せっかく努力して学んでも、自分の力に定着させなければ意味がありませんよね。
特に英語は、勉強方法にもどかしさを覚える人も多いのではないでしょうか。
ジョイズ株式会社では、AI英会話アプリケーション『TerraTalk(テラトーク)』を展開しています。
今回は、同社カスタマーサクセス部 賀澤 美帆さんに、魅力について伺いました。
効果的な英語力の上達を目指したいと考えている方は必見です。
塾・学校運営の悩みを解決できるアプリ 「TerraTalk」
ー本日はよろしくお願いいたします。まず初めに、AI英会話アプリケーション「TerraTalk(テラトーク)」についてお聞かせください。
賀澤 美帆さん(以下、賀澤):「TerraTalk」は、人工知能技術を応用したクラウド英語学習アプリケーションです。
独自開発の発音・発話解析エンジンを軸に、対話形式・音読形式のエクササイズを提供することで学校や学習塾で不足しがちな発話量を補うとともに、発音強制をおこなえることが特徴です。
また、付属のLMS(Learning Managements System…先生用管理画面)を活用して、生徒の英語力を定量的に可視化。個別最適化された学習の実現に向けて指導の優先順位付けや生徒ごとの教材難易度を調整することができます。
LMSでは少ないステップで生徒に課題を配信することが可能です。作問・配布・回収・採点の手間が省け、先生の働き方改革にも寄与しています。
教育業界において課題となっている英語4技能化の補助教材として、1人の先生がスピーキング指導を大勢の生徒様に行う負担の軽減や、試験面接対策に活用ができます。
現在では官民問わず様々な教育機関で導入が進み、2022年7月時点で累計ユーザー数が67万人を突破しました。
2022年8月には、山口県山陽小野田市教育委員会と、市内の全公立小中学校(小学校12校、中学校7校)に、「TerraTalk」を導入いたしました。※参考記事
人口知能をパートナーにした英会話学習
ーほかにはない、サービスの強みについて教えてください。
賀澤:特にスピーキングに力を入れており、人工知能をパートナーとして英会話練習ができ、
忙しい方や遠方に在住されていて英会話学校に通えない方も、いつでもどこでも英会話学習をすることが可能です。
また、TerraTalkでは合わせてリスニング・発音・語彙・文法構成力を強化するための
機能も多数ご用意しており、4技能を万遍なく学習できます。
リスニングした内容を聞いた通りに並べ替える問題では、リスニングだけではなく文法構成力もライティングと同じように強化ができ、リスニング・発音・語彙を含む特訓ドリルでは英会話学習に必要な多数の項目を1つのアプリケーションで効率よく学べるように設計されています。
合わせて、TerraTalkでは、人工知能がユーザの学習履歴を記憶しリアルタイムにお客さまの文法情報解析や応答分析を行い英語運用能力(発話誤り、流ちょうさ、語彙)を推定します。
教材も100を超える学習コースがあり英検やGTECなど実際の会話で練習の機会がなかなか持てない面接対策コースに始まり、留学等で必須になる日常会話のトレーニングコース、業界・職種に特化した英会話をプロの方に書き起こして貰った職業毎の英会話学習コースなど幅広い教材を揃えております。
LMSでは、学習者の発話内容の録音・再生、英語力測定の結果を数値で確認が可能です。
教育業界において課題となっている英語4技能化の補助教材として、1人の先生がスピーキング指導を大勢の生徒様に行う負担の軽減や、試験面接対策に活用ができます。
教科書連動教材だからできる即時学習
ーサービス内の機能について詳しく教えてください。
賀澤:1つめは、人工知能による即時のフィードバックでネイティブ・クォリティの発音指導が可能な点です。
音読エクササイズではあらかじめ定められた英文を音読・録音すると人工知能が発音やイントネーション、流ちょうさを評価しフィードバックが得られます。
そのため良い緊張感をもって反復練習ができますし、お手本と自分の音声を対比させることも可能です。
会話エクササイズでは人工知能と様々なシチュエーションで自然でリアリティのある英会話が実現できます。
人間が相手だとまったく同じ会話・表現を再現することは難しく、何度も同じ会話をくり返すこともやはり困難ですよね。しかし、TerraTallkなら人工知能が相手なので気兼ねなく同じ会話を反復して練習することができるんです。
この反復練習で生徒は自分の弱点を確認しながら学習を深めることが可能。
先生はLMSで録音された生徒のスピーキングを聞くことができるので、音声を聞いてアドバイスや指導につなげることで学習効果がさらに高まります。
2つめは、TerraTallkでは新学習指導要領での英語学習内容の大幅な高度化に対応するべく、中学全6社の検定教科書に連動した教材を提供している点です。
教科書本文を使った会話や音読エクササイズを収録しており、教科書と同じ章立て・構成で、授業の一部や宿題、アクティブラーニングの準備としての活用がすぐにできます。
また、教科書付属の音声をお手本にして、AIのフィードバック付きで発話の練習が可能なので、授業の予習・復習用の教材としても使いやすくなっています。
教科書対策を行っている学習塾であれば、今現在の授業やカリキュラムに組み込みやすいところもTerraTallkの教科書連動教材の魅力といえるでしょう。
オンライン授業も対応可能
ー「TerraTalk」の活用は子どもたちにとってどのような効果が期待できますか?
