群馬県で開塾して55年以上、前橋市を中心に地元の小中高生に地域密着型の指導をおこなう「心水塾」(しんすいじゅく)。
群馬大附属中学の合格実績は地域No.1!子どもの学力や成績を伸ばすことは当然のこと、「子どもの人間力の向上」にも力を入れてる学習塾です。
「心水塾」ではどんな取り組みがされているのか?今回は「心水塾」の魅力やカリキュラムなどについて、実際に小学5年生から中学3年生の生徒を教えている教務部次長の大井先生にお話をうかがいました。
群馬県で学習塾をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
生徒の「心」に「水」のようにしみ込む教育を
―本日はよろしくお願いします。早速ですが、「心水塾」の名前の由来について教えてください。
大井先生(以下、大井):「心水塾」という名前には「心」と「水」が入ってますが、これは塾を創業した先代が「水」のような「心」を持った人間になってほしい 、という願いが込められているのと、生徒の「心」に「水」のようにしみ込む教育をしたい、という決意を込めて名付けました。
―水のような心、水のようにしみ込む教育、素敵ですね。
大井:生徒の「心」を大事にしよう、と全講師が心に留めています。
「心水塾」は進学塾ではありますが、講師全員が、子どもの学力や成績、志望校合格だけではなく、学習指導を通じて子どもの人間的な成長にも寄与できたら、人間力も成長して、ゆくゆくは地域社会に貢献できる人材に育ってほしい、という想いで指導にあたっています。
また、授業料をお預かりしている以上の付加価値のあるサービスを提供しよう、というモットーを持っておりまして、これは先代が企業理念に掲げた「熱意と奉仕」にもつながります。
未来を生き抜く力や知恵を身につけてほしい
―熱い想いが伝わってきます。「心水塾」は多彩なカリキュラムも魅力ですよね。
大井:他塾に先駆けて、教育改革の方向性とマッチしていると思われる講座をどんどん積極的に取り入れてます。
その代表が、小学生を対象にした「QUREOプログラミングコース」です。
学校教育では、プログラミングという科目はなくて、プログラミング的思考を学ぶ、ということになっているのですが、さまざまな試行錯誤を楽しみながら、プログラミング的思考力を身につけて欲しいという想いからこの講座を設置しました。
「アルゴクラブ」では、パズルゲームや頭脳トレーニングなど遊び感覚で楽しく取り組めるプログラムを通じて、数理的思考力などを養う小学校低学年向けの数理能力開発システムです。
また、目玉講座に「未来探求」があります。これは小学5・6年生を対象にした講座で、現代社会で起きているさまざまな問題について子どもたちで討論する、というカリキュラムです。
貧困問題やゲーム依存など難しいテーマについても取り扱いますが、講師が簡単に概略を説明したあとで、子ども同士が意見を述べ合います。
―最近、SDGsを意識した取り組みが教育現場でおこなわれていますが、そこに通じますね。
大井:もちろん進学塾ですから、生徒にはしっかりと学力をつけて志望校に合格させることも大事です。
それと並行して、未来を生き抜く力や知恵、これから激動の世の中を生き抜いていくための力というのを併せてつけていくことも大切だと思っています。
そういった力をつけるために「未来探求」講座があります。
―スマホで検索すると答えが出てくる今の時代、正解があるようでないテーマについて考えるのは子どもにとって良い機会だと思います。
大井:小学生に対しては、「QUREOプログラミングコース」や「未来探求」といった講座のほかに、「合宿」や「体験学習プログラム」もおこなっています。
「合宿」では山寺にこもって2泊3日で修行したり、「体験学習プログラム」では防災体験学習施設の「そなエリア」で災害が起こったときに、どのような対処ができるか?を体験したり、そういったさまざまな体験を通して、協働性や生徒に自ら解決していく力を持ってもらうことを目指しています。
「合宿」や「体験学習プログラム」は各教室から生徒が参加するので、学年や教室といった枠を越えた交流もできます。
また中学受験、とくに群馬大附属中学の受験には毎年多数の合格実績があり、2020年度は定員46人中、塾生が35人を占めるという、過去最高の結果を残しました。
附属中受験を考えている生徒の力になれるだけの実績と情報、指導力があるのも「心水塾」の強みですね。
受験も定期テストも地域に密着した指導をおこなう
―人間力を高めるプログラムと高い合格実績も「心水塾」の魅力ですね!中学生や高校生についてはどういった取り組みをされていますか?
大井:中学生については、入試から逆算してしっかり体系立てた年間カリキュラムに基づいて、5教科の指導をおこなっています。
中学生は集団授業という形式をとっていますが、競争意識が芽生えたり、お互いにいい影響を受けあったり、協力意識が芽生えたりとか、そういったことが学習意欲の向上につながって、生徒にいい効果を生んでいます。
集団授業ではあえて負荷をかけることで生徒たちを引っ張り上げ、学習効果を最大限に高めます。理解しきれなかった場合には、授業後の無料個別補習でフォローしています。
―無料で補習までしてくださるんですね。
大井:はい、生徒のためですので無料でおこなっています。それから中学の定期テスト対策にも力を入れていますので、テストが近づくと、土曜日や日曜日を利用して、テスト範囲別や学校別に分かれて授業をおこなっています。
ー高校生についてはどのような授業を?
