受験生のなかには、「東大を目指したいけどどうしたらいいのかわからない」「東大生に勉強を教えてほしい」という方もいるのではないでしょうか。
沖縄特化のオンライン塾「メアライズアカデミー」では、東大生の講師が東大へ入学するための勉強法を指導。 計画から復習まで勉強の全プロセスをサポートしてくれます。
今回は、代表の仲間 令さんに、東大に入るための勉強法や復習の重要性、都心と地方の教育の違いなどのお話を伺いました。
東大を目指す方や、沖縄在住の方は、ぜひご一読ください。
都心と地方の教育格差をなくしていきたい
ー本日はよろしくお願いします。はじめに「メアライズアカデミー」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
仲間 令さん(以下、仲間):メアライズアカデミーは、沖縄在住の小学生から高校生を対象としたオンライン塾です。
コースは、コーチングコースとスタンダードコースがあります。違いは、1教科に集中して取り組むか、複数教科を同時に取り組むかという点です。
コーチングコースは、2教科以上となるため、教科数が多い分、学習の指導や解説をする授業というより、今までの学習の進め方でよかったところと悪かったところを整理して、改善点を指導するコースになります。
そのため、自分で教材を使って理解していける方、自分で勉強を進めていくためのサポートや方向性のコーチングをしてほしいという方向けになります。
そして、スタンダードコースは、1教科に集中して授業をおこない、授業内で実際に学習指導もおこなうコースで、まずは1教科を集中して鍛え上げたいという方向けです。
特に勉強が苦手な方であれば、まずは1教科集中して取り組んだほうがいいですし、ハイレベルな受験生にとっても、東大生が1対1で受験に必要なことを教えてくれるのでおすすめです。
私は、メアライズアカデミーを通して、東京や大阪などの都心と、私の出身地である沖縄のような地方との教育レベルの格差、そして受けられる教育の違いをなくしていきたいと思っています。
私自身が沖縄で育ってきたからこそわかるのですが、沖縄だとまず東大を目指すという発想がある学生がそもそも少ないんですね。
沖縄では、大学以外の進路を選ぶ学生も多く、大学進学するとしても県内唯一の国立大の琉球大学を目指す学生が多いです。
実際、沖縄には東大に届くレベルの教育や集団があるかというと、あまりありません。
ただ、そのなかで私自身が受験を通して、自分の力で計画を立て、復習まで徹底して勉強を進めていくやり方で合格できたからこそ、このやり方なら私と同じように地方に住んでいる高校生でも同じように実践できます。
生まれた場所や学習の環境に関わらず、自分の目標を突き詰めて追求していくことを応援していきたいです。
エビングハウスの忘却曲線に従った学習サポート
ー他塾にはない「メアライズアカデミー」の強みについて具体的に教えてください。
仲間:メアライズアカデミーを一言で表すなら、勉強の全プロセスをカバーする塾です。計画から復習まで勉強すべてのプロセスをサポートしている点が強みですね。
塾というと、授業で学習内容を教え、問題の解説をするというのが一般的ではないでしょうか。
しかし、メアライズアカデミーは、勉強の計画を立てるところから始まり、計画に沿って勉強をして、その勉強した内容をしっかりと記憶に残すための復習までを徹底的にこだわります。
まずは勉強の計画を立てて、次に計画通りに実行する勉強法があり、それを適切なペースで進めていくための進捗の管理があって、そのうえで授業を進めて問題を解いて、学んだ内容を忘れないために復習をする。
この5つの過程すべてをしっかりこなしていくことが、とても重要です。
計画を立てる際には、現在の学力と志望校に受かるために必要な学力の差がどれくらいあるのか、その差を埋めるためにどのような勉強をしていけばいいのかを個別に計画し、合格までの最短ルートをサポートするよう計画をつくっています。
復習に関しては、エビングハウスの忘却曲線に従った学習サポートをしています。
学習したあとに休止期間を設けて、その後一度復習して、少し休止期間を延ばして再度復習して、次はさらに休止期間を長くして復習してということを繰り返すことで、休止期間がどんなに長くなっても記憶を保持できる状態にするのが理想です。
