個別指導塾は、通う回数を増やせば増やすほど月謝がかさむ…というのが一般的なイメージです。
ところが、広島県を中心に展開している「毎日個別塾 5-Days(ファイブ・デイズ)」は、授業料定額で平日5日間、毎日個別指導を受講できる、ほかにないコストパフォーマンスを実現しています。
そこで今回は、「毎日個別塾 5-Days」の代表取締役である田中良典さんに、同塾の強みや、やる気の引き出し方などを伺いました。
テストや受験のためだけの勉強におさまらない、子どもの将来に焦点をあてた指導は大変興味深いもの。
個別指導塾をお探しの方、塾選びでお悩み中の方、必見です!
成功体験を重ねることで生徒のやる気を引き出す
ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、「毎日個別塾 5-Days」はどのような塾ですか?
田中 良典さん(以下、田中):当塾は、個別指導でありながら、定額料金で毎日学べる学習塾です。
毎日通うことで成績アップを目指すほか、学習の習慣化に必要な勉強時間を確保し、短期間で結果を出すことを目指しています。
「1科目でもやった分だけ結果が出る!しかも短期間のうちに!」をモットーに指導をおこなっています。
結果を出す成功体験が子どもの勉強に対する意識を劇的に変え、「やる気」につながります。
ー子どものやる気を引き出すために、どのようなことをされているのでしょうか?
田中:私は20年以上個別指導の業界にいるのですが、生徒のやる気を引き出す手段は、コミュニケーションを重ねることに尽きると思っています。
生徒に、「この先生の言うことなら聞こう」と思ってもらえる関係性をつくっていくことが基本でした。
でも、生徒が10人いれば、10人とも同じようにできるかというと当然そんなことはなく、生徒のやる気を引き出すために、講師が工夫できることは何だろう?何かよい指導方法はないかと考えていました。
あるとき、英語がすごく苦手だという男子生徒にその理由を聞くと、毎週学校の単語テストで、10点満点中1点か2点しか取れないからだと言うんです。
じゃあ騙されたと思って、1週間、毎日塾に来て、英単語の勉強だけをやってみよう、と言い、実際に5日間毎日英単語の勉強をしてもらいました。
翌週、その生徒に「何点だった?」と聞くと、10点満点だったと。それはもう、勉強したから当たり前の話なんですよ。
ただ、驚いたのは、そのときに彼が「僕、英語が得意だから」と言ったことです。
ー結果が良かったことで、苦手な英語が得意科目になったわけですね。
田中:そうですね。多くの子どもが苦手と得意の判断をテストの結果だけでしてしまっており、そこに誤解が生じていると感じました。
その後、彼は自分が得意だと思い込んだ英語で成績をどんどん伸ばし、ほかの科目も同じ要領で勉強して点数アップを実現しました。
最初は小さな目標でも、毎日通って成功体験を重ねれば、生徒のやる気はどんどん引き出せます。
生徒との関係性を築いてやる気を引き出すのもひとつの方法ですが、努力に対する結果が伴えば、こういった方法でやる気を引き出すことも可能だと実感しました。
ー成功体験が生徒の自信とやる気につながるわけですね。
田中:一般的な個別指導塾は、週に1、2回のペースで通う生徒がほとんどです。そのくらいが予算的にも無理がないし、本人のストレスにもなりません。
しかし、やる気を引き出すには一定の時間が必要ですし、接する時間が多いほうが生徒のモチベーションアップにも繋がるんです。
当塾に通うと決めた生徒たちは、入塾時、最もやる気を持っています。
私たちの役目は、そのタイミングを逃さず、テストの点数や学校の先生に言われたこと、友達との会話などから生じている苦手という誤解を解き、彼らのやる気を引き出すことです。
このやる気を引き出す仕組みを、当塾独自のものとして構築していけば、きっと多くの方から喜んでいただけると思い、日々指導にあたっています。
私たちの指導理念は、塾に依存することなく子どもが「ひとりで勉強できる」状態になることです。
その結果が点数アップや志望校合格につながり、さらには当塾での成功体験が将来社会に出てからの課題を乗り越える力になり、「21世紀を生き抜く力」の養成につながると考えています。
家庭の負担を気にせず通える定額制の料金システム
ー他社にはない「毎日個別塾5-Days」の強みを教えてください。
田中:当塾の最大の魅力は、定額で平日5日間、毎日学べる料金システムにより、ご家庭の負担を気にせず通っていただけることです。
ほとんどの子どもは「勉強ができない」のではなく、「勉強のやり方がわからない」「やる気が出ない」だけです。
先ほどの男子生徒の例からもわかるように、きっかけさえあれば劇的に変化します。
当塾では、定額制により実現した毎日のコミュニケーションと生徒一人ひとりに合わせた個別対応により、子どものやる気を引き出して短期間で結果を出します。
また、各学校ごとの試験範囲に合わせた定期テスト対策やカリキュラムも強みの1つです。
さらに、成績結果だけではわからない生徒の毎日の変化や、勉強や学校についての悩み相談などもサポートしています。
1教室に50〜60人の生徒が毎日入れ替わり立ち替わり来ますが、生徒の表情は同じように見えて毎日違います。
たとえば、成績不振に陥っていると思ったら、学校で人間関係の悩みを抱えていることもあります。
そんな細かい変化を把握できるのは、毎日生徒と接しているからこそできることなんです。
生徒とは定期的に面談をおこなっていますし、一人ひとりの学習目標と達成に最適な学習を考慮したオーダーメイドの学習カリキュラム「My 5-Days Project」を教室長が作成しています。
目標達成のために、いつ、何をすればいいかを明確にすることで、生徒のモチベーションを維持しながら目標達成へと導く指導も当塾の強みですね。
ー公式サイトに「子育ての成功をお手伝いすることが使命」とありますが、詳しく教えていただけますか?
