NPO法人こっこの会を取材!子育てに必要な環境について聞いてみた

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子育てをするなかで困難に直面した時、「相談できる人がいない」と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

「NPO法人 こっこの会」は、子育てに関わる方だけでなく、子育てを支援したいという方まで幅広い方が集う場所です。

今回は代表理事である髙橋 智子さんに詳しいお話を伺いました。

子育てに関わる全ての方にとって、新しい気づきがあるかもしれません。ぜひご一読ください。

  1. 大切なのは心にゆとりをもって育むこと
  2. 何かあった時に相談できるのが「こっこの会」
  3. 今後も続々とイベント開催予定

大切なのは心にゆとりをもって育むこと

ー本日はよろしくお願いいたします。まず、「こっこの会」の活動内容を教えてください。

髙橋 智子さん(以下、髙橋):こっこの会」は、学校行事やPTA活動、地域活動を通して知り合った、子育て中の保護者と子育てを応援したい大人たちが集まって、2007年9月に創立した、 親の会です

私たちは、
子育てに悩んでいる保護者には情報交換と共感できる居場所が必要だと考えていますが、なかでも、子どもたちそれぞれの発達状況への気づきと、適切な対応と育みは重要であり、心理的ケアやサポートも必要不可欠です。

また、保護者のみなさんが1人で抱え込んで孤立しないよう、寄り添い、共感する心理的サポートが必要でしょう。

発達凸凹(発達の偏り)のある子どもたちは、学校や社会での困難さを感じている場合が多いため、子どもたちの居場所提供と、早期発見・早期支援・長期支援は、社会を生き抜く為の資源になると考えているのです。

会員の多くが子育てをされている保護者ですが、子どもの発達心理や発達障害に関心のある学校の先生や公認心理師等の専門家の先生まで、さまざまな方が支援にご協力くださっています

発達障害や発達凸凹(発達の偏り)がある、グレーゾーンといわれる子どもを対象とした子育ては、一般の育児書や杓子定規のようにはいかないのが現実です。

子ども1人ひとりの特性を見極め、見守り、励まし、工夫しながら、心にゆとりを持って育む必要がありますよね。

しかし、実はその保護者の「ゆとり」こそが一番難しいのです。

だからこそ、私たちは保護者に寄り添い共感し、励まし支える地域に根差した親の会として、子育て支援、子ども支援の会を目指しています。

何かあった時に相談できるのが「こっこの会」

ー具体的な活動内容を教えてください。

髙橋:
私たちは、さまざまな取り組みをおこなっていますが、今回はいくつかご紹介させていただきます。

1つめに、「自習室学びっ子広場」は、参加費無料の小学生〜高校生までを対象とした自学自習室です。

「宿題を朝の内に済ませてから休日を楽しみたい」「家にはない教材に取り組んでみたい」「学校以外の子どもや大人とお喋りしたい」と考えている子どもたちが参加してくれており、毎回5名前後の大人が見守り、学習サポートをおこなっています。

2つめの「専門家による個別指導教室」では、wiscなどの専門検査結果を元に、子どもの心理ケアとサポートをしており、 社会性を育みながら学力の定着と伸長など、 子どもたちそれぞれの良い所を伸ばす、マンツーマン指導をしています。 

3つめの「専門家によるSST(社会性技能訓練)教室」では、小学生、中学生、高校生の8名までの少人数グループ指導を月1回実施しており、外出や調理をおこなうこともありますね。

友だちがなかなかできずにいる子どもたちも、仲間といて楽しいという経験をし所属感を持つことができます。

学校や学童、放課後等デイサービス等の大人数での集団生活が苦手な子どもたちが、少人数グループ内で集団生活の成功体験を積み重ねていき、その成功体験を学校や社会で活かしていけるように指南します。

4つめは「相談事業」です。核家族化や地域との繋がりが希薄になった現代において、子どもたちは保護者や先生など、限られた大人の中で育っていくことになりますよね。

だからこそ、信頼できる大人たちとの出会いが何よりも重要であり、大人に話を聞いてもらえるという経験の積み重ねは、子どもの視野や世界観を大きく広げることにも繋がっていくのです。

ストレスフルな現実社会を生き抜く為には、適切な相手や専門家に弱音や本音が吐ける、SOSを発信できる大人に育てる必要があります。

子どもたちが、信頼できる大人に悩みや困りごとを話す経験をすることは、大人になる成長の土台となります。

具体的な相談事業は以下を参考にしてください。

相談事業 詳細
公認心理師によるカウンセリング(対面/オンライン) 心理ケア&サポート
※保護者同席や子どもと保護者で時間をシェアする事も可能
セラピストによる個別相談とセラピー(オンライン) 不安や緊張感が強く内面に溜め込み、引きこもり気味な子どもの心をほぐしながら、視野と世界観を少しずつ広げていく。
※保護者の同席も可能
家族相談士による傾聴と相談
学校・友だち・親についてなど、将来について漠然とした子どもの悩みや不安に寄り添い傾聴する。
※保護者同席や子どもと保護者で時間をシェアする事も可能

髙橋:5つめは「各種専門検査(読み書き検査、発達検査等)&教育相談」です。 

こうした取り組みをおこなうなかで、保護者のみなさんからは、「長年お世話になり、我が子について色々と助けていただきありがとうございます」「私に何ができるのか悩んでいる時、藁をも掴む思いで入会させていただき本当に救われました」という感想をいただいています

ほかにも「何かあった時に相談できるこっこの会があると思えるので心強いです」など多くの声をいただいており、私たちの活動が少しでも支えになれていると実感できるので、とても嬉しく思っています。

今後も続々とイベント開催予定

ー続いて、今後開催予定のイベントについて教えてください。

髙橋:
7月22日(金)に「保護者向け進路勉強会」を、7月28日(木)・ 8月19日(金)は夏休みの宿題サポートとして「自習室学びっ子広場」を実施予定です。

ほかにも、8月5日(金)に「夏休み子育て相談会」、8月7日(日)には「個別指導体験会」などを予定しています。

各イベントについては、公式ホームページでもお知らせしていますので、ぜひご確認ください。(事前申込が必要なイベント有)

ー最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします。

髙橋:
当会は、子育てに悩んでいる保護者と地域で子育てを支えたい大人達が集い、2007年に埼玉県鶴ヶ島市内で創立された親の会です。

子育てが孤育て、ワンオペ育児にならないように…皆で保護者と子どもたちを応援し、支え合い励まし合っています。

保護者同士の子育ての悩みや情報交換の場である「茶話会」や、夏休み・冬休み・春休みの子育て相談会など、特別支援教育に携わる学校や専門家の先生方にご協力を頂いて開催していて、参加無料のイベントも多くあります。

子育てに悩んでいる保護者の方、1人で苦しんでいないでとにかくご連絡下さい!

ー本日は貴重なお話をありがとうございました。

■取材協力:こっこの会