それを実現するために、毎回の授業前に小テストを実施しています。
その小テストの成績を全部記録し、小テストの成績に応じて次いつ復習するのが最適なのかを独自の手法で計算して復習をサポートできるように、そして定着率を可視化できるよう制度を整えています。
ここがこだわっている部分で、復習しなければ実際テストで点数を取れないし、テストで点数を取らなければ学習した内容は無意味になってしまうので、復習はとても大事なんです。
エビングハウスの忘却曲線は、メアライズアカデミーのロゴにも反映しているんですよ。
ー講師を採用する際のポイントや、指導するうえで心がけている点を教えてください。
仲間:メアライズアカデミーは「地方へ教育を届ける」という理念があり、現在在籍している講師は全員地方出身です。
私と同じように地方出身で、進学校出身ではないけれども、大手の予備校などには通わず、東京大学を合格した講師が多いですね。
採用というよりも、私としては一緒に頑張ってくれる仲間を集める感覚で、メアライズアカデミーが目指すことや理念について話をすることで、その理念に共感をしてくれた東大の現役生が集まるようにしています。
生徒への指導で心がけている点としては、生徒のレベルや状況にあわせて、生徒に寄り添った指導をすることです。
東大生だと学力が高い分、少し怖いのではないかと思われることが多いんですね。
勉強が上手くいかなかったときや、間違えてしまったときに、「何でこんな問題もできないんだよ」といわれるのではないかと心配する方もいるのですが、そういったことは決してありません。
生徒に優しく寄り添って、一緒に頑張っていけるような指導をすることを心がけています。
3週間のトライアル授業で勉強する力を身につける
ー今後の展開や体験授業についてご紹介ください。
仲間:これから、より沖縄への教育への支援を拡大していきたいと思っています。
学習塾として指導するだけでなく、沖縄の各高校で講演会をおこなったり、沖縄の高校生を対象に勉強法や、合格体験談のような冊子を制作したり。
沖縄の子どもたちのためにできることは、全力でやっていきたいです。
また、メアライズアカデミーでは、学習相談会とトライアル授業を実施中です。
学習相談会では、学習の計画を一緒に立てたり、勉強で悩んでいる部分があれば悩みを解消できるように一緒に考えたり、進路について相談に乗ったりしていますね。
トライアル授業は、3週間で計3回の授業です。
流れとしては、まず初回の授業で計画を立て勉強の方針を決めます。
2週目の授業で、計画を実践、勉強してみてどうだったか、改善点やさらに頑張るためにはどうすればいいかを話します。
そして、3週目の授業でその結果を確認する。そのために、3週間(計3回)のトライアル授業にしているんです。
どこを頑張るべきなのか、今足りないものは何かというところから一緒に考えて、3週間どのような勉強をしていけばいいのかを一緒に考え、これからも実践していけるように授業をおこなっています。
トライアル授業を受けることで、入塾した際にどのような授業や指導が受けられるのかがわかりますし、先生との相性も判断できます。
また、入塾しなかった場合でも、3週間で自分で勉強する力を身につけてほしいので、トライアル授業とはいうものの、これから先ひとりでも学習を頑張っていけるような3週間にしたいと思っています。
ー最後に、読者の方へ向けてのメッセージをお願いいたします。
仲間:子どもには、無限の可能性があると思っています。
もし、目標に向かって自分には力が足りないんじゃないか、こんな高いレベルの目標を掲げてもいいのかなと悩んでいる人がいるなら、ぜひ自分の目標をとことん追求してほしいです。
自信がなくなってしまう、自分に制限をかけてしまうというのは、決して自分自身の能力が足りないからではありません。
環境や住んでいる場所で、無意識に自分の可能性を制限してしまっている人も多くいるのではないかと思っています。
でも、そういったものをすべて取り払って勉強していくことは、誰にでもできるんです。
ですので、目標に向かって頑張りたい、人に話したら笑われるような目標でも自分は本気で頑張りたいと思っている人がいれば、私は心から応援します。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:メアライズアカデミー