塾に通うにはお金がかかるもの。こんなにお金をかけるべきか悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、基本セットのカリキュラムが月額880円で受けられる「ステップアップスタディサロン」代表 / 主任コーチの木原 吉隆さんと、品質管理 / 責任コーチの大庭 玄徳さんにお話を伺いました。
ステップアップスタディサロンは、自分で勉強できるようになるオンライン学習サロン。
お金をかけて、授業をたくさん受ければ目標達成するとは限りません。
本気で変わりたい方、子どもに勉強のやる気を出してほしいとお考えの保護者の方は、ぜひご一読ください。
自分で勉強できるようになる「オンライン学習サロン」とは
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「ステップアップスタディサロン」がどのような塾なのかを教えてください。
木原 吉隆さん(以下、木原):「ステップアップスタディサロン」は、勉強を教える塾というよりも、自分で勉強できるようになるためのオンライン学習サロンです。
当学習サロンのコンセプトとして、“目標達成を通じて殻を破り、成長する”ことを掲げております。
サロンと表現をしていますが、これは受け身になって授業を受けに来るのではなく、自ら学びに来る、成長しに来る場、という意味で、塾ではなくサロンと表現しました。
生徒たちには、たとえば次回の定期テストや、受験、検定など、目標を決めてそれを達成するために一生懸命頑張る場として活用してもらっています。
1週間に1回のカウンセリングや、参加し放題の学習スペース「コラーニングスペース(CLS)」、といった基本の2つに参加してもらい、目標と計画を立てて取り組んで振り返るんですよ。
ー他社にはない「ステップアップスタディサロン」の強みについて具体的に教えてください。
木原:当学習サロンの一番の特徴は、オンラインでコーチングをするところです。
一方的に教えたり、分からないところを教えたりも必要なときにはもちろんしますが、決してそれがメインではなく、自分で目標を決めて主体的に取り組めるようにすることを一番大事にしています。
料金に関してもとてもリーズナブルで、週1回のカウンセリングと、参加し放題のオンライン学習スペース合わせて月額880円で参加できます。
週1回30分のカウンセリングでは、コーチングを通じて計画管理と、振り返りをおこなうのですが、両方できるのは強みかなと思いますね。
本格的に受験を目指す場合でも、長期の目標を決めて、コーチと一緒に本気で目指していくコースを用意しています。
こちらのコースは、月額14,080円(税込)に設定しているので、年間17万円で受験対策ができるという点は、なかなかほかではないのではないでしょうか。
一方で、安さだけではなく、保護者の方からご好評なのが、授業内容のご報告などといった、こまめなフォローです。
たとえば、参加し放題の学習スペースに参加するたびに、その日の計画と取り組んでいる様子をLINEでご報告するのですが、保護者の方と丁寧に関わることはとても意識していますね。
ほかには、東京都江戸川区にある英会話教室とコラボさせていただいていており、英会話をやりながらの学校の勉強対策や、双方の生徒さん対象のオンラインワークショップもおこなっています。
大庭 玄徳さん(以下、大庭):大人が仕事をする際に、PDCAサイクル(※)という言葉をよく聞くと思うのですが、子どもの勉強に置き換えて、数学と英語を教えたら成績が上がるのではなく、自分でできるようにしていくことが大事なんですよ。
講師よりもコーチのほうが重要なのではないかと考え、その関わりとして1週間に1回は必ず30分カウンセリングをする、そして計画を立てて振り返りをするということをおこなっています。
学習スペース自体は利用し放題なのですが、子どもたちに「いつ来てもいいよ」と言ったら大抵来ません。
塾の自習室なども同じで、「いつ来てもいいよ」としておくと、殆どの子は来なくなってしまうので、オンライン参加スペースへの参加スケジュールを事前に決めておくようにしています。
レベルはそれぞれですが、自分で進んで計画を立てられる子もいれば、一定の指示出しや提案をしないといけないケースもあるので、とにかくコーチングで関わることを視点にして、授業をオプションにしている点は、当学習サロンのポイントです。
コーチングだからといって指示だけ出せばやるかというとそうでもなくて、手取り足取り指導するときも必要だし、短期での簡単な目標設定を繰り返すということも必要だと思います。
しかし、年齢が上がるにつれ経験値が高まるため、中長期の目標設定を自走できるようになってほしいなと思い指導しています。
※PDCAサイクルとは品質管理など業務管理における継続的な改善方法。Plan→ Do→ Check→ Actの4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法。
生徒に関心と責任を持ち“自己成長意欲がある”コーチを採用
ー講師の方の採用基準はありますか?
