塾での授業や自習を通じて学力の定着や成績の向上をと望む保護者の方も多いと思いますが、授業を受けるだけではなかなか学力は定着しません。
大阪府茨木市にある「個別指導塾ロジスク」では、講師が生徒に説明するのではなく、逆に生徒が講師に問題の解答解説をすることで、学力の定着や理解を深めるユニークな取り組みをおこなっています。
そこで今回は、「個別指導塾ロジスク」代表の高田 章弘さんに詳しくお話を伺いました。
茨木市で個別指導塾をお探しの方や、中高一貫校生向けの塾をお探しの方は、ぜひご一読ください。
「生徒が教える」という逆転の発想で学力向上
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「個別指導塾ロジスク」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
高田 章弘さん(以下、高田)：「個別指導塾ロジスク」は、中学生と高校生(高卒生)を対象にした完全1対1指導で、「学習管理型」といわれるタイプの個別指導塾です。
ー貴塾ならではの特徴や強みについて具体的に教えてください。
高田：一般的な個別指導塾は、たとえば60分とか90分の時間で生徒さんがテキストで問題を解いているときに講師の方が質問対応をするというようなスタイルがほとんどです。
それに対して、私たちは生徒が講師に問題の解答解説をして、それを講師が適切かどうかをジャッジするという逆転のスタイルで指導をしているのが一番の特徴です。
なぜこのような指導をしているかというと、単に知識を教えることが、学力向上につながるとは思っていないからです。
知識を教えてもらうところから、その知識をしっかりと理解し、定着させる。受験にフォーカスすると、入試対策までしっかりやらないと、学力や成績の向上にはつながりません。授業を受けるところから多くのステップが必要になります。
知識がしっかりと身についていることが重要で、それを確認することを私たちは何よりも大切にしています。
ただ、いきなり自在に解答解説が出できる生徒はいません。それができるよう、私たちはまず勉強法の指導や、どのような水準まで勉強してほしいという到達水準(レベル)を確認したり、効率的に勉強できるよう学習全体のペース管理をおこないます。
加えて、質問対応や不安を解消しながら指導を進めるので、勉強が苦手な生徒さんでも不安なく受講いただけます。
「授業を受けっぱなし」「できるところはするけれど、できないところはそのまま」というのが、なかなか勉強がはかどらない生徒さんの特徴です。
私たちは、苦手をなくしつつ基礎から着実に実力が積み上がるような仕組みをつくり、勉強ができる体質に変わっていただくよう独特な指導とサポートをしていきます。
「教える」のではなく生徒の成長を支援することを心がける講師陣
ー講師の方の採用基準はありますか？
高田：採用基準は3つありまして、1点目が人柄、2点目が一定以上の学力水準、3点目が私たちの理念と考え方に共感してもらえるか、この3つを見させてもらっています。
1点目と3点目の項目はかぶる部分も多いのですが、当塾は単純に自分が持っている知識を教える塾ではなく、生徒さんをしっかり管理、サポートしていくタイプの塾になるので、「人に教えたい」というモチベーションでこられるとミスマッチになります。
単に教えるだけでなく、生徒さんの成長の支援をしていくという理念や考え方に共感してもらえるのか、というところを見させていただきます。採用基準としてはそこが一番大きいですね。
高学歴といわれる大阪大学や神戸大学、関関同立の学生さんが来られることが多いのですが、この塾のやり方で指導するというのは初めての経験になり、採用後に指導法の勉強が必要になります。
基礎知識の習得はもちろん、隔月でおこなう講師研修をしっかりこなしていけるのかをしっかり確認し、意思と見込みのある講師を採用します。
ー講師の方が生徒を指導されるうえで心がけていることがあれば教えてください。
高田：先ほどの内容とも重複しますが、自分のやり方を押し付けるのではなく、生徒の現状を客観的に見るということを心がけています。
個別指導の前半にテストをやってもらい、そのテスト結果をもって指導するという指導の流れになります。
そのテスト結果と1週間の学習状況、生徒への1週間の学習アンケートを見て、そのうえで生徒とのコミュニケーションを取ることで、生徒の現時点の状況を客観的に確認しています。そうすることで、現実的で効果的な指導ができます。