賀澤:当アプリは、「英検対策」に効果的だといえるでしょう。
使いやすいユーザーインターフェースで、パソコンでもスマートフォンでも、自宅でも移動中でも、忙しい合間を縫って気軽に対策を進めることができます。
多くの教材で対応する1次試験はもちろん、2次試験の対策もTerraTalkで完結させることができるんですよ。
アプリから提示される文章や絵を見ながら、質問に対して答えていく、本番さながらの模擬面接も可能です。
英検2次は、1次と比べて合格率が高いものの、本番の緊張などから実力を発揮できないケースがあります。
そのため、英検対策を重要視する学校や塾では、希望する生徒に模擬面接を先生がおこなうことで、他校に差をつけています。
TerraTalkを活用することで、こうした面接対応の教員負担をすることなく、生徒メインの取組みで、合格率向上に繋げることができます。
また、当アプリは「オンライン授業」でもご活用いただけます。
オンラインでは、席に座っている生徒に近づいて指示を出したり、教室全体の取り組み状況を挙手で把握することが難しいですよね。
もちろん、生徒にビデオをオンにさせたり、挙手機能を活用してうまくやりくりしている先生も数多くいますが、授業のテンポか情報量のどちらかを犠牲にしなければいけないのが現状です。
当アプリは、こうしたオンライン授業の問題を解決するための機能を提供しています。
教室で対面授業をおこなう場合、講義から演習に移る時板書に課題のページ数やセクションを書いて「それでは3分間、解いてみましょう!」などと指示を出しますよね。
その後、生徒が取り組んでいる間、席の間を歩いて回って、どのあたりで躓いていそうか、演習箇所がわからない生徒がいないかなどを見て回るのが、多くの先生の進め方だと思います。
「TerraTalk」では、この指示の代わりに、先生が管理画面で演習問題を指定します。
また、「TerraTalk Live」では、教室での授業さながらの密度の高い授業を、オンラインで数百〜数千人の生徒に同時に届けることができるようになります。そのため、これまでとは違うスケールでの指導が可能となるのです。
利用する子どもたちからは、「先生がモチベーションのために実際に上手くない発音もほめることがあるがTerraTalkではAIが評価してくれるのでモチベーションが高まる」「先生とだとついていけないときもあるが、TerraTalkだと自分のペースで何度も聞けていい」
ほかにも、「ちゃんと自分が言ったことに対してAIが会話を返してくれてすごくリアリティがあった」「発音で気を付けなければならないところがわかり、繰り返し練習できる点がいい」という感想をいただいていますね。
保護者のみなさんからも 「スマホに向かって何か一生懸命言っているなと思ったらTerraTalkと英語で会話をしていた」など、反響の声が多く私たちも嬉しく思っています。
これからも、より多くの方にTerraTalkを利用していただけるよう、サービス改善に邁進していきます。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました!
■取材協力:ジョイズ株式会社「TerraTalk」