田中:そうですね。寧ろそれが自分たちの仕事の本質であると考えており、この仕事は保護者へのサービス業だと思っています。
「我が子の将来への不安や子育てに対する悩み」を解決して安心に変えることは、私たちの社会的役割であり、その目的を実現するためには保護者とのコミュニケーションがとても重要な要素だと考えています。
保護者のみなさまには、よりよい指導と学習環境をご提供できるよう定期的にアンケートに回答をお願いしています。
いただいた内容をもとに、指導内容や学習環境の改善につなげているんです。
また、生徒の学習状況や安全をより正確に、よりスピーディに共有できる5-Days専用コミュニケーションツール「Tsunagaroo(ツナガルー)」も導入しています。
塾に来たことや帰ったことがアプリで通知される機能は、多くの保護者の方、特に共働きの方からすごく安心だと喜んでいただいています。
保護者の不安や悩みはいつの時代もあるとは思いますが、社会情勢の変化に伴い、その内容も変化しています。
たとえば20年前なら、子どもをいい高校・大学に入れて、いい会社に入れるにはどうすればいいか?という悩みがあって、それを解決するために合格実績のある塾に入れる。
レールに乗せておけば子の幸せは実現できるという考えは、ある意味、楽だったと思います。
ところが、今はどうすれば子どもの幸せを実現できるのかわかりづらく、保護者のなかにも不安な方がいらっしゃいます。
私自身も高校生と中学生の子どもがいますが、このご時世、どんな能力を身につけておけば彼らにとって幸せなのか、正直言ってよくわかりません。
そんな保護者の不安を解決するにはどうすればいいのかを考えながら、時代に合わせた最適な手段・サービスの提供に努めています。
毎日通いやすい1対6の個別指導体制
ー「毎日個別塾 5-Days」にはどんなコースがありますか?特徴あるコースがあれば教えてください。
田中:当塾の個別指導には、講師1人に対して生徒最大6人の「毎日コース」と、講師1人に対し生徒最大2人の「マンツーマンコース」があります。
「勉強のやり方を身に着ける」「毎日の勉強の習慣化」を目指す小・中学生には「毎日コース」を、中学・高校・大学の受験対策や、他塾との併用や短期間での苦手克服を目指す生徒には「マンツーマンコース」をおすすめしています。
また、学校のない春・夏・冬休み期間には、復習や受験対策など、生徒一人ひとりに合わせた学習目標とカリキュラムで「季節特訓」も実施しています。
ー授業料はどのようなシステムなのでしょうか?