大井:高校生については、講師が教えるライブ授業と河合塾マナビスという映像授業の2本立てでおこなっています。
ライブ授業では完全オリジナル教材を使用し、河合塾マナビスでは決して映像授業を受けっぱなしということではなく、「アドバイスタイム」という時間を設けています。
この「アドバイスタイム」で生徒たちはその日受けた映像授業の感想を言ったり、わからなかった点を質問したり、逆にこちらが聞いて答えてもらったりしています。
―映像授業はわかった気になりやすいので、確認する時間があるのはいいですね。
大井:どうしても学習塾はティーチングが中心になり、インプットの傾向が強くなりますが、やはりアウトプット、「自分がちゃんと理解できているか」をしっかりと確認するということがすごく重要になってきます。
わかった気になって、実際にもう1回やってみようとすると、できなかったりすることもあるので、特に映像授業のあとはアウトプットが大事です。
保護者と密に連携して子どもの成長につなげる
―手厚いフォローで保護者からの信頼もきっと絶大でしょうね。
大井:いえいえ、信頼というか、「心水塾」では生徒と講師だけの関係ではなくて、保護者の方も協力して三位一体で子どもの成長につなげていこう!というポリシーがあるので、保護者の方にも協力していただいて、連携を強化しています。
たとえば、我々は「デイリーテレフォンサービス(DTS)」と呼んでいるのですが、子どもの塾での様子を定期的に電話で伝えたり、子どもの家庭学習の様子を聞いたりと、連絡を密に取っています。
―多感な時期の子どもを持つ親御さんにはありがたいですね。
大井:そうですね、塾と家庭、両方の様子がわかり、子どもの変化にも気付けますからね。
ほかにも、生徒には「心水カード」というカードを持ってもらって、登下校の際にカードリーダーに通すと保護者にメールが届くようになっています。このシステムを使って、保護者とメールでやりとりもしています。
大切な子どもを預かっているわけですので、防犯や安全面にも気を配ることで、保護者には安心してもらいたいと思っています。
一定年数勤めている講師は全員コーチング資格取得者
―ちなみに講師の方は何か特別な研修をされているのでしょうか?
大井:うちの塾は、とにかく講師の研修制度が充実しています。
社内研修のほか、社外研修でいろいろな業種の方を招いて、さまざまな研修をおこなっています。
たとえば、コミュニケーションスキルやコーチング、入試情報などもそうですね。
何より他塾と違うのは、コーチングを教育に取り入れていることですね。一定年数勤めている講師は全員、日本青少年育成協会のコーチングの資格を取得しています。
子どもたちのモチベーションや、成績を上げるためには、いかにやる気にさせて、そのやる気を持続させるか?ということが重要になるので。
どんな言葉でやる気が出るかは、子どもによって変わってくるので、我々もどんな子どもにも対応できるように、コーチングを学んで指導に役立てようと試みています。
―生徒に寄り添う指導、素晴らしい取り組みですね。
大井:とにかくそこを一番大事にしていますね。いかに「熱意」と「奉仕」で、子どものために何ができるか?を常に考えています。逆にいうと、そういう想いを持った講師が集まっている集団になりたくて日々奮闘しています。
ちなみに「心水塾」には、教える経験がまったくない人でもすぐに教壇に立てるような研修プログラムがあるので、教える側の質が安定しているのも強みのひとつです。
教壇での立ち方やチョークの持ち方、子どもとの接し方などから、教材の知識、入試情報や教育業界の知識、社会人としてのマナーなど基本的なことですね、そういったことを研修でおこないます。
―それは教えてもらう側からすると安心しますね。アルバイトの講師の方はいらっしゃらないのでしょうか?
大井:河合塾マナビスは、アルバイトがいる業態です。心水塾の講師は正社員のみですが、一つだけ例外があります。
自分でヘッドフォンでCDを聴いて、音声アナウンスに従って英語を学ぶ自立学習型の「レプトン」という講座だけはアルバイトの講師が入ることもあります。
―なるほど、河合塾マナビス以外はすべて社員が講師なんですね。ところで、心水塾には入塾テストはありますか?
大井:我々の塾では、入塾テストはおこなっていませんが、子どもたちの勉強状況に応じて、習熟度別のクラス編成にしています。
入塾の段階でしっかりヒヤリングをして、本人と保護者から学校の定期テストはだいたい何点ぐらいで、順位は何位くらいかというのをお聞きして、志望校を聞いたうえで適正なクラスを紹介しています。
もちろん、入塾後に成績に変化があればクラス変更はおこなっています。
成績が上がってきた子どもに対してはより発展的なクラスを提案し、できるだけその子どもの力に合った教育サービスを提供することで、効率的な学力の向上を目指しています。
―入塾テストに身構えてしまう子どもは安心しますね。それでは最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
大井:とにかくうちは群馬県の中学・高校入試や定期テストにかなり強い塾です。今後の教育で大事になっていくのは「応用力」だと思っていますが、その最新情報をしっかり入手し、提供することができます。
小中学生の頃というのは多感な時期ですし、この先の人生を左右する大事な時期でもあります。
その時期のお子さんをお預かりしている、ということを講師ひとりひとりが自覚しながら指導にあたっていますので、どうぞ安心してお預けください。
ー本日はお時間をいただき、ありがとうございました!
■取材協力:心水塾