一般的な中学校や塾にはさまざまな学力を持った子どもが集まっており、なかには勉強が苦手で授業についていけない子どももいるかもしれません。
千葉県で8校舎を展開する「個別指導塾フォーカス」は勉強が苦手な子どもに指導内容を特化することで、子どもに自信をつけ、前を向いてもらおうとしています。
また、さまざまな工夫でコストカットを実現し、手ごろな料金を実現していることも、保護者にとってありがたいポイントといえるでしょう。
今回は代表の鈴木 祐河さんにお話を伺いました。勉強が苦手な子どもを持つ保護者の方はぜひご覧ください。
勉強が苦手な中学生に特化した個別指導塾
ー本日はよろしくお願いいたします。まずは「個別指導塾フォーカス」の概要について教えてください。
鈴木 祐河さん(以下、鈴木):「個別指導塾フォーカス」は千葉県内に8つの教室を構える、中学生を対象に指導をおこなう個別指導塾です。
特に勉強が得意ではなく、苦手意識を抱えている子どもをメインにしています。
また、子どもだけでなく、保護者の方に配慮した授業モデルを持っているのが特徴です。
勉強が苦手な子どもの場合、保護者を含め、家庭のなかで勉強をどうすればいいのか、どういう教育方針がよいのか、どこの塾を選べばよいのかなどがわからないケースが多いのではないでしょうか。
実際に私の家庭もそうだったのですが、ほかの多くの家庭でもこのような問題が未解決のまま残っているものと思います。
そのような方々が少しでもポジティブに考えていただけるよう、光を当てることが、個別指導塾フォーカスのミッションのひとつです。
授業料が手ごろであるのもご家庭にとってはうれしいポイントかと思います。
高校受験というと相場では夏期講習などの講習の期間に20万円、30万円といった高額な授業料が必要になることもありますが、当塾の場合は高くても4、5科目の受講で10万円未満です。
この金額で最大の提案をさせていただき、親身な対応をすることを当塾のルールとしています。
ー個別指導塾フォーカスの強みはどういった点にあるのでしょうか。
鈴木:一番は先述の通り、勉強が苦手な子どもの指導をメインにしている点です。
子どもの偏差値は40から60の間に点在するのが一般的なのですが、フォーカスに通う生徒の偏差値の中央値は42となっています。
いわゆる「普通の塾」よりも10ほど低い値です。
このため、指導を勉強が苦手な子どもに特化したものにすることができます。
ポイントはふたつあり、ひとつ目は指導内容が小学校の範囲まで戻るのが当たり前だと全員が思うこと。
中学生であっても小学生の範囲に指導が戻ることが当たり前だと従業員やスタッフ、責任者はもちろん生徒も考えています。
ふたつ目は指導している講師が目線を下げること。
目線を下げきらないと、勉強が苦手な子どもの視点に立って適切な指導をおこなうことができません。
また、こちらも先ほどご説明したことですが、授業料の安さもフォーカスの強みのひとつです。
授業料が高いと保護者から検討に値しないものとして門前払いされてしまいます。
このため、指導のターゲットを広範囲にするのではなく、勉強が苦手な子どもに絞ることによって教材の開発コストや管理コストをぐっと下げることに成功しました。
ほかの塾の相場が1教科あたり月額2万円といったところですが、これを私たちは創業時から税込10,978円に設定し、これまで一切変えずに続けています。
料金が安いからといって指導がおろそかなわけではありません。講師に関しては全員地元千葉大学の大学生を採用し、かつ採用の媒体と期間を絞っています。
これにより講師の品質を保ち、安い料金でも満足いただける指導が可能です。
この方式により採用のコストが下げられますし、ほかの塾でよくある講師の採用で困ったということは一度もありません。
生徒一人ひとりに寄り添った丁寧な指導
ー講師の採用基準について教えてください。
鈴木:本質的な面では2点あります。
ひとつ目は、他人に教える必然性を持っていることです。
世の中にはさまざまなアルバイトがあるため、そのなかでなぜ塾を選んだのかという理由を答えられない場合はご縁がなかったものとして不採用にしています。