木原:私たちふたりのほかに、アシスタントコーチが1名います。
その方は、授業に入ったときだけ一生懸命頑張るのではなく、その生徒に関心を持ち、責任を持って関わってくれる方で、私たちもすごく信頼して業務を任せています。
今はまだ少人数ですが、今後講師を増やしていく際は、その辺りも意識して採用していきたいなと思っていますね。
大庭:明確な基準はありませんが、あえていうならば、関わるコーチ自身が自己成長意欲があるかどうか、というのは重要かなと思っています。
最近は、大学生のアルバイト講師も多いかと思うのですが、勉強が得意だから教えます、ではなくて、自分も目標があって成長しようと思っている方がいいなとは思っていますね。
そういった講師を間近で見ていたら、生徒のモチベーションや意識が絶対変わりますから。
基本セットのカリキュラムが月額880円!充実したオプションも
ーカリキュラムについて詳しく教えてください。
木原:まず先ほども少し申し上げた、週1回30分のカウンセリングと、参加し放題の学習スペース、これに加えてスタディプラスという学習記録アプリの活用、この3つが月額880円で基本セットになっています。
この基本セットは、週1回のカウンセリングで、計画管理と振り返りをおこない、そこで参加する曜日と時間を決めて学習スペースに参加するという流れです。
ほかには、個別レッスンのオプションがありますが、全員が必ず取らなければならないわけではなく、必要ならば取ってもらいます。
長期的なカリキュラムを組んで実施していくケースもあれば、日々の学習記録を踏まえて柔軟にその子の課題を解決していくようなケースもあり、一人ひとりの目標達成にプラスになるよう、意識して実施しています。
あとはゼミナールもおこなっていて、たとえば英語の文書をみんなで読んだり、教科書の内容に問いを立てて探究してみたり、テスト勉強や受験勉強の枠組みに囚われ過ぎずに、学びがもっと楽しくなる、視野が広がるワークショップを開催していますね。
また、英会話教室とのコラボで、OICプログラムというワークショップを月に2回実施しています。
毎回世界で起きている問題や、最近問題になっている食糧問題、水問題、ジェンダー問題など、世界で起きている問題について知って、自分の考えを持ち、それを自分の言葉で伝えられるようになることを目的としているんです。
全体的なプランとしては、先ほどの基本セットにこのOICプログラムを加えたコース、さらに、長期目標、中期目標、短期目標を設定してコーチと一緒に本気で目指す本会員のプランもあります。
本会員のプランは、3人のコーチがつき、定期テストなどの目標の節目ごとに、長期カウンセリングをおこない、それまでの振り返りと課題解決をして、次の目標設定をしていく、いわゆる受験指導です。
ほかにプレミアム会員もあり、ゼミナール参加し放題のこのプランは、自分が必要とするものを選び、自分に必要なオプションを付け加えて柔軟にカスタマイズできます。
大庭:ちなみに、OICは「あーなるほど」の意味で、「Oh, I see」から名付けたんですよ。
英語教室とコラボしているので、対象が小学生や中学生ですが、「そうなんだ!」を増やしてあげるのがこのワークショップの狙いです。
もともと、海外の大学院で国際貢献ができる仕事をしたかった英語教室の講師が企画し始めたのをきっかけに、一緒に運営しています。
ワークショップなのでインタラクティブにはやっていて、結構難しい問題もやっていました。
私は本業では留学サポートの仕事をしているので、大学で正規留学するための留学準備の授業や、TOEFLのスコアを取るためのレッスン、短期や長期の留学の相談にも対応していますね。
たとえば、アメリカやイギリスの大学進学の相談、オーストラリアでの短期留学の相談も可能です。
あと高校生の場合は、トビタテ留学JAPANや、学校から出願するプログラムづくり、書類づくりのサポートも合格実績があるためできますよ。
ー料金についても詳しく教えてください。
木原:料金は、以下のとおりです。
※会員料金はすべて月額。記載の料金はすべて税込みとなります。
本気で変わりたい方募集中!スイッチが入るきっかけを
ー今後の展望について教えてください。
木原:以前おこなっていたワークを、今後リニューアルして再開したいと思っています。
このワークは、中学生、高校生がグループで集まり、お互いの1週間の取り組み状況を報告し合って課題解決したり、フィードバックし合ったりするものです。
自分と歳の近い先輩に指摘されることで刺激になったり、逆に自分が先輩に対して指摘することで自分に対する意識づけや、気づきにもなると考えています。
ほかには、月1回おこなう進路探究のワークショップを今準備中で、主に中学3年生の受験生を対象に、自分の高校進学について徹底的に探究していきます。
最初は、そもそも高校は行ったほうがいいのか、といった問いから始めていくのですが、考えたことなかったことも、聞かれることで考えてみるきっかけになりますよね。
そして最終的には自分の進路まで導き、自分の言葉で語れるよう、ビジョンとして探究していくのがこのコンテンツになります。
あとは、基本私たちふたり体制のため、きめ細かく対応できるように、定員を30名までと上限の設定をしているんですね。
現時点でまだ空きがあるので、今参加いただけたら、細かいサポートで丁寧に見ることができますよ。
ー最後に、読者の方に向けてメッセージをお願いいたします。
木原:私たちは、本気で変わりたい方、本気でチャレンジしたい方、目標がある小学生、中学生、高校生のみなさんに来ていただきたいと考えています。
もしかしたら、次の定期テストがあなたの人生が変わるきっかけになるかもしれません。
私たちと一緒に自分で目標を立てて頑張りたい方、自分を変えたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
大庭:私ももともと塾で働いていて疑問に感じていたのですが、授業を取るたびに料金がかかり、講習を受けると料金がかかる仕組み。授業をたくさん取ったからって成績上がるわけでも、目標達成できるわけでもないんですよね。
だからこそ当学習サロンは、そういった仕組みではなく、利用したければいくらでも利用できて、自分で目標や計画を立てられるようになり、自分でやり切れるようになることを目指しています。
夏期講習にこんなお金をかけるべきかなと悩んだら、本当に大事なことはなにかを考えてもらいたいです。
実際、週3、4回の授業や夏期講習に来て、第一志望に全然合格しなかったケースもあれば、週1回の授業と自習に来ている子のほうが、日比谷高校などに合格するケースがあるんですよ。
大事なことは、本人のスイッチが入る状況にすること。授業を取れば解決することではないと思うので、少し違う仕組みでやっている当学習サロンをたくさんの方に知ってもらいたいです。
また、意外と効果があるのは併用しているケースで、英語教室に通いながら集団塾に通って、自習と勉強の結果の振り返りをしている生徒は結構効果が出ています。
コーチングだけ併用するなど、こういった自由な関わり方を徹底しているところはそんなに多くないと思うので、興味があれば、ぜひご質問ください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:ステップアップスタディサロン