サブスク(※)という言葉が一般的になってきた今。映画などを配信するコンテンツや音楽アプリ、英会話レッスンなど、さまざまなサービスがあるなか、塾においても定額制を導入するケースが増えています。
宮城県仙台市青葉区に校舎を構える「櫻學舎」も、定額個別制度が特徴の塾。
学習習慣を身につけることと、成績を上げることにとことんこだわった結果、個別指導を無制限で受講できるプランができあがったそう。
今回は、塾長の富永 裕大さんに、定額制の魅力や塾の特徴についてお話を伺いました。
周りのライバルと競い合って成長したいお子さんには集団指導コースも用意しているので、自分に最適なコースをお探しの方は、ぜひご一読ください。
(※)サブスクリプションサービスの略。月額定額制サービス。
「学習習慣×試験の点数」にとことんこだわって定額制を実現!
ー本日はよろしくお願いします。はじめに、「櫻學舎」がどのような塾なのか、概要を教えてください。
富永 裕大さん(以下、富永):定額個別の「櫻學舎」は、学習習慣を身につけ、定期考査や模擬試験の点数を上げることに、とことんこだわった塾です。
当塾を開校したのは、大学生時代におこなった塾講師のアルバイト経験がきっかけなんですよ。数多くの生徒を担当させていただくなかで、学習習慣が身についていない生徒の成績を上げるのはとても大変でした。
たとえば、週1回塾に来て勉強する、宿題を出してやってこないと翌週同じところからスタートする…ということがよくあったんですね。日々の学習習慣が確立されていない生徒は、週1回では思うように伸びないと苦戦していました。
また、個別指導の需要でいうと、学力に自信がない生徒か、逆に学力の高い生徒のどちらかに偏ります。学力が高ければ効率的に勉強ができますが、学力が低いとまずは学習を習慣化しなくていけません。
さらに、個別指導は1コマあたり1教科で進めるのが一般的なのですが、入試は5教科なので、たとえ1教科だけ伸びたとしても合格できない。
それならば、学習習慣を徹底的に身につけられて、通えば通うほどお得になる定額制のコースをつくろうと思いました。
当塾では、学校は“学びを与える場所”、塾は“定着させる場所”と定義して、家では遊ぶ、塾では勉強する、ときっちり分けてほしいなと思ったのが、この定額個別制度システムを採用した背景でもあります。
ー他社にはない「櫻學舎」の強みについて具体的に教えてください。
富永:やはり定額個別制度が当塾の一番の強みですね。通えば通うほど1コマあたりの金額が安くなって、頑張れば頑張るほどお得になっていきますから。
最初の一週間は生徒たちもつらいと思いますが、毎日通って、2コマ3コマ…と受講していくうちにだんだん勉強が習慣化して、塾に来るのが当たり前になってくる。かえって塾に行かないと不安になり始めるんですよ。
定額制にすることで私たち講師も大変ではありますが、学習習慣の大切さを改めて感じています。
当塾は、80分の個別指導を1日最大4コマまで受講可能です。
普段は学校や部活動があるので、中学1、2年生は毎日1コマずつ、部活動を引退する中学3年生になると1日2、3コマずつ受講する生徒が多いですね。
また、当塾の定額コースは、春期、夏期、冬期講習時も定額制が適用されます。そのため、季節講習の追加料金を心配する必要がありません。
人気の「チューター面談制度」「個別・集団併用コース」
ーそのほか、「櫻學舎」の特徴などはありますか?
富永:当塾には、チューター面談制度として、週ごとの学習カリキュラムを専任の講師と設定する場があり、保護者の方からも大人気なんですよ。
内容としては、学習の進捗管理と定着度管理のふたつが軸になっています。
週に一回20分程度、チューターと生徒が面談をおこない、年間計画や月間計画を微調整しながら週間計画を作成し、毎週進捗を確認していきます。生徒が授業や自習でおこなう内容はチューターが指示していく流れです。
また、翌週の面談では、学習の進捗状況を確認したり、小テストで定着度を確認したりしていますね。
自ら進んで勉強できない、勉強の仕方がわからないなどといった悩みを持っている生徒は多いので、このチューター面談制度はご好評をいただいています。
ー個別指導以外に集団指導にも対応しているのですか?
