インターネットの登場で生活が大きく変わったと感じている保護者の方は多いでしょう。
子どもたちが大きくなる頃には、いったいどのように変化するのか、不安に感じている方もいらっしゃるかと思います。
今回は、これからの子どもたちには欠かせない“プログラミング”を教える「ミント塾」代表の青木 伸明さんにお話を伺いました。
プログラミングについて知りたい方は、ぜひご一読ください!
子どもたちの将来をより豊かで幸せなものに
―本日はよろしくお願いいたします。まず、「ミント塾」どのような塾なのか教えてください。
青木 伸明さん(以下、青木):「ミント塾」は、プログラミングを入り口に、子どもたちの10年後20年後の将来がより豊かになるよう、幸せな生活ができるよう、役立つ知識とスキルを身につけることを目的とした新しいタイプの学習塾です。
私自身は学歴社会で育ち、長らく国内と海外の金融分野で仕事をしてきました。
その間に、インターネットが創り出す新しい市場と環境が、どんどん広がり世の中が一変。
そこで活躍している人たちを見るたびに、新しい領域の学習とスキルが、今の子どもたちの将来に大きく影響することを痛感しました。
そんな思いから、2013年に東京の自由が丘でミント塾をスタートし、現在では大宮、千葉、藤沢、高崎、前橋を加えた6教室で、子どもからはじめる新しいキャリア支援に取り組んでいます。
プログラミングというと大人でも馴染のない方が多いでしょう。当塾では、これからの世の中を大きく変えていくこの新しい学びを、子どもたちにわかりやすく伝えています。
子ども一人ひとりに寄り添い、個性と興味を大事にしたいので、個別指導型レッスンで定員は7名まで。基本的には対面式でのレッスンです。
対面のよい点は2つあり、1つは私たちが想像していないようなところで子どもが困っている、それをまさに肌感覚で察知することができること。
もう1つは、プラスアルファを伝えられるという点です。オンラインでは、どうしても教える内容が決まっているため、もし子どもが違うところに関心を持っていたり、それ以上を求めていたりしても、そのことをなかなか読み取ることができません。
対面はその場で空気を共有しますので、いろいろな発展や展開、ハンズオンという困ったところを助けてあげるということができます。そういった細やかな観察とアクションが取れる関係がベストだと思っています。
対面である程度慣れた方で、希望される方にはオンラインでも受講できるように教材を準備しました。
講師陣がチームとなり子どもたちの成長をサポート
―他社にはないミント塾の強みについて教えてください。
青木:いくつかあります。1つめは、「いろんな子がいるから楽しい」
小学生を対象にはじめた当塾ですが、皆さんに気に入っていただき、多くの子どもが中学生・高校生になっても通ってくれています。
難関校を目指す子ども、プログラマーやゲームクリエーターになりたい子ども、不登校や発達障がいのある子どもなど、みんなが一緒になって楽しい学習コミュニティをつくっているんですよ。
2つめは「テーマが豊富」だということ。プログラミングはもちろん、動画やイラストを使った英語学習。日本と世界の地理・歴史、地球や生命をインターネットで調べてデジタルノートにまとめる情報整理。
iPadを使ってポスターやLineスタンプを制作するなど、一人ひとりが興味のあるテーマを決めて、踏み込んだ学習を進めることができます。
3つめは「教材の切り口が新鮮」。こうした学びは、学校の国語・数学(算数)・理科・社会・英語などと関係したものも少なくありません。
でも、同じことを学ぶにしてもYouTubeやGoogle Earth、iPadのアプリを活用した学習コンテンツに変えて見せると、スッと子どもの中に入るんですよね。
特に「Scratch」を使ったプログラミング講座は、教材(ゲーム制作)がとても面白くて、子どもたちに大人気。
初級から上級まで、学びのつまった100を超える作品を用意してありますが、どれも子どもたちからのフィードバックや斬新な提案を反映させた自信作です。
4つめは、「ご家庭とよく話し合う」こと。今、プログラミングを学んでいる子どものご家庭は、世の中の先をご覧になっています。
日本の学歴社会はなくならないにしても、どう変化していくのか。どんな新しいサービスや仕組みが登場するのか。
そのとき我が子は幸せにしているだろうか。そんなことをご家庭と一緒になって考えながら、子どもの成長を応援しています。
受験や進学は人生の大きなイベントです。でもそれで終わりではありません。「その先どうする?」「社会がもっと変わったら?」を今の立ち位置から見たり、未来から逆算したりしながら、子どものための学習環境を考えていきたいと思っています。
これはおそらく、先生がほぼ一方通行に教えていくスタイルの塾とは、一番違う部分でしょう。
あとはデジタルツールをいろいろ使っていますので、それを子どもたちがわかるように説明する。
対面でもオンライン教材を使用することがありますが、講師がさらにかみ砕いて説明したり、学習を習慣化する方法を教えたり。そういった部分を非常に重視しています。こうした点も他社とは違うところではないでしょうか。
―どのような講師がいるのでしょうか?また、採用する際に重視している点があれば教えてください。
