子どものなかには、将来の夢が見つかっても成績が原因でそれを諦めてしまったり、自分自身の可能性に気づかずに将来の選択肢を狭めてしまったりすることがあります。
そんな子どもたちの可能性を増やすことを目標にしているのが徳島県徳島市にある「松尾塾」です。
今回は「松尾塾」塾長の松尾 紘司さんに地域密着型の指導内容や強みについてお話を伺いました。
徳島市で個別指導塾をお探しの方、子どもに将来の道を切り開く力をつけてほしいと考えている保護者の方は、ぜひご一読ください。
JR蔵本駅構内にある1対1の個別指導塾
ー本日はよろしくお願いいたします。まずは「松尾塾」の概要を教えてください。
松尾 紘司さん(以下、松尾):「松尾塾」は、生徒の可能性を増やすことを大きな目標として掲げる、1対1の個別指導塾です。
ここでの「可能性」には2つの意味があります。1つ目は、選択できる進路を増やすことで可能性を増やすという意味です。
「この学校で学びたい」「将来こんな仕事がしたい」と思ったときに、点数や成績が原因で妥協するのは悲しいことですので、学力をしっかりとつけることで自分がやりたいことをやれるようにしたいと考えています。
もう1つは自分自身の可能性を知ってもらうという意味です。松尾塾は徳島県にあるのですが、地方ということもありロールモデルにできる人が周りにおらず、無意識に自分の可能性を狭めてしまっているお子さんがいます。
このため進路相談では塾長である私が直接対応し、ゆっくり話す機会を設けています。親とも学校の先生とも異なる大人と話すことで視野が広がり、自分の可能性の大きさを知ってもらいたいと考えています。
自分の可能性の大きさを知ることは、自己肯定感や自尊心の向上にもつながるはずです。
なかには志望校の難易度を大幅にアップして目標を叶えた生徒や、自分には無理と思っていたような就職先に内定を決めた生徒さんもいます。
JR蔵本駅構内に教室があるため、遠方からもたくさんの生徒さんに通っていただいています。
ーほかの塾にはない「松尾塾」ならではの強みを教えてください。
松尾:まず、入塾テストなどによる学力制限を設けておらず、どんな生徒さんも受け入れている点が挙げられます。
このため、生徒さんのなかには成績上位の生徒さんもいれば、発達特性を持つ生徒さんもいて、多種多様です。
また、入塾の際には体験授業を受けていただけるのですが、その場での入塾手続きをあえておこなわず、他塾の見学や家庭での話し合いをおこなってから入塾していただくようにしています。
体験授業を受けた後に入塾を決めるとなると保護者さんや生徒さんに心理的な負担がかかり、必ずしも100%納得していないのに入塾することになりかねません。
松尾塾なら一旦冷静になってから判断していただけますので、結果的にモチベーションの高い状態で入塾していただくことができますよ。
指導面では先述の進路相談に加え、面談や学習相談、カリキュラムの策定、学習進歩のチェック、宿題の進捗管理もすべて私がおこなっているのも強みといえるでしょう。
個別指導といってもこれらが個々の担当講師に任せられていることもありますが、松尾塾では私がすべて担当しており、質が高くかつ均質な指導を期待していただけます。
また、地元の受験対策に強い指導もほかに負けない強みです。たとえば徳島県の高校受験は内申点の比重が非常に高く、500点の筆記試験に対して内申点は195点もの点数を持っています。
定期テストなどの内申点につながる対策をしっかりおこなうことに加え、生徒さんや保護者さんに対して内申点に応じた志望校選択の目安を伝えたり、内申点を上げるためのアドバイスもしてます。
生徒の伴走者としてサポートすることを徹底
ー講師の方の採用基準について教えてください。
松尾:2022年5月時点で16名の講師が在籍しているのですが、その95%を徳島大学医学部の学生が占めています。
これは単に医学部の学生が優秀だからという理由ではなく、医学部入学までにさまざまな経験をしている人が多いからです。
たとえば中高校時代に勉強に苦手意識を持っていた学生や、不登校を経験した学生など、総じて人とは違った経験をしてきた学生を積極的に採用しています。
このような学生は一般的な国立大学医学部生のイメージとはかけ離れていますが、10代のうちに大きな挫折や成功体験をしていることでさまざまなことを語れ、生徒さんの悩みや苦しみを自分のことのように感じて生徒に寄り添えるという点は講師として大きな強みです。
また、いわゆる「コミュニケーション能力」が高いというより、純粋に生徒と関わるのが楽しいと感じる講師が多いのも特徴です。自画自賛ながら、講師も生徒さんも楽しく授業をおこなっています。
そのようなよい講師に長く続けてもらえるよう、職場環境作りにも気を遣っており、極力講師に負担がかからないようにして、生徒に全力投球してもらえるように心がけています。
ー生徒を指導する上で気をつけていることはありますか?
