塾を検討している学生の方のなかには、「大手塾と個人塾ではどちらが自分に合っているのだろう」「塾に入ってみんなと同じカリキュラムをこなせるか不安」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、大手塾と個人塾の両方のメリットを併せもつ学習塾「ひかり個別指導学院」塾長の東島 孝幸さんにお話を伺いました。
大手塾と個人塾の違いが知りたい方、両方のメリットを併せもつ個人塾が気になる方は、ぜひご一読ください。
生徒のやる気を引き出す仕組みづくり
ー本日はよろしくお願いします。はじめに「ひかり個別指導学院」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
東島 孝幸さん(以下、東島):ひかり個別指導学院は、小中高校生を対象に5教科に対応した、講師1名に対し生徒2名までを指導する形式の個別指導塾です。
定期テスト対策と受験対策をメインに、基礎からハイレベルな授業まで幅広く展開しており、生徒に楽しく通ってもらえるよう、個々のよいところを見つけて褒めて伸ばす指導をおこなっています。
ほかにも、ポイントシステムを導入し、生徒のやる気を引き出す仕組みづくりをしています。
ポイントシステムは入退出メールのシステムと連動していて、教室入室時にポイントが貯まるようになっており、そのほか学校のテストでよい点数を取ったときなどにもまとめてポイントがもらえる仕組みです。
そのポイントを貯めると図書カードや素敵な商品と交換できるようになっています。一番人気はディズニーチケットですね。
おまけのシステムでしたが、テストでいい点を取るとポイントがもらえ、自習に来るだけでもポイントが貯まるので勉強に対するモチベーションが上がる生徒も多く、張り切って毎日自習をしに来る生徒もいるほどです。
今では必要不可欠なシステムとなっています。
ーこの塾を始められたきっかけや設立経緯を教えてください。
東島:以前から教育業界におり、複数の学習塾での勤務経験があります。
そのころから営業電話を何回もかけたり、売上重視な提案をしたりすることに疑問をもっており、生徒と保護者のためになる塾をつくりたいとずっと思っていました。
昔から独立志向は強く、経験と実績を積んで10年前に独立。地域密着型でやりたかったこともあり、自宅から近くてゆかりのあるこの場所を選びました。
実際に独立して1年目は生徒もあまり集まらず悩みましたが、そこから少しずつ増えていき、2年経つころからようやく軌道にのりだしたと感じます。
そして10年も経つと、口コミで地域にある程度認知していただいて、チラシをまかなくても定期的に問い合わせをいただける状態になったので、開校して本当によかったなと心から思えるようになりました。
これからも塾を続けていくことで、地域に貢献できればと思っています。
目的に応じて個々のカリキュラムを作成
ー他塾にはない「ひかり個別指導学院」の強みについて具体的に教えてください。
東島:成績を上げる、面倒見がよい、アットホーム、振り替え可能、自習可能、5教科対応といった個別指導塾に必要とされる基本装備はすべて兼ね備えています。
そのうえで他塾にない強みを挙げると、一般的な大手塾と個人塾のよい性質を併せもっている個人塾であるところだと思います。
大手塾のメリットは、情報量が多い、教室が広い、友だちが多くいるので気軽に通える、講師数も多く幅広い生徒層に対応できる点などです。
デメリットとしては、教室長が定期的に変わる可能性が高い、生徒の情報管理が不透明、学習進度がカリキュラムを作成する講師任せになってしまうことがある、カリキュラムが決められていて自由度が低いなどの話を聞いたことがあります。
一方、1名で運営している個人塾のメリットは、すべてのカリキュラムを塾長がつくり、すべての授業を塾長が担当し、進捗管理がしっかりしていて生徒管理の面で優れている点や、専門性が高い点などです。
デメリットとしては、指導できる人数に限りがあり、講師の数も少なく、担当できる教科や難易度に対しても制限がかかる場合があるところでしょうか。
当塾は、今挙げた大手塾と個人塾のデメリットにあたる面がなく、逆にそれぞれのよい面を併せもっているところが強みだと感じています。
まだまだ知名度が高いわけではないですが、開校して10年経ちますので情報量も多く集めることができました。
講師も40名ほど在籍しており、小学1年生の学校補習から高校3年生の受験対策まで幅広く授業をさせていただいています。
時々私も授業を担当しているのですが、指導はその講師の方々中心におこなってもらっており、私は全体的な教室管理に力を入れていますので、情報管理の面でもしっかりさせていただいています。
ーカリキュラムと料金について詳しく教えてください。
東島:当塾では、全員が同じカリキュラムではなく、一人ひとり個々にカリキュラムを作成しています。
すべてのカリキュラムを私が作成し、進捗管理をおこなっている形です。
通常授業では生徒の学力状況や目的に応じて教材レベルや進め方を変え、季節講習ではその学期の復習と次学期の予習をバランスよく進めていけるようなカリキュラムをつくっています。
そのほか、学年に応じて進め方も変わってくるのですが、たとえば中学3年生は夏休みと冬休みになると、受験に向けたカリキュラムに切り替えて授業をおこない、受験直前期は過去問演習や志望校対策のカリキュラムに変更しています。
