これからの時代に必要な力を子どもに育ませたい、そう考える保護者の方は多いでしょう。
そこで今回は、子どもに自信を持たせ、自己表現や自己決定ができる子を育てる「町子屋」塾長の武藤 玉樹さんにお話を伺いました。
グループディスカッションをとおして、自分で考える力や他者と意見をすり合わせ合意を取る力を育める同塾。
議論の進行を人任せにぜず、自分の関わり方で結論に影響を与えようという姿勢が、“人生の舵取り”の練習になっているのだと塾長はいいます。
地元に根ざした学習塾を探している方、目黒区で塾を探している方は、ぜひご一読ください。
子どもたちの自信を育む地元に根ざした学習塾
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「町子屋」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
武藤 玉樹さん(以下、武藤):目黒区下目黒に校舎を構える「町子屋」は、“自信をつけて自分を生きる”をモットーにした、地元に根ざした学習塾です。
勉強面(教科学習)と対人面(コミュニケーション学習)から子どもに自信を持たせ、自己表現や自己決定ができる子を育てることを目指しています。
「苦手な教科で先生に褒められた」「友だちに問題の解き方を教えてあげられた」「クラスで意見をいったら、みんながこちらを見て頷いてくれた」こんな経験は大人になっても意外と覚えているものです。
そのときの、少しだけ誇らしく体温が少し上がった感覚…その積み重ねが子どもたちの行動や決断をあと押ししてくれます。
そして、そんな背中を後押ししてくれる“お守り”を私たちは渡したい。この想いを込め、さまざまな工夫を随所に散りばめた場所、それが学習塾「町子屋」です。
ーカリキュラムや指導法などについて、特徴はありますか?
武藤:当塾は、週に2回おこなう個別指導の教科学習と、毎週金曜日におこなわれるコミュニケーション学習の計3回の授業が一週間の基本カリキュラムになっています。
個別指導の塾は、どうしても講師のよし悪しに依存してしまう傾向にあり、講師の力や、講師と生徒との関係に頼らずに成果を出すことが課題でした。
そこで、勉強のやり方を身につけ、目の前の講師との時間を最大限に活かせるよう「約束を守ること・質問をつくること・練習量を確保すること」を採点基準に入れた「宿題評価」という仕組みを導入しました。
この「宿題評価」では、宿題の完成度を0〜3点の4段階で評価し、毎月上位者を表彰します。学年や成績に関わらず、約束を守ることが評価される仕組みです。約束を守り、達成感を積み重ねることで、成長の土台となる自信を育みます。
質問を作ることは、宿題評価で3点を獲得する条件のひとつです。漠然としたモヤモヤを「なぜ〜なのか?」「AとBはなにが違うのか?」など、問いの形に言語化することを習慣化します。
この質問をつくる習慣が学習に対して積極的な姿勢を育みます。
練習量を確保することは、「わかったつもり」で終わらせないためです。宿題評価のなかには、自習に来て練習量を確保したことを評価する採点基準があります。
ほかにも、オンライン朝学習や試験前対策会など、練習量が確保できる仕組みがあり、繰り返しの練習で「わかったつもり」を「できる」に変えます。
新たな視点に気づく「グループディスカッション」
ー他社にはない「町子屋」の強みについて具体的に教えてください。
武藤:「コミュニケーション学習」をとおしてグループディスカッションが学べる点が当塾の一番の強みですね。
ディスカッションやプレゼンテーションは、学年に関係ない集団クラスでおこないます。
題材としては、ある議題に対して異学年の仲間と答えを導き出す練習は、東京都立高校の推薦入試や大学の総合選抜入試はもちろん、小論文や英検ライティング対策にも有効です。
独自のノウハウとして、小学生から高校生まで、どのような子でも安心して成長を実感するための3つの要素があります。
まず1つ目は、ディスカッションの型に従えば初めてでも無理なく参加できる授業設計です。
議題を大きく3つに分類し、それぞれ定番の進め方を最初にレクチャーします。それにより、「今なにを話せばいいのか分からない」といった、ディスカッション最大の壁が取り除かれ、初めの一歩が踏み出せます。
2つ目は、3項目×5レベルで自分の興味にあわせて決められる個人目標です。
生徒は、「発信(意見の出し方)」「受信(意見の受け取り方)」「推進(議論の進め方)」の3つの項目から個人目標を決めて毎回ディスカッションに臨みます。
たとえば、意見の出し方を上達させたい生徒は、「発信」から目標を選びレベルを上げていく。そうして興味があるスキルを上達させ、議論への自分らしい貢献の仕方を深めていきます。
3つ目は、講師からはもちろん、生徒同士でおこなう刺激的なフィードバックです。
ディスカッションを終えたあとのフィードバックが一番の学びの時間で、とくに生徒同士で「議論のなかで一番活躍した人」を投票によって表彰する場面は一番盛り上がります。
嬉しさや悔しさが伴うからこそ、「次はもっと意見を出そう」「あの子を真似してみよう」と生徒同士で学びを深めていくんですよ。
このようなディスカッションの練習ができる場所は珍しく、ほかにはないのではないでしょうか。
これからの時代に大切な力を育成するサポートを
ー今後の展開や、体験授業などについてご紹介ください。
武藤:今後も、下目黒、西五反田の子どもたちの学習を多面的にサポートしていきます。
具体的には、小学校低学年向けに、学童と塾の真ん中をコンセプトとした毎日通えるキツツキコースや、習字教室、図工教室との提携など、より一層サービス内容を充実したものにしていきたいと考えています。
個別指導というと、小学校低学年の子にはハードルが高いイメージがあるようで、低学年から個別指導を考えるご家庭は少ないかと思います。
当塾が開設したキツツキコースは、学校の宿題を完成度高くこなすことが目的のコースです。日々のやるべきことをきちんとこなし、正しい勉強方法を身につけて、毎日を充実させます。
もしご興味いただけた場合は、ぜひ個別説明会にお申し込みください。
その際に、お困りごとなどをヒアリングしたのち、1週間の無料体験授業(教科学習2回+コミュニケーション学習1回)が受講可能です。その後、レポートをお送りして入塾をご検討いただきます。
お気軽にお問い合わせいただけたら幸いです。
ー最後に、読者の方へ一言メッセージをお願いします。
武藤:これから子どもたちが成長するなかで、自分の意志でなにかを決めていくことが将来の幸せにつながっていくと思うんですね。
いろいろな選択肢があり、なにが正解かが分からない時代で、自身で人生の主導権を握っていく、その練習を私たちはディスカッションをとおしておこなっています。
町子屋は塾ではありますが、グループディスカッションがやりたくて開校したといっても過言ではありません。
だからこそ、その自信のベースとなる成績アップや志望校合格を全力でサポートします。勉強で自信をつけることが今の彼らの生活を充実させるのに直結しますからね。町子屋が「塾」である理由はここにあります。
こういった考えに共感していただけて、お子さんに自分で考えて選択できる子に育ってほしい、自分の決断を大事にしてほしいと考えている保護者の方は、ぜひお待ちしています。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:町子屋