お子さんが毎日しっかり勉強しているように見えても、勉強のやり方を間違えているために、なかなか成績が上がらないこともあります。
そのため、家庭教師に勉強のサポートをお願いすることは、効果的な勉強の習慣を身につけるためにも有効です。
全国42都道府県に家庭教師の派遣をおこなっている「学生家庭教師会」は、家庭学習のやり方も指導してくれるのが強み。
不登校の子どもや、発達障害の子どもの学習をサポートする体制が整っていることも大きな特徴です。
今回は指導方法やコースなどについて、「学生家庭教師会」の林 政志さんにお話を伺いました。
家庭教師をどこに依頼しようか迷っている方、地元の家庭教師が見つからなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
授業の補習や家庭学習のやり方をメインに指導
ー本日はよろしくお願いします。早速ですが「学生家庭教師会」ではどのようなサービスを提供しているのでしょうか?
林 政志さん(以下、林):「学生家庭教師会」は、全国に36の拠点を置き、42都道府県に家庭教師の派遣をおこなっています。
1972年に創立してから、もう50年近く経ちますね。
利用されるのは中学生の生徒さんがとくに多いのですが、小学生から高校生まで学校の授業の補習をメインに指導しています。
また当会では、都道府県ごとに担当者を置いて、その地域の教育事情や受験事情を研究・調査しているのが特徴です。
特に高校受験は都道府県によって異なる仕組みを導入していることが多く、受験対策は全国統一ではおこなえません。
各地の担当者が地域ごとに最適化した指導方法を取り入れて、サービスを提供しています。
ー他社にはない「学生家庭教師会」の強みはなんでしょうか?
林:弊社のグループ会社に、受験の過去問などを出版している出版社「東京学参」という会社があります。
弊社はその東京学参と提携しておりまして、授業で使う問題集などの教材を、無料でお客さまに提供しています。
それが強みですね。保護者の方にも喜ばれて、評判がいいんですよ。
ーそれは確かにうれしいですね!学習法について何か特徴はありますか?
林:わからないところまで戻って指導する「フィードバック学習」と、階段を少しずつ上るようにして理解を深めていく「スモールステップ学習」を取り入れています。
家庭教師の先生が来たときだけの勉強にならないように、先生が来ないときにどういうふうに家庭学習をやるか、ということも指導しています。
つまり「勉強の習慣づけ」ということですね。
学習アドバイザーが生徒と先生をマッチング
ーどのような方が家庭教師として活躍されていますか?
林:弊社は「学生家庭教師会」という名前でやっていますが、登録している先生は学生だけではありません。
昼間は働いて、夕方以降に家庭教師のアルバイトをしている社会人の先生もいます。なかには、もともと教員だった方が60歳を迎えて退職をされたのち、弊社に登録されていたりもするんですよ。
もちろん学生の先生もいますので、初めてアルバイトをする、初めて家庭教師をする、という場合もあります。そういう方のなかには、教え方であったり、社会人としてのマナーなどに不安を覚える方もいます。
やはりご家庭にお伺いするわけなので、挨拶の仕方など、初歩の初歩からしっかり研修をしています。もちろん未経験の家庭教師には指導の仕方のポイントも研修していますので、ご安心いただけるかと思います。
また、社会人の先生に関しても、自分がそれまでにやってきた方法で進めたがる人もいるのですが、それが生徒さんに合わないこともあるわけです。
そんなときには我々のほうで「こういうふうにしたらいいんじゃないか」とアドバイスをしています。
ー生徒さんと担当の家庭教師は、どのようにマッチングするのでしょうか?
林:担当する先生が直接お伺いするケースもあるんですが、まずは弊社の学習アドバイザーがお伺いします。
そこでたとえば「塾に行っているけど、成績が伸びない」などのお悩みであったり、お子さんが置かれている状況や事情をお話しいただいています。
それらをヒアリングしたうえで「それでは、このようなやり方で進めるのはどうですか」というご提案をしています。
勉強のやり方を提案をしていくなかで、「こういう先生がいいんじゃないですか?」と相談をしながらマッチングするわけです。
ーコーディネーターの方がいると考えていいのでしょうか?
林:そうですね。実績ある先生を自信をもって紹介しても、生徒さんと合う、合わない、というのが必ずあります。
また、最初は良かったが長くやるとなれ合いになってしまい結果が出ないなど、先生との相性はとても重要ですので、弊社にご連絡いただければ先生の変更を無料でおこなっています。
「補習コース」や「不登校サポートコース」が人気
ーどのようなコースが人気ですか?
林:学校の補習をおこなうコースを選択する方が一番多いですね。
「部活が忙しくてなかなか塾に通えない」とか「塾に行っているんだけど、ついていけない」という方も多くて、そういった方も補習をメインにサポートしています。
最近は不登校のお子さんを持つ方からもお問い合わせいただくことも多く、「不登校サポートコース」も人気です。
ー料金はどのように設定されていますか?
林:料金については地域によって異なりますので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
詳しい料金設定を説明させていただきます。
一人ひとりの悩みにあわせ最適な学習環境を提供する
ー今後、家庭教師を派遣するエリアを拡大される予定はありますか?
林:1つの県のなかでも「都市部は派遣可能だけれど、地方のほうには派遣できない」といったように、まだまだカバーしきれていない地域があります。
県庁所在地には行けるけど、その周辺は対応できないとか、そういうこともありますね。
そのような場所においても、今後、家庭教師の先生を集めて派遣できるようにしていきたいなと思っています。
ー最後に、家庭教師の利用を検討されている読者の方へメッセージをお願いします。
林:勉強に関するお悩みというのは、各ご家庭のお子さん一人ひとり違うと思います。
それは環境によるものだったり、お子さんの気質によるものだったりと、さまざまでしょう。
そのお悩みに合わせた学習環境を提供するには、やはり家庭教師が一番良いと考えています。
いろんなお悩みがあると思いますが、それらに対して臨機応変に対応させていただくつもりです。
ぜひ、お申し込みやお問い合わせをいただければと思っております。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:学生家庭教師会