学校の成績がよければ、よい仕事に就けて将来困らない…そのような時代はもう終わったといわれています。
その言葉を裏付けるのは、学習指導要領の改訂。近年の学校では、ただ知識を丸暗記するだけではなく、培った知識をいかに活用するかといった応用力が求められます。
そこで今回は、グローバル人材育成を軸とした個別学習塾「G-Braves(シーブレーブス)」塾長兼講師の池澤 勇夫さんにお話を伺いました。
学校ではもちろん、将来的に必要とされる子どもをどのようにして育成するのか、大きな変革が訪れている現代において、我が子の将来を考える保護者の方は、ぜひご一読ください。
グローバル化する社会でも第一線で戦える人材を育成
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「G-Braves」がどのような塾なのか、概要や独自の強みを教えてください。
池澤 勇夫さん(以下、池澤):「G-Braves」は、小・中学生を対象とした個別指導塾です。
ただし一般的な塾とは異なり、勉強の解き方を教えるだけに留まらず、グローバル人材育成に力を入れています。
具体的には、国内でもまだ珍しい「アクティブラーニング」方式の授業を取り入れているほか、月に1回の「グローバルワークショップ」を開催しています。
これらの取り組みによって、論理的思考やデザイン思考、問題発見および解決力などが身につくんです。
結果、生徒自身の力で柔軟に考え、積極的に行動できる能力が育ち、グローバル社会に対応できるようになると私は考えています。
また当塾のグローバルワークショップでは、SDGs(エス・ディー・ジーズ)(※)をテーマに据えているのが特徴です。
SDGsと聞くと、なんとなく取っつきにくいイメージを持たれる方もいると思いますが、その実はとても身近で小学生でも理解しやすいテーマなんですよ。
それこそ初めはSDGsが何かもわからない子たちばかりですが、たとえば「二酸化炭素の排出を抑えるために、電気を節約する方法を考えてみよう」と提案します。
どのくらいの排出量低下を目指すかという目標も決めたうえで、目標をどのように達成するか、問題解決方法を考えてもらうんですね。
すると、「夜に豆電球をつけないで寝てみる」だとか、さまざまな案が出てきます。
それらの案を試して実際にどのくらいの電力消費量になるか、また二酸化炭素の排出がどれくらい抑えられたかは、私が算出します。
そうした流れで「普段の生活がこんなふうに世界に影響を与えているんだ」と、身の周りのこととSDGsのつながりを実感してもらうのです。
このような取り組みもまた、グローバル社会に対応するための能力育成につながるでしょう。
※SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。
塾長の海外経験に基づく“生徒目線に立ったマンツーマン指導”
ー塾長であり、講師を務める池澤さんについても詳しく教えてください。
池澤:私はもともと株式会社「ぐるなび」に勤めていて、過去に6年間、中国上海で現地法人社長として海外赴任していたことがあります。
そのなかで、「海外で活躍するには、暗記力や計算力だけではまったく足りない」ことを身をもって体験したんです。
そのような背景もあり、帰国後は神奈川県の「グローバル人材支援事業」の統括責任者として4年間携わりました。さらには上智大学と神奈川大学の国際学生寮のアクティブラーニングの企画・運営を担当しました。
国際学生寮には、日本人の学生だけでなく帰国子女の学生や留学生もいたのですが、彼らと関わりあうなかでより一層、「外国人と共存していくグローバル社会でどう生き抜いていくのか」を強く考えさせられましたね。
これらの体験は、間違いなく当塾の基盤となっています。
それから、指導方法としては、「問題の解き方も間違いも生徒自身で考え、気づいてもらう」ことを重視しています。
そのほうが理解の定着につながりやすいためです。間違ったところを指摘し、何もかも指示する指導はしません。
「どう考えたらよいと思う?」「なるほど、その考え方だとこうなるね」といった具合に、生徒と同じ目線に立ち、一緒になって問題を解く指導方法をイメージしてもらえればと思います。
なお、今しばらくは私ひとりで指導にあたる予定ですが、生徒数が今よりも大きく増えた場合には、新規採用を考えています。
その際には、私自身もコーチングを長いこと学んだうえで指導にあたっている身なので、同じくコーチングを取り入れて柔軟に指導できる方を採用したいですね。
柔軟対応が可能な“個別指導×オリジナルカリキュラム”が◎
ーコースやワークショップ、料金について詳しく教えてください。
池澤:まずコースに関しては、大きく分けて「小学生コース」「中学生コース」「英語コース」の3つがあります。
このうち小学生コースは、学校授業の予習をメインにおこない、さらに定期的な復習で苦手を補っていく形が基本です。
これは中学生コースも同様ですが、個別指導コースに関してはすべてマンツーマン指導かつ、オリジナルカリキュラムを作成しています。
そのため、生徒や親御さんのご要望にあわせて、苦手克服から受験合格まで、希望に沿った指導を受けていただけるでしょう。
つづいて中学生コースですが、こちらはマンツーマンの個別指導コースのほか、自主学習が基本となる「個別学習コース」があります。
個別学習コースは、ICT教材「すらら」を使って自主学習をしてもらい、そのなかでわからないことがあれば、その都度、個別指導するコースです。
また、中学生になると定期テストの点数アップが重要になるため、どのコースでも自主学習のマネジメントまでサポートします。
たとえば多くの学校では、試験前にワークの提出を宿題として課されるのですが、ワークに追われて試験勉強ができない子も多いんですね。
そこを「いつまでに終わらせよう。そのために1日にこれだけのページをやっていこう」というような、タイムマネジメントをしています。
英語コースに関しては、小学生も中学生も、つまずきの原因になりやすい文法をメインに個別指導します。
さらに私から指導を受けたあとに、外国人講師とのマンツーマンオンライン授業を受けられるのが特徴です。
ちなみに当塾には、英語が苦手だといって入塾される生徒も多いですが、そのほとんどが格段に英語の成績を上げています。
これは私自身も英語がとても苦手で、英語の勉強に四苦八苦した経験がいきているのではないかと思います。
