子どもの性格はさまざまです。なかには引っ込み思案で、学校や塾でも、なかなか先生に質問ができないという子どもも少なくないでしょう。
埼玉県川口市にある「スクールNAC」は、“日本一質問しやすい塾”を目指しています。そのためにはどういった取り組みがおこなわれているのでしょうか？
今回は、同塾代表の若菜栄一さんに、生徒が講師に質問をしやすくなるためのお取り組みを伺いました。
さいたま市や川口市近辺で塾を探している方は、ぜひご一読ください！
生徒が質問しやすい環境を整える
―本日はよろしくお願いいたします。はじめに、「スクールNAC」の概要をお聞かせください。
若菜 栄一さん(以下、若菜)：「スクールNAC」は、埼玉県川口市にある1対1の完全個別指導型の塾です。対象はおもに、小学校を含め、一貫校に通っているお子さんと、難関校といわれる私立の高校や大学を受験されるお子さんです。
私自身、いろいろな塾で働いた経験があります。塾によって提供する授業はさまざまですが、どこの塾でも、授業をたくさん受けたからといって、必ずしも成績が向上するわけではないと感じていました。
逆に学習がスムーズに進み、成績が上がった生徒には、「質問をする回数が多い」、「自学の時間が長い」という共通点がありました。
本当は、自分ひとりでも本を読み、勉強ができれば、それが一番よい方法でしょう。
しかし勉強を進めるなかで、どうしても自力では解決できないものがストックされていくと、勉強のペースが落ちてしまいます。
生徒が疑問をもったときに、その質問にすぐに答えてあげられる人がいると、生徒はスムーズに問題を解決することができ、成長の曲線がよく伸びていくのではないかと思ったんです。
大事なのは、教える側がパッケージ化された授業をするのではなく、生徒が困ったときに、講師がそれぞれの質問に答えてあげられることだと感じ、スクールNACを立ち上げました。
なかには、自分から講師に質問をするのが苦手な生徒もいます。
どうやったら生徒が一番質問をしてくれやすいかを考えた結果が、「1対1の完全個別指導」です。
1対1であれば、生徒と講師がゆっくりと対話でき、関係性をしっかり構築することができます。
そういった関係性であれば、自習のときにも質問しやすい雰囲気を用意してあげることができると考えたんです。
実際に、質問しやすさを意識した完全1対1の授業をおこなうことで、少しずつではありますが、質問の回数が増加する生徒が多くなり、それにあわせて成績も上がっていきました。
そして、このスタイルを継続しているという状態です。
―スクールNACの特徴を教えてください。
若菜：スクールNACがある埼玉県には、高校受験をメインターゲットとしている塾がとても多くあります。
一方、当塾の受験対策は大学受験がメインです。
基本的には小学校受験や中学受験をして一貫校に通うお子さんをお預かりして、そこから大学受験までの長い期間ご一緒させていただきます。これは当塾の特徴だといえるでしょう。
そのため、当塾では逆転合格や短期集中型というスタイルは、あまり推してはいません。
基本的には長期戦でコツコツ勉強をして、疑問があればその都度解消、“勝つべくして勝つ”という王道ともいうべきスタイルを推しています。
学ぶ側にもいて生徒と伴走できる講師陣
―採用されている講師の方についてお聞かせください。採用する際にとくに重視されているのはどういった点でしょうか？
若菜：採用時に重視するのは、まずは講師の学力ですね。これは生徒が志望する大学のレベルを考えると、どうしても譲れません。
当塾がおこなっているのは完全1対1の授業で、集団を指導するときとは求められるスキルが異なります。
ただ知識だけを伝えていくというスタイルよりは、生徒と並走していけるような方を採用するようにしていますね。
採用後には、講師自身も何かを学習し、学ぶ側でもあってくださいとお願いしているんですよ。
講師も学ぶ側にいることで、生徒のわからない、やる気が出ないといったことに共感し、一緒に乗り越える方法を考えていけるのではないかという考えからです。
普段担当している講師以外にも質問したり、授業を試しに受けたりすることも推奨しています。また、生徒と講師の相性も大事ですので、お申し出があれば何回でも講師の交代は可能です。
当塾での講師の採用率は低く、個別指導の塾のなかでは、講師のレベルは高いと自負しております。
―カリキュラムと料金について教えてください。
若菜：当塾の授業は完全1対1ですので、カリキュラムも完全に個人別のものになります。ご入塾後1か月ほど授業をさせていただき、ご本人の目標と授業内容からカリキュラムを組み立てていきます。
料金体系は比較的シンプルで、基本的には受験生向けと受験生以外向けというふたつの括りしかありません。
それ以外に、「自習コース」もご用意しており、自習室の利用のペースによって料金が変わります。
詳細につきましては、教室までお問い合わせください。
小学校低学年からの受け入れも開始予定
―今後新たなコースのご予定や、体験レッスンなどありましたら、お聞かせください。
若菜：現在は、小学校4年生以上を受け入れていますが、今後は、小学校受験を終えられた低学年の方を対象としたコースの開設を考えています。
体験授業は随時おこなっています。1回までは無料、2回目は有料になりますが受けていただくことも可能です。
―最後に、入塾を検討している読者の方に向けてメッセージをお願いいたします。
若菜：当塾は、長期戦に備えた1対1の完全個別指導で、日本一質問しやすい塾を目指しています。
いろいろなスタイルの塾がありますが、そのなかのひとつの候補としてスクールNACを比較、検討いただけると嬉しいです。
ぜひ、お気軽にお問い合せください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました！
■取材協力：スクールNAC
