第一志望校合格のためには、自立的に学習する姿勢を身につけ、十分な勉強量を確保する必要があります。
しかし学習塾に通うとなると、授業を受けるほどに費用がかさんでしまうため、どうすればいいのかお困りの保護者の方もいらっしゃるでしょう。
今回は、定額料金制で5教科の授業を好きなだけ受けられる自立型学習塾「スタディクラブ」代表の岡元 真人さんにお話を伺いました。
自立的な学習を促す塾を探している方、子どもの勉強量を増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
さいたま与野駅徒歩2分!定額料金制の自立型学習塾
ー本日はよろしくお願いします。まず「スタディクラブ」はどのような学習塾なのか教えてください。
岡元 真人さん(以下、岡元):「スタディクラブ」は、集団指導塾と個別指導塾のいいとこ取りをした“自立型学習塾”です。校舎は、さいたま市の与野駅から徒歩2分の場所にあります。
当塾はフリーアドレスを採用しているので、気分転換に席を変えるのも、ずっとお気に入りの場所を使うのも生徒の自由です。
また、座席は個別ブースになっており、ブース内からは掲示物やホワイトボード、黒板といった余計な情報を完全に排除しています。
生徒自身が主役となって自立型学習に集中して取り組めるよう、勉強に向きあえる環境づくりにこだわっているんです。
ー他塾にはないスタディクラブの強みを教えてください。
岡元:スタディクラブの強みは4つあります。
まず1つ目は「1コマいくら」の月謝制ではなく、5科目の授業を好きなだけ受けられる“授業!受けホーダイ制度”です。
一般的な学習塾で十分な勉強量を確保しようと思ったら、授業のコマ数を増やさなければならないので、費用が際限なく上がっていきますよね。
以前に別の学習塾で塾長をしていたとき、このシステムに嫌気がさし、どうにかしたいなと思っていたんです。
そこでスタディクラブでは、定額料金制を採用して、納得するまで何回でも授業を受けられるようにしました。
さらに6月からは、音楽や保健体育などの副教科を追加し、9科目対応にバージョンアップする予定です。
定額料金で9科目をカバーできる学習塾は珍しいので、当塾ならではの強みになると思っています。
2つ目の強みは、教育コーチングを利用した自己肯定感を高める指導です。
自己肯定感を高めるには、ただ「頑張ろう」と声をかけるのではなく、子どもたちの努力をきちんと認めて、ほめることが大事になります。
1つ否定するなら3つほめて、「きちんと君たちを見ているよ」と承認してあげるのが教育コーチングの考え方です。
当塾では、面談を通じて保護者のみなさんにも教育コーチングの考え方をお話ししていますし、今後は私が受けているジュニアメンタルアドバイザーの研修をスタッフ全員に受けてもらおうと思っています。
3つ目の強みは、AI導入により効率的に得点アップを目指せるところです。
もちろん、ほめる・握手する・声かけするといった、AIで代用できないコミュニケーションには人の手を使います。
一方で、生徒一人ひとりの正解した問題、間違えた問題、取り組んだ問題の数や時間をマンパワーで管理する必要はありませんよね。
むしろ、そこはAIに任せたほうがきちんとニーズに応えられるので、理にかなっているんです。
AIを効果的に使うことによって、ほめるべきポイントの可視化や学校別テスト対策授業の提供が可能になっています。
最後4つ目の強みは、第一志望校 絶対合格主義です。
私たちはよく、保護者の方や生徒との面談で「第一志望校に絶対合格するぞ、というマインドがなければ受からせてあげられません」とお伝えしています。
0に対して何をかけても、答えは0にしかならないんです。
そのため受験期間のラスト3か月については特に厳しく、毎月100時間以上を塾で勉強していただきます。
修行僧のような生活なので、涙する生徒も出てくるのですが、それを乗り越えたあとの充実感は半端ではありません。
社会に出たあとも「あのときは一番頑張った!」と胸を張れる経験になるでしょう。
私はもう20年近く学習塾の現場で子どもたちと向きあい指導しており、保護者の方々とも年間数千回におよぶ面談を重ねてきました。
私の経験と、これまでに送り出してきた生徒の合格実績、クラウド上に蓄積している情報を踏まえつつ、年3回以上の面談をおこない、第一志望校合格をサポートします。
思いやり重視の講師!アットホームな雰囲気で満足度◎
ー講師の採用基準について教えてください。
岡元:一番大事にしているのは、人を思いやれるかどうかです。
言葉に人としての温かさや思いやりが感じられる方は、すぐに講師として採用しています。あとは、挨拶、礼儀、時間を守れるかも見ていますね。
学力はそこまで重視していなくて、埼玉県の高校入試レベルの問題で平均点以上を取れればよいです。「東大や早慶でないと採用しない」なんてことはありません。
当塾は今年で開校7年目に入ろうとしているので、大学生になった卒業生がたくさんいて、彼らが教室の運営をやってくれているんです。
まったく上下関係のないフランクでアットホームな環境のおかげか、途中で辞めていく講師もほとんどいなくて、私はすごく助かっています。
ー塾内の雰囲気はどのような感じですか?
