社会に出て必要な力に、検索する力や思考力、コミュニケション力、問題解決力などが挙げられますが、なかなか一人では身に付けることができません。
学校や塾では先生が答えを解説することもあり、自ら思考する時間が確保しにくいでしょう。
そこで今回は、問題解決力を効率良く身につけ、「自分で考え、行動し、改善する」ことを教育理念にする「学習塾GRTI」をご紹介します。
塾長の西上 隼人さんに指導内容や特徴などについてお話を伺いましたので、浜松市にお住いの方、中学生のお子さんをお持ちの方は、ぜひご一読ください。
独自カリキュラムで自学自習の習慣が身に付く
ー本日はよろしくお願いします。まずは「学習塾GRIT」がどのような塾なのかを教えてください。
西上 隼人さん(以下、西上):「学習塾GRIT」は、中学生を対象にした個別指導型の学習塾です。
ただ、個別指導といっても、個別で授業をおこなうことがメインではなく、基本的には各学生さんにあわせて学習カリキュラムを作成し、それぞれが学習を進めて行く「自学自習」がメインになります。
必要に応じで授業数をご提案させていただいたり、そんなに教える必要がない学生さんには塾に通う頻度をご提案させていただいたり、という対応をしていますね。
当塾にはコースというものがなく、「通常」「シルバー」「ゴールド」会員という3種類の会員を設けており、その種類によって受講できるサービスが異なります。
学生さんの成長にあわせて、その会員が変わっていくようなイメージを持っていただけるとわかりやすいかなと思います。
ー他社にはない「学習塾GRIT」の強みや特徴について具体的に教えてください。
西上:一般的に学習塾というと、授業を受けに行くようなイメージかと思いますが、当塾はそもそも授業数が少ないので、与えられたカリキュラムをもとに自分で学習の計画を立てていきます。
計画を立てるためには目標を立てないといけないので、そういった目標だったり、何のために勉強するのか?、何のために今の時間というものを犠牲にして勉強に取り組むのか?といったモチベーションのところから、学生と対話を通じて話し合っていきます。
勉強を教えてもらえる環境という意味では少し物足りないかもしれませんが、社会に出てから生きていくスキルを学習塾という形を通して指導というか教育をさせてもらっています。この点は他社さんにはない強みだと思います。
また、今の日本の教育では、学んだことのアウトプットを「ペーパーテスト」という形で点数化して判断していますが、これからの時代はペーパーテストよりも人に何かものを伝える、人対人でのアウトプットが必要になってくると思います。
それを踏まえて、「学習塾GRIT」では友達に教える、友達同士で授業をしあうことをアウトプットの最終目標にして、授業で実践している点も強みですね。
当塾は可能な限り授業を少なくしていきながら、友達同士で学び合うこと、「自学自習」を重要視しているので、必要最低限の授業数だからこそ実現できる価格設定も特徴ですね。
また、料金面では月々でみると他社さんと変わらないのですが、講習費などの追加費用が一切かからない「月額会員制度」を導入しているため、年間でみると他社さんよりお安くなっています。
学習状態にあわせて会員の種類を都度変更
ー講師の方の採用基準はありますか?