田中:当塾では、学習塾業界初となる個別指導のサブスクリプション(定額)制を実現しています。
点数アップ・成績アップを実現するためには、自分自身の「やる気」をもって勉強を「やり始める」ことが重要です。
そのためには、まず「やり始める」きっかけをつくり、「やり始めたことを確認する」時間、「やっている内容を確認する」時間、「つまずいたときに助ける」時間が必要になってきます。
しかし、通常の個別指導塾の料金体系でそれを実現しようとすると、月謝は高額になります。
1対1や1対2が一般的な個別指導塾のスタイルですが、私たちは毎日利用しやすいという点に重点をおき、1対6の個別指導体制と月謝の定額制というスタイルを確立しました。
定額月謝のほかには、生徒の情報管理などのシステム利用料として、設備費(小学生2,350円・中高校生2,960円)をいただいております。
21世紀を生き抜く力を育む講師陣
ー「毎日個別塾 5-Days」の講師について教えてください。
田中:講師のなかにはアルバイトスタッフもいますが、生徒・保護者とのコミュニケーションが何よりも重要と考えていますので、すべての教室で教室長は正社員です。
もちろん若い社員も多いですが、だからこそ常に新しい情報を吸収できています。
彼らがいることで、プログラミングやオンライン授業、アプリを使った学習指導など、時代に合わせた指導にも素早く対応でき、導入することが可能になっています。
また、生徒と年齢が近い講師は、保護者とは異なる目線で生徒の気持ちを理解し、寄り添った指導ができるというメリットがあります。
ー講師にはどのような採用基準があるのでしょうか?
田中:講師のなかには、「21世紀を生き抜く力を育む」という弊社の経営理念に惹かれて応募した、という人がたくさんいます。
学校の勉強は社会に出るときに大切な土台となりますが、時代に合わせてもっと違う能力も開発できればというのが私たちの考えです。
当塾にはそんな想いに賛同する講師が集まってくれています。
私たちが目指しているのは、子どもの成長を支え、子育てを成功に導くサポートのできる人材の採用と育成です。
そのために「真のチームワークと挑戦による自信を育み、自律を目指す」という人事ポリシーを持っています。
真のチームワークとは、全員がリーダーシップを持つこと、自律とは、誰に見られていなくても、自己の成長と自己実現のための意欲を持ち、毎日コツコツ努力や工夫をすることです。
他人に依存せず、自立を目指しているかどうかは大切なポイントですね。
もちろん教えることも大切ですが、人の気持ちに寄り添える人柄や、困難にも挑戦する気概のほうが重要と考えています。
この人事ポリシーをもとに、学歴やスキルだけではない、人柄を重視した採用をしています。
保護者満足度アンケートでも、「教室長が楽しそうに仕事をしているか」「教室長に情熱を感じるか」を必ず聞きます。
感覚的なことですが、教室長の熱意が伝わっている教室ほど生徒の数は多いです。
生徒の将来のためになる学習や勉強習慣を
ー今後、教室を増やされる予定はありますか?
田中:2021年6月現在、広島県を中心に福岡県、愛媛県、岡山県など150校以上 を開校し、関東や関西にも教室があります。
どの教室も雰囲気がよく、一歩足を踏み入れたら、勉強をやる気になれて毎日でも行きたくなる空間づくりを目指しています。
今後は、福岡県に7校、大阪府に3校、岡山県に1校、愛媛と岡山にて2校を拡大移転する予定です。
さらに少しでも多くの方に当塾のよさを伝えていくために、2030年までに日本全国への展開を目指しています。
「うちの近くに開校して欲しい」といったリクエストもぜひお寄せください。
また、各校の近所にお住まいの方は、ぜひ入塾をご検討ください。
ーそのほかにも新たな取り組みなどがあればお聞かせください。
田中:地方銀行と一緒に、個人のお金の管理の仕方や投資、年金、保険のことなどを学ぶリアルな「マネー教育」を企画中です。
2022年から高校の家庭科の授業でマネー教育を取り入れるそうですが、欧米の学校では既にマネー教育がおこなわれています。
生徒のなかにも興味を持っている子は多いと思いますし、保護者アンケートでもやって欲しいという声が多かったので、取り入れてみようと。
お金は、節約、倹約して貯金していくのが正義、という風潮がありますよね。
でもそれだけではないし、起業の仕方や会社のつくり方など、早く教わっていたら自分の人生は違ってたかもしれない…と思わずに済む学びを提供したいと考えています。
ー最後に入塾を検討している読者にメッセージをお願いします。
田中:保護者は常に、子どものために何をしてあげたらいいかを真剣に考えられていると思います。
それを私たちがサービスという形で提供することを継続できたらと考えています。
従来の学習塾では実現できない指導形態やオリジナルプラン、価格を用意して、保護者の方々の子育ての成功をお手伝いさせていただきます。
「日々の勉強を習慣化すること」や「生徒自ら学習する意欲を養成すること」で学力の向上を実現し、生徒の将来の選択肢を豊かにするお手伝いができればうれしいです。
どの教室も、毎日のコミュニケーションや生徒一人ひとりへの個別対応に、教室一丸となって取り組んでいますので、まずは無料体験で、実際の教室の雰囲気や指導をぜひお確かめください。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:毎日個別塾 5-Days