富永:当塾はもともと個別指導のみだったのですが、個別指導だと周りの生徒たちがどれくらい進んでいるのかがわからず、マイペースになって気が緩んでしまう傾向がありました。
また、個別指導はどうしてもアウトプットがメインになりがちです。しかし、まだ習っていないことをいきなりアウトプットするのは難しいんですよね。
そこで、インプットは集団指導で、アウトプットは個別指導でおこなうことで、インプットとアウトプットのサイクルを回す。この集団指導と個別指導の併用で抜群の効果を得ることができます。
やはり受験情報や入試問題に対する解説をおこなうと時間がかかってしまうので、受験間近になってくるほど集団指導が役立つと思っています。そのため、当塾では、個別・集団併用コースを選択している生徒が多いですね。
もちろん集団指導コースのみの生徒もいて、最初の三者面談の際に、生徒のタイプ・目標・現状を確認するほか、体験授業では、複数個別指導(1:4)、完全個別指導(1:1)、集団指導の80分×3コマを体験してもらいます。
そのうえで、ご希望を伺いつつ、どの授業形態があうか提案させていただくんですよ。
周りの生徒と切磋琢磨したい、5教科の指示をしてほしい、自分でアウトプットできるといった子は集団指導向きです。逆に、周りにほかの生徒がいると集中できない子は個別指導向きですね。
塾としては、学習効果の高い集団指導と個別指導の併用をおすすめしています。
悔いのない受験を!新プランも導入して最適なコースを提案
ー新たなプランの新設や体験授業についてご紹介ください。
富永:今年の4月から映像授業のコースをつくりました。
始めたきっかけは、定額制の課題。たとえば、小学生~高校生まで在籍しているなかで、高校生に限っては、学校によって学力差が生じてしまったり、学習の進め方が違ったりして大変でした。
受験対策であれば、ひととおり習った高校3年生は共通テストなどをもとに集団指導で対応できるのですが、1、2年生の場合は集団指導で全体の帳尻をあわせるのが難しくて…。
そこで取り入れたのが映像授業になります。集団指導のインプットの部分を映像授業に切り替えたんです。
一般的な映像授業では映像を見て解きますが、政治経済や物理も対応できて、さらに生物や地学といった需要が少ない教科も個別で対応するのは本当に大変なんですね。
しかし当塾の場合、近隣の東北大学出身の講師が60名在籍しているため、さまざまな教科に対応できる。映像でインプットして、問題を解いていくなかでわからないところは講師に聞くことができるのが強みでもあります。
体験授業については、講師1名に対して生徒1~4名までの複数個別指導や、マンツーマンの個別指導など、計3コマの体験で3,000円(税込)いただいています。
また、体験授業終了後、一週間以内に正式なお申し込みがあれば入会金(20,000円 / 税込)が無料になるので大変お得です。
自分に最適なコースもしっかり確認でき、3名の講師から指導が受けられるため、授業の雰囲気や進め方をイメージしやすいのではないでしょうか。
ー最後に、読者の方へ一言メッセージをお願いします。
富永:塾を運営していて感じるのは、不登校生徒が増加傾向にあることです。
そうはいっても、学校に行っていなくても受験をしたい、高校に行きたい、という想いをもつ子も多いのですが、塾を検討しても結局同じ学校の子が通っていたり、学校に行っていないから集団授業についていけなかったりする現状があるんですね。
それなら個別指導で…と思っても、通常の個別指導塾では、授業回数を取れば取るほど受講料が高額になってしまいます。
当塾の定額制は、そういった不登校生徒に需要があり、自分のペースで周りと関わらず勉強できる環境や、近くにいる講師にすぐに質問できることも人気なんですよ。
それから、勉強しなければならないとわかってはいても、スマートフォンやゲームの誘惑があったり、共働き家庭などの影響でなかなか勉強が手につかなかったりするケースでお悩みの保護者の方もいるでしょう。
そういった場合は、毎週おこなう学習の進捗確認と指示が学習習慣につながるため、おすすめです。家ではゆっくり休む、塾ではしっかり勉強するというサイクルができあがると、学習が習慣化して最終的に大きな力になっていきます。
現在当塾でおこなっている夏期講習も、中学3年生は朝の10時半から夜の21時まで勉強していて、本当に圧倒的な勉強時間を確保しています。
生徒からしたら大変だと思いますが、一生懸命取り組み、仲間と切磋琢磨しながら得た達成感は、きっと悔いのない受験になる。心の底から頑張ったと感じると思います。
また、近年、通い放題と謳っていても映像授業のみ定額の場合がありますが、定額制の個別指導形態を実現し、“人から人への教育”に徹底的にこだわっている塾は当塾だけだと自負しています。
最高の環境を探している方は、ぜひ当塾へお越しください。お待ちしています!
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:定額個別の櫻學舎