あとはグローバルワークショップですが、こちらは塾生であれば、誰でも参加可能です。
ワークショップのテーマは、SDGsで定められている17のゴールのなかから好きなものを選んでもらうことからスタートします。そしてゴール達成のためにはどのようなことをすべきかを自ら考え、調査や検証し、最後には発表してもらうんです。
そのような活動のなかで、実践的な思考力や行動力、さらにはコミュニケーション能力を育んでもらいたいと考えています。
料金は、以下のとおりです。
【小学生コース(リアル個別指導)+アクティブラーニング】
学年 | 月額料金 | ||||
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小学1~3年生 |
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小学4~6年生 |
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※記載の料金はすべて税込です。
小学生の場合は、受験をする子からそうでない子までさまざまなので、週1コマ、1教科から受けつけています。
たとえば毎週1コマでずっと英語だけ受講する生徒もいますが、今週は算数、来週は国語…と毎回違う教科を受講する生徒もいます。
1コマは45分、英語・算数・国語の個別指導が可能です。通い放題コースだけは、理科と社会も含む5教科指導に対応しています。
【中学生個別指導(リアル個別指導×100分)】
学年 | 月額料金 | ||||
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中学1年生 |
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中学2年生 |
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中学3年生 |
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※記載の料金はすべて税込です。
中学生の個別指導は、週1回・50分×2コマから受けつけています。英語・数学・国語・理科・社会の5教科から、自由に組みあわせてください。
なお、初めに選んだ教科のみではなく、そのときの状況にあわせて勉強する教科を選べます。追加料金は発生しません。
また、個別指導ではなく個別学習を希望される場合には、月額24,800円(税込)です。
授業時間は日に50分ですが、月~土曜日まで毎日通っていただけます。
【英語コース】
学年 | 月額料金 | ||
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小学1~3年生 |
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小学4~6年生 |
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中学1年生 |
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中学2年生 |
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中学3年生 |
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※記載の料金はすべて税込です。
英語コースは、小学生の場合は週1回・45分×2コマから、中学生の場合は週1回・150分から受けつけています。
なお、英語コースは私による“文法をメインとした指導”と、外国人講師による“オンライン授業”のセット料金です。
英語だけを集中して学びたい方におすすめです。
ほかの教科や英会話も学びたいという場合には、通常の小学生コースや中学生コースのオプションとして、外国人講師によるオンライン授業を追加できます。
追加料金は、小学生だと週1回・45分で5,740円(税込)、週2回で10,800円(税込)です。
中学生は週1回・50分で8,240円(税込)、週2回で12,400円(税込)です。
国際的な視野で将来の社会で必要とされる子どもに…
ー今後の展開について、教えてください。
池澤:しばらくは現体制のまま、中身を充実させることに力を入れたいと考えています。
ただ、今後も継続してアクティブラーニングのコンテストに参加していき、実績を大きく打ち出せるようになったなら、いつかはアクティブラーニングをメインとしたコースをつくりたいですね。
ー最後に読者の方に向けてメッセージをお願いします。
池澤:「グローバル人材育成」という文字だけを見ると、どうしても堅いイメージがないでしょうか。
それこそ、「自分たちや我が子には関係ない」と思ってしまう方も多いと思います。
しかし、少し昔に比べて、日本には外国の方が増えました。それはきっと、街に出た際に誰もが実感するほどでしょう。
そのぐらい今は、身近なところにグローバル化の波がきているのです。
グローバル化はとてもよいことである反面、往来の日本の勉強方法だけでは、社会に通用しなくなってしまうリスクをはらんでいます。
テストや入試で点数が取れればよい仕事に就ける時代ではなくなっていってしまうんですね。
だからこそ、小学校や中学校といった早い時期から、ロジカルシンキングやデザインシンキングといった、さまざまな思考力を身につける必要があります。
また、考えたうえで積極的に行動できる対応力も必要です。
「将来的に社会で必要とされる子どもに育ってほしい」と願うのであれば、ぜひ当塾で通常の授業と一緒にアクティブラーニング方式の授業も受けていってください。
グローバル人材育成を念頭に置いた授業は、学ぶ能力も、学んだことをいかす能力も伸びます。
だからこそ、当塾に通っている子どもたちはみんな格段に成績がアップしています。
とはいえ、未知のことには不安や警戒を抱いて当然です。
そこで少しでも当塾に興味を持っていただけたのなら、まずは無料体験授業にお越しいただければと思います。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:G-Braves