近年、学習指導要領の一新や大学入試システムの多様化など、子どもを取り巻く学習環境は大きく変化しています。
お子さんのいるご家庭のなかには、うちの子は勉強についていけているのだろうか…と心配な方もいるのではないでしょうか。
札幌に教室を構える「NEXT」では、学習内容の大幅な難化に対応し、より結果につながる教育支援をおこなっています。
生徒一人ひとりにあった学習計画を立て、できないことができるようになるまで手厚いサポートが魅力の塾。
そこで今回は、「NEXT」代表の竹林 裕太さんに取り組み内容について詳しくお話を伺いました。
札幌で塾をお探しの方、勉強方法や進学のことで悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
生徒に伴走しながら定着するまで手厚くサポート!
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「NEXT」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
竹林 裕太さん(以下、竹林):「NEXT」は、小学生から高校生を対象に、小学生には自立型の個別指導を、中学生・高校生には1対4の個別指導をおこなっている学習塾です。
多くの塾はカリキュラム通りに進めていくかと思いますが、当塾は“戦略個別”と銘打って、戦略をしっかり立てて、生徒一人ひとりの目標に対して一番近道になるようなやり方で指導しています。
効率的かつ原則的な手順を踏んで勉強できるように、システム上もその手順で辿れるように設計しているのが特徴です。
生徒のなかには、たとえば勉強した時間が多ければ多いほどいいと思っている人もいます。
英単語を覚えていないけれど、10回書いて終わりとか、社会や理科のまとめノートを作って終わりとか、そういう生徒も多いです。
当塾は、正しい勉強のやり方を一緒に考えていき、定着するまで手伝う、伴走型の支援をおこなうことをコンセプトとしています。
具体的には、「フォーサイト」という学習管理手帳を使って、いつ復習するのか、いつ宿題をするのかというところまで一緒に決めていくんです。
生徒と一緒に立てた計画は、できたかどうか確認し、できなかったら、次はどうしようか?というところまで塾で見ていきます。
ー他塾にはない「NEXT」ならではの強みや特徴を具体的に教えてください。
竹林:先ほど申し上げた生徒伴走型の手厚いサポートも強みのひとつですし、小学生については45段階にレベルを分けて、無学年制で指導をおこなっています。
入塾テストの結果をもとに、その生徒のレベルに応じたところからスタートすることで、できていないところをできるようにします。
中学生は“戦略個別”である点が一番大きな特徴ですね。
たとえば、私たちが病気になって熱が出たとき、どの医療機関に行っても最初にコロナの検査をされて、次にインフルエンザの検査を、それでもあてはまらなかったら次は別の検査、となりますよね。
そして、症状に応じた薬が処方されます。症状に応じた治療法や対処法が決まっているという訳です。
話を塾に戻すと、その生徒さんの学習ひとつとっても、問題点や課題は人それぞれですし、生活習慣など、様々な原因があるはずです。
でも、多くの塾が、とりあえずカリキュラムや教材の通りに順番に教えていくケースが多いような気がしていて、医療ほど対処の内容が明確ではないことが多いですし、そのアプローチも先生ごとに変わってしまうことがほとんどです。
当塾では、生徒一人ひとりにあわせて、勉強の処方箋にあたるカルテを使い、目標や戦略を具体的にしていきます。
たとえば、勉強の自立度は今このあたりにいるとか、習得のプロセスのどの段階にあるとか、生活習慣上では今このあたりにいるとか、生徒の全般ですね。
こちらで細かくグリップしていきながら、何に問題があるのか明確にして、一緒に改善していき、生徒に伴走しながら定着するまでサポートしています。そこが一番の強みです。
高校生は「スタディサプリ」と学校の教材を使い、講師がサポートしながら学習を進めます。
また、学校の教材や市販教材でわからないところは、24時間質問を受け付けるサービスを展開中です。
当塾は、リーズナブルな料金設定も強みのひとつですが、これには理由があり、教育格差、子育ての負担、学びの負担をできるだけ小さくしたいという創業時からの理念に基づいているんです。
私たちは北海道が拠点の会社ですが、国立の北海道大学は半数以上が道外の出身者で、およそ3割しか道内の出身者はいません。
道民が北海道にある大学にあまり進学できていない、今はそういう状態にあります。
少しでもお安い値段で大学受験のお手伝いすることで、保護者の方あるいは子どもたちが手の届かなかったような進路に、少しでも手が届く環境にしてあげたいと思っています。
“できない”を“できる”にするプロセスを組み込んだカリキュラム
ー講師の方の採用基準はありますか?