ふたつ目は物事を捉えるときに目線を下げられるかどうかです。
いわゆる「視座」が下げられないことには、どれほど高尚な学部に所属していようが能力が高かろうが、中学生相手の塾講師を3カ月以上継続するのは難しいと考えています。
また、ちょっと変わったところで「自分は運がよかった」と考えている方を採用するようにしています。
塾は他人の合格を促すための場所であり、運の強さも重要ではないでしょうか。
このため、自分は運がよかったと思うかと聞いたときに、運がよかったと答えられない場合はご縁がなかったと判断しています。
ー指導の際に心がけていることはありますか。
鈴木:「視座を下げる」ということを表面的にのみ理解するのではなく、おなかの底から理解、納得して指導にあたってもらうようにしています。
フォーカスで採用している講師は皆、勉強ができる方ばかりです。それに対して生徒は勉強が苦手な子どもばかりですので、「なんでそんなこともできないの」という気持ちがあると言葉として出てしまうかもしれません。
このため、相手の立場に立って指導をおこなうことを全員に心がけてもらっています。
また、子どもにインプットするばかりではなく、子どもからアウトプットしてもらう時間を多く取るようにしています。
勉強ができない子どもの特徴のひとつは、インプットされたことを説明できないという点です。
このため、授業の半分以上の時間はインプットされた内容を子どもに講師に対して説明してもらう時間にしています。
そのためにも、インプットの段階からアウトプットを前提にして準備をしているのです。
いわゆる集団塾の場合は講師が一方的に生徒にインプットをおこないますが、それとは違う授業をするということは研修の段階から納得してもらったうえで指導にあたってもらっていますよ。
授業料は相場の半額、入会費なども無料
ー料金について詳しく教えてください。
鈴木:料金は一般的な塾の半額ほどです。
また、指導を受ける教科の追加に関しては、無理な勧誘や不要な提案は一切おこないません。
たとえば教科を追加するにしても、本当に必要な生徒にのみ提案をし、それ以外は任意としています。
さらに、入会費、教材費、年会費、管理費を絶対取らないというポリシーで運営しています。
ただ、この料金を維持するため、体調不良などで休んでも振替はおこないません。
新型コロナウイルスや降雪、天災といったものは例外ですが、私的な理由による振替は一切認めないことをご納得のうえで入塾していただいています。
詳しい料金については、こちらのページをご覧ください。
ー今後の展開やイベントの告知はありますか。
鈴木:コースに関しては今後も勉強が苦手な中学生に特化していく予定であり、新たなコースを増やすことは考えていません。
また、指導対象についても、小6で中学校の先取りをしたいとか、高1になってもまだ中学校の範囲が終わらない場合は別として、指導の対象年齢を広げる予定はないです。
イベントについては、春、夏、冬にリーズナブルな価格で講習の受け放題キャンペーンをやっています。
かなりお得なキャンペーンですので、まずはこちらを受けていただき、フォーカスのよさがわかったうえで入塾してはいかがでしょうか。
講習を受けたからといって入塾の義務が生じるということはありませんので、ぜひお気軽に受講してください。
本当に子どものためになる塾選びを
ー最後に入塾を検討されている方にメッセージをお願いします。
鈴木:塾は一般的に、一度入塾したら1年、2年は継続するものです。
このため、友だちが通っている、合格実績が高いといった点だけで塾を選ぶと子どもの3年しかない中学校生活が無駄になってしまう可能性があります。
特にフォーカスが対象にしている勉強が苦手な子どもの場合、勉強が得意な子どもたちの合格実績は参考になりません。
塾選びにおいてはそのことを念頭に、本当に子どものためになる塾を選んでいただければと思います。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:個別指導塾フォーカス