自分のモチベーションをコントロールするのは、大人でも難しいものです。
だからこそ、勉強を通じて「やる気の出し方」を学生のうちに身につけておけば、受験だけでなく社会人になったあとも大いに役立つでしょう。
中学生・高校生を対象とした「モチベーションアカデミア」は、個別のカウンセリングとコーチングで生徒に寄り添い、やる気を高める塾です。
今回は、「モチベーションアカデミア」副代表・横山 翔一さんにお話を伺いました。
子どものやる気を引き出したい保護者の方は、ぜひご一読ください。
生徒にとって適切な学習方法をアドバイス
ー本日はよろしくお願いします。まずは、「モチベーションアカデミア」がどのような塾なのか教えてください。
横山 翔一さん(以下、横山):「モチベーションアカデミア」は、定期テスト・受験対策といった授業だけでなく、「計画した学習プランに沿って進めていけるか」「自分のパフォーマンスの波をどう改善するのか」も含めてお手伝いします。
学力を身につけることは、ある種のプロジェクトです。
私たちは、「生徒がテストでよい点を取れればいい」「受験に合格できればいい」ではなく、生徒が目標の先に何を見据えて頑張るのかを大事にしているんですよ。
そして、単純に勉強を教えるのではなく、生徒一人ひとりに適した学習プラン、課題への対応方法を、生徒と一緒に考えていくんですね。
「目的や課題に対してどのような行動を取ればいいのか、自分で考える力を身につけたうえで大学・社会に羽ばたいてほしい」という想いで、サービスを提供しているのです。
ー具体的には、どのような点に力を入れているか教えてください。
横山:「モチベーションアカデミア」では、まず「個別カウンセリング&コーチング」に力を入れてます。
「個別カウンセリング&コーチング」はその名の通り、ただ生徒に授業を受けてもらうのではなく、家庭学習についても「いつ何をするのか一緒に考える」といった、個別のカウンセリングとコーチングをおこなうんですね。
たとえば、生徒自身に1週間の家庭学習を振り返ってもらったとき、本人が「夜だとパフォーマンスが上がらないな」と感じていたとしましょう。
その場合は、「あなたは夜遅くまで勉強するのではなく、早く寝て朝早く起きて集中して勉強をする“朝活”をした方がいいよね」というように、生徒と都度話し合いながら、一人ひとりに合う学習プランを立てていきます。
このように、私たち講師が面談形式で生徒の学習プランの立て方をサポートするんですよ。
ー面談では、ほかにどのようなことを話すのですか?
横山:面談では、家庭学習の1週間のなかで「勉強以外に楽しいことはあったか」「自分のなかで学びや気づきがあったポイントはどこか」など振り返ってもらい、「また1週間頑張ろう!」と生徒を応援します。
テストのあとは、「ここまでよく頑張ったね!一度これまでの目標を振り返って、将来のことを考えてみよう」などの声かけをするんですよ。
授業が終わったら“課題を出して終わり”ではなく、生徒のモチベーションを上げるためのコミュニケーションを図るんですね。
ー塾で、将来のことまで考えさせるのはユニークですね。
横山:そうかもしれませんね。しかし、急に「将来のことを考えて!」と言われても、生徒は「どう考えたらいいの?」と戸惑うかもしれません。
そこで、「モチベーションアカデミア」のオリジナルプログラムとして、将来を考えるきっかけになるイベントも開催しています。
たとえば、月1回の「キャリアセミナー」では、「大学はどんなところなのか」「学部でどんな勉強をしているのか」「サークル活動で何をしているのか」など大学に関するテーマを決めて、現役大学生の話を聞く機会を設けているんですよ。
ほかには、社会で活躍するさまざまな職業の方にお越しいただき、セミナーやワークショップをおこなう「モチベーションゼミ(モチゼミ)」というイベントもありますね。
ただ勉強をさせるのではなく、生徒一人ひとりがよりよい未来を見据えられるよう、応援する環境を整えているところも、「モチベーションアカデミア」ならではの強みです。
ー「オリジナルプログラム」は、ほかにはどのようなものがあるのですか?