青木:自由が丘校は慶應義塾の大学生と院生。近県の教室は地元の国立大生が、子ども一人ひとりの興味と個性をしっかり見ながら個別指導にあたっています。
私と社内スタッフは適宜カバーに入ったり、子どもの観察をしたり。ご家庭との相談などを受けることもありますね。
若いメンバーですが「子どもと一緒に考える」「小さな努力を見逃さない(褒める)」ことで、知識のインプットだけでなく、子どものやる気と集中力を引き出し持続させるように働きかけています。
講師の採用では「ハンズオンとコーチング力」を重視。自分も知らないことがあれば「子どもと一緒に調べる、学ぶといった伴走力」。不登校や発達障害の子どももいるので「反応や話し出すのを待ってあげる優しさ」も大事でしょう。
「自分も新しいことを学びたい」「伝える力を伸ばしたい」といった考えを持っている方には、最適な実践研修の場といえます。
それから、これはこういうもので、こうだと教え込まないこと。情報の受け渡しではなく、子どもとの対話のなかでで物事を理解してもらったり、あるいは子どもの視野を広げてもらうやり方ができる人というところを我々は採用のときにチェックさせてもらっています。
私たちの特徴として、ひとりの先生がひとりの子どもに対応するというよりは、学習チームみんなでひとりの子どもを応援するかたちになっています。
講師陣がチームとなって相談し合い、子どもたちにとってよい環境を常に考えているのがミント塾です。
3つの通学型コースとScratch講座のオンラインコース
―カリキュラムと料金についても教えてください。
青木:ミント塾では3つの通学型コースと、Scratch講座のオンラインコースをご用意しています。
プログラミングがはじめての子どもには「Scratch講座」(月4回、9,900円)がお勧めです。
ここでは100以上あるライブラリー(ゲーム制作課題)の中から、子どもの特性や学習スピードに合わせたものをセレクトして、その子に合ったカリキュラムを設定します。
内容はだんだん難しくなっていくステップアップ型。毎回、楽しいゲーム作品を1つずつ作り上げることで、達成感と「やったらできた」という自信がつくので、子どもの嬉しさとやる気が手に取るようにわかるんですよ。
「Scratch講座」を修了した子どもは、次の学習ステージ「デジプロコース」に進みます(小学5年生以上を想定)。
このコースでは、パソコンやiPadでいろいろなアプリを使って、創造力と自己表現力、発信力を磨いていきます。また、デジタルノートで情報整理術も身につけることが可能。
さらに、不登校や学校に行きづらい子どもには「ジャストコース」もあります。自分が好きなことに特化しながら知識とスキルを高めて、大きな自信に繋げていきます。
「デジプロコース」と「ジャストコース」では、アートを使って、考える力と表現力を磨くトレーニングもおこなっています。
Scratchでゲームを制作する「オンラインコース」は、ご自宅のインターネット環境が整っていれば、パソコンやZoomの基本操作を覚えるだけで、いつでも受講していただけます。
月間見放題で「1課題550円〜」と、価格はかなり抑えています。現在受講いただけるのは塾生のみですが、今後は対象を広げていく予定です。
コース別の受講料は下記のとおりです。開催日については各教室にお問い合わせください。ご都合で振替も可能です。
雲の上のプレーヤーを育てたい
―最後に入塾を検討している読者の方に向けてメッセージをお願いします。
青木:保護者の皆さまは、日々お子さんのことをお考えだと思います。
親が子どもに与えられる最善の環境とはなにか。もし1つだけ“未知”のものから選ぶとしたら、それは「プログラミング」ではないでしょうか。
20世紀までの世界を「地上を中心とした生活」とすると、21世紀は(正確には20世紀の終わりから)雲の上に新しいワールド「サイバースペース」が登場しました。
そこで創り出されるサービスや仕組みは、地上の人たちにさまざまな“便利”を提供してくれるようになりました。AmazonやGoogleであったり、FacebookやLineであったり。多くのネットショップや仕事の便利なアプリや楽しいゲームもそうです。
地上の生活者は、その便利で簡単なサービスを誰もが使うことができます。
一方、サイバースペースで新しいものを“創り出す人=プレーヤー”になるには、新しい領域の学習とスキルが必要です。それがコンピューターサイエンスとプログラミングです。
さて、皆さんは「使う人」、それとも「創る人」?どちらを選びますか。
「プログラミング」「デジタルスキル」「考える力」。この3つをミント塾はこれからの学びのエッセンシャルと考えています。
良質な教材とハンズオンサポートで、子どもにこれらを植え付け、子どもたちの柔らかな発想に乗せて、世の中をよくしていく“雲の上のプレーヤー”を育てたいと思っています。
お近くにミント塾がある方は、ぜひ体験会(随時開催)でその楽しさとお子さんの反応をお確かめください。
「ジャストコース」では、学習カウンセラーやキャリアコンサルタントとの相談もおこなっています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
―本日は貴重なお話を、ありがとうございました!
■取材協力:ミント塾