学生の方のなかには、「家では休みたい」「学校や塾で勉強を終わらせて帰りたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、香川県で複数教室を運営している「後藤塾」代表取締役の後藤 和昌さんにお話を伺いました。
「後藤塾」では、すべての勉強を塾で完結して帰れるので、家で復習する必要がありません。
香川県内の塾に通われたい方、成績を上げたい方、家で勉強したくない方は、ぜひご一読ください。
勉強はすべて塾で終わらせてから帰宅する
ー本日はよろしくお願いします。はじめに「後藤塾」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
後藤 和昌さん(以下、後藤):当塾は、小学1年生から高校3年生までを対象とする1クラス20名前後の進学塾です。
一斉授業と個別指導を織り交ぜた授業スタイルで、演習時間になると複数の講師が回って指導をします。
当塾のモットーが「できるまでやる」なので、基本的に課題が終わるまでは帰れません。
ただ、残れる時間が決まっている校舎もあるので、その場合は補講をおこないフォローするなどして臨機応変に対応しています。
とくに数学に関しては、普段の授業だけでは細かいところまで教えきれない生徒もいるので、そういう生徒には日曜日の数学強化講座に来てもらって、フォローしていますね。
また、最近はSNSやネット文化が発達したことで、新聞をとっていないご家庭も多く、今の子どもたちは活字にふれる機会が少ないので、小学生は塾に来たらまず新聞の音読を15分間おこない、ときには書くことに取り組ませています。
きちんとした文章を読ませて写させることは、野球の素振りのようなもので非常に大事ですね。
さらに、当塾は授業時間が長いので、塾ですべての勉強をやりきって完結できるようにしています。
演習も復習・予習もすべて塾で終わらせて、家では何もしなくていい状態にしてから帰らせているので、自宅ではしっかり休めて、メリハリのある生活が送れます。
いつでも利用可能な自習室には、授業後に使う生徒だけでなく、学校へ行く前に使う生徒もいて、早い生徒だと朝7時ごろから来て勉強していますね。
ー他塾にはない「後藤塾」の強みについて具体的に教えてください。
後藤:英検対策として、対面での英会話の練習をしたり、今年からはアプリを取り入れたりしています。
小学校での英語の授業や中学受験のために受けている生徒が多いですね。
また、高校生向けに、国語力向上講座をおこなっています。
通常の国語の授業についてこられない生徒や、逆にもっと深くまで勉強したいという生徒がいるので、その両方に対応できるよう開講しました。
入試の問題でも、対話形式の会話文以外の文章を読めない生徒がたくさんいます。
そのような生徒に対して、一文ずつ翻訳させて、「自分の言葉に置き換えたらどういうことをいっていると思う?」と、文節や語句まで区切りながら、細かい部分まで追及して指導している形です。
加えて、面接やAO入試の指導もしており、小論文や課題の提出文、自己PR文などは提出までに10回ほど訂正して、できるまで取り組ませています。
小論文というのは、高校生からしたら答えがないようなものなので、ある程度講師が答えをいわないといけないんです。
ですので、まず講師が書いた文章を見せるところからスタートして、書き方を知ってもらったうえで、実際に書いてもらっています。
勉強させているから確実に成績が伸びる
ー塾に通われている生徒や保護者からの感想をご紹介ください。
後藤:みなさん、当塾に入って勉強ができるようになったといっていただいています。
当塾は、勉強させているからできるようになるというシンプルな理論です。
たとえば、部活の場合も、中学校や高校のいわゆる強豪校というのは、シンプルに練習の時間が長く、練習をしっかりさせていますよね。勉強も同じだと思うんです。
授業時間が長いので、しんどい思いをさせているとは思いますが、確実に成績が伸びていますね。
そして、記憶の定着度合いというのは、同じパターンの問題に何回出会うかで変わってきます。
ですので、当塾では、同じ問題に何回も触れ合うようなカリキュラムがそもそも組まれているんです。
1回問題を解いたら、週明けにもう1回、忘れたころにもう1回、テスト前にもう1回という形で、大事な問題というのは4、5回以上は勝手に復習しているような状態になります。
家に帰って復習しておいてといっても生徒はしないので、大事な問題は塾で繰り返すようなカリキュラムを組んでいますね。
ー講師を採用する際のポイントや、指導するうえで心がけている点を教えてください。
後藤:重要視しているのは、講師のキャラクターやどんなパーソナリティを持っているかということです。
もちろん、ある程度の学力は当然ないといけないのですが、当塾では初めて塾の講師になった方も多く、予習などの勉強をする時間をかなり与えています。
1日のうち、授業は1時間で、ほか6時間は勉強という形からスタートする講師もいるくらい、勉強する時間をかなり与えているので、今現在の実力というのはあまり気にしていないですね。
生徒への指導に関しては、一番親身になるようにと常に伝えています。
1週間無料で受けられる体験授業
ー今後の展開や体験授業などについてご紹介ください。
後藤:今後の学習塾の役割は、実際の指導というよりも、メンターに近いような形になってくると思います。
情報を得ようと思ったらどこからでも得られる時代ですので、塾はそこを求められているわけではありません。
むしろ精神的な支えであったり、期日を決めてやることを指導したり、そういったことに重きを置く塾が伸び、今まで通り一斉に授業をしているだけの塾というのは、少なくなっていくと思います。
ですので、当塾もやり方を変えていかないといけませんね。
なお、体験授業や見学は、どの校舎でも常におこなっています。
1週間無料で体験授業を受けていただけますので、ぜひご連絡いただけたらと思います。
ー最後に、読者の方へ向けてのメッセージをお願いいたします。
後藤:塾に通う際に大事なことは、自分にあう塾を見つけることではないでしょうか。
一度塾に入ったら長く通われる方が多いので、入塾の際には、さまざまな塾の見学や体験授業を受けたうえで、雰囲気などを見てご判断いただけたらと思います。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:後藤塾