横山:ほかのオリジナルプログラムとしては、“コロナ禍”でここ数年はご案内できていませんが、以前は「イギリスの短期留学プログラム」なども実施していました。
また、イベント以外では、何かのテーマについて調べたり研究したりする、いわゆる“探求学習”の「わくわくBASED LEARNING(WBL)」があります。
WBLでは、生徒の興味関心の分野の発見やリサーチ方法をサポートし、生徒が自ら行動できるよう後押しします。
具体的には、個別面談のような形式で「ここに行ってこんなことを調べてみよう」と提案したり、「〇〇についてなら、図書館やインターネットで調べられるよね」と、調査方法のヒントを与えるなどしているんですね。
何かしらに対する興味関心は、ものごとを極める推進力になるので、私たちはその機会の提供を重視しているんですよ。
「オンライン学習」はオンラインツールが充実
ーオンライン学習もおこなっているということで、内容をお聞かせください。
横山:「モチベーションアカデミア」のオンライン学習では、ふだん教室で実施しているサービスと同じ内容をオンライン上で提供しています。
授業はもちろん、「個別カウンセリング&コーチング」も、1対1のZoom面談でおこないます。
オンライン学習のメリットは、チャットのツールを通して講師と気軽にコミュニケーションが取れる点ですね。
オンラインツールも充実しており、生徒のWBLの研究結果や講師のレポート論文などを投稿するポータルサイトの運営や、生徒・保護者とのやり取りをおこなうためのSNSツールも用意しています。
ー通常教室やオンライン学習の料金について教えてください。
横山: 授業料は、お子さん一人ひとりの「目標達成のために必要な学習」に合わせて変わりますが、あくまでも目安としては5万円前後になる方が多いですね。
お子さんの現在の状況と達成したい目標とを多角的に分析し、最適な勉強法・カリキュラムを、ご相談のうえで決定します。
そこに、どのようなサポートサービスを受けていただくかによって、“オプション費用”が追加されるんですよ。
どのオプションをつけるかは毎月変更できるので、そのときに必要なものだけを選択していただけます。
講師研修は時間をかけてしっかり実施
ー講師採用では何を重視していますか?
横山:「モチベーションアカデミア」の講師は、授業だけでなく“生徒の人生のコーチング”をする必要があるので、採用で重視するのは、「生徒の人生に寄り添うパートナーに相応しいか」ということです。
生徒のパートナーとしての可能性を感じる方、これまでの人生経験とそこから得た学び・気づきが豊富な方を面接で見極め、採用します。
そのため、出身大学の基準は設けておらず、一定以上の学力があり、生徒と伴走(マラソンなどで、走者のそばについて走ること)することへの熱意がある方を選んでいますね。
ー講師育成はどのようにおこなっていますか?
横山:
生徒や保護者の方に対して、よりよい言葉かけやチャンスの提供ができる講師でなければ、生徒のモチベーションになかなか結びつかないと思っているため、講師研修は時間をかけてしっかりとおこないます。
一般的なマナー研修のほか、「人のやる気とはどういうものなのか」という話や、「やる気にアプローチする方法論」などを座学で学びます。
座学のあとは、学んだことを実際の授業や面談でどう活用するのか、模擬授業や模擬面談といったロールプレイング形式を用いて実践するんですね。
2か月から3か月ほどの長期間をかけておこなわれる研修に合格して、初めて生徒の指導ができるようになるため、「モチベーションアカデミア」は、講師一人ひとりの質の高さに自信があるんですよ。
勉強のモチベーションがほしい方にきっかけを提供
ー今後、新しく教室を展開する予定はありますか?
横山:いつどこに開校するかまでは決まっていませんが、教室展開は今後も進めていく予定です。
現在は、関東・関西に教室があるため、まずはそれぞれの地域でもう少し教室数を増やしていきたいですね。
それとは別に、地方都市への進出も前向きに検討しています。
ー最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。
横山:“ただ何となく勉強すること”に抵抗感やつらさを感じている方は多いと思いますし、あまり結果が出なくて悩んでいる方もいるでしょう。
その原因はさまざまで、人それぞれ適切な対応の仕方も異なるため、「モチベーションアカデミア」では、生徒一人ひとりの状況や将来を見据えたうえで、モチベーションアップのきっかけを提供します。
「しっかりと自分のことを見てほしい」と思っている学生の方、「子どもを丁寧に見てほしい」と思っている保護者の方は、ぜひ私たちにお手伝いさせてください。
キャリアセミナーやモチゼミなど、さまざまなプログラムも実施しているので、「ただ勉強ができるだけではもの足りない」という方も大歓迎です。
今ならオンライン授業の無料体験も実施中なので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:モチベーションアカデミア