岡元:塾内の雰囲気もいいと思います。
どうしても塾の形態や運営スタイルと相性が合わずやめていく生徒もなかにはいますが、これまで批判的なご意見をいただいたことは、数えられるほど少数です。
おかげさまで、年間を通じて満席が続いている状況なんですよ。
内申点・偏差値アップ対策の両方に対応可能
ースタディクラブのコースと料金について教えてください。
岡元:小学生コース・中学生コース・高校生コースの3つがあり、各コースの中身は内申点と偏差値のどちらを上げたいのかによって大きく2つに分かれます。
小学生コースは、中学校準備なら内申点アップ、中学受験対策なら偏差値アップ。中学生コースでは、内申点と偏差値の両方を上げていくケースが多いです。
高校生コースについては、推薦を取りたいならば高校2年生までに内申対策コースに入ってもらいます。
一方、高校2年生や3年生から入塾する生徒は、一般選抜入試の対策が必要なので、受験指導を含めた受験対策コースになりますね。
各コースの料金については、スタディクラブの公式ホームページに記載しています。ご興味のある方は、ご覧ください。
ちなみに、中学生コースを終えたあとも高校生コースを継続する生徒が8割以上いるのですが、彼らについては私の判断で卒塾のご提案もしています。
なぜなら、一定期間スタディクラブで頑張って受験を乗り越えた生徒は、塾に通わなくても自分で勉強できるようになっているからです。
自立学習ができるようになった生徒は、わざわざ費用をかけて塾を続ける必要がありませんからね。
プログラミング&英検対策の新コンテンツを計画中
ー今後の展開について教えてください。
岡元:現在、2校舎目の開校準備を進めているところです。あとは、プログラミング教育も展開しようと考えています。
プログラミングは高校3年生の教科にも入ってくる分野なので、小学生や中学生のうちからビジュアル言語のほか通常のコードまで学べるようなコンテンツを模索中です。
それから、英語の速聴など、英検対策のためのコンテンツも用意したいですね。
ネイティブの発音やレスポンスの高さ、スピーキングの精度を磨くことにより、英語4技能を高い基準まで持っていけるようにしたいと思っています。
プログラミングと英語の新しいコンテンツを今の校舎だけで展開するのは規模的に難しいので、校舎ごとにコンセプトを切り分けていこうと計画中です。
ー最後に入塾を検討されている方へ一言メッセージをお願いします。
岡元:私は学習塾とは病院のようなものだと思っています。治ったら卒塾していくもので、入る必要がないのなら入らないほうがいいんです。
もし学習塾に入るのであれば、「頑張るぞ!」というやる気だけは持ってきてほしいですね。ただ入塾するだけでは何も変えられません。
スタディクラブへの入塾を検討されるのは、何かに困っている方だと思います。私でよければ、どんなに小さなことでもご相談ください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:スタディクラブ