといったことはしていません。
なぜなら、日々の通常授業自体が、それぞれの生徒にあわせた特別指導になっているからです。
だから、一般的な塾によくある特別講習にかかる費用は一切発生しないんですよ。ただし、長期休み前にある保護者面談で話し合いのうえ、必要に応じて追加科目指導を希望された場合は、その期間だけ受講料はいただくことはあります。
とはいえ、当塾は、ほかの個別指導塾と比べて、とてもリーズナブルだと思います。
完全個別指導で生徒一人ひとりの学習状況を把握できているので、定額で受講科目以外の教科も見ながら効率よく指導することができるんです。
たとえば、週1回算数を受講している小学生の場合、塾での学習進捗状況を見ながら、学校の学習内容にあわせて理科・社会を学習したり、週2回なら一日は算数で、もう一日は国語とオンライン英会話を受けたりします。
週2回英語・数学を受講している中学生だったら、年間教材として、理科・社会のテキストも配布して随時指導することもありますし、生徒の学力によっては週3回の通塾で理科・社会の受講を提案することもありますね。
定期テスト前には、英語・数学の2科目受講であっても、テスト範囲の学習進捗を見ながら、ほかの教科も指導するんですよ。
ほかではマネできない!塾長自ら携わるきめ細やかな指導
ー他社にはない「個別指導 e school」の強みについて具体的に教えてください。
多計:当塾は、せっかく来塾してくださった方々の期待にきちんと応えらえるように、授業を聞き流せない仕組みをつくり、一人ひとりが授業をしっかり受け止められる指導を実践して、ほかではマネのできない個別指導をおこなっています。
塾長が生徒全員の指導に直接携わり、勉強がわからない、できない要素を徹底排除すべく、生徒に対して細やかにアプローチしている点が当塾の強みです。
たとえば、塾長の午前中のルーティーンとして、その日授業に来る生徒一人ひとりの指導内容や留意点を個別に書き出し、講師と共有します。
これは、生徒が授業中に手が止まってしまわないように、常に頭を稼働状態にしておく意図があるんです。
また、生徒に解説後、講師は「わかった?」ではなく、「なぜこうなったの?」と逆に問いかける、生徒主導の指導スタイルをとっています。
これにより生徒は、指導を聞き流せないので気が抜けなく、アウトプットを意識する、つまり自分の言葉で書くことを自然と目指すんですよ。
宿題はいつもその日の復習内容になり、量もレベルも生徒ごとに違い、もっといえばその日の生徒の学習状況によっても変化を持たせています。そこまでする理由は、「宿題をする時間がなかった、わからなかった」という言い訳をなくすためです。
さらに、塾が終了後、生徒から回収した前回の宿題を講師全員でマルつけし、生徒のリアルな学習状況を把握することで、生徒一人ひとりの理解度を直に知り、次回の指導に活かせるように、塾長と講師で共有していますね。
中間、期末といった定期テスト前の対策講習では、生徒一人ひとりにあわせた課題(苦手プリント)をこなしてもらいます。対策講習であっても、自習スペースの提供ではなく、個別指導の講師がしっかりつくことが特徴です。
保護者の方からの意見・要望をできる限りお聞きし、応えられるようにするため、保護者の方とも、春夏冬(年3回)の個別懇談会を実施するほか、随時メール配信をおこなうことで、タイムリーな連携を重視しています。
当塾には、子どもには勉強だけでなく、部活動や習い事も頑張ってもらいたいと考えている保護者の方もたくさんいるので、通塾スケジュールもなるべく希望に添えるようにしていて、欠席の振替もいつでもできるようにしてあるんです。
得点力アップのための「イースクール Smart学習システム」
ーコースの特長についてお聞かせください。
多計:当塾では、効率よく、より効果的な学習ができるよう「イースクール Smart学習システム」を採用し、最短距離で学力アップに導いています。
システムの特長は4つあり、まず1つ目は、“ひとりの生徒にふたりの先生”をコンセプトにした「ダブルティーチング」です。
タブレットで授業をおこなう「映像講義の先生」と、生徒の理解度を上げてモチベーション向上・維持の働きかけをおこなう「フォロー・コーチングの先生」との相乗効果で、“やるだけで終わらせない”、実のある学習を促進します。
2つ目は、「学び放題」。パソコンはもちろん、タブレット端末やスマートフォンでも手軽に利用可能なので、時間や場所を選ばず、家で繰り返し何度でも好きなだけ勉強することができます。