西上:
工夫したことが結果につながった経験のある人が採用基準になりますね。
とういうのも、当塾は「勉強を教える」ことよりも「学び方を伝えていく」学習塾になるので、たとえば「数学が得意」「英語が得意」といった点数が取れるという意味での「得意」ではなく、いろんな学び方を知っている、自分なりに考えて勉強方法を工夫したことがある人を採用したいと考えています。
ーカリキュラムにこだわりのポイントなどありましたら教えてください。
西上:当塾は3種類の会員にわけて指導していまして、学生の成長度合いというか、学習状態にあわせて会員を都度変更させていただいています。基本的には「シルバー会員」がベースになりますね。
「通常会員」は、授業を必要としない、学習カリキュラムでどのように学習を進めていくか、進捗管理だけ確認させていただいて、あとは「自学自習」メインで進めていきます。
「シルバー会員」は、必要最低限の授業(週2回)だけ確保して、それにプラスアルファして「通常会員」と同じような形、1週間を通してどういうふうに勉強進めていくのかというところを管理というか進捗を確認させていただくような形となります。
ある程度「シルバー会員」で勉強できるようになって、点数も上がってきたと実感したら、「通常会員」にすぐ移行していただいていますね。
「ゴールド会員」は、「シルバー会員」をより細かく設定させていただいた形になるので、どの科目をどの時間に、どこまでするのか、日々のカリキュラムを細かく組んで進捗を管理しています。
たとえば学生さんによっては「月曜日の何時からこの課題をやってください」と時間まで指定させていただくこともあります。
1週間を通して生活スタイルから一緒に作っていくのがゴールド会員の特徴ですね。
月額会員制で追加費用がかからない料金設定
ー料金についても教えてください。
西上:メインとなる「通常」「シルバー」「ゴールド」会員の料金は以下の通りです。
また、小学生の場合は、「特別会員」として「小学生会員」を設けています。「受験生会員」は中学3年生のみを対象にしていますが、1、2年生からお通いいただいている方のなかは、「受験生会員」を取らずにこれまでどおりの会員で通われる場合もあります。
特別会員の料金についても下の表でご確認ください。
【基本会員】
通常会員 | シルバー会員 | ゴールド会員 | |
---|---|---|---|
月額料金(税込) | 13,200円 | 24,200円 | 36,300円 |
対象とする学生の特徴 | 自学自習が習慣化されている | 単元の解説が必要 学習が習慣化されていない | 日々の学習管理が必要 まずは自分の学習の形を身につける必要がある |
自習室利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
毎日の学習プラン作成 | 〇 | ||
個別授業の回数や形態 | 個別授業なし | 1回60分 2回/週 1:3の個別授業 | 1回60分 2回/週 1:1の個別授業 |
【特別会員】
受験生会員 | 小学生会員 | |
---|---|---|
月額料金(税込) | 基本会員料金+11,000円 | 11,000円 |
対象とする学生の特徴 | ※中学3年生は全員 | 小学生のみ |
自習室利用 | 〇 | 15:00~18:00 ※17:00~18:00は要相談 |
毎日の学習プラン作成 | 宿題のサポート 苦手単元の解説付き | |
個別授業の回数や形態 | 1回60分 2回/週 1:3の個別授業 | 基本的には授業なし |
探究型の学習をカリキュラムに導入予定
ー今後の展開についてお聞かせください。
西上:今までは入試対策の学習指導をメインに取り組んできましたが、これからはそれに加えて「探求型の学習」も同時に進めていこうと考えています。
週2回の授業はそのまま継続し、そこに1日探求型の学習をプラスする形でカリキュラムに導入予定です。
探究型の学習では、自分でテーマを設定して、まずは見通しというか予測を立てます。その後、実地研修という形で現場に行き、より細かい情報やデータを集め、最後は自分でまとめてプレゼンテーションするところまでを塾でおこないます。
昨今の入試対策としても有効な学習ですし、学生がより一層「検索力」や「思考力」を身につけるいい機会だと思っています。
ー最後に入塾を検討している読者の方にひと言メッセージをお願いします。
西上:最初は、「GRITに行けば授業で教えてもらえる」と思って入って来られると思いますが、学生さんは日々成長し、「自ら学ぶ」姿勢に変化していきます。
「学習塾GRIT」では、学生さんの成長にあわせて、お通いいただくなかで会員の種類を都度変更できます。
また、個人のパーソナルにあわせたカリキュラムを作成させていただくので、それぞれの目的にあった個別指導が受けられます。ご興味を持たれましたら、ぜひご連絡いただけると嬉しいです。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:学習塾GRIT