このように、こちらの主観で勝手に判断しないようにしようというのは常々講師に伝えていますし、講師はそれを上手く実践してくれていると感じます。
たとえば、生徒が上手く勉強が進められない時も、頭ごなしに言うのではなく、進められなかった原因について対話を通して確認し、「明日から〇〇しよう」というポジティブな改善策を生徒と一緒に組み立てます。
厳しい話しも含め、生徒には事実ベースの話をしますが、講師は基本的にポジティブにコミュニケーションを取ってくれているので、生徒のやる気も出て、次の週には問題が解決しているケースが多いです。
良心的な料金で生徒を徹底サポート！
ーカリキュラムについてこだわりのポイントがありましたら教えてください。
高田：基本となるカリキュラムは各科目で用意しています。
たとえば英語の場合、大学受験に関しては単語と熟語、文法というのが特に受験英語の基礎だと考えています。
その基礎内容をしっかり身につけ、英文解釈などの読解基礎分野を学習してから長文読解演習に入ります。以降、読解の文章レベルをどんどん上げ過去問を仕上げていく…というように基本となる考え方とそれに準じたカリキュラムをすべての科目で用意しています。
とはいえ生徒ごとに現在地と目標が違っているので、生徒の状況を見ながらオリジナルでカリキュラムを組んでいます。
また、思考力を育成するためのトレーニングを通常の個別指導とは別で実施しています。塾生は1コマ以上取れば誰でも無料で受講いただけます。
具体的には、生徒が考え答えを導き出すのに必要なスキルや考え方を伝授しています。論理的思考力育成トレーニング「ロジトレ」と名付けているのですが、これをすべての塾生に受講していただける体制が整っているのも当塾ならではです。
それから、最近始めた取り組みですが、学校の学習を全科目学習支援するサービス「まなサポ」を立ち上げました。
土日限定ですが、その時間に相談に来てもらえれば、受講科目以外の勉強法をお伝えすることや定期テストの学習スケジュールを組むお手伝いをしたり、受講科目以外でも補足教材を紹介させてもらったりしています。
こちらも受講生であれば誰でもサービスを受けていただけます。
ー料金はどのように設定されていますか？
高田：料金はコースごとに細かく設定していますので、詳しくは公式サイトをご覧ください。個別指導コースは20,900円～(税込)になります。
ちなみに塾生には夏期講習、冬期講習といった季節講習をおこなっていません。個別指導を起点に宿題を出して、その期間宿題をやってきてもらうスタイルの塾なので、夏休みや冬休みは宿題の量が2倍3倍に増えるというイメージです。
他塾さんだと当たり前のようにコマ数を増やして追加費用が掛かりますが、その費用が発生することがないので、リーズナブルに受講できます。
家計の負担が少ない一律の受講料でやらせていただいています。
オンライン校や推薦入試特別プランの立ち上げを予定
ー今後の展開や体験授業などについてご紹介ください。
高田：今後の展開としては、大きく3つあります。既にサービスとしてはあるのですが、1つ目はオンラインで全国どこでも当塾のサービスを受けていただける「オンライン校」を立ち上げます。
2つ目は、総合型選抜や推薦入試の特別プランを立ち上げます。9か月で早慶上智などの最難関校、6か月で関関同立などの難関校、3か月で中堅校の合格を目指すプランを考えています。今年度中のアップを考えていますが、詳細は後日公式サイトに掲載します。
3つ目は、非受験生向けの冬期講習を実施中です。こちらは4週・6週・8週の3つの期間のいずれかを選択いただいて、この期間はお試しとして、受講料半額で受講いただけるプランです。ぜひご利用いただければ幸いです。
ー最後に、読者の方へひと言メッセージをお願いします。
高田：この記事を読んでいただいた方のなかには、従来のスタイルとはまったく違う塾なので不安に感じている方も多くいらっしゃると思います。
ただ、これまで述べてきたように個別指導塾ロジスクは、生徒のことを本当に考えてサービスをつくりあげた塾になります。
入塾していただくと、やることが明確になって不安が徐々になくなってくる、そんな指導をしていると自負しています。
それだけでなく、成績がよくなることや受験に合格すること以上の価値を私たちは提供できると思っています。
体験や短期講習もおこなっていますので、ぜひ一度ご連絡いただければ嬉しいです。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました！
■取材協力：個別指導塾ロジスク