松尾:講師は生徒さんを強制的に勉強させるのではなく、共に受験に向かって走る伴走者であるということを徹底して意識しています。
先ほども申し上げた通り、当塾では生徒さんに寄り添うことを重視しており、生徒さんだけでなく保護者さんの立場にも立って指導するのが目標です。
講師は受験に向かって走っている生徒さんと保護者さんをサポートし、背中を押す立場でありたいと考えています。
講師との連携で指導の質をアップ
ーカリキュラムのこだわりポイントを教えてください。
松尾:カリキュラムのダブルチェック体制を敷いているところがこだわりです。
私は塾長としてすべての教科のカリキュラム策定をおこなっていますが、独りよがりの内容になってはいけないと思っています。
そこで、各分野のスペシャリストとして講師がサポートに入り、課題やプリント策定など、私が策定したカリキュラムを二重にチェックしているのです。
このような講師との連携はほかにも、日々の進捗管理や宿題管理など、さまざまな点で導入しています。
たくさんの生徒さんに学びに来ていただいている以上、私の目が生徒さん一人ひとりの細部まで常に行き届いていると思い込み慢心するのではなく、足りない部分は講師と連携しながらよりよい指導を目指していきたいですね。
毎日、授業後に生徒さんごとの報告書が私のところに上がってくるのですが、単なる学習の報告だけでなく、部活などの日常生活や悩み、その日の様子など細部まで報告してもらい、塾長として生徒さん一人ひとりの状況をしっかり把握するよう心がけています。
その上で進路相談や面談で生徒さんにフィードバックしています。講師間での情報共有がよいサイクルで循環できているといえるでしょう。
ー料金について教えてください。
松尾:入塾費として、一律で11,000円(税込)をいただいています。
月々の授業料は、専任講師と私が連携して指導する場合と、私が直接指導する場合で異なります。
連携指導体制の料金は、以下の表をご覧ください。
1回あたり | 週1回 | 週2回 | |
---|---|---|---|
小学生全学年 | 3,960円 | 17,820円 | 35,640円 |
中学受験生(4年生〜) | 4,620円 | 20,790円 | 41,580円 |
中学1・2年生 | 4,400円 | 19,800円 | 39,600円 |
中学3年生 | 4,620円 | 20,790円 | 41,580円 |
高校1・2年生 | 4,840円 | 21,780円 | 43,560円 |
高校3年生 | 5,060円 | 22,770円 | 45,540円 |
※上記の価格は税込みです。
※週1回の場合は月あたり4.5回、週2回の場合は月あたり9回で算出しています。
松尾:私が直接指導する場合の料金は、以下の表をご覧ください。
1回あたり | 週1回 | 週2回 | |
---|---|---|---|
小学生全学年 | 4,950円 | 22,275円 | 44,550円 |
中学受験生(4年生〜) | 5,830円 | 26,235円 | 51,700円 |
中学1・2年生 | 5,610円 | 25,245円 | 50,490円 |
中学3年生 | 5,830円 | 26,235円 | 51,700円 |
高校1・2年生 | 5,830円 | 26,235円 | 51,700円 |
高校3年生 | 6,050円 | 27,225円 | 54,450円 |
※上記の価格は税込みです。
※週1回の場合は月あたり4.5回、週2回の場合は月あたり9回で算出しています。
松尾:上記の料金に加え、テキスト費として年間で1,650円~3,300円(税込)をご負担いただいています。
このほかの管理費や自習ブース使用費、契約更新費などは一切かかりません。
生徒たちの居場所作りに力を入れていきたい
ー今後の展望についてお聞かせください。
松尾:まず、直近では教室の規模を大きくしたいと考えています。
現在はJR蔵本駅構内で運営しているのですが、スペースが限られており、入塾をご希望いただいてもお断りせざるを得なかったことがありました。
松尾塾に通いたいと希望する生徒さんをできるだけ多く受け入れるため、物理的にも人的にも塾の規模を大きくしたいと。これは1、2年のうちに必ずおこないたいと考えています。
また、長期的な展望として、学習塾という枠組みを超えた生徒さんたちの居場所作りをしていきたいです。
生徒さんのなかには家庭や学校で話せないような悩みを塾で話してくれたり、不登校で学校には行けないけれど松尾塾には来てくれたりする生徒さんがいます。
このような生徒さんと触れ合うことにより、勉強ももちろん大事なのですが、より多くの生徒さんに自分自身の可能性を切り開いてもらうには、勉強以前の土台を作ることが必要だと感じたのです。
そこで、生徒さんたちが穏やかにリラックスして過ごすことができる場所を新たに作り、その延長線上として単なる学習塾に止まらない生徒さんの居場所を構築していきたいと考えています。
ー最後に入塾を検討している読者の方へメッセージをお願いします。
松尾:保護者の方は、単にお子さんによい成績を取ってほしいのではなく、お子さんが自信を持って楽しく納得のいく人生を歩んでほしいと願っているのではないでしょうか。
当塾では、成績を上げるために勉強をするのではなく、受験勉強や受験を通して子どもに成功体験をしてもらい、自分自身の可能性をより強く感じられる機会にしてもらえるよう努めています。
お子さん自身の心の土台作りともいえる、取り組みや指導に関心がある方に当塾はおすすめです。
ぜひお気軽に体験授業を受講してください。お会いできることを楽しみにしています。
ー本日は貴重なお話をありがとうございました。
■取材協力:松尾塾