コロナ禍の現在、通塾の負担を減らしたいとオンライン塾をお探しの方もいるのではないでしょうか。
静岡県沼津市の通塾も可能なオンライン塾「ふぁいんオンライン」では、小学生から高校生を対象に、専用のカリキュラムで効率的に学習することができます。
今回は「ふぁいんオンライン」塾長の加藤 久美子さんに、カリキュラムの特徴や強みについてお話を伺いました。
オンライン塾をお探しの方、通塾の負担を減らして効率よく受験対策や学校の授業対策をしたい方は、ぜひご覧ください。
小学生から高校生を対象にしたオンライン塾
ー本日はよろしくお願いします。まずは「ふぁいんオンライン」がどのような塾なのか概要を教えてください。
加藤 久美子さん (以下、加藤):「ふぁいんオンライン」は、小学生から高校生を対象にしたオンライン塾ですが、教室がありますので通塾生もいます。
通塾は、幼児(年中)から中3までを対象に、通塾の小学生・中学生は、オンラインと併用することができます。オンライン併用コースは、次世代プリント学習の「eトレLink」で、300ファイル(約50~60単元)学習できるため、1か月毎日2時間の学習をすることができます。
ー他社にはない「ふぁいんオンライン」の強みを具体的に教えてください。
加藤:通塾で学習をしながらデータのやりとりをオンラインでおこなうということをしているので、授業報告書も全部オンラインのアプリでやっています。それも含めてですが、中学高校大学専門学校の入試全体で、毎年ほぼ100%の志望校合格という実績が強みです。
公立中高一貫校には10年間連続100%合格、私立中学も100%合格しています。
私がラーニングマネージャーの資格を持っていますので、入試対策ではオリジナル動画を作成して限定公開で対応しています。
入試に入る前に過去問の難しいところを何回も先に見て、「反転学習」というかたちでやってくださいということを言っています。
映像授業は中学生の授業で使っていますが、これは自宅でも学習できるので、学校の予習、テスト前対策には十分に役立ててもらっています。
また、保護者への週ごとの学習報告をweb上で提出しています。必ず土曜日に出していますが、報告をご覧になった保護者様から質問があったりするので、それも全部オンライン上でやっています。
塾はカリキュラムを決めますが、子どもによってできていないところのリクエストが違うんですね。
事前にオンラインで「明日、小テストがあるから、ここをやりたい」とか「学校のテストでここができていなかったので、ここだけ見てもらいたい」などのリクエストを伝えていただければ対応しています。つまり、双方向での意思疎通がある塾ということも強みになります。
これはオンラインに関係ありませんが、学習の基礎段階である認知能力を小学生のうちにつけるということもおこなっていまして、『ケーキを切れない非行少年たち』でおなじみの宮口幸治先生主催の「コグトレ®」学会に所属しているんです。
たとえば漢字ができない子にひたすら書かせると、もっとできなくなるものですから、その前の図形認識ができないとか短期記憶がないとか、そういったことに対して効果的なアプローチをおこないます。
保護者の方のなかには、発達障害の診断書を持ってこられる方がいます。こちらに専用の教材があるので、たとえばメモリが不足しているというのが診断結果で出ていると、その子にメモリをあげるための認知能力の練習教材をプラスしています。
これは中学生でもやります。左に式を書いて右に移すときに符号を間違えるとか、文字がひとつ足りないというのが多いのですが、それもほんの何秒というか零コンマ何秒のメモリがないんです。そういうことに対して「コグトレ®」を実施しています。
それから私どもの教室が漢字検定・英語検定・数学検定の準会場なので、ここで検定を受けることができます。プレテストは無料で実施していまして、募集はオンラインのGoogleフォームで受け付けております。
生徒に教えすぎず“考えさせる”講師陣
ー講師の方の採用基準はありますか?
加藤:大前提として、一般常識があることです。面接に加えて、入社試験もあります。ただ、講師は主に卒塾生から採用するので、外部にはあまり出しておりません。
学生講師が多いですけれども、その中で「学校の先生になりたい」という子どもたちが指導にあたっています。
ー講師の方が指導する上で心がけていることはありますか?