竹林:指導するに足りる学力を持っていることを前提に、プラスアルファとして、尊敬できるポイントがあるかどうかを見ています。
誰にも素晴らしい面があると思いますが、そのなかでキラっと光るものを持っている方に働いていただきたいと思っています。
当塾の講師は誰が見てもここのポイントがすごいね、尊敬できるね、というところをお持ちの方に働いてただいているんですね。
ひとって周りの人間から影響されやすく、家庭や学校など1つのコミュニティのなかで同質化していくと思うんです。
そんななかで刺激になるというか、この人すごいな、憧れるな、と生徒が思うような人が講師としていてくれているかなと思います。
ー講師の方が生徒を指導するうえで心がけていることがあれば教えてください。
竹林:指導するときにチェックシートを導入し、授業の品質が一定のレベル以上になるよう心がけています。
教え方や授業の進め方が上手い講師を徹底的に分析してチェックシートに落とし込んでいますので、どの講師が授業をおこなっても再現できるようにしているんです。
さらに講師同士で指導のノウハウを共有し、日々アップデートしながら品質の向上を目指しています。
当塾は、授業の冒頭に「good&new」という時間を設けて、前回の授業から今回の授業のあいだで、よかったところと新しいことを生徒にヒアリングしてから始まるんです。
ここでヒアリングした情報をカルテに残し、講師間で引き継いで生徒とコミュニケーションを取るよう心がけています。
このように、いい講師の関わり方を講師全員で再現しようとしているのが私たちのNEXTです。
ーカリキュラムにこだわりのポイントはありますか?
竹林:当然のことですが、勉強は間違えた問題が解けるようになると、点数が上がっていくようになっています。
ただ、子どもは間違いを見つけるプロセスが嫌いです。たとえば、単語帳を作ることはしますが、単語のテストを受けるのは嫌うんですね。なぜなら点数が出てしまうから。
総じて子どもはテストが嫌いです。ただ、勉強で必要なのは、できている問題とできてない問題を明確にして、できてない問題をできるまで繰り返すことなんです。
まずはそこのところができるように、単語テストを必須にしたり、まとめ型の勉強からテスト型の勉強にしていくことを大事にしています。
小学生も間違えた問題は再提出して直るまでやらせますし、中学生も間違えた問題はテスト前にもう一度全部やり直させます。
テスト前に間違えた問題に何度もふれる、できないをできるにするプロセスをカリキュラムに入れ込んでいる、それがポイントですね。
ー料金についても教えてください。
竹林:主なプランの料金は、小学部スタンダードプランが5,478円(税込)/月、中学部の戦略個別プランが6,622円(税込)/月、高校部の戦略個別プランが7,678円(税込)/月です。
別途入会金や教材費、諸経費がかかりますが、一般的な塾と比較してもかなりリーズナブルな料金設定にしています。
各プランの料金の詳細については、公式ホームページをご覧ください。
保護者の視点と教育者の視点からつくった理想の塾
ー今後の展望についてお聞かせください。
竹林:4月からプランが一新し、中学受験対策をはじめ、中高一貫校生へのフォローや、部活動に忙しい生徒にピッタリの使い方ができるようになります。
今後も、より生徒一人ひとりのニーズにあわせた使い方ができる塾として充実させていけたらと思っています。
無料の体験授業は随時受け付けておりますので、公式ホームページからお気軽にお申込みください。
ー最後に、入塾を検討されている読者の方にひと言メッセージをお願いします。
竹林:私も子を持つ親なので、自分の子どもにどんな塾に行かせたいかということを考えて、こだわってこの塾を作りました。
また、私はもともと学校教員をしていた教育者でもあるので、教育者の視点からもこういう塾があったらいいな、という塾を作ったつもりです。
保護者の目線と教える側の人間から見た、理想的な塾のあり方というものを詰め込んでおります。
私たちは自信を持って新しいものを作っていますので、ほかの塾と迷っておられるようでしたら、ぜひ一度見ていただけましたら嬉しいです。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:NEXT