自学自習用として、さまざまな事情で学校にあまり通えていないお子さんにも活用していただいていますね。
3つ目は、映像学習とテキスト筆記学習の相乗効果が得られる「ハイブリッド学習法」です。
映像によるインプット過程で知識を蓄え、次に問題を解き進める力を養い、テキスト筆記によるアウトプット過程でその知識を引き出しながら、効果的に演習量をこなすことで、メリハリのついた学習を実現し、学力の定着を無理なく促します。
4つ目は、細かな段階をいくつも設定し、ひとつずつ乗り越えて成功体験を積み重ねることで、目標達成へ近づける「スモール・ステップ」です。
一つひとつ小さな成功体験を味わい、自信を感じながら学び進めていくことが、結果的に大きな学習効果を生むと考えています。
また、当塾では、オンライン英会話にも注力しています。Skypeを活用してリアルタイムでつなぐ本格的な英会話レッスンのため、今後ますます求められる「聞く・話す」を重視した英語コミュニケーションスキルを養うことが可能です。
このオンライン英会話では、中学英語の習得を目的としたオリジナルテキストを使用しています。いきなり外国人講師とレッスンするのではなく、先に塾講師(日本人)による予習レッスンがあるから安心なんですよ。
そのあとで外国とライブで結び、テキストで予習しておいたことを、外国人講師とマンツーマンでレッスンします。実際に英語で会話することで、話したいという欲求が起こり、学校で英語を習うモチベーションを120%維持できます。
生徒に寄り添い目標達成に導く!地元に愛される塾を目指して
ー今後の展望や体験授業についてご紹介ください。
多計:当塾の運営は、塾長のマンパワーに頼るところが非常に大きいです。塾長は、講師でありながら、教室の一切を取り仕切る経営者でないと務まりません。
しかし、教室の運営方式からして、なかなか多人数の生徒を受け入れることが難しい(キャパの限界が低い)のも現実です。そのため、拡大路線ではなく、いわば「地元のみなさまに愛してもらえるような地域密着型の塾」が今後の理想ですね。
教育の職人技・名人芸を売りにしているので、ChatGPTなどの進化したAI社会のなかでも、自ずと差別化が図れると考えています。
また、当塾に興味を持っていただいた方には、見学ではなく、体験学習をおすすめしています。体験学習では、お子さんの学習状況を先に聞いたうえで、ほかの生徒と混じって通常の授業を受けてもらっているんです。
約2週間で計2~4回来てもらい、適切なアドバイスと指導をし、当塾をお子さん自身に気に入っていただけたら、その後、保護者の方とお会いして、体験学習を終えた所見と入塾のご説明をさせてもらうようにしています。
体験学習は随時無料でおこなっているので、お気軽にお問い合わせください。
ー最後に、読者の方へ一言メッセージをお願いします。
多計:当塾は、下は偏差値40から上は偏差値60まで、テストの点数でいえば、2、30点から8、90点くらいの幅広いお子さんに入塾いただいていますが、一人ひとりしっかり目標を立てて、成績アップに取り組んでいます。
しかし、誰でも入塾を受け入れているわけではありません。
たとえば、いつもテストで90点以上をとっている子には、授業を理解しながら主体的に学ぶ力が備わっているので、偏差値の高い生徒が集まる一斉授業形式の塾をおすすめしています。
逆に、常に10点以下になってしまう場合は、勉強のやる気がないケースがほとんどなので、残念ながら入塾をお断りしています。どちらのパターンも、お互いにとってよい影響を与え合うことはないと考えているからです。
入塾前におこなう無料体験学習の期間が長いのには、お子さんに当塾のよさを知ってもらうのと同時に、塾長においても入塾してもらうか検討する期間になっています。
すべてはすでに塾に来てもらっている生徒たちに、絶えず最高のパフォーマンスを発揮してもらうためなんです。
また、近年、不登校児童生徒数が増加傾向にあります。当塾にも、さまざまな理由で学校に行けていない生徒が通塾していますが、そういった生徒は勉強が嫌いなわけではなく、ほかの生徒と同様に頑張っています。
「学校には行かなかったけれど塾には来た」という生徒もいて、彼らが家で「塾は楽しい!」と言っていると保護者の方から聞くと、「テストの点数が上がった!」と言ってもらえるのと同じくらい当塾の存在意義を感じますね。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:個別指導 e school