必要に応じて、オリジナル教材をつくったり、単語暗記、漢字暗記をサポートするオリジナルシステムをつくって使用したり、成績アップに関しては妥協せずさまざまなことを考えておこなっているところも当塾の強みです。
また、中高生のテスト前には、振り替え授業や追加授業の無料補講授業制度などを利用して、普段受けていない教科を受講することも可能です。
そのため、テスト前はバランスよく5教科の授業を受けている生徒が多いですね。
そして次に料金についてですが、周辺の個別指導塾のなかでも、若干安く設定をさせていただいております。
入会時の学年の授業料でずっと授業が受けられるオリジナルシステムを取っており、みなさんに通っていただきやすいようにしています。
授業料一覧表(講師1名:生徒2名までの通常授業のお月謝 2022年4月~)
週1 | 週2 | 週3 | 週4 | 週5 | 週6 | |
---|---|---|---|---|---|---|
~小学4年生 | 13,200 | 24,640 | 35,640 | 45,760 | 55,000 | 63,360 |
小学5年生 | 13,640 | 25,520 | 36,960 | 47,520 | 57,200 | 66,000 |
小学6年生 | 14,080 | 26,400 | 38,280 | 49,280 | 59,400 | 68,640 |
中学1年生 | 14,520 | 27,280 | 39,600 | 51,040 | 61,600 | 71,280 |
中学2年生 | 14,960 | 28,160 | 40,920 | 52,800 | 63,800 | 73,920 |
中学3年生 | 15,400 | 29,040 | 42,240 | 54,560 | 66,000 | 76,560 |
高校1年生 | 16,280 | 30,800 | 44,880 | 58,080 | 70,400 | 81,840 |
高校2年生 | 17,600 | 33,440 | 48,840 | 63,360 | 77,000 | 89,760 |
高校3年生 | 18,480 | 35,200 | 51,480 | 66,880 | 81,400 | 95,040 |
※上記の価格は税込み
※単位:円
※上記以外にもコースあり
大事にしているのは「おもてなしの心」
ー講師を採用する際のポイントや、指導するうえで心がけている点を教えてください。
東島:採用の際に大切にしているのは、生徒から好かれそうかというところです。
たとえば、初対面でこちらから話すまでなにも話さない方よりは、最初に明るく元気に挨拶してくれる方や、「よろしくお願いします」など一言ある方のほうが印象がよいですよね。
もちろん学力があることが最低条件ではありますが、それに加えて重視しているのが、明るさや清潔感、コミュニケーション能力などです。
なので、どんなに採用試験の点数がよくても、生徒から人気が出なそうだなと感じる場合は、採用を見送らせていただくこともあります。
面接では、最初の数十秒や、少し話した段階で合否を決めてしまうこともありますね。
採用後の研修では、授業の仕方、教材の使い方、といったことだけでなく、「おもてなしの心」を持つことや、「人から見られている意識を持つこと」などについての話もさせていただいています。
ただ、そこで説明したことは徐々に記憶から消えていってしまうので、一斉配信できるツールを使用して、講師には常に発信をしています。
たとえば、「おもてなしの心」については、少し消しかすが残っていたり、机や椅子が乱れていたりした場合に、「きちんと整理整頓して、次の生徒が気持ちよく授業を受けられるようにしましょう」と定期的に発信するなど、親父の小言のようなことをつぶやくことも。
数回の研修で完璧にできるとは思っていないので、気になったことがある度にまとめて一斉送信で発信している状況です。
また、先生に指導するうえで心がけてもらっていることは、とにかく成績を上げてもらうこと、上げることにこだわってもらうことですね。
そのために生徒のレベルに合わせた説明の仕方や進め方を考えて、授業をおこなうことを意識してもらっています。
保護者と生徒の視点に立った常に進化する塾
ー今後の展開や体験授業などについてご紹介ください。
東島:時代のニーズに合わせ、常に新しいことに取り組みたいと思います。
最近では、新たに都立高校対策向けの英語のスピーキングテスト対策講座というのを始めました。
今年から都立高校の英語のスピーキングテストが始まるので、それに向けた対策の講座ですね。
今年は専用のアプリを利用しての授業を行いましたが、今年得た情報を元に来年さらに進化させたいと思います。
それと講座ではないですが、教室のことをより地域のみなさんに知っていただくためにSNSを積極的に活用していこうと考えています。
よいものがあればすぐに導入できるというところが個人塾の強みでもあると思いますので、よいサービスが見つかれば積極的に取り入れていきたいです。
ー最後に、読者の方へ向けてのメッセージをお願いいたします。
東島:当塾は、保護者と生徒のみなさんの視点に立った学習塾づくりをしています。
強引な勧誘などは一切おこなっていませんので、ぜひお気軽に教室見学にお越しください。
無料体験授業もいつでも受付可能なので、ホームページかお電話にてご連絡いただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:ひかり個別指導学院