加藤:子ども自身の力をそいでしまうので、
教えすぎないということです。頼られると答えたくなるというのはあるんですけれども、当塾は小学校も中学校も“自立学習”が基本なので、教えすぎないということですね。
とはいえ本当にできない子は考えるということができないので、その場合にはここまで教えて、というのはやります。
ただし、学力があまりに低い子は入れないようにしているので、入塾を希望されてもお断りをすることもあります。たとえば中学で5段階評価で1の生徒さんは、個別指導塾などに行ってくださいとお伝えしています。
次世代プリント学習「eトレ」で各教科に対応
ーカリキュラムにこだわりのポイントがあれば教えてください。
加藤:オンラインのウエイトがまだまだ少ないので、通塾も含めてになりますが、小学生は基礎学力をつけるとともに中学入試に対応していくということです。
今いる塾生が、入試を受けることを前提で入ってきている子たちが多いんです。小学校の1年生から「中学入試を考えています」と入られるので、ただただ基礎学力をつけるだけではできないので、望まれている以上のもをこちらでご提供させていただけるようにしています。
小学生には、
中学入試の首都圏の専門塾が開発した速聴読の力がつく「ことばの学校 読みとくメソッド®」を取り入れています。国語のプロが厳選した良書を多読し、読書の前後に「読書ワーク」をおこなうことで、語彙力や文章理解力をつけていくメソッドです。また、毎年夏には「読書感想文講座」を開催します。
小学生はプリント学習がメインになりますが、公文さんや学研さんと違いまして、すべての科目、理科・社会までできます。我々は「次世代型」と呼んでいますが、データを全部蓄積し、保護者も子どもも見れるので、苦手なところをもう1回繰り返すということができます。
中学入試をしたいという子たちは、オンライン学習の「eトレLink」をプラスして意欲的に取り組んでくれていますね。
オンラインもやらせっぱなしではなく、塾で管理をしているので、こちらで立てたスケジュールに沿って学習をしてもらいながら、「ちょっとここの点数がおかしいよね」とか「ここに時間がかかっているな」というところは、こちらから連絡が行くかたちになっています。
中学入試対策で募集しているのは「中高一貫コース」だけなんですけれども、内部から持ち上がってくる子が他の私学を受けたいという場合もあるので、それには対応しています。
中学生の場合、コースは「スタンダードコース」と、中3の通い放題の「中3All フリーコース」、通塾とオンラインを組み合わせた「5教科得々コース」、プリント学習をする「eトレコース」があります。
中学生向けのほとんどのコースに「eトレLink」というオンライン学習を組み合わせられるようにしています。
高校生にはオンラインのみの映像授業があり、去年はオンラインの受講だけで大学に合格した子もいます。
料金が安いですし、このあたりは高校生の塾が本当に数が少なくて、塾があっても通塾に車で片道30分かかるということありますが、行き帰りの1時間で勉強ができるということで、オンラインコースを受講している子たちもいます。
ー料金はどのように設定されていますか?
加藤:オンライン、通塾の料金は、以下の表をご覧ください。
【オンライン】
学年 | 料金 |
---|---|
小学1・2年生 | 3,300円 |
小学3~6年生 | 5,500円 |
小学4年生以上の中学入試対策 | 6,600円 |
中学・高校生 | 6,600円 |
※上記の価格は税込みです。
※コース・料金は変更の場合があります。詳細は当塾HPでご確認ください。
【小学生】
コース | 料金 |
---|---|
eトレコース ことばの学校+国語コース | 週1回 5,500円 週2回 9,900円 |
沼津市立高校中等部入試対策コース | 26,400円 |
※上記の価格は税込みです。
※「eトレLink」をプラスの場合は3,300円追加。
※コース・料金は変更の場合があります。詳細は当塾HPでご確認ください。
【中学生】
コース | 料金 |
---|---|
スタンダードコース | 1教科 7,700円 2教科 15,400円 3教科 19,800円 4教科 25,400円 5教科 30,800円 ※3教科以上はお得なパック制 |
中3All フリーコース | 29,700円
|
5教科得々コース
| 20,900円
|
eトレコース | 週1回 6,600円 週2回 12,100円 |
※上記の価格は税込みです。
※スタンダードコース、中3All フリーコース、eトレコースで「eトレLink」をプラスの場合は3,300円追加。
※コース・料金は変更の場合があります。詳細は当塾HPでご確認ください。
幼児・小学生対象に「アルク児童英語教室」を新設
ー今後、新コースやキャンペーンのご予定があれば教えてください。
加藤:2022年度から、幼児・小学生を対象に「アルク児童英語教室」を新設しました。
また、中3はどうしても時間が不足してしまうので、中3を対象に週14時間まで全教科通える「中3All フリーコース」を新設しました。こちらは受験生にぴったりのコースです。
講習は春期・夏期・冬季にあり、コースと科目単元日時を全部選べるので自由度があります。これにより、生徒と保護者のリクエストに応えることができます。
また中学の定期テスト前には、テスト対策キャンペーンを塾生だけでなく、地域の方にも公開しています。
英検や漢検などの各検定も、塾生だけでなく、一般からも受け付けています。生徒のおばあちゃんが受験されたこともあり、78歳で英検3級をとられた方もいらっしゃいます。
教室が各検定の準会場になりますので、ご近所の英会話塾で準会場を持っていない先生のところからも来てくださっています。
ほかにもクリスマス会や、小学生対象の「英語で算数」などの行事もありますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
ー最後に、入塾を検討されている読者の方に一言メッセージをお願いします。
加藤:私も自分の子どもで通塾の経験があるのですが、親子ともに非常に負担が大きいです。金額的にも時間的にもそうですし、送迎されるのがほぼお母様なので、夕飯の支度の一番忙しいときに送迎されるとなると大変なことです。
まだお父様が帰っていらっしゃらない時間ですから、そこで子どもを送迎するということは、下の小さな子は置き去りになっているということなのですね。
ですので、保護者やご家庭の負担を軽減しつつ、効果を最大に上げることを念頭に、オンラインを含めて日々の指導にあたっています。
ふぁいんオンラインをご利用いただいている保護者の皆様が一番おっしゃるのが「安心がある」ということです。もっと広く安心をご提供させていただきたいと思っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:ふぁいんオンライン